2004年1月

~~~ミルク色のコチカ~~~


奮闘記 -32-




希望をあの空へ託す。。



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1月1日(木)

小春日和のお正月。
屋上へ。
家の後ろが山であり、竹林から吹いてくる新鮮な空気が、
コチカをこちらへおいで、と誘うようだ。
行かせてあげられたら、と思うのだが。。

フェンスに届くぎりぎりのところにリードを結わえて、日向ぼっこ。
適当なところでご飯にしよー、カツオブシ食べよー、
と言ってみても、うるさい〜〜〜〜、とばかり、
にゃ〜〜〜〜と声を荒げた。およよ。。

近所の氏神さんの森から繋がっていて、
昔はふくろうもむささびもいました→

* * *

夜。
どうしても外が見たいコチカ。
そうそう忘れてた。
以前は2階の南側に面した畳の部屋の窓に、脚立を置いてあげていたのだった。
と思い出し、さっそくしつらえる。
それでも窓の向こうにあるフェンスから向こうはわずかしか見えないのだが、
あっと言う間に静かになった。やれやれ。。




 *  *  *  * 




1月2日(金)

温かい朝。
遅く起きてきた私たち夫婦がのそのそご飯を食べている間、
母が日向ぼっこがてら屋上にコチカを連れて行ってくれた。

ところが、よその猫の声が聞こえたら、
コチカが興奮して隣の家の屋根へと行こうとしたので、
こりゃまずい、と抱き上げたら、手に爪を立てられ、血を流しながら戻ってきた。
だめなのだ。
興奮しているときに触ったら。
声をかけながら徐々に触らないと。

* * *

午後、人間3人が外出から帰ってきて、
コチカに声をかけると、やたらと怯えている。
さては朝母に抱き上げられたときの印象が悪くて、母の足音を警戒するのだな。

*

夕食を食べている間中、玄関のドア付近で鳴いている。
退屈なのはわかるが、いつものようにお外へ、というわけにはいかない。
仕方なく、夕食後に抱っこして近所を歩いてみる。

*

戻ってきてからもしばらくふにゃ〜ふにゃ〜と情けない声を上げていたが、
それも諦めたらしくしばらく2階にいたが、そのうちに下に下りてきた。

居間のホットカーペットでしばらくよしよしよし〜

コチカは台所の椅子に座っている私の方向を見るのだが、コチカの目線は私を見ていない。
私の顔の横を通り越して、さらに後ろの台所と玄関からの廊下の間にある、
ドアの方を見ているのだ。
思わず振り返ったが、何もいない。
ぞぞ……。な、何を見ているのだコチカは。

午後に人間が帰宅してから怯えて様子でいたのは、
なにか人間には不可視なものが見えていたのではないのだろうか。
とすると、あれからずっと見えないものは私たちと一緒にいたのだ。
むむむ。




 *  *  *  * 






あーこわ。。

1月3日(土)

朝。
お散歩〜早く〜!!!!!!

昨日屋上に連れていってくれた母や私の顔を交互に見ている。
少々寒いので、今日は夫が連れていくことに。

天井からざざざっとすごい音が響いてきたので見に行ってみると、
フェンスの間からちょこっと行かせてやった屋根からずり落ちたのだ、ということ。
ふむ。
やっぱり屋根は危ないのね。

* * *

コチカの落ち着く場所が新たに決まった。
2階の南側の窓の隅。
階段下から4段目。
ここからは、手すりの隙間から、中庭に面した窓越しに隣の中庭やらが見えるのだ。
いい居場所が見つかってよかったよかった^^\




 *  *  *  * 




1月4日(日)

東京へ。
酔い止めの薬“カーロップ”を飲ませて、いざフェリーへ。効き目ばっちり。

伊良湖から車が走り出すと、キャリーからのっそり出てきて、助手席へ。
どう納得すると、助手席へ来るのだろう。
行きはずっとリアシートの床にいたのに。

* * *

帰宅して空腹なはずなのに、ご飯よりもお外。
ご飯を用意してやっても、目の色を変えてうろうろしている。

夫が連れて行く。
玄関を出て、いきなりいつものコースを3往復したのだそうだ。




 *  *  *  * 




1月5日(月)

朝早くから人間が外出したので、朝のお散歩はなし。
外にはグレタがうろうろしている。めずらし〜

* * *

家中の窓を休む間もなく走り回っていて、
ご飯〜も、お外〜も言わないコチカ。

いつものご飯の時間をうんと過ぎてから、
ご飯は?と言うと、あったり前じゃん!と言わんばっかりに、にゃう〜〜〜〜!!!、と思い切り言った。
何その態度。

珍しく本日はお散歩なしの日だった。
家の中を走り回るのが忙しくて、人間に声をかける余裕もなかったということか。
でも、外に行って他の猫にでも会ったら、追い掛け回すことになっただろうから、
よかったのかも。

* * *

おしっこさせると、いつもある程度押さえると、痛っ、とばかり声をあげたりするのだが、
今日はそれをきっかけに、うぉ〜〜〜と、唇を引き下げるようにして声を荒げている。
おお、恐。

ときどき人間のそばに来ては、にゃうっ!!!とどなってまた去っていく。
何だってえの?




