9月・10月・11月

~~~ミルク色のコチカ~~~


日課牧歌 -113-

2010年10月



奇妙な眺め


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10/14エスカレート 10/18かわったことするね 10/22決断のときには飲食をする? 10/23妖精のせいじゃなかった?
10/26冬時間初日


10月1日(金)

もう10月。。
9月はどこへ行ったのだろう。
あまりの暑さに8月が9月にせり込み、
9月は縮まってしまったのだろうか、
自覚があったのは初日くらいで、
あっという間に終わってしまった。
コチカがいるお陰で、季節の流れだけは感じるが、
時間と言うものに頭がついていかない。



 *  *  *  * 


10月2日(土)

<人それぞれのウンのつき方>

それはたいていお風呂上がりに起きる。
あ"〜〜〜〜〜!!!と叫び、
足を中途半端に上げたままでいる夫。
コチカの落し物を踏ンづけたのだ。
私はこういうことは一度もなく、
いつも私じゃなくてよかったと思っている。
2晩立て続けに踏むこともある。
折角きれいになって気分も清々しているのに、
気の毒だけれど、その気になるのもなんなので、
きっとウンが足りてないってことだから、
コチカが分けてくれてるんじゃない?
感謝しとけばアハハ〜、とか言っておく。
夫はもくもくした顔でだまっているが、

今朝は私の番だった。
起きてみたら、背中があった場所に、
歓迎しないブツが転がっている。
うへ〜と思い、ねえ、背中見て、
とパジャマの背中を夫に見せると、
なんともなってないよ、君の場合はこんな風なんだね、と言った。
なんだか仕返しされたみたいで、むっときたが、
私もウンが足りてないのかな、と思った。
実際、足りてないよ、朝からこんな思いするなんて。。



 *  *  *  * 


10月3日(日)

秋雨前線の影響か、さしてさわやかな秋でもないけれど、
それでもコチカは日中のまどろみの間に、
ふらりと窓辺によっては、にあ〜、と寂しそうな声を上げる。
外に出たいのだろう。

昨日、お天気が良かったので、人間二人はベランダでお茶をした。
見張り番のように窓の内側に張り付いているコチカ。
物を取りに行くのに、素手では行けまい、と、
猫じゃらしの葉っぱをちぎって中に入って行った。
見れば、夏の暑さを逃れて、やれやれ、というように、
猫じゃらしが元気いっぱい伸びている。
それもあちこちに。
いつの間に猫じゃらしをこんなに栽培するようになったのか、
と目を見張ったが、暑い間、かさかさしていた葉も、
つやつやと瑞々しく、柔らかそうである。
これなら当分はコチカのおやつには不自由はしない。
夫は3度までも物を取りに、中へ入って行ったが、
そのたびに通行税のように葉っぱを持っていった。
やがて満足したのか、コチカの姿が消えた。
それで心おきなく、人間はゆっくり秋のお茶の時間を楽しんだ。



 *  *  *  * 


10月4日(月)


にょろりほのぼの。。


 *  *  *  * 


10月6日(水)

暑いんだか涼しいんだか。
いや、暑い。
まだ残暑?といいたいくらいリビングは涼しくない。
といって、外は涼しいのである。
鉄筋の建物ならではの温かさなのだろうか。
お陰で部屋の中では夏と同じ格好をしている。
よくこれでコチカは季節を嗅ぎ分けられると思う。
やっぱり動物の五感ってすごい。



 *  *  *  * 


10月8日(金)

珍しく早く帰ってきた夫の後を、
何を期待してか、にゃあにゃあと鳴きながらついて歩くコチカ。
着替えにうがいに、と忙しくうろうろする夫は、
うるさくもあり、かわいくもあり、というところだろうか、
葉っぱやろうか、と言ってベランダに出て行った。
そうやって甘やかせるから、私が謂れのない攻撃に遭う。
葉っぱちょうだい葉っぱちょうだい、とねだって、
私が今そんな時間じゃないから、というと、
なんでくれないの!
