4月3日(水)
jouetie NEW 猫ステーショナリー セットBOOKの付録。
ペンケースとボールペン、メモパッド。
コチカにそっくりでしょ?
あと黒猫のパスケースもあるが、夫に取られた。
黒猫のセットもある。パスケースは白ネコ。
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4月7日(日)
<特別なこと?>
歌舞伎座のこけら落とし公演を観に行った。
2日からだったが、私と夫にとっては今日が初日。
ここ数日、日本中が強力な低気圧に覆われて、
週末も強風と大雨に見舞われるということだった。
久々の歌舞伎座なのに荒れた天気の中を行くのはヤだな、
と思う一方で、それでも晴れるのではないか、
と思っていたら、日本全国で東京方面だけ、晴れた。
やっぱりねと思ったというのは、夫と私は晴れ男と晴れ女だからである。
強風にあおられて、
後頭部がそっ縦になったような雲がどんどん過ぎ行く空は、
吸いこまれそうなほどに青く冴え渡り、
悪天候のために外出を控えたとしか思えないがらがらの首都高は、
走っている数台の車の借し切り状態。
あまりの快適さをありがたいと思う一方で、
他の地域に深刻な被害がありませんようにと心から祈りながら走った。
新しくなったとはいえ、内部の配置などは全然前と同じの歌舞伎座に、
へーえ、へーえ、と連発しながらきょろきょろし、
いつものように演目を楽しんで、また照りつける午後の陽ざしを浴びながら、
首都高を帰ってきた。
すごく特種な天候の中、歌舞伎座のこけら落とし公演を観る、という歴史に残るイベントを体験し、
なんだかいろいろ考えた濃厚な日だった、と思いながら帰宅した。
ちゃちゃ、と言いながら、リビングのドアを開けると、
コチカがソファの上から首を伸ばして人間を見ている。
いつもと変わらない、普通の顔をして。
コチカにとっては強風もこけら落としも何も関係ないのである。
ふと自分が感じている特別な感覚というのは、妄想か幻想なのだろうか、と思いが頭をよぎった。
次いで、
毎日淡々と過ごすコチカが、徳の深い業をこなしている、ということなのかもしれない、と思った。
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4月10日(水)
<ひさびさのなんちゃってオシッコかウ○チか>
おとといだったか。
キャット・タワーの下に敷かれたカーペットの上で爪とぎをしていたコチカ。
ふと気が着くとそのまま静かになっている。
見ると、中途半端なところに座り、じっとしている。
座って少し腰を浮かし、両耳をピーンと水平にし、
恐い顔をして1点を見つめている。
なんと、自力で排泄をしていたのである。
昔、外を散歩をしていた頃には、半年に一回くらいそういうことがあって、
何度か本当にウンチをして見せた。
そんなときにはわざわざ写真に撮って、ご近所さんに見せに行ったものだ。
が、この家に引っ越してきて以来、そんなことは初めてである。
夫と二人、へー、と眺めていると、やがて終わったと思ったのだろう。
クンクンと匂いを嗅いで地面を掻くしぐさをしている。
もっと掻こうとして、臭いの範囲を確かめるようにクンクンするが、
実際には出ていないので、何も臭わないのだろう、あれ?と思うのか、やっぱり、と思うのか。
してるつもりだったのが、オシッコかウ○チかわからないが、
見ている人間は涙が出そうになった。
春と言う季節が身体の神経を活性化させてのことなのだろうか。
コチカのネコらしい本能が蘇ったようである。
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4月11日(木)
<映画のズッギューン>
佐藤健が好きなので、
『るろうに剣心』をDVDで観た。
原作が漫画なので、漫画の表現が映画に持ち込まれていて、
殺陣でも現実には不可能なカッコよさが描写されていて、おもしろい。
しかしながら音の使い方がやはり大げさで、
映画なので、テレビの音とは違い、
ズッギューンシュキッ!!!などと低音から高音に持ってくる音の、
特に低音部分の幅が広く、コチカにとってうるさくないかと冷や冷やしたが、
何とコチカは平気な顔をしていた。
実際問題、うるさいのが苦手な私も全然平気である。
あのズッギューンはシンセサイザーの音だろうが、
アコースティックな楽器だったら、なんなのだろう?
耳に馴染みがあるのに、未知な響きだが、音量が大きくてもうるさくないサウンドなのである。
コチカは元々オーケストラの低弦の幅広くゆったりした音なら好きなのだが、
こんな映画に登場する音も大丈夫なのだと、意外に新鮮に思った。
コチカがうるさそうにしていると、どうも気になって楽しめないのだが、
今度から安心していられるのが嬉しい。
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4月15日(月)
<夫賛…それともコチカの威力?>
明け方。
もうそろそろ陽の出かな、と意識が登って目を開いたので、5時前だろうか。
なんか匂うので起きたらなんと、背中の下でコチカのブツが粉々になっているっ!
うわぁぁぁぁぁ!!!!!!
夫は静かな寝息を立ててよく寝ている。
これを掃除するには明るくしないとできないし、
週末開けの会社マンの寝覚めを邪魔したらいけないし、どうしよう、と途方に暮れていると、
声も何も発していないのに、どうした?と夫。
さすがは夫婦。
以心伝心なのである。
こ、これ…というと、ブツを確認するなり、シーツ替えよう!とがばっと起き、そこからさらに速かった。
家事の割り振りでシーツの張り替え担当の夫は、
手慣れた手つきで掛け布団と2つの枕と、枕の下に置いているパワーストーンをどけ、
取りだしたシーツをばっ!と広げ、ぴしっ、ぱしっ、としわを伸ばし、どんどん布団の下に折り込んでいく。
ショックながらも目の半分開かない私は、脳ミソのどこかが目を見張った。
手伝おうと手を伸ばしかけたが、あまりのきびきびした動作が、
いらん手出さぁじよかばい(余計な手出しはしなくていい)、と言っているようも見え、やめた。
あっと言う間にシーツを替え、パワーストーンを枕の下に突っ込み、
パジャマも替えるぞ、というといきなり私のパジャマをお腹からつかみ器用に上に引っ張りはがした。
あっという間にきれいになって、感謝感激雨あられだし、夫はすごい…と感嘆したが、
こうして書いている今思うと、普段の夫は決してそうではない。
こんなにきびきびぱきぱき動くのなんて、趣味のオーディをのパーツを買いに走るときくらいである。
ということは、
コチカのブツは夫をそうさせるだけのパワーがあるということだろうか。
コチカのナニがねえ。。
そうなのだろうなあ。。
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4月16日(火)
やはり春なのである。
植物の芽吹く勢いは、
サッシの窓に遮断された空間にいても、
からだのどこかにぞわぞわという感じで迫ってくるものがある。
人間の私でさうそうなのだから、ネコだったらさらに強烈に感じるだろう。
昼間に寝ている時にはさして変わりなさそうだが、
外の物音にいつもより敏感だったり、
なにかじっとしていられずに、走り回ったりする。
梅が終わる頃まではあまりしなかったねずみさんも、
最近は大ハッスルの毎日が続いている。
運動不足を心配していたが、自発的に解消していくのは、さすがである。
見習わなきゃ、とは思うのだけど。。
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