2010年12月・2011/1月・2月

~~~ミルク色のコチカ~~~


日課牧歌 -116-

2011年1月

* 明けまして おめでとうございます *


今年もどうぞよろしくお願いいたします。

* 新年のご挨拶 *

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1/6どうということはない一日のひととき 1/13怒っちゃったの?それとも・・ 1/20睡魔に支配された部屋
1/27コチカの心配 1/30タイム、って言わなくちゃ


1月1日(お正月)

人間はお屠蘇(だけじゃないけど)を飲んだりお節でおなかいっぱいだったり、
今日はな〜んにもしないもんね、というスタンスで、
派手ではないけれど、普段とは全然違う気分の今日も、
コチカにとっては、昨日と変わり映えのしない、ごくごくふつうの今日である。
これからも多分、お客さんが来る以外は、
さしたる刺激もないだろう。
要するに、平和ということ。
ずっとずっとこのままいってほしい・・
というだけのささやかながら、心よりの元日の願い。


お正月ド返しの変わらなさ


 *  *  *  * 


1月2日(日)


探究者の目

何を真剣に見つめているかと言うと・・
 
カメラのストラップ


 *  *  *  * 


1月4日(火)

座ることを許されなかった母の椅子。
母は親戚の家に行ったので、空いた。


苦情が飛んでこないか窺うコチカ


 *  *  *  * 


1月6日(水)

<どうということはない一日のひととき>

デジカメを新調した。
シャッター音を消して内緒でカメラを構えている。


なにやら胡散臭い気配が・・


でもボクには関係ない・・


思いがけずカメラ目線


なんにしても退屈・・


 *  *  *  * 


1月9日(日)

夜、就寝後。
脇の下に入ってきたコチカに布団をかぶせた。
もみもみをしてやれやれといった気分らしいコチカ、
おやすみ、といってしばらくしても、布団は持ちあがったまま。
おかしいなと布団を上げて覗くと、
私の腕に片肘を置き、横座りしているが、
背中をすっと伸ばしたまま、目をかっと開いている。
どうしたのコチカ?と言うと、
大きな黒目がじろーっと私の方へ動いた。
何考えてんだか。
なんだかプライドに満ちて、自信ありげな様子。
ねえ、コチカ、寝る前に布団の中で虚勢張る必要、ある?



 *  *  *  * 


1月10日(月)

ポンポンで遊んでもらった。

 


 *  *  *  * 


1月12日(水)

1月に入って、
私がコチカのご飯の用意をしていると、
なぜか台所に入っていくようになった。
コチカ、行き先違うよ、と言うと、
grrrr、と小さく言いながら、椅子に飛びのり、
遠慮がちに水屋を見まわしている。

そういえば去年もそうだった。
普段は私がいない限り、台所には入らないのに、
1月には、最悪の場合、水屋に載っていたりした。

母はこの家に来ると、勝手に水屋を整理してしまう。
物を大きく移動させない限り、
人の手で整理されると、いつもと景色が変わり、
思わぬ発見をしたりするので、だまってやらせているが、
それがどうやら原因らしい。
コチカを触発するような匂いを、発散するようにしてしまうのだろうか。
廊下に出る時なども、なんとなく寄り道をして、
台所に入り、上下左右を見回している。
ネコ的に、どんな魅惑的な匂いがするのだろう。



 *  *  *  * 


1月13日(木)

<怒っちゃったの?それとも・・>

夜中。
横になった体の脇に、
タックルしたようにコチカを抱いたまま目が覚めた。
トイレに行きたい。
コチカに声をかけ、おしっこしたいからちょっとどいて、
と言ったが、コチカは、ヤだもんね、と言うように体を固くする。
すぐ戻ってくるから、そしたらまたこうやって寝よ、
と言っても全然無視するので、
強引に腕をはずし、起き上った。
用を足して戻ってくると、
コチカはスフィンクス座りをしていた。
顔を見ると、目を大きく開けている。
ごめんね、と言って布団に入り、
おいでよ、と誘ったが、動かない。
ちゃちゃ、おいでよ、お待ちどうさま、と背中を撫ぜると、
さっと手を出して、いらいらしたようにペロペロ舐め、
つい、とベッドを下りて行った。
およよ、コチカ、怒ってるのかな、と思いつつ私は眠ってしまった。
朝になったら、またコチカは胸と腕の間で丸くなっていたが、
ねえ、あのいらいらした様子は、
怒っちゃったの?それともポーズ?



 *  *  *  * 


1月16日(日)

夜中に胸の中で丸くなっているコチカは、
割合小さく、ちょこっとした存在に感じるのだけれど・・


こうして見ると、結構ぼったりと大きい・・


 *  *  *  * 


1月17日(月)

ふと気付けば聞き耳たてられている。。


話わかってんの?


