日課牧歌 -123-
2011年8月
ソファの上。枕と私の間でくつろぐ。狭いのよ〜
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8/1ベランダ探索！ 8/7大音量はやっぱり苦手 8/17連金やめて
８月1日(月)
＜ベランダ探索！＞
コチカに天から大変なギフトが与えられた。
ベランダに猫じゃらしの葉がいっぱい生えてきたので、
採りに行っていたら電話が鳴ったので一旦部屋に戻り、
ベランダの硝子戸は閉めたつもりが若干開いていたのだろう、
見逃すはずのないコチカがベランダに出てしまったのだ。
そろそろと歩を進め、あちこちをくんくんしている。
わーどうしようどうしよう、と焦るのだが、
運の悪いことに、親機に出てしまっているのに、
ちょっと待ってくださいと言えない相手だった。
話に耳を傾けながらも、コチカの動向が気になる。
電話の相手はこちらの気も知らずに長々と話を続けている。
居間のガラスからコチカがしゃくりあげて吐いているのが見えた。
きっと新鮮な猫じゃらしをモリモリ食べたのだろう。
じりじりしながらも半分諦め気分でいると、
力が抜けたのが良かったか、電話も切れた。
ベランダに見に行くと、夏だと言うのに台風の影響か風が涼しく気持ちいい。
こんな日に外に出られるとは、まったくうまいことしたもの。
コチカは端の方の冬用タイヤが置いてあるあたりを探索している。
それらを伝って塀の上に登ったりするのを一番私は恐れているが、
今日の所は平面だけに終わったようだ。
なんだか納得したような顔をしているのを見計らって、
ちゃちゃ、ご飯しよ、カツオブシいっぱいしようよ、と声をかけた。
コチカは、お、カツオブシ！という目をし、キャッ、と声を上げた。
うちの建物は動物をベランダに出してはいけない決まりになっている。
よそに聞かれるとまずいので、名前を呼ぶのも話しかけるのもはばかられて、
そこからはちゃちゃ〜とひそひそ声で呼びかけ、
どうにかこうにか近くに来たので、抱っこして部屋に入れた。
やれやれ。
これで明日から出たがらなければいいけど。
でも一瞬でも・・というか結構長い時間、楽しい思いができてよかった・・かな。
* * * *
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8月2日(火)
涼しいせいか、コチカはソファに長居している。
お昼を食べた後も、私に呼びに来てソファへと誘い、
結局自分が先に載り、私を待っている。
なんだか楽しいけど。
まだまだ夏は続くのよね。
* * * *
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8月4日(木)
7月末から少々涼しい日々が続いたのは良かったが、
うすら寒いのにいつもと同じ格好をしているので体調を崩していた。
だましだまし過ごしたものの、昨日はとうとうダウンした。
頭痛がし、お腹もすかず、夕方頃からずっとソファに横になっていると、
コチカがしきりやってきて、何か言う。
身体の上に載りに来たり、空いたスペースに座りに来たり。
触れ合っている部分が熱くなってくると降りて行くが、
ふと視線を感じて目をやると、ソファの下からまん丸の目を開けて、
じっとこちらを見ている。
私を心配してるのか、それともなにか用があるのかと思い、
どっこいしょとしんどい身体を起こして、何？と言ってみると、
にゃ〜、というので、ソファから降りて立つと、
コチカが歩きだすので、草でも欲しいのかと付いていくと、
猫じゃらしの葉っぱのなくなったご飯の器を普通にくんくんし、食べている。
やっぱり心配してくれてたの？
なんにもいわないからさ、逆に心配になっちゃうよ。
でもありがと。
大丈夫だからね。
* * * *
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8月7日(日)
＜大音量はやっぱり苦手＞
来客。
男性2人が来場した。
お昼の12時から大酒盛りが始まった。
昨日から2名分の名前を言い聞かせてあったので、
ぜんぜんあわてず。
物腰の静かな人々だったので、
コチカも物おじせず、きれいだね、かわいいね、の賛辞に、
ニコニコ笑って応えていた・・てなわけないか(笑)。
でもそんなふうに見えなくもなかった。
でも何が異例だったかと言うと、
お客さんがうちの夫のオーディオを聴くのも目的の一つだったので、
大音量でスピーカーを鳴らしたこと。
私と夫もこのうちでそんなことしたのは初めてだが、
コチカはそもそも大音量での音楽を聴いたことがなかったので、
目を見張って、これはいったいどういうこと？
とキャット･タワーの上からあたりを見回していた。
そしてとうとう、台所へ行こうとする私を追いかけてきて、
ドア開けて〜とねだり、開けてやると、廊下へ出て行った。
そして寝室のドアの前に座って、また開けて〜
そうね、それがいいよね、と開けてやった。
そしてそのまま籠城。
6時過ぎに客人は退場した。
ご飯を用意してやり、ご飯どうする？葉っぱしたよ、カツオブシもしたよ、
