6月・7月・8月

~~~ミルク色のコチカ~~~

奮闘記 -86-

2008年7月(誕生日月!)


2001年9月2日
初めてうちに来た日



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7/8指圧してやった 7/12忘るるべからず 7/13お祝い! 7/22棚があったら入ってみる? 7/23指圧大好き・鼻をふがふがは何のサイン?
7/24塩気が欲しい? 7/27ごちそう 7/29鼻をふがふが

7月1日(日)

あっという間に7月。
コチカの誕生日月である。
9月2日にうちに来て、
獣医さんに見せたら生後50日くらいと言われたので、
逆算して割り出したのが7月15日。
今年で7歳。
お祝いしないとね。
・・・といつも7月に入ると思うのだけど、
15日当日になるとケロリと忘れてしまうのだ、どういうわけか。
なので毎日一回唱えることにした。
15日はコチカの誕生日。
15日はコチカの誕生日。
それだけでは不安なので、
13日(日)にお祝い会を兼ねて、飲み会をすることにした。
これなら完璧か(笑)。



 *  *  *  * 


7月2日(水)

部屋の空気がそこそこ乾いているので、
ネコの毛もさらさらしていて気持ちいい。

そういえば、温泉に言ったとき、
右足に何か気持ちいいものが当たるので、
何だろう、この部屋にムートンの座布団なんかなかったし、
とずっと足先でさらさら触っていたら、
はっと気がつけばコチカだった。
よくまあ長々と足で触らせていたものだと思ったけれど、

それよりなにより、
動物はベッドの上に上げてはならなかったのだ。
しかしうちの習慣上、私の枕の横にコチカシーツを敷いて、
いつも通りにだったら汚すこともないし、
まあ勘弁してもらおう、と思っていたのだが、

足元にいるのは、どう考えたってNGである。
慌てて起きて、コチカ、こっちに来なさい、と何度か言った。
するとコチカはのろのろと時間をかけて枕元に来たけれど、
しばらくするとまた私の右足の横に来ていた。
どうしてそう珍しいことをしたのだろうか。
蹴っ飛ばされるかもしれないのに。

・・なんて、今ごろ言ってても何にもならないのだけど。


さらさらコチカ


 *  *  *  * 


7月4日(金)

今日は都心で30度になったらしい。
この部屋はかろうじて28.3度だったけれど。
湿度は66%。
要するに暑い日だったのだけど、
でも陽が傾きかけてきたら、コチカはソファに来た。
いつものように大きなクッションと私の間で窮屈な思いを堪能(?)している。
だけど今日ほども気温が高いとさすがに暑い。
コチカはそうでもないのか、平気な顔をして寝ているけれど、本当か。
あんかの塊を太ももの横に置いているようで、とうとう私は逃げ出した。
ダイニングテーブルにお引越し。
私にもたれていたかったコチカは、
恨めしそうな視線を送っていたけれど、
絶対この方がいいよ、コチカ。
やせ我慢はよくないよ。



 *  *  *  * 


7月6日(日)

コチカの首の後ろを掻いてやっていたら、
何か当たるものがある。
爪で軽く引っ掛けて引っ張ってみたら、
簡単に取れてきた。
数本の毛の根元にかさぶたみたいなのがついている。
毛をかきわけて見てみると、
爪が刺さった跡かのような傷跡があって、
そのまわりの毛が2cmほど抜けている。
前の家とは違い、自然に接することの少ない今の家で、
虫・・というかダニにやられたわけでもないだろうし、
どうしたのだろう。



 *  *  *  * 


7月7日(月)

来客。
今日、人が来ることを伝え忘れていたので、
玄関のベルが鳴って、人が入ってきたときには仰天していたコチカ。

でも前にも会ったことのある女性なのはなんとなくわかったらしい。
キャット・タワーの3段目で様子を伺っている。
物腰の静かな人なので、そう緊張することもなく、
女性が手を出しても、首筋を差し出して気持ちよさそうにしている。
彼女は、実家に犬2匹とネコがいるので、
コチカのことも大好き。
お茶を飲んでいても、始終コチカを気にしていて、
あ、いまこうしている、とかしきりに言っていた。
夕方になって帰ろうとすると、
コチカはソファに寝そべりながらも顔を上げ、
あれ、もう帰るの?という表情をした。
こんなことは珍しいこと。
どうやらコチカは本日の来客を気に入ったらしい。



 *  *  *  * 


7月8日(火)

<指圧してやった>

ソファに座る私の右側から膝の上に飛び乗ってきたコチカ。
そのままの方向で正座しているので、
肩甲骨のあたりから背骨に沿って筋肉を指圧してやった。
コチカはじっとしている。
2回繰り返したところで、顔を覗いてみると、
なんと、まっすぐ前を向いたまま、
目だけ動かして、私を見ている。
なによ、コチカ。
気持ちよかった?と言いつつまたやってやった。
まだコチカは動かない。
やっぱり気持ちいいのね。
それならいつでもしてあげるけど、
横目で人を伺うようなことしないでよ、ネコなんだからさ。



 *  *  *  * 


7月10日(木)

お風呂に入っていたら、いつになく外でニャーニャー鳴いている。
結構必死。
何が言いたいのだろう。
気になりながらなるべく早く支度を済ませて出て行くと、
やたらとすりすりしてくる。
寂しいわけじゃないだろうし。
ソファに座ると、膝の上に乗ってきた。
首筋を撫ぜてやると、じっとしている。
どうしたんだろう、と思いながら、
背骨に沿って指圧をしてみていると、
急にコチカは私の方に顔を向け、
不思議そうな表情で見ている。
どうしてそんな余計なことするの?という風に見えた。
それで首筋に戻って掻いてやると、
ほっとした様子でじっとしている。
この前発見した毛の抜けた部分が痒かったのだ。
湿疹でもできていたのかな。
温泉に行ったときに首輪を久しぶりにつけたのが、
きつかったのだろうか。
などと考えていると、痒みが収まったのか、
急に膝から降りていき、床に寝そべった。
コチカ、ありがとうは?



