日課牧歌 -130-
2012年3月
春の朝日の中で朝から朝寝
* ミルク色のコチカ・トップへ *
3/16葉っぱが欲しい季節 3/22夫恋しや？ 3/25思考のギャップを理解しているらしいコチカ 3/27コチカの四季：冬も終わり
3月1日(木)
夜中。
ぁ、ぁ、ぁ、ぁ、と聞こえるので、
何が鳴っているのかと思ったら、コチカだった。
身体に布団を巻きつけて背を向けている私に、
布団に入りたい〜と言っていたのだ。
このTPOをわきまえた声のかけ方に感激する。
昔は、外〜外行きたい〜、とにゃあにゃあ大声で起こしてきたものだけど。
コチカが大人になったということ？
それとも信頼関係が増したってことかしらん。
* * * *
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3月5日(月)
夜中。
トイレに起きたとき、私は頭がふらふらしていた。
そこにちょっと前からスイッチが入っていたらしいコチカが、
背後から走ってきて、無理やり私の足元をすり抜けた。
すごいエネルギーが脛に当たり、私はよろけ、
思わず、きゃ〜!!!と叫んでしまった。
しんとした暗がりの中で、自分の声で耳が痛かったほど。
もう、コチカ、いい加減にしてよ！
と心の中で怒りながら、用を足し、ベッドに戻ると、
コチカは勢いのおさまらないままやってきて、
あ、と思う間もなく、布団の中に入ってきた。
ちょうど私が布団を手で支え上げたときだった。
ずぼっ、と入ってきて、くるっと方向転換した時、
私の顎に鼻先が思い切りぶつかった。
奥歯ががちっと鳴った。
っ痛ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんでこんな目に遭わされるの？
私なんにもしてないじゃん(涙)。。
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3月7日(水)
足を手で挟んで顔に押し付けてぎゅーっとした後だんだんに開いてきた手(長っ)
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3月9日(金)
コチカの紐付ネズミブームは終わったらしく、
1日3回ほどもねだっていたのが、今はケロリとしたもの。
定量より多めに食べていたご飯も、残すようになった。
さぁて、あとは毛が抜けるのを待つだけ、になるのかな。
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3月10日(土)
昨夜は夜更かしをした。
午前1時ごろに、夫も私もそれぞれのPCを開け、
ひさびさに夜中にネットサーフィンなんぞを楽しんだ。
それまで床に物憂げに座っていたコチカは、
パタパタと聞こえる音で、周りを見渡した。
そして私のPCの蓋にじっと目をやった。
あ、今頃開いた。
長くかかるのかな。
と思っているように、見えた。
しばらく蓋を見ていたが、やがて籐椅子に向かって歩き出し、
ぴょんと飛び乗り、すぐにくるりと丸くなった。
きっと時間的にもう眠くて、もうそろそろ寝室に行くかな、
と思っていたのだろう。
ごめんね。
眠かったのにね。
人間に合わせるしかないのだから、
もうちょっと考えてやってもよさそうなものだよね、私？
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３月１２日(月)
さして寒くなくなったうちの寝室。
今夜はもうコチカは布団に入ってこないかな、
と毎日思うが、ちゃんと腕と胸の間に入ってくる。
顎の下でひわひわと柔らかなコチカの毛。
なるべく長くこうしていたい。
暑くならないように、布団を少しめくっておく。
いつまで続くだろうか。。
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3月15日(木)
芽吹く春のエネルギーに誘われて、外には行きたいは、
毛玉はお腹に溜まって気持ち悪いは、
で気の毒なので、遊ぼうと言われたら、なるべく遊んでやっている。
今日も2度遊ばされた。
遊び疲れて眠るコチカ
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3月16日(金)
＜葉っぱが欲しい季節＞
おととい、ご飯をねだった際、いつも通り上げたのだが、
どうも不満そうで、なかなか食べようとせず、
ご飯の方を見、私を見て、なにか訴えた。
そのちょっと前に、観葉植物の根元に生えた草を食べ、吐いた。
毛玉がそこそこ出ていたので、草が欲しいのかと思い、
夫に買ってきてもらうよういうからね、と言い含めた。
私は言うのを忘れ、
昨日もぐずるみたいになにか言っていた。
