11月1日(日)
今日は「ワンワンワン」で、「犬」の日だそうです。
1月1日ではないところが、妙に納得できたりしますが、
じゃあ、「ネコ」の日は、2月22日でしたっけ?
* * * *
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11月3日(火・祝)
<む・・とくる家族1・2>
1.
クッションの上で丸くなっているコチカがとてもかわいいので、
腕やら太ももやらおなかがいっしょくたになっていて、
うまく平らになっているあたりに、そうっと頬をくっつけたら、
コチカが頭をあげ、すごく迷惑そうな顔をしたので、
ごめんね、だってかわいいからさ、と言って離れたのに、
コチカは私の頬が触ったところ(結果的にそこだけだった!)を、ぺろぺろと舐め始めた。
む。。
2.
PCで夢中で調べ物をしていたとき。
足に何かが触るので、ちょいと押してみると、
足の裏に弾力を感じると同時に、ごそごそごそ!と動いた。
仰天してテーブルの下を覗くと、大きな紙袋があった。
なんじゃこれは?
コチカだとはわかるけれど、いつの間に?
夫がリビングに入ってきたので聞いてみると、
コチカに紙袋をプレゼントしたのだ、とのこと。
テレビの前に置いておいたのが、
コチカが袋に入ろうとしてうまく入れず、
徘徊した末、私の足元にたどり着いた、ということらしい。
なんだそういうこと・・と思っていると、
わかるでしょ、そのくらい、と言われた。
わかるけど、びっくりしたんだってば!
* * * *
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10月4日(水)
今朝、コチカは4回続けて声を上げた。
B・A・C・H(♭シ・ラ・ド・シ)と聞こえた。
え?バッハだって!
すごいな、コチカって。
うつ伏せ寝?
* * * *
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11月6日(金)
もうすっかりクッションの上で過ごすことに馴染んだ。
朝、オシッコをさせてもらって、クッションにゴロゴロをかけてもらい、
私がソファに座ると、キャット・タワーから降りてきて、
私の横に座り、目をクッションに泳がせる。
そのタイミングで、私がピョン・ピョーン、と言うと、
ピョン・ピョーンとリズムに乗ってクッションに飛び乗る。
そこから一日ずーっと一緒。
最近はクッションの設置の仕方も板についたので、
コチカはうまくクッション中央の窪みに収まっている。
コチカの重みで私の枕の高さもちょうどよくなるし、
へへへへへ。
嬉しいなあ、これから夏になるまで*^o^*.
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11月7日(土)
<秋だからかなあ>
車で出かけた際、
久しぶりにバーバラ・ヘンドリックスの黒人霊歌をかけた。
ジャズっぽいピアノ伴奏に乗った上品ながら調子のよいソプラノを耳にした途端、
わーコチカがいたらよかったのにね!
コチカ乗せて高速に乗らないと!と夫と二人、口々に言いあった。
長距離のドライヴにコチカも連れて行こうと、
2階まで逃げていたコチカを無理やり車に乗せていったときのこと。
リアシートでキャリーの中でぶーたれていたコチカが、
爽やかではずんだ感じの明るい歌声に、
すっかりいい気分になって助手席の私の膝にやってきて、
感極まったように、鼻を私の頬にすりすりすり〜、としたのだった。
思えば最近はそんなドライヴをしていないな。。
本人がいなくても、一緒に聴いた音楽を聞くだけで、
こんなにもコチカの気配を色濃く感じる。
首を伸ばしてすりすりするコチカを両手で支えていたときの、
ほわほわする毛並みや、しなやかな筋肉の感触がよみがえってくる。
改めてコチカの存在の大きさを実感したら、
急に涙があふれそうになった。
あららー何これ?
死んじゃったわけでもあるまいし。
かなりおっかしいんだけど、秋だからだね、きっと。
* * * *
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11月9日(月)
クッションの上で頭を上げてぼーっとしているコチカがかわいいので、
私も枕に頭をつけ、ちゃちゃ!と言いながら手を伸ばしたら、
くるっと向こうを向いて寝てしまった。
根性悪っ!