 *  *  *  * 


7月12日(土)

<忘るるべからず>

忘れてはいけない。
15日はコチカの誕生日なので、
明日の日曜日は、お祝いの飲み会をするのだ。
赤ワインを中心にイタリアンな食卓にするつもりだ。
そう考えるとわくわくするのだけれど、
飲み会はしてもお祝いを忘れないようにしなければ。

おととい、
大通り沿いでようやく見つけたねこじゃらしを根っこごと引き抜いてきて、
プランターに植えたのが、根がついたようなので、
コチカへのプレゼントは、こねこじゃらしの葉にしよう。
ねこじゃらしの葉はコチカの大好物なのだ。
久々だから、喜んでくれるだろう。
大事なことは、忘れないこと。
コチカの誕生日、お祝い、ねこじゃらしのプレゼント!



 *  *  *  * 


7月13日(日)

<お祝い!>

忘れなかった!
人間の飲み会・・じゃなくってコチカの7回目の誕生日の前祝い。
もちろん人間のご馳走もさることながら、
コチカには約束どおりネコじゃらしの葉っぱをプレゼントした。
葉っぱはちょっと強かったようだけど、
コチカは喜んで上げた分を全部食べた。
よかった。
これで15日にもう一度、よしよししながらおめでとうを言えばいい。
何年ぶりかのまともな誕生祝。
これでようやく面目が立ったって?


プレゼントの贈呈式(爆)


 *  *  *  * 


7月15日(火)

夜。
遊びたい気分の高まってきたコチカ。
夫がコチカにおしっこをさせるために廊下に出ようとドアを開けると、
人の足の間をすり抜け、一直線に玄関に行き、隅っこに隠れた。
夫がコチカトイレを出すために、
玄関脇の部屋のドアを開けると、
コチカは、しまった!という顔をしたそうだ。
そこであえなく御用。
そのときのコチカの表情がケッサクだった、
としばらく夫は笑っていたけれど、
おもしろいのよねえ、コチカって。



 *  *  *  * 


7月16日(水)

やっぱり忘れた。
昨日はコチカの設定上の誕生日だったのだ。
13日に前祝いをきっちりしたからいいようなものの、
昨日はきっちり忘れていた。
前祝いをしておいてよかったよかった。。

* * *

今日は朝8時の時点で30度だった。
湿度が50%前後と低いので助かっているけれど、
暑いですね、ほんっと。
そんな今日の午後、
ソファの後ろ側にある和室に籐椅子と簡易テーブルを出し、本を読んでいた。
いつものように4時半になると、
コチカがやってきて、膝の上に乗った。
暑くてもやることは同じらしい。
しばらく膝の上で丸く座っていて、
それから毛づくろいをし、
籐椅子ではごろりとなるスペースがないので、降りていった。
でも、
どんなに暑くても膝の上に乗りにきてくれると、嬉しいのである。



 *  *  *  * 


7月17日(木)

朝。
和室のベランダの方から戻ってきたコチカ。
なにやら悪態をついて機嫌が悪そうである。
夫によると、
ベランダの植木に水をやるのにガラス戸をきっちり締めないでいたら、
コチカが開けたのだろう、いつの間にか自分の横に白い塊がいたので、
こら、と声をかけるとコチカはすごすごと部屋に入っていった。
それであわててガラス戸を締めたのだという。
道理でね。
コノヤロウ、コンチクチョー、と聞えたわけですよ(笑)。



 *  *  *  * 


7月18日(金)


目下私の仕事場であるソファ。
