09/9月・10月・11月

~~~ミルク色のコチカ~~~

奮闘記 -101-

2009年10月





ちゃちゃ!真上から声をかけた。
最近のお気に入りの籐椅子にて。

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10/6コチカズ・マインド・ハズ・チェインジド 10/8東京はヘンな台風でした 10/12秋のびっくり
10/25冬到来 10/28恒例のはずだけど・・


10月1日(木)

夕方になったら、膝に載りに来た。
私は何もできないので、瞑想した。
40分ほど経った頃、
コチカは立ち上がり、膝の上で伸びをした。
そして降り、ご飯の方に歩いていき、振り返った。
ご飯?と聞くと、あ、と声を出さずに答えた。
ずいぶんしおらしいじゃん。
どうしたのかな、と思いながらも、
それまでの流れに逆らわずに、ご飯を用意してやった。
たいてい、どうぞ、と言ってから3分ほど考え事をしてから、
ご飯に向かうのだけど、
コチカも流れには逆らわなかった。
どうぞ、というと、では、というタイミングで、
ご飯を食べ始めた。
いいな、こういうスムーズなのって。



 *  *  *  * 


10月3日(土)

自然と体にスイッチが入る秋の朝。


右上の棚からおもちゃを取り出そうと奮闘中。


 *  *  *  * 


10月5日(月)

窓際の籐椅子で寝こけているコチカ。
普段は、籐椅子の背もたれに顔を向けて、
要するに、人間のいる空間には背を向けて、
丸くなっている。
明るいせいだろうとは思うけど。
用があって、立ち上がるたびに、
ああ、また背を向けてるな、と思って見る。

ところが、私が立った状態で何かをし続けていると、
いつの間にか起きていて、、
きっ、とした目つきでこちらを見ている。
作業途中で、ふいに目が合って、
どきっ!とすることもある。
見張ってなくていいんだってば。



 *  *  *  * 


10月6日(火)

<コチカズ・マインド・ハズ・チェインジド>

いつからだろう。
コチカは夫にも挨拶を迫るようになった。
夫が帰宅し、着替えてリビングに戻ってくると、
コチカは、ぅにゃっ、とか言って、夫の足にすりすりする。
夫は、かいかいしてほしいのだと思い、
床に座って、おいで、と呼び寄せるのだけど、
ちょっと頭を撫ぜてもらうと、コチカはもう離れてしまう。
あれ?コチカ、かいかいもういいの?
なあんだ、と言うようなことが数日続いたある日、
またコチカにせがまれてるような気がして、
ああ、今は面倒だ、と思っている夫に、
ちょっと撫ぜてやったら落ち着くのでは、と言うと、
本当にその通りで、
頭から首筋にかけて、2回ほど撫ぜてやったら、
コチカはだまってどこかへ行った。

長いこと、夫にはちょっと引いていたコチカだけれど、
毎日2回オシッコをさせてもらって、
夜にはかいかいしてもらい、
ときにはネコ草をくれる夫に、
すっかり心を許したようだ。
めでたしめでたし。


この人、いい人なんだね。


 *  *  *  * 


10月8日(木)

<東京はヘンな台風でした>

陽が差しているのに、猛烈な風が吹き荒れている。
ときどき空が汚らしい灰色になるので、
雨が降るのかな、と思っていると、またかーっと晴れてくる。
その間も、ずっと風は吹きまくっていて、
ベランダに置いている筒型のゴミ箱はきのこのような様子で踊るし、
どこかから何かが飛んできて、あとで取ろうと思っていると、もうなくなっている。

和室の窓際の藤椅子を陣取っているコチカも、
ときどき心配そうに、というよりは、興味深々で外を眺めていて、
寝たり起きたり。
人間と違い仕事があるわけでもないので、それでもいいわけだけど、
風が静まった夕方、私の膝にきたときには、珍しく寝こけてしまった。
昼間に寝るのも、ネコにとっては大事な仕事なのだろうな、
と思いながら、規則正しく上下するコチカのおなかを見ていた。