けち!ひとでなし!にんぴにん〜!と結構激しく来る。
時に関係なく葉っぱをくれるのは夫で、
私はくれないもの、と決めればいいのに。



 *  *  *  * 


10月9日(土)

夫の動きをなんとはなしに目で追うコチカがかわいいので、
カメラを向けたら、こんな顔をした。
憎ったらし・・




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10月11日(月・祝)

毛玉をしょっちゅう吐くので、
昨日今日とファーミ・ネーターで毛を梳いてやった。
ゆっくり梳くと気持ちがいいらしく、
体を伸ばしてうっとりしている。
お陰で両手にいっぱいの毛が取れ、
コチカはちょっとほっそりした。
いいねえ、毛皮脱げば実はスリムなのよ、っての。


脚のフレームの中でうっとり


 *  *  *  * 


10月13日(水)

秋眠暁を覚えず・・
といってもいいのではないかと思えてくるくらい、眠い。
朝起きたときから眠くて、悔しいので昼寝などしなけれど、眠い。
私ばかりでなく、コチカも眠いらしく、ずっと寝ている。
夕方に私がいるソファにくることもなく、
私のすねにすりすりしにくのは午後8時前で、
寝ぼけ眼でふらふらとしながら、ご飯〜、という。
ずっと寝てばかりいて、おなか空くもの?
子供は寝ていても体力を使うというけれど、
大人のネコもいっしょ?



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10月14日(木)

<エスカレート>

最近、人間がお風呂に入る時間になると、
どういうわけかコチカは、ダイニングテーブルの、
私の椅子に座るようになった。

ところがおとといなど、
テーブルの上に座っていた!
私がはずした木綿のヘアーバンドの上に手を置いて、
当たり前の顔をしてスフィンクス座りをしていたのだ。
そればかりは許せないと思い、
どきなさい!と声を荒げて下した。

テーブル周りに来るのは、
入浴の時間に決まっていたのに、
昨日など、その枠をさらに広げて、
朝でもいつでも、椅子に座りにきていた。
コチカがいた場所は、
毛が気になるので、必ずゴロゴロをする。
これが結構面倒くさく感じる。

気分による場所替えか、
気温の変化による体感のためか。

今朝も椅子の上にいて、
夫が出かける前に通勤バッグを点検するのに、
椅子の上に置こうとしても、置けなくて困っていた。

日常のちょっとした習慣を脅かされる気がして、嫌である。
いくらかわいいコチカでも、
してほしくないことはしてほしくない。
どうすれば椅子に座らなくなるだろう。



 *  *  *  * 


10月16日(土)

私は水分が不足すると、せき込んでしまう、という体質である。
昨夜もせき込んで目が覚めた。
コチカは驚いたらしく、Grrrr、と言って目を覚ました。
私は、ごめん、と言ってさらにせき込んだ。
手で口を覆うのが間に合わず、
せきはそのままコチカの腰あたりを直撃した。
ぼわっと毛並みが丸く吹かれた(たなびいた?・・他に良い表現がみつかりません^^;)。
そのタイミングで、
コチカは丸い背のまま、そばにあった椅子に飛び移った。
それがまるで、せきの風圧で飛ばされたみたいに見え、
私はせき込みながら吹き出してしまった。
夫を起こしてはならないと思い振り返ると、
何か深刻な夢でも見ているのだろうか、
眉根にしわを寄せて、神妙な顔で寝入っている。
薄暗い中で、コチカと私と夫とのコントラストを考えると、
おかしいわ、せきは出るわで、
あーひとりでパニックした。。



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10月18日(月)

<かわったことするね>

夜中。
私はなぜか暑く、布団をはいでいた。
しかしコチカは寒かったのか、脇の下に入ってきた。
その入って来方(?)が面白かった。
まず一歩目の前足が伸ばした私の腕をまたぐと、
頭をぐっと前に出して、私の脇あたりに押し付け、
その頭を支点にして、手足を動かし体を回転させたのだ。
初めて見たように思うけれど、
前からそんなことしてた?