手前の座布団に私は座る。
奥はクッション。
上には枕を置いている。
疲れると、クッションに寄りかかる。
大きなお握り型なので、
すっかり横になってしまうことなく、
短時間うとうと居眠りできるのがミソ。
寄りかかりやすいように、
クッションは私のすぐ横に置いてるのだけれど、
コチカはクッションと私の間に横になりにくるのだ。
太ももがかーっと熱くなり、
はっきり言って拷問に近いものがある。。



 *  *  *  * 


7月19日(日)

明け方。
首周りがやけに熱い。
ずっと我慢したまま眠っていたのだけれど、
とうとう目を開けて熱い理由を探ろうとした。
とりあえず鼻先にコチカの白い毛があった。
暖かい。
コチカは私の枕を背にして向こうを向いて寝ている。
そして尻尾が枕の下に横たわっている。
私は当然枕に頭を置いている。
頭の下には当然首が繋がっているわけだけど、
その首の下にコチカの尻尾が横たわっているのである
で、
私が呼吸をすると、コチカの体のどこかに当たるのだろうか。
息をするごとに、返事をするように尻尾がぺんぺん動くのだ。
それが私の首に当たる。
何度も何度も。
ぺんぺんぺんぺん。
首に押さえられて上がりきらない尻尾は、
ある程度の圧力で私の首をくすぐる。
私の体温とネコの尻尾の体温とで、
私の首周りの気温が増幅されるのだろう。
私はびっしょり汗をかいている。
コチカぁ、熱いぃ・・と言ってみるのだけれど、
私も眠くて体にも腕にも力が入りきらないし、
どうにもならない。
そんなことをしたら余計に熱いのだけど、
コチカのおなかに手をまわして、
ふかふかの毛を触っていた。
果たしてコチカは、のそっと起き上がって寝室を出て行った。
首周りがすーっとする。
ほっっっ・・
とした。
ひと夏にこういうトラブルが数回あるのだ。
夏はまだ始まったばかり。
あー早く冬になれ〜



 *  *  *  * 


7月22日(火)

<棚があったら入ってみる?>

夕方。
和室の籐椅子に座り、
簡易テーブルを体にぴったり引き寄せてPCを打っていると、
いつものようにコチカがやってきた。
ちょっと離れたところに座り、私をじーっと見ている。
ハロー、と言ってにっこり笑ってみても、
表情を変えず(当たり前だ)見ている。
PCを打ちながら横目でちらちら見てみたけれど、
やっぱり見ている。
じーっ。
熱いのである。
コチカが見ているだけで。
きっと私の膝の上に座りたくてやってきたのだけど、
そう考えるだけで、もっと熱い。
コチカ、嫌だよ、毛皮着てるから。
とか何とか言ってやりすごそうとしたら、
コチカはもうひとつある籐椅子に飛び乗った。
そっちへ行ったか、やれやれ、と思っていると、
かさ、と音がした。
むむむ、と振り返ると、
なんとお気に入りの花器などが並べてある棚に上がりこんでいる。
こら!
どうしてそんなことを思いつくかなあ。
ある程度年のいったコチカでさえ、こうである。
やっぱり若いネコを飼うのは、やめとこ、とふいに思った本日でした。


だめだってば!


 *  *  *  * 


7月23日(水)

<指圧大好き>

お風呂から出るのをずっと待っていたらしいコチカ。
私がやれやれとソファに座ると同時に膝の上に乗ってきた。
なんとなく背中に手をやって肩甲骨から押さえていくと、
腰の筋肉にさしかかったあたりで、
なんとコチカは体を指の方に押し付けてきた。
もっと強くってこと?