かわいいな、やっぱり。



 *  *  *  * 


10月9日(金)

コチカは私が入浴をして出てくるまでの間、
私がくつろぐお風呂上りの藤椅子に座らなくなった。
すぐそばに置いてある瞑想用の椅子に座って待っている。
私は2回ほど、コチカを籐椅子から追い出した。
コチカはそのたった2回だけで学習し、別の椅子に座るようになったのだ。
えらいえらい。
ただその後、膝の上に載りに来るけれど。



 *  *  *  * 


10月11日(日)

コチカが脱走しないように、
網戸にフェンスをくっつけて、
かしめ具で留めて開けた窓から、
秋らしい乾いた風が入ってくる。
そわそわするよね〜
コチカが、夫に、私に、夫に、私に、
交互にしつこくすりすりしながら、
外〜、外〜、と訴えて歩く。
どうにもしてあげられない人間二人。
もどかしいけど、コチカはもっともどかしんだよね。
かわいそうにね。



 *  *  *  * 


10月12日(月・祝)

<秋のびっくり>

ちょっと早い夕方に帰宅した人間二人に、すりすり。
そして私がソファに座ると、膝の上にやってきた。
ひととおりよしよしし、なんとなく落ち着いた頃、
立ち上がったPCを触ろうと手を伸ばしたら、
いきなりコチカが激しく動いた。
気がついたら、腕を折って丸く収まっていたはずのコチカが、
90度近く向きを変えて立っている。
こめかみあたりが少々痛く、ほわほわとした感触が残っているのは、
恐らくコチカが方向転換する際に、尻尾で私の横っ面をひっぱたいたに違いない。
いったい何がどうなったのか。
コチカ、驚いたの?
何に?
すっかり落ち着いていたコチカにとしては、
私がPCに手を伸ばしたのが、急なことに思えたのかもしれない。
それにしても、PCを触るために、テーブルも引き寄せてあって、
膝の上は大変に狭かったのに、よくあんな動きができたものである。
さすがネコだとは思うけど。
あーびっくりした+o+;



 *  *  *  * 


10月14日(水)

夜のウホウホ。




 *  *  *  * 


10月15日(水)

コチカがソファの上のクッションに載らなくなったのは、
夏になって暑かったせいもあるけれど、
その前に置いてある植物のせいで、
床から飛び乗れないせいだろうと思い、どけた。
最近、空気がひやひやしてきて、
ときどき居場所に困るらしいコチカは、
夕方、私の膝に乗りに来た際、
クッションの上をじっと見ていた。
クッションは、載り易いように、平らに整えてある。
コチカにはどう映っただろうか。
こりゃいけそうだと思ったかな。



 *  *  *  * 


10月16日(金)

目下、最高の場所でのんびり。
今日の夕方、椅子の上で嘔吐した。う〜




 *  *  *  * 


10月18日(日)

今日みたいに、
日中は少々暖かだったりするけれど、夜はやはり冷や冷やする。
特にネコ的には余計にそう感じるのだろう。
寝るときには、必ず腕と体の間に入ってくるようになった。
夜中に寝室を出て行って、戻ってくるたびに、
ちょいちょいと肩口を掻いて、脇枕を所望する。
そういう季節になってきたのだ。
ふっふっふっふっふっふ



 *  *  *  * 


10月20日(火)

コチカがなぜそばにやって来たか、
すぐにわかるわけではないけれど、
思い当たるいくつかのうちのひとつを言ってみる。

ご飯まだだよ。
すると、ちょっと間をおいてから、ぱっかー、とあくびをする。
ち、まだか、とがっかりしたのである。
それで、当たったのだな、とわかる。



 *  *  *  * 


10月21日(水)

来客が動き回るので、もう心配で心配で。。


あの人何者?


 *  *  *  * 


10月23日(金)

なんとなく冷や冷やする朝。
紅茶を飲んでいると、
いったいボクはどこにいればいいんだ!
