4月1日(火)
ここに移り住んで5ヶ月目に入ったところで、
キャット・タワーの上から2段目に登った。
昨日、夫が登らせてやって、味を占めたものらしいが、
以来ときどき登ってみて、さらに上のハウスを覗いたりしている。
窓からの見晴らしがいいことにも気がついたかな。
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4月4日(金)
ようやくキャット・タワーの一番上のハウスに入るようになった。
夫が鈴付きぽんぽんをハウスの中に放り込んだので、
それを取りに恐る恐る行ってみたのが始まり。
なぜか朝からハッスルするコチカは、
足を滑らせながら、流線型に体をしならせながら床を走り、
勢いをつけてキャット・タワー2段目に飛び乗り、そのまま最上階までいく。
工夫次第でもっと使い道はあるはず。
どんどん開発してね。
4段目の物見台。物思いに耽るコチカ。
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4月6日(日)
1週間ほど前からネコ草をやっている。
コチカが嬉々としてパクつくつんつん立った緑の葉、
これ、燕麦(カラス麦)だって聞いたのだけど、本当でしょうか。
アメリカでは、
燕麦のみが米食品医薬品局(FDA)より心臓病予防の表示を許可されているのだそうだ。
それが何?なのだけれど、
要するに、穂が出て実ができたら、栄養価の高い穀物なのである。
だから草自体もすごく栄養があるのだろう。
ネコもそれを知っているのではと思う。
夫がベランダに草を摘みに行くと夫の背中に目を凝らし、
戻ってくると手元を追って、にゃっ、にゃっ、とかわいい声を上げてついていく。
体にいいものはおいしいんだよね。
そこまでだとは思わなかった。
今度、青野菜を買い忘れたら、コチカのネコ草を失敬してやろうかな。
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4月8日(火)
ネコ草を食べるようなってから、
白くねじれたウ○チをするようになった。
そこらに落とされて、すでに乾いていたりすると、
つい手にとってねじりを元に戻してみたい衝動にかられる。
これって毛のかたまり?
ほんと?
おなかの中をどのように通ってくるのやら。
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4月9日(水)
夜寝る頃なると、ハッスルハッスル!のコチカ。
人間が付き合わないでいると、
キャット・タワーに上り、
なんで遊ばないわけ?
と非常に不満そうな目する。
しかたないのでひも付きポンポンを手に取ると、
待ってました!とばかりスタート地点(コチカが猫的に決める場所)でスタンバる。
人間はね、早く寝ないといけないんだけど・・
と思いつつ、遊んでやる夫。
どっちがより楽しんでいるのやら。
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4月11日(金)
<朝の挨拶>
朝起きて、居間に私が先に来ていて、
あとからコチカが来るようなときには、
コチカがドアをすり抜けるタイミングで、
おはよう、と声をかけていた。
すると、コチカは、にゃ、と応えるのだけど、
最近では、コチカが先に居間にいる。
そして私が入っていくと、
テーブルの下にいても、
キャット・タワーにいても、
にゃ、と小さく高い声で声をかけてくる。
これがいつもなのである。
もう嬉しいったら。
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4月12日(土)
このところ、
ご飯と一緒にネコ草をやらないと、
ご飯を食べずにやーやー言ってうろうろしている。
相当に空腹だろうに、
ネコ草をもらえるまでねばるのだ。
よほど体が要求するのだろうな。
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4月14日(月)
キャット・タワーの最上階にも行くようになったコチカ。
居住範囲が広がって、なかなか良い感じ。
亀コチ ポンポンで遊ぶ
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4月15日(火)
今日はネコ草をやらなかった。
というのは、ご飯をまず器に入れたら、
コチカは即座にパクつき、葉っぱ〜、とはねだらなかったからである。
いらない、ということは必要ない、ということだろうと思ってやらなかった。
でも少し食べたら、しばらくしてから吐き戻した。
いったいどういうしくみになっているのかしらん。
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4月16日(水)
<最近の困りごと>
キャット・タワーの最上階でくつろぐことを覚えたコチカは、
都合が悪いことがあると、そちらに逃げ込む。
おしっこしよ〜、と夫が声をかける、というよりは、
その前にコチカトイレの準備なぞをしていると、
気配を察して、ぴょんぴょん上がっていく。
一番上のハウスに入り込むと、
すっぽり体が入るからかそれなりの安心感があるらしい。
だからコチカも少々意地を張るし、
