11月1日(月)
<ミーちゃんだ!>
昨日、以前住んでいた家の通りを車で通った。
夕方を過ぎていたので、誰もいなかったが、
チェリーんちの車の上に、ミーちゃんがいた!
つい2、3日前に、どうしてるだろうか、と話していたのだが、
いた!
私は見なかったが、夫が見かけ、
明らかに年をとった様子だったと言ったが、
でもまだ生きている!
ミーちゃんはアスカと兄弟で、
アスカが死んだとき、18歳だか19歳と言っていたから、
いまや21-2歳?!である。
本当にミーちゃんだった?亡霊じゃなかった?
もうネコ股を通り越して尻尾も3つに分かれているのでは?
それにしてもネコも高齢になると、
必ず腎臓をわずらう、とよく聞くけれど、
あの界隈に住んでいたノラニャンはみんな高齢ながら、元気だった。
なんでだろう?
ノラニャンだから強いのか。
でも、
チェリーんちのシルビーもペッタンも高齢だったが、
腎臓病になったという話は聞いたことがなかった。
いつも外に散歩に出て、したいようにしていたからだろうか。
家ネコもあまり手をかけ過ぎるといけないのかもしれない。
ストレスがない状態なのがいいだろう、と思うから、
つい手をかけてしまう。
だって誰だって心地よくしてあげたいと思うものだし。
その匙加減が難しいということなのか。
昨日などは気温が下がり、
あんな暗い時刻に車の上にいたら、
それはそれは寒そうなものだけど、
思えば今年の酷暑も耐え抜いたのだ。
だからこの冬もまた耐えていくのだろう。
すごいもの。
相当に自律神経が鍛えられているのに違いない。
だとすると、ちょっとでも寒いと、
人のそばに寄ってきて暖を取ろうとするコチカなんか、
正反対に相当に弱っちいのかも。
なんだか心配になってきた。
大丈夫かなあ。
そういえば今日私はホットパックをおなかの上に置いていたので、
足元はスの床だった。
それでもコチカはやってきた。
これならちょっとは鍛えられることになるのかな。
これでいいのなら、これで行こう。
* * * *
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11月2日(火)
夜中。
寒くて目が覚めたら、布団から脱ぎ出していた。
布団をかけ直していると、
ちょうどご飯を食べに行っていたらしいコチカが戻ってきて、
布団の中に入ってきたので、
タックルするみたいにして腕を巻き付け、胸に押しつけた。
めくれた腕の素肌に毛がふぁ〜ふぁ〜と。。
いいわあ、生きた本物の毛皮って。
* * * *
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11月3日(水・祝)
朝寝坊してリビングに来ると、
コチカが普段は座ることのない珍しい場所に座っている。
コチカのいるところに陽が射していて、
どうやらそこだけ温かいらしい。
時計を見ると11時。
床暖房も点けておらず、空気もひんやりとしている。
寝飽きて先に一人で来たものの寒く、
わずかな日溜まりを見つけて座ってたらしい。
ごめんね、今床点けるから、とスィッチを入れた。
コチカはぶすっと釣り上った目のままじっとしている。
外のニャンコは今日も寒空の下で知らん顔して過ごすのだろう。
コチカは家の中だから、このくらい、大したことないもんね。
* * * *
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11月4日(木)
来世は絶対ネコになろ・・とつい思う。。
* * * *
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11月5日(金)
秋の日差しと共にまどろむ。
サンキャッチャーからはじけた虹の破片がコチカの背中にも
* * * *
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11月6日(土)
きれいなお天気なので、
野生児コチカは外に出たくて仕方がない。
ベランダの窓の下ぎりぎりまできているカーペットをしきりに掻いている。
まさか土が掘れて外側に出られる穴でもできるとでも思ってる?
それに飽きると、いつものように寝るでもなく、
午後のお茶を楽しむ人間のそばに来て、
うにゃ〜にゃ〜、と寂しそうな声をかけてきた。
お茶終わったら遊んでやるから、と夫がいい、
ずいぶん待たせてからだけれど、紐付ポンポンを持ってきて、
椅子を要塞にしてポンポン取り合戦が始まった。
暴れる暴れる。
動きが速い方がノリがいいんだといいつつ、
びゅんびゅんポンポンを振り回す。
久々にジャンプ、ジャンプ、ジャーンプ!