 *  *  *  * 




1月6日(火)

騒々しい外。グレタと見知らぬ茶トラそれぞれが、鳴き声をあげながらうろうろしている。
挑発されてコチカは、寝ていてもすぐに起されて走り回っている。ご苦労様。。

* * *

寝食を忘れてのワイルド・キャット・ファイティングなのだろうか。
今日もコチカはご飯食べたい、とは言わなかった。
私が用意しておいてやったら、うぉ〜などと悪態をつきながら台所に入ってきて、
洗面所に抜ける通りすがりにちらりと横目でご飯を見、
匂いをくんくん嗅いで当たり前のように食べた。

* * *

夕方の散歩。

にやお〜にやお〜、とドスの効いた声が聞こえる。
そちらの方向に歩いていくと、
尻尾の長い茶トラが、恐らくはグレタの家の窓の外に置かれたバイクの上に、
フェンスに顔を突っ込むようにして座っている。
やっぱモテモテグレタちゃんである。

顔の半分と長い尻尾だけキジトラの辮髪猫と会った。
チェリーんちのガレージの下のご馳走を食べていたのだ。
コチカは薄暗がりの中で辮髪猫を見つけ、戦闘態勢に入り、いざ!と走り出したが、
リードがつっぱってダメだった。

帰宅してからも、うろうろばたばた。
物見やぐらにいるところで私と目が合ったら、
うにゃ〜、うわぁ〜、にゃーーおーーー!!!と何種類かの声色で大声を上げた。
ひょっとしたら、もしもこれが人間だったら顔がむくんでいるのではないだろうか、
と思うような顔つきで、しかも網戸に顔をこすり付けるのか、汚い具合に隈取がついている。
あーあ。
暮にはせっかくきれいになったのに。。




 *  *  *  * 




1月7日(水)

人間が起床する頃になって入ってきて、寝ている。
今までどうしてたの?

家の周り中でgrrrrrrrにゃ〜〜〜とすごい声。
入れ替わり立ち替わりいろいろな猫が庭に現れる。
その都度コチカは、出動していく。

* * *

夕方。
縁側の窓をがりがり引っかく音がする。
そういえば外出から帰っても縁側の窓を開けるのを忘れていた。
猫には重すぎる木枠のガラス窓である。
横になって体をそらせ、両足の爪を絨毯に引っ掛けている。
大変な労働だったろうな。。
私が行くと、はっ、と私を見上げ、こりゃどうも、という顔をした。

* * *

夜のお散歩。
十字路の駐車場の奥、枯葉の溜まったところ。
またがさがさと枯葉を掻き、腰を下ろしてみている。
気に入る場所が見つかるまで、何度も腰を下ろし、また掻いて……。

人が見たらどう思うだろう。
そんなところに猫におしっこさせて、というだろうか。
いえ、うちの猫はおしっこできないのです。
ただのポーズだけ。。
などと、説明するのだろうか。

で、座っていたけれど、終わった頃にコチカは軽く臭いを嗅いで、
やっぱり出なかったのだろう、枯葉を掻かなかった。




 *  *  *  * 




1月8日(木)

今夜は満月。
その朝。
ようやく猫たちは静かになった。
コチカはなんとなく取り残された感じ。
一人でうろうろしている。

夕べもなかなか寝室に来ないで、
ようやく入ってきたら、つーんと冷たい空気も一緒に持ってくる。
ふにゃ〜といいながら、凍りついた鼻先が首筋にでも、点、と当たろうものなら、
しゅわーっっ、と突き刺さるような冷たさが体中に駆け巡る。
この寒いのに、窓辺にずっと座っているのだもの。
よく風邪ひかないもの。

* * *

夕方のお散歩はとても空気が冷たくて、すぐに帰りたくなる。
しかし、帰ろうと言った途端に、コチカは何かを見つけたらしく、
体を低くし、そろりそろりと足を進める。
なにかあるのか、と目を凝らすけれど、何にも見えず、何の気配もなし。
コチカ、何を見ているの?