位置が高いこともあって引きずり出すのはちょっと手間。
イヤイヤムードが濃いと、おしっこも素直にさせない。
うぉ〜、うにゃ〜、と悪態をついて、夫をてこずらせるのだ。
そして、あー嫌だった・・と私のところに報告にくる。
頭を撫ぜながら、
おしっこはしないと。病気になるから。わかってるでしょ。おしっこはしないといけないの・・
と得々と言って聞かせる。
コチカはときどき目を細めるけれど、ちゃんと聞いている。
わかってはいるのだ。
でも、おしっこさせられる、というその瞬間になると、逃げ腰になるのである。
困ったもの。
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4月18日(金)
ネコ草があっという間に萎れてしまった。
コチカが食べ過ぎるといけないと思い、
基本的にベランダに置いて、
ご飯のときだけ人間が取りに行っていたのだが、
一鉢の草の量に対して、ネコ一匹だと多すぎるのだ。
今度から、いつでも食べられるように、
ご飯の器の脇に置いておいてやろう。
しかし、夫が困るというのですね。
草を千切らず食べると、
ウ○チに長〜い草がついてきて、
場合によっては、なかなか取れないというのだ。
知ぃらんこっちゃと言いたいところだけど(笑)。
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4月19日(土)
夜中に私の脇の下に入ってきたくて、
布団の襟元を引っかく。
冬の間は寝室を暖めておくけれど、
今はもう暖房も入れてないし、
冬よりも寒いということか。
ところが、最近私は肩が痛く、
肩の下に小さな枕を置いて寝ている。
コチカはそれが気に入らないのだ。
脇の下に入ってみるものの以前と状況が違うので、
あーもーまたこれがある、と困惑した顔をする。
でも、ええいままよ、といつものようにもみもみをし、
両手を肩に置いて寝ようとするのだけれど、
どうも寝辛いらしく、しばらくすると、えい!と飛び出ていってしまう。
こちらとしては、せっかく目を覚まして布団を上げてやったのになにさ、
なのだけど、少々かわいそうではある。
もう少ししたらあったかくなるから、それまで辛抱だよ、コチカ。
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4月20日(日)
草が混じった毛を嘔吐。
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ほとんど枯れてしまったネコ草の鉢を、
コチカのご飯の器のそばに置いてやったら、
気が向いたときに食べているようだ。
しかし、やはり枯れているのは食べたくないらしく、
注意深くまだ元気で青いのを選んで食べている。
まともなネコだこと・・ってあたりまえか(笑)。
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4月22日(火)
取っても取っても結構毛だらけ。
寝そべっていたラグから立ち上がると、
ほわほわの白い毛の塊がべっとりとついている。
床から立ち上がっても、ほわ〜、と毛の塊がコチカの体から落ちる。
着ている衣類にいくらゴロゴロをかけても、
生えてくるみたいに新しい毛がくっついているし、
暖かくなって汗ばんだ額や鼻の天辺に、
何かがくっついているようで気色悪いし。
もうずいぶん毛も抜けたので、コチカは少々ほっそりしてきたように見える。
いつまで続くかねえ。
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4月23日(水)
ネコ草を最初に手で取って千切ってあげてたせいか、
人がそばにいると、自分で食べようとしない。
ネコ草を横目でちらちら見ながらすりすりしたり、
ぅや〜ん、とかわいく鳴いてみせたりして、
おねだりするのだ。
一番嬉しい方法は、ご飯の上に置いてもらえることらしい。
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4月24日(木)
コチカがいない、と思っていたら、
キャット・タワーの最下階のハウスで寝ていた。
ソファに座っているとちょうど死角になるし、
全然気がつかなくて、
本当に消えたのかと焦ってしまった。
それにしても狭そう。。
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4月26日(土)
<リーくんに会った>
体の調子を整えるために、
ゼロ・バランシングという技(?)でエネルギーを調整してもらいに行っている。
施術師のKさん宅には、
6歳のリゲルくんというネコがいて、話はよく聞いていた。
患者さんの会社に迷いこんだ子猫を、会社で保護し、世話していて、
週末は社員の方々が持ち回りで家に連れ帰って世話をしていた。
そしてKさんの患者さんの当番の日がちょうど施術の日で、
患者さん宅に来ていたKさんがかわいいですね、なんて言っていたら、
上げます、
といわれ、もらってきたのだそうな。
誰からも大切にされて、なかなか幸運なリゲルくんなのである。
そのリーくんに、
一度会ってみたいと思っていたけれど、今日ようやく会えた。
大きなネコ!