しばらく運動をしてない体とは思えないほどに、
俊敏な身のこなしで、所狭しと動き回る。
コチカの動きを見ているだけのつもりでも、
視界の隅っこにちらちら見えるポンポンや、
紐や夫の腕などが精神をかく乱するらしい。
30分ほど経ったところで、私はくたばってしまった。
見えないようにして横になる。
それから10分ほどすると、騒々しさが減ってきて、
やがてしーんとなった。
見ると、コチカは座ったまま目をしばたたかせている。
いよいよ疲れたんじゃない?とおしまいにした。
あー遊んだ遊んだ、ボクもいい運動になった・・って腕だけね(笑)。
夫がポンポンをしまいに行って戻ってくると、コチカの姿がない!
あれ〜?と探すと、最近では入ることのなかったキャット・タワーの一階のハウスでもう丸くなっていた。
よほど疲れたらしい。
よかったね、いい運動できて。
べしゃっ、
となってポンポンを捕らえたこの格好でちょっと休む
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11月7日(日)
<グロッキーなコチカ>
昨日、ハウス(タコつぼ)に入って行ったコチカは、
出てきたと思ったら、しゃくりあげて、胃液と毛玉を吐き、
それをその後も繰り返し、都合3回吐いた。
毎回毛玉が少しばかり出ていて、
たいがい吐くときには7、8cmにまとめられた毛玉を吐くのに、
ずいぶん細切れだった。
体が急激に活性化して、余計なものは全部排出したくなったのだろうか、
と夫と話した。
その後、8時半を過ぎてもタコつぼから出てこなかった。
時々様子を窺うと、目を開けていたりするが、
しっかり体を丸め、後足に鼻先をくっつけたままである。
大丈夫かなあ、ご飯だけ用意しといてやろう、
と夫が、キャット・フードの袋を開け、
からからと音をさせてお皿に入れると、
その音でようやく空腹に気がついたのか、
のっそり這い出てきて、ご飯を食べ、
またすぐにタコつぼに入って行った。
あれぇ、今日は毛づくろい一回もしてないのでは???
夜もそのまま出てこず。
寝室へ行く際に声をかけたら、ちゃんと来たが、
いつもは寝室のドアのところでにゃあ、
と声をかけてくるのに、来た気配のみ。
コチカ、とこっちから声をかけると、
黙って入ってきてベッドに上がり、私の脇の下に入り、丸くなった。
ゆっくりお休み、と私も眠ったが、
夜中には起き出して行き、
にゃあにゃあ言いながら帰ってきたが、
私が知らん顔していたら、
急に猛りだして、ダッシュをしていた。
こうして急に復活するものなのだろうか、ネコって。。
そして今朝。
寝室から出てくると、まっすぐタコつぼへ。
夜までずっとそのまんま。
でも今日は、ご飯の時間には出てきた。
大丈夫そうだね^o^/。
なんだかさ、かったるくってさ。。
* * * *
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11月8日(月)
今日も朝からタコ穴に籠城。
夕方の挨拶にも出てこず。
8時半を過ぎて、ようやくご飯〜と出てきた。
静かといえば静か。
つまんといえばつまんない。
はっきり言って、つまんない。。
* * * *
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11月9日(火)
今日もタコ穴。
チャチャ出てこないかな、と覗いてみても、
白い塊かピンクのお耳が見えるだけ。
どう思います?この状態。
ホットパックを足元に置いてみようかなやっぱり。。
*
ご飯を食べてから、吐いた。
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11月11日(木)
コチカのシカト状態が気になってきた。
数日前を振り返る。
あの紐付きポンポンで大ハッスルしてくたばった土曜の夜、
今度は私が体調を崩し、
夜、コチカが布団の中に入りたいと言うのに、ダメを出した。
コチカにとっては意外な展開に、
どうしたものかとしばらく私の顔とは違う方向をぼーっと見た後、
だまってコチカシーツで丸くなったのだった。
思えばそれ以来、コチカは私にところに寄ってこないような気がする。
コチカは妙に人の心模様を模索するようなところがあるので、
はっきりしないまでも、
遠目に見ておいた方がよいものを、私に感じたのかもしれない。
早期改善を企てねば。。
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11月12日(金)