そしてどうなるのか、と思っていると、
いつの間にか緊張を解いて、普通にくんくんしている。
あれは、思わせぶりだったのだろうか???
ときどきそう思うことがある。

* * *

この数日の騒ぎで、コチカは少々やせたようだ。
おしっこさせるとき、体が軽くて楽になった。




 *  *  *  * 




1月9日(金)

猫たちはひたすら寝ているのだろうか。
とっても静か。
お散歩に出ても、影も形もない。
どこかこちらからは見えないところで、
コチカが歩いているのを見ているのだろうか。

東に抜ける道で。
そろそろ帰ろうよ、と声をかけたとき。
コチカは背を低くしてした。はるか前方を凝視している。
何かがいるのかな、とコチカの目線の先を追ってみるが、何もない。
いるとしたら、みいちゃんか、白い猫。あるいは、春の小鳥か。
抜き足差し足で5歩くらい歩いたところで、
コチカは緊張を解いた。
前方には何もない。
いったい、何なんだろう。

これ、なるべく外に長くいるための思わせぶりなのではないだろうか、と思うのだが。
あまりにうがった考えだろうか。

* * *

夜のお散歩。
寒いので空がきれい。
今夜は十八夜なのだ。
チャコちゃんちのガレージの前からは、
少々ゆがんではいるものの、白い月が黒い空にぽっかり浮かんでいる。




 *  *  *  * 




1月11日(日)

周辺の猫たちが静かになって、コチカのフィーバーも終わったのだろうか。
食欲が元に戻ったようだ。
睡眠もまた。

* * *

夫が散歩。
いつも30分は行ってくるのだが、10分もしないうちに、
ねえコチカがもう帰ろうよ。カツオブシしよ〜と声が聞こえてくる。
しかしそうは問屋が卸すわけがない。
それからさらに15分ほど。
二人とも冷たーくなって戻ってきた。

遅い午後。
また誰かがいるのだろう。
コチカがやーやー言いながら走り回っている。

* * *

歯磨きをしようと洗面所に行った夫、あーーーっ!!!と叫び声。
続いて、コチカ〜〜〜〜
洗面台にウンチがしてあったのだ。

最近では初めて。
思えば実家にいるときにも100発100中申告していたのだ。
さあて。
何が気に入らないのか。。




 *  *  *  * 




1月13日(火)

昨夜、腕の皮膚がかゆかった私は、ムヒを塗って寝た。
コチカがやってきたので、ふとんを上げてやったが、
くんくんと臭いを嗅ぎ、にゃっ、と小さく声を上げて退散すること2回。

臭いがいやなのだろうと、しばらくふとんを開けておいたら、
3回目にはもぐりこんできた。
そのまま朝までずっといたようだ。

* * *

早朝、雪がぱらつき、その後雨に変わったらしい。
道が濡れていた。
それを縁側で見ていたのだろう。
コチカは散歩に行きたい、とは言わずに居間のカーペットの上で寝ていた。
おりこうおりこう。

* * *

夕方は普通にお散歩。
星がきれい。
オリオン座のペテルギウスと、プロキオン、シリウスの冬の第3角形と呼ばれる星座もくっきり。
夕方の東の空に、家々の上に横たわるオリオン座はとても勇壮に見える。
その真上あたりのおうし座のプレアデス星団の六連星:スバルもようく見える。

一通り感心したところで、寒さが身に沁みてくる。
さあ、カツオブシにしよ、コチカ〜

* * *

また毛波がべたべたするように思う。
首輪のところなど、黒っぽくなって汚い。
前からこんなだっけ?