ちょっと指先に気を込めてみると、
少々痛かったのだろうか、
それとも気持ちよかったのか。
体を折り曲げるようにして鼻先を後ろにやり、
痛みか気持ちの良さの原因・・私の手を・・くんくんし、舐めた。
目を見開いてなんだか曖昧な顔つき。
わかんないよね。
ネコの世界ではこんなことないだろうから。
で、どうしてほしいのかな、と思いつつまた指圧してみたら、
気持ちよかったのか、両手をもみもみした。
体を押し付けるのに突っ張っているので、手を置いている太ももの皮膚が痛い。
でもかまわなかった。
ネコが指圧でこんな反応をするなんて。
面白いものですねえ。

* * *

<鼻をふがふがは何のサイン?>

くしゃみをするでもなく、
嘔吐するのにしゃくりあげるでもなく、
おなかを震わせて鼻をふがふがさせることがある。
ほこりが鼻から入ったせいか、と思っていたが、
昨日はそうでもないらしいのに、ちょっとその発作(?)が長かった。
大丈夫なのだろうか。



 *  *  *  * 


7月24日(木)

塩気が欲しい?>

暑いとネコも塩気がほしくなるのだろうか。
ソファに座る私の膝に乗ってきたコチカは、
自分のすぐそばにあったからか、私の手を舐め始めた。
左手の手首あたりから舐め始め、
だんだんに上に上がっていく。
半分まできたところで手を裏返してみても、
そのまま舐め続ける。
ざーりざーり。
少々痛いけれど、汗ばんでなんとなく痒い皮膚がとても気持ちいい。
結局、二の腕に差し掛かる前半分(?)を、
長いことかかって舐めてくれた。
こんなことは初めて。
汗をかくわけではないのに、
人間の皮膚の上ににじみ出た塩気がおいしかったのだろうか。
なんだか不思議だけど、それにしても気持ちよかった。
またやってほしい(笑)。



 *  *  *  * 


7月26日(土)

ふにゃ〜、ごはんちょーだい〜、とすりすりしてきた。
夫がちょうどキッチンにいるので、
○〜○○にもらおう、ごはんちょーだい、って言っておいで、
と促すと、夫の方を見ながら、やっぱり私にすりすり。
声を聞いた夫が、コチカ、ご飯やるぞー、
と冷蔵庫を開けてご飯をカップに取り出している。
ほら、○〜○○がご飯くれるよ、
と言っても、耳をキッチンの方向に向けながら、
やはり私にすりすり。
ほら、カツオブシもくれるよ、さ、行っておいで、
というと今度は、
わ、ご飯!とちょっと嬉しくなってきた感じで、
爪先立ちしてやや回るようにしながらすりすり。
そしてようやくご飯の器の方に歩いていった。
やれやれ。
いったいどんな心境で私にすりすりするのだろうか。



 *  *  *  * 


7月27日(日)

<ごちそう>

昨日の夜、やけにふな〜ふな〜、と甘えるから、
ネコ草がほしいのかも、ということで、
ねこじゃらしのプランターを部屋に入れた。

ベランダに行って戻ってくる夫の背中をずっと追っていたコチカ。
キャット・タワーの向こう側に置かれたものをじっと見て、
そろそろと寄っていき、くんくん匂いを嗅ぎ、食べ始めた。

夫と二人で見ていたのだけど、コチカはなかなかやめない。
ちょっとコチカ、食べすぎだよ、もうおしまい!
と夫が声をかけると、コチカはびっくりした様子で振り向いた。
おしまい、もーおしまい、ともう一度いうと、
言葉がわかったのか、口をもぐもぐさせながら、
キャット・タワーに登った。

きっとコチカも無我夢中で食べてて、
言われて、あ、ほんとだ、と思ったんだよ、と夫。
以前に散歩に行っていた頃にはよく食べていたけれど、
2、3枚でやめていたのだから。
声をかけられたとき、はっ、としてすぐやめたところを見ると、
確かに夫が言うように、あ、食べ過ぎてた、とコチカ自身が思ったのかも知れない。

でもそれからもたびたびねこじゃらしの前に行って、
1枚ほど食べてみたりしている。
そんなにおいしいのかなあ。




 *  *  *  * 


7月29日(火)

<鼻をふがふが>

夜中。
またまた鼻をふがふが言わせていた。
どういうふうにとは表現しづらいのだけれど、
子供が泣いているときに激しくしゃくりあげるような感じ。
近頃3日に1回はやるように思う。
気管支か肺に問題があるのかとウェブで調べみても、
そのようは症状の病気は探し出せない。
土曜日までに頻繁に起こるようなら、
病院に連れていってみよう。



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7月31日(木)

就寝前にリビングとそれに続く和室に除湿機にかけておく。
そのお陰で朝には湿度38%ほどとからりとしていて、
東側から差し込む朝日で30度と昼間みたいな温度であっても、
結構快適に朝の紅茶を楽しめる。
その湿度はお昼くらいまで持つのだけど、いかんせん30度。
猫には暑いのだろう。
寝場所を何度も変えてなんだかぐったりしている。
だからといって病気になりそうな雰囲気もしないけれど、
前日の夜にあげたご飯の器が空っぽだったりそうでなかったり。
寝室は夜通し快適な温度に保っているので、
昼間に暑さ疲れしたのを取り戻すために、
ご飯も食べに行かずに眠っているのかもしれない。
たくさん残す日も一日おきくらいなので心配もしないけれど、
ようやく7月が終わろうとしているところ。
まだまだ辛抱の日々は続く。
人間のためにも早く秋になってほしい。



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