そして今日もまた、ご飯をしてやったが、ご飯の器のそばまで行って、
にゃあ、という。
そういえばご飯にしようか、と言った際に、
いつも以上に嬉しそうにすりすりした。
もしかして今日は葉っぱがもらえると期待してた？
なんとかなだめて食べるよう促したが、草を用意せねば。
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3月20日(火・祝)
夕方。
目の前に来て、正座をし、にゃ〜、と言うので、
ご飯ね、と言って用意をしてやった。
なのに、コチカは食べに来ない。
力ない目をして、じっと私を見ている。
膝に来たいのかと思い、ぴょーんてする？と聞き、
ソファに座り、膝を叩いた。
いちおうきた。
よしよししながら、
ご飯したよ、カツオブシもしたし、葉っぱもしたよ、
と何度かご飯の方に目をやりながら、言った。
そうしたら降りて行ったので、ご飯を食べに行くのかと思ったら、
ソファを回り、和室の窓際へ行き、座った。
人間もご飯を食べ始めたが、
コチカは籐椅子に行き、丸くなって寝てしまった。
朝にはねずみで遊んでもらっていたから、
どこか具合が悪いとは思えない。
外へ行きたいのだろうな。
かわいそうに。。
* * *
もうひとつ。
ネズミを真剣に見ているが・・
実はネズミにつけられた紐がボックスの下を通るところを、
爪で引っ掛けるのが醍醐味らしい。
お陰でコーンの縄目がぼろぼろに・・
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3月22日(木)
＜夫恋しや？＞
昨夜は夫が出張でいなかった。
寝室に行き、私がベッドに入っても、
コチカがなかなか来ないので呼んでみると、
いつもより細く甲高い声を切れ切れに、
ねじれるように出しながら、歩いてくる。
途中で立ち止まり、念を押すみたいにひときわ大声を出すので、
今日○〜○○(夫の名前)はいないよ、というと、
また何か言いながら寝室に入ってきた。
チャチャと○○(私の名前)二人だよ、と3回くらい繰り返すと、
Grrr！と言いながら、ベッドに上がり座った。
いつも夫がいる場所をじっと見つめて、
だんだんぼーっとしてきたらしいところで、
腰をおろし、寝る体勢に入った。
普段ならお風呂に入る前によしよししてもらって、
という順序を欠いているのに、
前触れもなく割愛されていたことに、納得行かないものがあったのだろか???
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3月25日(日)
＜思考のギャップを理解しているらしいコチカ＞
夕方。
テーブルの椅子に、夫が座っていた。
コチカは夫の脛にすりすりした。
夫は、ご飯の時間だな、と言って、
立っていって、ご飯を用意してやった。
ご飯したぞ、食べな、と声をかけても、
コチカはきょとんとした顔をして、座っている。
それ以上何も言ってこない。
見ていて、
テーブルの椅子に座っている夫の様子に、
夫が仕事から帰宅した時みたいにな気分になって、
お風呂の前のよしよしか、最近では遊んで〜、
と言いたい気分になったのかもしれないと思った。
でも、人間はそうはとらず、時間的にご飯だろうと思う、
その互いの思考のギャップを、
コチカはネコなりに理解しているのでは、という気がする。
ひょっとしたら、平日の夕方、
私にも遊んで〜と言ってきているのかもしれない。
でも私はご飯を用意してやっている。
すぐにご飯を食べに来ないで、座って、
私の方をぼーっと見ているのは、
違うのに・・と思っているのかも。
人間の言葉を言わないコチカが、
そうやってじっと考えている様子が、なんとも愛おしい。
勘違いしたり、要求にこたえられない時は仕方がないが、
できる限り、誠実に接してやりたい、と思う。
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3月27日(火)
＜コチカの四季：冬も終わり＞
寒さが緩み、春めいてきた。
でも衣類は冬と変わらない。
このまま暖房器具の温度を下げ、
少しでも電気使用量を節約している。
エアコンを止め、
パネルヒーターも弱めている。
床暖房は点いているが、ネコにとってはうすら寒いのだろうか。
日中はソファで過ごすことにしたらしい。
私の太ももと読みかけの本などの間で、
狭い思いをして、丸くなっている。
夏が終わるとソファへきて、
暖房器具が本格的に入る冬は床に降り、
暖房器具が使われなくなると、またソファへ。
こうしてコチカの四季が移ろう。
ソファが暑くていられなくなって、
また降りて行くのは、いつごろになるだろうか。
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