 *  *  *  * 




1月14日(水)

夜のお散歩。
いつになく深刻な様子で、行こう行こう、とせがむ。

いつもよりも寒たい今夜。
夜なったらさらに冷たい。
もこもこの重装備をして、いざ凍てついた通りへ。

*

もうそろそろカンベンして……とばかり、カツオブシカツオブシ、と唱える私に我関せずのコチカ。
十字路を東へ曲がった通りを、熱心に探索する。
あるお宅の玄関先で急にそわそわしだし、しきりに臭いを嗅ぎ、
地面に体をこすりつけたいのと鼻水をこすりつけたいので、混乱気味。
何がどうしたのだろう。
私は寒いのだけど。。

あんまり行かない駐車場へ入ろうとするコチカ。
そこはガラスの破片なんかが散らばっている砂利の地面なので、
なんとしてもやめさせたい私は、実力行使に出て、抱き上げた。
うにゃ〜〜〜〜GRRRRRRR、すごむコチカだけど、もう知らない。
今帰らなければ私は凍ってしまう。

凍てついた冬の空気の中で触る猫の感触。
人間よりも1割も多い関節でできたうにゃうにゃと柔らかいな体を覆った猫の毛皮が手にしっとりとまつわりついて。
さ、最高!
なんだけれど、コチカは、うぉぉぉぉぉぉぉぉ、と悪態をつき続けている。




 *  *  *  * 




1月14日(水)

南向きの居間では、通常私は北側にある押入れを背にして座るのだが、
仕事をしているときには、南側に背を向けて座ることがある。
窓から差し込む光が背にぽかぽかと暖かくっていいのだ。
しかしコチカはそれが気に入らない。

こういうところが、人にではなく家につく動物、と言われる所以だと思うのだが、
いつも私が座っている側で、私に撫ぜてもらったり寝たりしたいのだ。

いつもの位置に横座りになってみるが、私は反対側にいるので、
ねえ、どうしてそっちにいるの〜こっちに来て〜ね〜〜〜
とたぶん言っているのだろう、うぁ〜うぁ〜、といいながらうろうろする。

南側に座っている私が、おいで、と言うと、しぶしぶ来るには来るが、
居心地が悪いらしく、ちょと撫ぜられて、もうすぐに反対側に行ってしまう。

しばらく苦情を言い募り、そのうちいつもの場所で寝てしまう。

* * *

夜のお散歩。
寒い。そのひとこと。

マフラーで鼻まで覆い、フードをかぶっての散歩である。
うちの駐車場に入ってきて、暗い中、車の窓に映してみると、ドロボウさながら。
でなければ南極越冬隊か。

チェリーんちの植木の背の高い植物をくんくん臭いを嗅ぎ、
伸び上がって鼻水を丹念に擦り付ける。
その辺に留まっている車のボディーの下側にも、鼻水をつけ丹念に頬をこすりつける。
だから、きったなーくなるのである。

*

今日も十字路の駐車場の向こうの枯葉溜まりで、おしっこのふり。
人が歩いてきたので、はらはらしたけれど、やっぱり出してはいないはず。
だって、掻かないもの。

* * *

今日で、Hill'sの特別ヴァージョンはおしまい。
もうそろそろ毛が抜け始めたので、またヘアーボール・コントロールに変える。




 *  *  *  * 




1月16日(金)

朝のお散歩。

家では首輪をとっている。
冬毛がもさもさしてなんだか窮屈そうだし、黒く汚れやすくなるからだ。
子犬用の首輪だけれど、もう最後の穴を使っている。

で、外に行くときにはリードをつけるので、当然首輪をしなければならない。
コチカはそれがよく理解できていない。

そこで訓練である。昨日から始めた。

お外〜お外〜、と声高に鳴き声を上げるコチカに首輪を見せ、
鈴の音を鳴らして見せて、これつけなきゃ、と言う。
コチカは、うぉ〜と声を低くして、どこかへ行ってしまう。
で、また声高に鳴き声を上げながら、やってきたら、首輪を見せて、これつけなきゃ、という。

これを昨日・今日とやった。
どちらも6回目には、そばに来て座り、つけさせた。
これが1回でつけさせるようになるには、どのくらいかかるか。

* * *

外に出たら、門の前、東に抜ける通り沿いにあるお宅の塀に、
カラスが2羽チェリーんちを向いて並んでいる。
何かを期待しているような。
そのうちの1羽は、くっくー、と鳴いている。

門の前で見ていると、シェットランドのソラちゃんがお嬢さんと来た。
おひさしぶり、などと挨拶をしていると、べちゃっ、と白い糞が落ちた。