憎ったらしい後頭部・・
* * * *
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11月10日(火)
夜中。
にゃー、にゃー、と声を上げている。
人間二人が眠っているので、遠慮がちではあるけれど、
でも、気づいてほしくて鳴いている、というのが、
夢の中にも響いてくる。
片目を開けて見ると、
コチカは私の枕の横に正座をし、
私越しに夫に目をやっている。
夫はごうごう鼾をかいている。
ちゃちゃ、寝よ、ね、と撫ぜてやったが、
私はトイレに行きたくなり、起き上がった。
コチカは、すかさずベッドを降りて、まとわりついてきた。
寝ぼけた足元にしなやかなネコの横腹が当たり、
蹴飛ばしそうで、怖い。
よけようとして、壁にぶつかりそうになった。
ちょっともー、とか言いながら、廊下に出ると、
こっちこっちと台所のドアを見、私を見る。
ご飯?と聞いてみると、ひときわ大きな声で、にゃー!と言った。
そうか、そういうことね。
秋だもんね。
おなかすくんだね、ということで、ご飯を入れてやったが、
でもどうして、夫に言おうとするんだろう。
* * * *
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11月11日(水)
頭痛がするので、クッションにもたれかかっていたら、
わしゃわしゃわしゃわしゃがしがしがしがしっ、とものすごい音が長々とする。
うっるっさー、と頭を上げてみると、
こないだ夫がプレゼントした紙袋にすっぽり入って、
どうだ、と言わんばかりに得意げなコチカと目が合った。
今日は上手く入れたらしい。
よかったこと。
いいねえ、いろいろと居心地いいところがあって。
* * * *
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11月15日(土)
今日はいいや、とこんなに何回も思ったのだろうか。
あっという間に4日も経ってしまった。
少々風邪気味で、夜PCを開ける気がしなかったのである。
気をつけているつもりなのに、なんだか食べすぎてしまい、
疲れ気味のおなかが肝臓に物申して、頭痛なぞを起こさせていたのである。
みなさまもお気をつけあれ。
* * *
<私は怒っています・・いえ、ほんとは悲しいの>
さて、風邪気味とは言っても、
来客があって、話題のトマト鍋をして、
楽しい時間をぬくぬくと過ごしていたときのこと。
来場した友人は、ダイニングテーブルの、
いつも私が座る位置に座っていた。
だからだろうか。
鍋を突付きながら話していると、彼が突然軽めの声で、
え、オレに何の用事?などというから、
どうなっちゃったのかと思ったら、
なんと、コチカがやってきて、膝に手を伸ばしたという。
来場したのは3回目の彼だけれど、
コチカと馴れ合うようなことはしていない。
そんな人になぜコチカは???
信っ!じられないできごとに唖ぜ〜んとしたが、
さっきからすりすりしたりしていたというからもっとびっくり。
お客さんに毛をつけてもいけないし、と思い、
コチカ、と呼び寄せて、首筋を撫ぜてやったが、
すぐにまたお客さんの方に行ってしまい、よしよしされている。
コチカの気持ちいい場所を夫が指南している。
コチカは、お客さんの手に首筋をゆだねている。
当たり前のように!
憎ったらしいったら!