しばらく遠い眼をしてぼーっとしてから、
後頭部と背中をちょっと起こすようにして、
私の胸にもたせかけ、体を丸めた。
脂肪のクッションが按配いいのかもしれないけれど、
私がもうちょっと豊満だったら、もっともっと気持ちいいだろうにねえアハハ〜^o^/。



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10月19日(火)

リラックスタイム。


コチカもぼーっとしているけれど、
人間もぼーっとしている。


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10月20日(水)

この夏、アボカドの種を水栽培したら、
見事根も芽も出たので、植木鉢に移した。
そうしたら土からキノコが生えてきて気味が悪いので、
外に出しておいたのを見に行った。
ほんのわずかな間、ベランダの窓を開けていただけなのに、
キャット・タワーの最上階で眠りこけていたはずのコチカがやってきていた。
すぐさま中に入り窓を閉めると、
コチカは私の手元を、目を全開にして見た。
葉っぱ持ってないよ、と無言で言いつつ、リビングに戻った。
期待しない期待にかけていて、
やっぱりね、という結果だったのだろう。
コチカはニャンとも言わなかった。
やれやれ。。



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10月22日(金)

<決断のときには飲食をする?>

涼しくなってきて、
朝、コチカは居場所に迷うようになった。
キャット・タワーとリビング隅のテーブルの下は、
温かくないらしい。
10月の中旬から弱にして床暖房をつけているので、
床は温かいはずだけれど、
さて床のどこにいたらいいのかわからず、
あらぬところに座って、ぼーっとしている。
挙句の果に私の所に来るが、
家事をしながらメイルのチェックをする私は、
膝の上にいてほしくないので、ダメを出す。
コチカはいよいよ迷い、
するとなぜかお水を飲むかご飯を食べ、
キャット・タワーに登っていく。
迷うと飲食をしに行くところが面白いと思うのだけど・・



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10月23日(土)

<妖精のせいじゃなかった?>

白い毛玉を追いかけて遊んでいる。
キャット・タワーの周りを見ると、いくつか毛玉が落ちている。
なんでそんなものが、と2、3日前から思っていたが、
なんとコチカは、お尻の毛の固まったところを噛んで、
食いちぎっていたのである。

以前からお尻や手足を異常に気にし出して、
数分の間、大慌てであちこちを舐めるということがある。
それは夕方以降に、
ご飯が欲しくてももらえない時や、
ベランダの窓から外を眺めていた後に起こる。
理由がさっぱり分からず、
まさかではあるが、人間には見えない妖精のような、
霊的なものが飛んできて、コチカにいたずらをしているのかと思ったりしていた。

コチカはお尻の尻尾の付け根周辺の毛が、
何らかの理由によって毛がくっつきあい、
固まったみたいになっている。
以前はその上黒く汚れやすかったのが、
去勢をして以来そうでもなくなったので、
ホルモンの関係で、脂が分泌されてでもして、
毛が固まるのだろう、と言っていた。

でもそれがいよいよ気になってきたということだろうか。
夕方以降、欲求を満たされない事態が起きた際に、
いらいらして余計に、その毛の固まりが気になるのかもしれない。

ということで、夫が毛を梳き、毛玉もある程度取ってやった。
そのお陰か、今日は慌てふためいている姿を見なかった。
これで解決するといいけれど。



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10月24日(日)

運動の秋なので、ぽんぽんで遊んでやる。
でも前みたいに派手にジャンプしたりしなくなった。
年取ったってこと?




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10月26日(火)

<冬時間初日>

床暖房を一日点けていた。
お陰でコチカは居場所に困ることなく、
ゆったり過ごせたようだ。
夕方には私の膝に来て、
8時前にはご飯〜と言いに来る。
すべてがゆったり。
これで完璧に冬時間の始まりかしらね。



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10月27日(水)

寒くなってきた。
PC用のテーブルの下に、ホットパックを置いた。
足の裏がホカホカと温かい。
ふと不穏な気配を感じるので目をやると、目が!


ねぇここに来ていい?・・うーんどっしよっかなー


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10月30日(土)

夫が座っていると、
必ず寄って行ってくっついている。


手にぺたっ・・こんなことが幸せへの道。。


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