電信柱に留まったカラスの落し物である。
風に乗って飛んできたのだが、アブナイアブナイ。。

そしてまた、くっくー、と鳴いている。
おかしなな。
そうやって鳴いたら、どんないいことがあるんだろう。

* * *

人間はあたふたと出かけなければならなかったので、夕方のお散歩はなし。
遅く帰宅した私が抱っこしてお散歩。
なぜかおとなしく抱かれているコチカ。
さあ、もうおしまい、といっても無抵抗。




 *  *  *  * 




1月18日(日)

夫とお散歩。
なかなか帰ろうとしないコチカ。
カツオブシ、と言ってもだめだったそうな。

* * *

あちこちの窓を駆け巡っているが、折に触れて、居間にいる人間に、ふにゃ〜、と寄ってくる。
おまんじゅうがふやけたような顔をして。
どしたの?と待いっていると、首筋を差し出して、よしよしして〜〜〜、のポーズ。

あるいは、
うにゃ〜〜〜!!!、と怒ったみたいに言う。
その切羽詰った様子に、よく飲み込めないまま座って待っていると、
よしよしして〜〜〜、なのである。

目を閉じ、顔を平らにして顎を伸ばして、撫ぜてもらうこと数回、
そうですね、5回くらいかな、時間にして5分くらい。
それで満足した様子で、また窓辺に行くのである。

1日に1、2回。いったいどいうときにそういう気分になるのだろう。


からかわれて頭モクモク。。


 *  *  *  * 




1月19日(月)

お散歩の途中、そちらには行かないよ、などと声をかけると、
すっと方向を変えたりする。
まるで言葉がちゃんとわかっているかのように。
わかってるのかな???

* * *

昨日は夜中に猫たちが騒いでいた。
コチカも触発されてずっと2階の出窓にいたようだが、
やがてふとんに入ってきた。
ぁ、ぁぁっ、と切れ切れに何か言いながら。
何を言いたかったのだろう。




 *  *  *  * 




1月20日(火)

夕方のお散歩。
十字路の塀の上にアスカがいた。
アーと言ってお尻を上げる。
コチカは見上げている。
私が、手を伸ばすと首筋を伸ばしてきたので、撫ぜてやった。
じっとこちらを見ているので、
下へ降りておいで、と言うと、
アーとか言いながら、そばにある木の枝に首筋をこする。
枝は、アスカの背丈よりも高い位置にあるので、
わざわざ伸び上がって、こすりつけている。
コチカも何かしてほしいときや、甘えたいとき、嬉しいときには首筋をこすりつける。
アスカは下に下りてみたかったのだろうか。

* * *

おしっこをさせると、やけに痛がった。
尿道口に黒くなにかがたまっていて、
これは一度獣医さんに見せたことがあったのだが、
何かはわからず、でも別に心配なものではない、ということだった。

汚く見えるので、おしっこをふき取る際に、
ティッシュで軽くつまんで取ろうとすると、痛がる。
尿道口付近が炎症をしていて、それが痛いのだろうか。

内臓が痛いのでなければ、いいようなものだが、
それにしても、ずっとこのままなのだけど、なんだろう。




 *  *  *  * 




1月21日(水)

夕方のお散歩。
知らない奥さんに会った。

いつもお散歩してるんですね〜、と話したげな様子だったので、
すかさず、ちょっと障害がありまして、と説明をした。
なので恥ずかしいんですけど、こうして散歩させるんです……
といったら、あらあそんな、この辺では男性も散歩してますよ、
といわれたので、嬉しくて、え!そうですか、と言ったのだが、
考えてみたら、夫のことでしょうな。タハハ。




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1月22日(木)

車のスカートの部分でもどこでも、丹念に丹念に臭いを嗅いで、
最後に鼻水をつけて頬で伸ばす。
今日は特に念入りにやっていた。
だから顔半分が隈取ったみたいに、汚れている。

そして、駐車場でのごろごろ。
なんでここでは必ずこうするのだろう。
また洗濯しないとな。。

雨が降った、などの理由で丸1日外に出て汚れることがないと、
とってもきれいになるのに。


チェリーとニャオン


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