彼の向かい側に座っている私によしよしされるのは相当な違和感があるのか。
思えば私も妙な気持ちではあるけれど、
でも相手がコチカなら、いつだってどこだってよしよししてやる。
なのにコチカは、場所が違うだけで私を避け、
私よりも全然縁の薄いお客に親密感を感じるのだ。
コチカ好みの物静かなやさしい人ではある。
でもだからと言って、
いつも私が座っている場所に座っているからと言って、
私を差し置いて、彼ンところにいくのはどうかと思うよ、コチカ。
彼におしっこの仕方を覚えてもらおうか、なんて夫が言っている。
そうしたら彼にコチカを預かってもらって、私たちだけで旅行に行ける。
ほー
それはなかなかいい考え。
彼だったらこっちも安心できる。
でもね、なんでそう親しくもない彼に、すりすりしにいくのか。
なんともフに落ちない。。
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11月15日(日)
夜中。
私の腕の中で眠っていたコチカは急に起き出し、
私の枕の横に敷いたコチカシーツの角、
要するにベッドの角っこを引っかきだした。
いつもコチカが頭にしている方なので、
ウ○チなんてありえないけど、と思いながら見てみたけれど、
やっぱり何にもない。
コチカ?といいつつコチカを見ると、
ベッドの縁からその向こうの空間に満遍なく目をやっている。
目つきが真剣である。
ちょっとぞっとした。
いったい何が見えているのやら。
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11月17日(火)
<計算するネコ>
ソファの上のクッションに、
私を経由してぴょんぴょ〜ん、と飛び乗るのに、
私の膝の上で一瞬考えてから、クッションに載る。
クッションは中身が小さな発泡スチロールの粒なので、
重みがかかると、粒が片側へ逃げ、
クッションのもう片側がへこんでしまう。
だからクッションの私側に載ってしまった日には、
私の方向に傾斜ができ、終日、落ち着かない体制を強いられる。
だから考えたのだろうコチカは、なるべく私から離れた側に飛び乗り、
私側にビーズの中身を押しやる。
そうすることで真ん中に腰を下ろしたときに、
全体が平らになるのである。
クッションの中身の状態まで計算するのだ、コチカは。
偉いでしょ?
偉いネコは人の枕に足をかける
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11月18日(水)
<あのできごとの考察>
15日のことについてである。
コチカはなぜこないだの客人に手を伸ばしに行ったか。
すりすりするのは、自分のテリトリーにいるのを許した証拠であって、
それならお客さんを招いた方としても嬉しい。
でもなぜ、手を伸ばして膝に引っ掛けることまでしたか。
来客は物腰も穏やかで、静かに話す男性である。
その彼の話し声が、
言葉の意味を理解する必要のないコチカの耳には、
静かで暖かい音楽として流れているのではないだろうか。
以前に、明るいけれど落ち着いた話し方をする女性が来たときも、
コチカは珍しく親愛の情を持ったらしく、
彼女のバッグを熱心に嗅ぎ、ストッキングのすねにすり〜とした。
そして私の膝の上で、じっと彼女の声に聞き耳を立てていて、
ではさようなら〜、と明るい声を残して帰ってしまうと、
閉められた玄関のドアをじっと見つめていてから、
帰っちゃった・・と言ったのかと思わせるような、
つぶやくような声を出して、私の顔を見たのだった。
あのときも、
コチカはあの人が好きなんだな、と思ったけれど、
きっと同じ理由で、こないだ来場した客人を好きだと思ったのではないか。
コチカは、明るく軽い目のソプラノの歌声や、
オーケストラの中の、ベースやチェロなどの音の低い弦楽器が奏でる、
幅広くゆったりした流れを感じられる音楽が好きである。
要するに、声が高くても低くても、話し方にキイがあるのだろう。
静かなトーンでよどみなく繋がる帯のような声。
その声色がコチカの鼓膜をやさしく震わせ、
穏やかな気持ちにさせるのではないか。
だぶん、その場の雰囲気全体が好ましいものになり、
その時点で、その来客はずっといてほしい存在になる。
ひょっとしたら、長年一緒に暮らしている私や夫よりいいな、
と思っているかも知れない。
んーなこと言うなら、コチカ、もらってもらいなよ。
コチカがいなければ、家も空けられるし、いいんだから。
いやいや、コチカはそんなこと言っていない。
