2013/7月・8月・9月

~~~ミルク色のコチカ~~~


日課牧歌 -147-

2013年8月


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何を聞いているのかこの耳は?


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8/18パニックさせた朝


8月9日(金)

あっ




と言う間に8月になって日が過ぎた。
夫が休みを取っているものだから、
本当に時間が早く過ぎ、もう明日は10日。
お陰で暑い時期が飛んでいき、あともうちょいで9月。
ってもちろんまだだけれど、
この暑いのに、もはやミンミンゼミが鳴いているから、
生物的には確実に季節の移ろいを把握しているのでは。

部屋の中はエアコンを30度にして点けっぱなしている。
お陰で、少々汗をかくことはあるが、過ごしやすく、
コチカもその中にいるはずだから、割合快適なはず。
なのに、ご飯を食べる量が激減している。
建物の外と秘かに測り合っているのだろうか。
さすがに持てるセンスがちがうらしい。


毛づくろいをしながらも人生を考える?


 *  *  *  * 


8月10日(土)

それにしても、暑い午前中。
コチカはキャット・タワーの棚に座り、
あー、小さな声でいい、まず、穴倉を掃除して、と言う。
してやって、
したよ、きれいになったよ、というと、また、あー。
今度は何かと思うと、窓をちらりと振り返り、あー。
暑いんだよ、夏だもの。
というけれど、ベランダの植物に水をやりに行くだけで、
汗びっしょりになって帰ってくるくらいだから、半端ではない。

エアコンはついているが、
キャット・タワーは窓のすぐそばにあるから、
熱気を誰よりも感じるのだろう。
そろそろ年だしね。
ちょっとでも涼しくするにはどうすればいいだろうか。
でも、のらにゃんはもっと暑い思いをしているのだ。
前に住んでいたところの、ネコたちだって、
17歳18歳で、何とか乗り切っていたのだ。
コチカは家の中にいるのだもの、頑張れ。
とはいえ、前の家のご近所ネコはどうしているかしらん。
今ならもう23か4歳を超えている。
もうさすがにねえ。。
…でも案外いたりして???



 *  *  *  * 


8月11日(日)

9日間の夏休みが終わった。
家の中で壮大な(?)プロジェクトがあったので、
どこにも行かず、エアコンを点けっぱなしにして、
家の中での作業にいそしんだ。

コチカにとっては、いつになく家にいる夫。
テーブルの椅子に座っている夫に、
朝から、あれ?よしよし?する?とか言いに行ったりしていた。
夜じゃないから、しないよ、と言うと、
あ、やっぱり、と方向転換し、
えーっとなにしようとしてたんだっけ?みたいな様子を見せるから、
おかしかった。


午後になると、ようやくほっとできる


 *  *  *  * 


8月18日(日)

<パニックさせた朝>

先日の朝、夫とコチカをパニックに陥れてしまった。
朝から夫に頼まれて調べ物をするのに、
PCを見なければならなかったので、ソファに座っていた。
朝の紅茶を飲んでいる時、私は左足に何かを感じた。
髪の毛だろうと思ったので、落そうとするべく足を動かしたが、
私の動きに関係なく、何かが動いている。
すごく嫌な予感がし、すぐにテーブルをどかしたかったが、
床とテーブルが変にこすれて、テーブルが倒れるといけないので、
何かいる、とだけ言いながら、
気持ちを落ち着けて、テーブルどかし、見た。
夫は私の緊迫した様子に、私の前に来てくれた。

すると、すると!!! 私の短い靴下にハエ取りグモがいて、
今まさに素肌のすねに飛び移ろうとしていた。
もう我慢がならなかった。
思わず、ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと叫んでしまった。
すると、足元にべたべたと何かが落ち、
どうしてか後ずさりした夫がキャット・タワーにぶつかったので、
コチカも、うにゃあ!と叫んで飛び降りた。
私が足を激しく動かしたので、ハエ取りグモは、どこかに行き、
私はほっとした。

どうしたの?と言うから、クモがいて、と言ったのだけど、
夫はむっと押し黙ってティッシュを取り、床に落ちた何かを拾い始めた。
今度は私がどうしたの?と聞いた。
夫は、ナッツが飛び出ちゃった、低い声で行った。
彼のうんざりした様子に、今度は私が黙った。

要するに、私が興奮して叫んだので、夫も驚き、
口を開いた途端に、食べていたアーモンドかくるみを吐き出してしまったと言うことらしい。
私が叫んだので、彼が口を開いた?