 *  *  *  * 


1月18日(火)


上から目線なコチカ


 *  *  *  * 


1月20日(木)

<睡魔に支配された部屋>

夫が具合が悪いと言って、
会社を休んで朝から寝ている。
寝室で隔離された状態でいるはずなのに、
人が一人寝ていると、こんなにもまったりした雰囲気が漂うものか。
足元を見ると、小さなプラスαも当たり前に寝こけている。
とろ〜んとした空気が毛穴から侵入してきて、
ついつい私も瞼が重くなってくる。
しかし私は頼まれレポートを書かなければならず、
眠るわけにいかない。
しかし眠い。
もう夕方6時前だと言うのに夫は起きてこない。
起こしに行くのも億劫だ。
コチカもご飯の時間なのに、起きない。
いっそのこと私も全然知らないふりして、
眠ってやろうかな。
後もう少しで書き上がるし。。




 *  *  *  * 


1月21日(金)

寝る前にストレッチをする。
枕を腰の下にし、仰向けに寝て、うーんと体をそらす。
私は普段、枕の下にいくつかの天然石を置いて寝ているが、
あるとき枕を使いストレッチをしていたら、
うっかり石を置き去りにしていた。
それを見つけたコチカは、
私の大切にしている石を転がして遊び始め、
あろうことか床に落としたりした。
以来、私はコチカの目に入らないように気をつけている。
が、
コチカはその石で遊びたい。
私がストレッチを終え、枕を戻そうとすると、
体を低くして待ち構えていて、
あわよくば石が出てこないかと頭を下げ、枕の下を注視する。
ちょっとでも隙間ができたら、さっと手を突っ込む。
だめだめを繰り返し、
コチカの手を阻止しながら、枕を元に戻すのだが、
私が頭を枕に置いても、
まだ枕の下をじっと見ている。
いつ爪が飛んでこないか、とても怖い。



 *  *  *  * 


1月23日(日)

今の季節は、遅い午前と午後3時くらいに、
陽の光がサンキャッチャーを抜けて、
レインボーとなって部屋に飛び散る。




 *  *  *  * 


1月25日(火)

私なんかよりいいらしい。


愛しのヒーター・・


 *  *  *  * 


1月27日(木)

<コチカの心配>

朝、夫は機嫌が悪く、つらつら文句を並べていた。
私は気分を逆なでしないように、注意深く相槌を打つ。
朝らしくない不穏な空気が漂い、
陽の光が入ってきているのに、薄暗く感じる。
それでコチカは不安になったのか、
ふにゃ〜、とキャット・タワーから小さな声を上げた。
2度ばかり聞こえたところで、
コチカも心配してるよ、というと、
そうか?と夫の気持ちが少しなごんだようだった。
夫が出かけていくと、
コチカは、口を三角にして・・困った時にこんな口をする・・
ぁ〜、と言う。
大丈夫だから、○〜○○大丈夫だから。
と言っても、肩の力を落としたまま、ぁ〜、と言う。
なので、おいで、と膝を叩くと、一直線にやってきた。
心配してくれて、ありがとう、と言いながら、
よしよしし、コチカはもみもみ、ぺろぺろしてくれた。
大丈夫だからね、ホ・オポノポノするから、
と言ってしばらくよしよし。
それをメイルで夫にも伝えた。
こんなことがどれだけ私たち人間の慰めになることか。



 *  *  *  * 


1月28日(金)

パネルヒーターに向き合ひて・・


何をか思わん


 *  *  *  * 


1月30日(日)

<タイム、って言わなくちゃ>

午後。
運動不足解消のために夫婦してストレッチをしていると、
ねえ、ボクも遊んで、ボクも、ボクも、ボクも〜と言わんばかりに、
二人の間を行き来し、すりすり。
夫は遊んでやるから、と言ってやり過ごした。
ストレッチが終わり、やれやれとしていると、
コチカも静かに座ってしまったが、
約束通り夫がポンポンを持ってきた。

すわっと立ち上がったコチカは、
ただちに戦闘態勢に入り、ハッスルし出した。
写真を撮ろうと、とカメラのスイッチを入れたが、
その音を聞いた途端に、じっとしてまった。
コチカはレンズが自分を向いているのが、
気になって仕方ないのである。
動かなくてはしようがないので、私はカメラをあきらめた。

15分ばかり大ジャンプを繰り返し、
相当に暴れまわったので、喉が渇いたのだろう。
ふい、と水を飲みに行った。
ずいぶん長く飲んでいる。
夫は、結構やったからもういいだろう、とポンポンを片づけた。
そこへ戻ったコチカ。
ポツンと座って、夫を見ている。
まだ終わるつもりはなかったのだろうか。
タイム、とか言わないから、人間にはわからない。
あれ?コチカ、まだやりたかった?もう十分やったでしょ、ボクももう疲れちゃったから、おしまい!
などと何度か言うと、ようやくことを飲みこんだらしく、
しぶしぶという様子で、パネルヒーターの定席に戻った。
ちょっと残念だったかもしれないが、
傍目には十分運動不足解消になったように見えた。
いいよ、ね、今日は。



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1月31日(月)

昨日の夜中だったか。
ご飯を食べて戻ってきたコチカは、
布団を上げてやっても、入ってこないで、
じっと枕元で座っているので、
どうしたのかと思っていたら、
急に立ち上がり、だだだ、という勢いで吐いた。
うまく布団をはずしたのは感心だけれど、
最近はしゃくりあげずにいきなり吐く。
必ず前振りがほしい。。



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