お客として来た人が、優しく、面白いことを言って笑わせてくれたりすると、
子供は親たちよりも、好きだ、と思うことがある。
でももちろん、それは一時的なことであって、どうということはない。
コチカもそんなものかも知れない。
そんなもの、だとは思う。
だけど、あれだけ普段人見知りをするコチカが、
たまに人に懐いた様子を見せると、心穏やかでなくなる。
我ながら、ため息が出てしまうような心情ではある。
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11月20日(金)
<コチカ何変化?>
昼間にクッションの上で、
目を覚ましてぼーっとしているときは、
顔の筋肉が下に落ち、まるで無表情で人相悪く、
明るいので瞳孔が細くなり、まるでワニである。
夕方を過ぎて、ご飯を食べた後は、テーブルの下でくつろぐのだが、
首を伸ばした状態で、人を上目遣いに見上げると、
顔が三角になり、まるでキツネである。
夜中に目が覚めたときにコチカを見ると、
肘付きをして横たわり、まったりしていることがある。
暗いので、目が真っ黒でまん丸でまるでフクロウみたいで、
なんて知的な顔つきなんだろう、と感心する。
でも、寝る前には興奮してキャット・タワーに駆け上り、
目を見開いて挑発するかのように人の顔を見つめるときなんかは、
顔中の筋肉が上に上がり、耳もピーンと尖り、まるでポンポコポンの子供時代の顔に戻ってたな、
と思い出して噴出してしまうことも。
場面に応じてなんて表情豊かな動物なんだろう、ネコって。
あ、もうひとつある。
人のまん前に座って、パッカーと思い切りあくびをするときには、
白い顔が急に上下に開いて、
鮮やかなピンクの口内にぎざぎざの歯が並ぶ中で、
ひときわ長い牙4本がにゅーっと鋭く、
まるで雪女みたいで、恐ろしくも美しく、
もちろん本物なんて見たことないけれど、
今では実際にもこんなに違いない、と妙な確信を持っている。
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11月21日(土)
<冷たい背中>
夜中。
もーご勘弁!なのである。
ご飯を食べに寝室を出て行き、戻ってくると、
寒いものだから、早く温まりたいのだろう、
布団を上げて〜、と襟口を引っかく。
コチカと反対体側を向いているときには、
うんとこしょ、向き直り、
眠くて力が十分入らない手で布団を上げ、
あい、どーぞ、と入れてやる。
するとコチカは、くるりと向こうを向き、
胸の横にどん!と背中を押し付け、丸くなる。
この、どん!、の後、じわ〜、と冷たさが染みてくる。
滑らかな毛皮を通して、背骨部分がひときわひんやりしている。
つ、冷たーと思いながらも、
すぐに夢の中に引き戻されるのだけど、
さっき見ていた夢は、冷たそうな場面になっていて、
朝になると、断片が頭の中を浮遊している。
何回かを数時間に分けて見るわけだから、
繋がりがありそうでなく、
種類の違うジクソーパズルを、
気がつかないまま組んでいるみたいで、すごくもどかしい。
ねえわかる、コチカ?
* * * *
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11月22日(土)
顔を縦に突っ込んで眠る
* * * *
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11月24日(火)
<動物もどき?>
おととい、羽毛掛け布団を新調した。
もちろん掛けカバーも新しい。
だからだろうか、コチカは警戒して、
布団の中に入りたいのに、入ろうとしなかった。
腕と体の間には入ってくるのに、
布団をかけようとすると、うわっ、とばかり飛び出るのである。
そして、後ろを恐々見て、なんかいや〜、
とでも言いたげな様子で、鼻をくんくんさせる。
でも私がいつもと同じように寝ているので、
大丈夫なのかな、と首を伸ばして近づくのだけど、
やっぱりだめ・・とやめてしまう。
羽毛といっても、化学処理してあるはずだけど、
なんとなく動物らしいのを感じるのだろうか。
あるいは、
麻の新しい掛けカバーは、今までのへなへなさがなく、
ばりばりにのりがついている。
それがいけないのか。
とにかくコチカは、布団を不気味がって、
ぬくぬくすることもなく、ずっと一人で寝ていた。
ところが昨日は、気がつくと、布団の中で丸くなっていた。
一晩で不気味さに執着するのをケロリとやめたのだ。
順応性があるというべき?