なんでそうなるの?と考えたらおかしくなってきて、
笑っていたら、もとより興奮しているので、顔が泣いたように崩れた。

夫は、もー勘弁してよ、泣いたり笑ったり、ついてけないよ。
と言うから、ますます私は笑いが止まらなくなってしまった。

この一件は、なんだか禁忌事項のようになってしまい、
忘れたことになっていたが、今思いだしたら、また笑いが止まらなくなってしまった。
なんで私が叫んだら、夫が口を開くのか。
恐る恐るそう聞いてみたら、
私が興奮した時のエネルギーの爆発力がすごくて、すっかり乗せられてしまったのだ、という。

目の前にいる人が、興奮したり感情的になっていると、
私は返って気分が下がったみたいになって、すごく冷静になる。
だから人があわてているから、興奮しているからと言って、私が載せられることは滅多にない。
親しい人が死んだ、くらいのことでもないと、そうそう感情的になることはない。
だから、神経の太い人、本当は冷たい人だと言われたりするが、違うのである。
妙に気持ちがしんとなって、本質を見極めようとしているのである。

実際、その場において一番大事なことがわかってないと、大変なことにもなる。
狭い台所のガスコンロで、大きなフライパンいっぱい入れた油に火がついて、
悲鳴と共に居間に駆け込んできた友人に代わってとっさに私が台所に入っていき、
そばにあったタオルを水道の水に濡らし、そうっとフライパンの縁からかけたら、
うまい具合にタオルがフライパンを被い、火が消えたことがあって、
火が付いたことよりも、消されたことよりも、私の動作の冷静さが怖かった、
などと後で言われたこともあるが、私が火を消して事なきを得たことを、大きく評価してほしい。

しかし逆に、
私自身が興奮したり感情的になっている時には、相当の影響を周囲に与えるらしい。
それが本当なら、しょっちゅうあることでなくて、良かったと思うのだが、
こないだの一件は、本当に心しないといけないと思わせられた。
私が心の底から驚いたり感情的になったりすると、
脳ミソと頭蓋骨を止めてあるビスが何本か飛んでいってしまうのだろう。
すっかり常軌を逸してしまうらしい。

どういうときにそうなるか。
クモである。
大の苦手なのだ。
優しい虫だと頭ではわかっていても、姿がいけない。
到底受け入れられない容姿なので、
クモを目の前にすると、心底ぶっ飛んでしまう。
これはどうしようもない。
催眠術をかけてもらって、クモだ〜い好き、と脳ミソに入れ込んでもらうしかない。
まあでも、言いかえれば、クモ以外のことでは、そう動じない。

そのほかでは平気だから、
とまたヒーヒー言いながら、二つ折れになって大笑いしていたら、
コチカが、ふにゃ〜、と心配しながらそばにきてくれた。
ごめんね、振り回して。
大丈夫だからね。



 *  *  *  * 


8月28日(水)

あまりに暑くて、冷たそうだと思えば、ところ構わずくたばってしまうコチカ。


踏んじゃうよ〜



 *  *  *  * 


8月29日(木)

今日はそんなにも暑くない。
ありがたやありがたや。。


きょうは〜おだや〜かな日〜だぁと、知らん顔ーしてるっ、っ自分が見ぃえるー♪~ なコチカ



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