<愛の交歓再び>
夕方。
コチカがソファに座る私の膝にやってきた。
わーい!チャチャ、来たんだね。
よしよしを期待するコチカの目と目が合う。
右の耳を2回撫ぜ上げる。
左の耳も2回撫ぜ上げる。
やーらしか(かわいい)チャーチャ、と言う。
コチカがお返しに私の手をぺろぺろし、
また私の目を見ながら、首筋を左手に寄せてくる。
そのまま撫ぜる。
コチカがうつむくので、後頭部を撫ぜる。
そのままぐるりと首を回り、顎の下を撫ぜる。
やーらしかチャーチャ、と言う。
コチカがお返しをしてくれ、
私の目を見る。
また顎を伸ばして、左手に寄せてくる。
要望通り、撫ぜる。
やーらしかチャーチャ、と言う。
コチカがぺろぺろする。
目と目を合わせる。
私が撫ぜる。
やーらしかチャーチャ、と言う。
コチカがぺろぺろする。
目と目を合わせる。
私が撫ぜる。
やーらしかチャーチャ、と言う。
コチカがぺろぺろする。
目と目を合わせる。
私が撫ぜる。
やーらしかチャーチャ、と言う。
コチカがぺろぺろする。
目と目を合わせる。
私が撫ぜる。
やーらしかチャーチャ、と言う・・
いつ終わりにしようかとも思わず、
続けられるだけ続けた。
これでこの数日間の空白が埋められた気がする。。
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11月13日(土)
膝の上にいるコチカを、
至近距離で撮ったら、指名手配中の犯人に・・
それにしてもイケメンなこと^^\
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11月14日(日)
夜中になると、
コチカはベッドを下りて行って、猛ダッシュを何本かする。
その後ベッドに戻って、私越し夫に、にぁあ〜、と声をかける。
遊ぼ〜、というのだ。
こらこら、起こさないよ、チャチャも寝るんだよ、
とたしなめるとだまるが、しばらくじっと座って夫を見ている。
と言う話を夫にしたら、じゃあ今日も遊んでやろう、
ということで、紐付ポンポンを持ってきた。
こないだほどではないが、
何度かジャンプして、そこそこいい運動になった。
今夜はよく眠れるかな。
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11月15日(月)
コチカとの関係は完全に取り戻した。
夕方にはちゃんと挨拶に来て、
膝の上で、
見つめあい、よしよしして、ペロペロして、
を何回か繰り返した。
しばらく膝の上でくつろいだ後、
気が済んだのか、退屈したのか、降りていった。
こうでなくっちゃ〜
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11月17日(水)
朝起きていったら、
コチカは台所入り口で座ってこちらを見ていた。
いったいいつからそうしてたの?
おはよ、と声をかけると、にゃ、と言って、
力を込めてすりすりしてきた。
顔を上げて私を見ると、ご飯の器に目を移した。
器は空っぽだった。
わかった、ご飯あげるね、と言うと、
また嬉しそうにすりすりした。
昨日は多めにあげたのに、さすが食欲の秋である。
* * *
夕方。
2cmほどの毛玉を吐いた。
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11月18日(木)
床に座り、顔を上げて何かを追うように見ていた目線が、
わずかに左右に揺れながら、下に降りていった。
そのまま床に顔を近づけ、近くにいる何かをくんくん嗅ぎ、
そしてまた飛び立ったものを追いかけるように、顔を上げた。
私には何も見えない。
いったい何がいるのだろう。
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11月20日(土)
夜、寝る段になるとスイッチが入り、猛ダッシュを始める。
布団の中に入り、私の脇の下で丸くなっていたのに、
急に何を思いついたか起き出して、
そのまま勢いをつけてベッドを下りると、
そのままダッシュで寝室を出て行った。
キャット・タワーにかけ上り、玄関まで来てまた折り返すこと数回。
タッタカタッタカタッタカタッタカと馬の走りを早送りしたみたい足音がする。
そしてそのまま寝室に走り込み、
ベッド脇の椅子に飛び乗り、私の耳元まで来た。
コチカ、怖かったからね(+0+;)!