* * * *
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11月26日(木)
<っしあっわせーってなんだぁっけなんだぁっけ♫>
もうすっかりクッションの主となったコチカ。
寝ているところをおしっこに連れ去られていっても、
ご飯を食べに行くとか、何かの用事でクッションを下りても、
必ずクッションに戻ってくる。
私はPCの仕事に疲れると、
枕に頭をもたせかけて、コチカに手を伸ばし、
手や足の先っちょを握ったり、
そっとおなかの上に手を置いてみたり。
コチカが嫌がらないようにそーっとそーっと。
だからコチカは動じない。
すべすべの肉球。
ふかふかのおなか。
幸せなぬくもり。
へへへへへ。
まだまだ冬はこれから^^\。
* * * *
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11月27日(金)
早く帰宅した夫の足元で夫を見上げ、
じっと訴えかけるような視線を送る。
なに、コチカ、と椅子に座って頭から体を撫ぜてやると、
ズボンのすねにすりすりする。
また撫ぜてやると、もっとすりすりする。
いつもの夜のように、床に座ってよしよししてくれるものと、
わくわくしてるのが見てとれる。
しかし夫は用があり、椅子を立った。
急に自分から離れた夫を、何、なんなの?という目で見るコチカ。
顔つきが急に突っ張ったようになり、
なにさ、期待してるのに、よしよししないっていうの?
とでも言いたげ。
牙を見えるくらい口を大きく開けて、にゃー!!!という。
見て、あれ。
恩恵受けるのは当たり前って顔、と夫がいう。
ね、と笑う私に、
ああじゃないといけないね、見習お、
と自分に言い聞かせるように言った。
ん?どしたの?
何か心に思うことでも???
* * * *
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11月28日(土)
ヘアドライヤーが壊れたので、新調した。
ナショナルのナノケアという商品名で、
温風と風が一緒に出るために、
早く乾くわりには、髪も痛まない、という、
これまでの難問をクリアした代物である。
私みたいな髪の多い人には嬉しい・・はず。
でも風量が大きいので結構な大音量なのだ。
私も慣れるまでちょっと時間がかかりそうだけど、
ドライヤー・掃除機の類の騒音が嫌いなコチカは、
うんざりくるだろうな。
何そのうるささは・・
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11月29日(日)
<ったく・・な朝>
私より早く起きていった夫に、
さらに早く起きていったコチカが、やあやあ言っている。
寒くなってから規定量のご飯を夜中のうちに食べてしまうコチカは、
朝、おねだりするのである。
当然、夫はやってくれるだろうと思いつつ、
布団の中でうだうだしていると、
コチカが寝室にやってきて、
掛け布団の向こうから、にゃー、と言う。
同時に夫も入ってきたので、
ご飯やってくれた?と聞くと、
いや、と言う。
ご飯残ってるの?と聞くと、
くずがぱらぱらね、と応えた。
コチカさぁ、ご飯が欲しいって言ってるんだから、あげてよ!
と、暗になんでわからんのだ!という思いを込めて言うと、
ぷいっと寝室を出て行き、
後ろからついてきたコチカに、
コチカのせいで怒られたぞ、ご飯やるぞ、と聞こえよがしに言っている。
そんなこんなで二人でぷんぷんしていたのが、昨日の朝。
そして今朝。
コチカがまたやあやあ言っている。
今日は夫はあげてるだろう、と思って見に行くと、
またもやご飯の器は空っぽのまま。
ったくもっっっっっ(怒)
* * * *
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11月30日(月)
昨日の夜。
布団に入って、体がほかほかしてきた頃。
ずずず、ざざざ、と鈴が床をすれる音が聞こえてきた。
ずいぶんな興奮状態である。
最近、涼しいわ、よく食べるわ、でエネルギーを爆裂させてるのだろう。
そのうち、がさごそがさごそがさごそがさごそ、と紙袋を引きずりまわす音もしてきた。
ものすごい騒音である。
あまりに五月蠅いので、夫が起きて見に行くと、
夫の気配を察して、やば、と思ったコチカは、
テーブルの下に身を潜め、夫が覗いたら、だから何?と真っ黒な目を向けた。
それがかわいかったことと、
正体のわかったことで、夫はそのまま寝室に戻ってきた。
果たしてがさごそがさごそが再び始まった。
紙袋をどけに行ったんじゃなかったの?
と文句を言いたい私の口も、もうすでに重い。
だけど五月蠅い。
ねえ、夫よ、最短距離で解決させる方向で、ものごと考えない?
* * * *
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