白地に薄いチャコールグレイの模様があって、なかなかおしゃれないでたち。
すでに施術が終わり、廊下に出ていた夫と私が出てきたリゲルくんを、
あっらー、という感じで眺めている目線の下を、
うろ〜と施術室に入っていき、
長い尻尾をくゆらせながらベッドの下まで行ったら、
すぐに出てきて、にや〜、と困ったような声を出している。
どうしたらいいかわからないらしいです、とKさんがリーくんの心を代弁する。
私は、居間に戻ってしまいそうなリー君を呼び止めた。
リーくん、ご挨拶しようよー、というと、
こっちを振り返って2、3歩歩み寄った。
私はリー君が怖がらないように、
視線をはずしたまま手を出していたけれど、
なんとリー君は、目線ちょうだい、と言う感じで私の顔を覗き込むようにしたので、
リーくんを見ると、黒くまん丸の目ががっちり私の視線と合体!した。
そのタイミングでリーくんは、私の手を軽くくんくんし、
その上、ぺろぺろぺろっと舐めてくれた。
感激〜!!!
これで私のことを覚えてくれたかしらん。
それにしても、ネコって舐めるのですね。
そんなことするのってコチカだけかと思っていたけれど。
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4月28日(月)
<キャット・タワーからの災難>
友人のSさん来場。
私と並んでソファに座るSさんの左手には、
コチカのキャット・タワーがあり、コチカが上の階にいる。
ときどき、親しげにコチカ〜、などと手を伸ばして呼んでみるSさん。
聞えているくせにまるで無視したふりのコチカを見ながら、
二人で話したり作業をしたりしていると、
ポタッ、と硬質の音が聞え、や〜な雰囲気が。
あ、コチカがやらかした、と私は内心思った。
するとコチカが最上階のハウスから降りてきて、
ちょうどSさんの頭上付近の止まり台に乗り、
ふはっふはっ、とくしゃみをするのかと思うようなそぶりをすると、
あろうことか、いきなり口を開いて、嘔吐した。
後で見たことだけど、長さ10cmほどの毛の塊と胃液が、
どどどど、と床に。
そのときのSさんの慌てようったら!
コチカが今の季節、吐くことを知っているから、
口を開いた時点で、やばっ!!!と立ち上がり、
私の膝をまたごうとして、私のスネの横っ腹を蹴っ飛ばし、
すぐにまたぎ直し、慌ててるものだから、畑のごんべえさんさながらのガニ股の足裁きに。
私はごめんね!と叫びながら、ティッシュを何枚か引き抜いて始末に立ったのだけど、
人のそういう慌てた様子は無条件に面白いもの。
絶対に笑うまい死んでも笑ってはいけない、と思っているのに、
思うそばから笑いがこみ上げてくる。
ゆがみそうな顔を抑えてうつむいていたら、
Sさんが大丈夫?なんていうものだから、とうとう噴出してしまった。
あとで正式に誤ったけれど、あーびっくりした・・の表情がとれないSさんを見ていると、
笑いがなかなか引いていかなくて。。
しかしながら、困ったのなんの。
キャット・タワーに上るようになったコチカは、
上にいるときには、ウ○チの申告をしないのである。
それで、いきなりポタッ!とくる。
嘔吐に関してはコチカもコントロールできないことだろうから仕方ないけれど、
ウ○チについては・・
なんとか回避する方法はないものか。
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4月30日(水)
毛玉を吐くことが多いこの季節に、
キャット・タワーの最上階にいる時間が増えたコチカ。
今日もまた上からドドドドッと吐しゃ物が落ちてきた。
なんとかならないかこの現実。。
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