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11月21日(日)
割合温かだった東京の午後。
コチカはなぜか穴倉にいた。
夫は遊んでやる気でいたのに、出てこず。
珍しいこともあること。
余程眠いんだねえ、
邪魔しちゃ悪いか、と言いつつ、掃除機をかける。
コチカのいる最下階は避けて、
キャット・タワーの上の段にノズルを向ける。
避けやってるつもりでも、
コチカにとって、掃除機の音はやはり脅威らしく、
なんやねん、と思い切り迷惑そうな顔をして出てきて、
降りてきたノズルを逃れて、最上階へ。
ぶー、としたまま見下ろしている。
まあ、そのかわいくない顔ったら。。
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11月23日(火・祝)
穴倉から出てきて、私の前を通りかかる時、
足元をなんとなく見てから、私の顔も見る。
おいで、と言ったら、膝の上に来るのか、足元に来るのか、
どっちだろう、と思いながら、
いいよ、おいで、と言ってみる。
するとコチカは、そうお?と言う感じで、足元に来た。
またひとつコミュニケーションの引き出しが増えた気がした。
* * * *
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11月24日(水)
亡霊?じゃありません
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11月25日(木)
<大量に吐いた>
朝8時過ぎごろ、吐いた。
いつ食べたキャット・フードなのか、
未消化なまま4回に分けて、
すっかり胃液だけになるまで大量に吐いた。
固形物が多いため、毛玉があったのかどうか、わからない。
そういえば、夜中に布団の中に入ってきたとき、
口をぴちゃぴちゃやっていたので、
吐くのかと思って、ベッドからおろしたのだった。
吐くこともなく、コチカは何すんのさ、という顔をしていたが、
彼が吐きそうなときには、必ず舌をぴちゃぴちゃやるのだ。
たぶん胸が悪かったのではないかと思うが、
それが1時半ごろだったか。
だとすると、それにしてはキャット・フードの消化の仕方が進んでいない。
しかし、吐いた量は、コチカが一度に食べる分量ではないはず。
どうしたのだろう。
もっともその後はケロリとして、
ぎん!と力のこもった目で私を見たりしたので、
大丈夫なのだと思うが。
とても気になったので、今日はコチカの言うことを全部聞いてやろうと思った。
私の膝にいたいだけ居させた・・足がしびれた。。
午後8時には、ちゃんとご飯を申告に来たし、大丈夫なのかな???
* * * *
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11月26日(金)
<コチカの驚愕>
昨日の夜のこと。
夫が、風呂へぇろ、と言いつつ玄関わきの部屋へ向かったので、
おしっこをさせるのだな、と思った私は、
膝の上にいたコチカに「おてぃっこだって」と言った。
するとコチカは、へ!?と言う感じで体を起こし、私を見た。
まん丸の黒い目が私を凝視している。
「こ、この人がおてぃっこ、って言った!」と思っているようだった。
あれえコチカ、もしかして初めて聞いた?
私コチカに「おてぃっこ」って言ったことなかったのかな、
と戻ってきて「おてぃっことぅーるよ」とコチカを抱き上げた夫に言うと、
なんとなく視線をはずしていたコチカは、
「また言った!」とばかり、私を振り返った。
思い切り見開かれた左右の目の端がひきつるくらい、
顔の皮と両耳が後ろに下がり、
そのためにピンクの鼻先がますます尖がって見える。
その表情の間抜けなこと、というか、かわいいこと。
思わず大爆笑してしまった。
天然なネコっていいわあ。
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11月28日(日)
穴倉にいるコチカと目が合ったので、
コチカ、と呼ぶと、にゃぁ、と小さく答えた。
おいで、と誘ってみる。
するといそいそと来る。
膝の上にぴょーんと載り、愛の交歓(爆)。
夕方か、夕方に近い時刻でないと、
穴倉にいるコチカが呼び掛けに応じることはないが、
優しいコミュニケーションにほっこりするひとときである。
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11月30日(火)
帰宅した私と茂りたい(笑)コチカ。
ソファに座った私が用を思いつき、すぐに立ち上がると、
そのタイミングで、コチカがソファに飛び乗った。
来てみたものの、私がいなくなり、
あれ?と虚を突かれたような顔をしてから、
なんだよ、と言う感じで、grrrrrrrrrrrr!と怒った声を出した。
再度座ると、勢いを点けて飛びついてきたので、
胸にドンと顔をぶつけそうになり、
おっと!と太ももに爪を立てた。
今度はこっちが、うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、である。
んーとにもっ。。
* * * *
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