とイライラした様子で、文句を言いにきた。
まだ床暖房つけるの早いしねえ、と言いながら頭を撫ぜてやる。

夫が出て行ってから、さてお仕事、と定位置に着くと、
待ってましたとばかりに膝に乗りに来た。
コチカがいたのでは、PCが楽に打てないので、
予定を変更して、瞑想をすることに。

姿勢にはこだわらない私は、
最初は90度に曲げていた足も、だんだんに伸ばしていく。
すると、コチカのいる場所がだんだん傾いていく。
段階を追って傾くごとに、
自分の体を傾けて、居心地を正すコチカ。
ここにいるからには、そうするしかない、
と思っているらしいところが面白い。
でもそのうちに陽が差してきた。
明るい窓を首を伸ばして見ている。
きっと良い感じになってきた、と思っているに違いない。
ほどなくコチカは飛び降りていき、
キャット・タワーの下のカーペットで寝そべった。
そうやって毛の隙間に陽の光を溜め込むんだよね。
もうちょっとしたら冬だからね。



 *  *  *  * 


10月25日(日)

<冬到来>

11月まで床暖房は待とうと言っていたが、
やっぱりやせ我慢はよくないよね、うん、ということで、
最低温度で点けた。
それでもネコ的には暖かく感じないのか、
人の膝の上ばかりに来る。
ちょっともー困るよー、とネを上げていると、
夫がコチカを持ち上げて、クッションに載せた。
え、何すんの、ここは?ちょっと待って・・
と戸惑うコチカの頭と背中を二人でよしよし攻撃。
心地よさに身を任せているうちに、
そういえば前ここにいたんだった、とう顔つきになってきた。
体中の力がすっかり抜けたのを確認し、人間が手を引くと、
コチカは両手を折って居を固めた。
しばらくしてから毛づくろいを始め、
ふと見ると、わけのわからない格好で寝込んでいた。


何がなにやら・・


 *  *  *  * 


10月26日(月)

クッションで毛づくろいしているコチカが、
頬を後ろ足ですごい勢いで、掻いた。
その足先に、ほわ〜っと毛がついているので、
ちょうど手にしていたゴロゴロで、取ってやった。
足をむんずとつかんだ時点で嫌がるかと思えばそうでもなく、
足の裏をゴロゴロしたら、肉球がべたべたして嫌がるかと思ったが、そうでもなかった。
直径2cmほどの毛の塊が一瞬にして始末できた。
しめしめ。



 *  *  *  * 


10月28日(水)

<恒例のはずだけど・・>

秋になって、
コチカがソファの上のクッションで一日を過ごすようになり、
1年のうちのほわほわと心温かにコチカと暮らせる季節が始まった。
夜も、コチカは寝室に入ってくると、必ず脇枕を所望し、
半そでのパジャマから出した素肌の腕にさらさらとネコの毛はもう最高!である。
なのだけど・・
今日の夜中は3回も起こされた。
布団の肩口を引っかく際に頬に爪が当たるし、
脇の下に入り込んでから、しばらく肩でもみもみをするのに、
やはり肌に爪が当たり、チキチキ痛く、
どうしたって目を覚ましてしまう。
お陰で今日はうすら眠い。
毎年のことのはずだけど、冬中こんなだっけ?
そのうち慣れて、眠りながら布団上げてやるのだったかなあ。



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10月30日(金)

ずっとクッションの上にいる。
ここにいさえすれば、万事OKなはずなのに、
私が場を離れていて、戻ると、頭を上げてこちらを見ている。
そして、わざわざクッションを降りて、膝の上に載りに来たりする。
そのくせ、寝そべっているコチカに私が手を伸ばしても、
無視するか、嫌そうな顔をする。
さっきも横になってもうすぐ頭を置こうとしているので、
コチカの手枕をしていてやろう、
と、手を出して用意していたのに、
わざわざ避け、手の向こう側に頭を置いた。
しばらく柔らな毛の感触を楽しもうと思ったのに。
憎ったらしー
まったくねえ、自分の快楽しか考えてないんだから。
ま、そういう身勝手なところが好きなんですけどね。



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