と声をかけると、ベッドの下からさーっと出てきて、ご飯を食べに行った。
そしてキャット･タワーに上り、静かになった部屋を見渡し、
ほっとした表情をした。
お疲れ、コチカ。
でも、この人たちに帰ってもらって、とか言わなくて、ほっとしたよ。
ありがとね。
* * * *
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8月9日(火)
暑い。
関東では連日35度ほどの猛暑が続いている。
私は日中でもエアコンを28度まろやか、にして扇風機をかけていれば、
立ってうろつかない限り、さして汗もかかずに済むが、
極上の毛皮を着ているコチカはそうはいかないらしい。
ちょっとじっとしていると、接着面が暑くなるのだろう、
立ちあがって、次なる場所を求めてうろうろする。
廊下へ通じるドアを開けてというので開けてやると、
今度は寝室のドアを開けてという。
先日来客があった時に、寝室にこもったのがよかったのだろうか。
今日は昼過ぎからずっと寝室である。
寝室は除湿機が回しっぱなしになっているので、カラリとしている。
それがいいのだろうか。
今もう6時半である。
ご飯を用意してやり、呼ぼうと思う。
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8月10日(水)
何か考えてる風な姿。
お耳は涼しそうに見えるけど・・
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8月11日(木)
エアコンの設定温度を28日して扇風機をかけているが、室温は31度。
あまりに暑過ぎ。
コチカは最近のお気に入りの寝室に行きたいと言うが、
エアコンの入っていない部屋にいさせるのはちょっと不安。
ダメを繰り返して、リビングから出さなかった。
コチカは最近には珍しくキャット･タワーの棚で寝そべっていたが、
すっかりヘソを曲げてしまったのか、
夕方にご飯を用意して声をかけてやっても、
私を見ようともせず、完璧シカト状態。
そして今とうとう8時50分。
キャット･タワーの最上階で寝こけている。
し〜らないしらないっ。。
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8月12日(金)
午後3時過ぎ。
うちの建物の火災検知器の定検診で男性が来場した。
玄関で迎え入れるとき、ドアを閉めながら、私は絶句した。
コチカのゲボッた跡を発見したのだ。
恐らくお昼すぎにコチカが玄関で寝そべってからそのときのだろう。
わずかだし、すっかり乾いてはいるが、とっさに男性が踏まないか緊張した。
男性はブツに気付いていない。
彼は三和土の中心よりドア側に立っている。
靴の中に爪先立っているその片方・・右足がそのまま玄関マットに伸びたら、
事なきを得るが。。
失礼しまーす、と言って靴を脱ぎかけた男性は、
私がどうぞの手をしながらも口はどう・・で止まってしまったので、
だ、大丈夫ですか、と驚いて私を見た。
大人なんだから、人の家に入るのに、三和土に裸足の足を置かないだろう、
とポジティヴに考えられるまで、ちょっとかかったが、
なんとかにっこりして、え？どうしました？どうぞどうぞ、とごまかした。
男性が作業をしている間に、さささとしまつし、ほっとした。
やれやれ。
コチカが行く場所には、そういう危険をいつもあるのだ。
もっと心しないと。。
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8月13日(土)
コチカは今日も寝室開けて〜とねだった。
私はエアコンもついてないのでダメを出したが、
夫は暑けりゃ戻ってくるから大丈夫だよ、と言い、開けてやった。
私は、暑かったら出てくるんだよ、と言い含めた。
しかしドアを開けてやりに行った夫を追っていったコチカは、
夫が戻ってきてすぐに、ふにゃ〜、と戻ってきた。
あまりの早さに大笑いしたが、やはり暑過ぎたようだ。
やっぱりね。
でも、コチカに判断させて、よかったよかった。
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8月14日(日)
あっちー
はらわた煮えくりかえらない？
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8月15日(火)
お盆の最終日。
私のところでは生前煙草吸いだった父が来ていたらしく、
3日とも煙草の匂いがした。
コチカは会ったのだろうか。
さて、この暑いのに極上の毛皮を脱ごうとしないコチカに、
冷性ヒーリングをしてやっている。
息を吸うときに、足の裏から陰の気を吸い込み、
その気を指先から出して、当てるのである。
一時的にでも涼しくなるのだろうか、ねだりに来るようになった。
詳しくは→こちら。
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8月17日(水)
＜連金やめて＞
友人にスカイプを通して、連琴を聞かせてもらった。
江戸時代に舞妓さんの手慰み用に作られた、
琴の縮小版のような楽器で、かそけし音。
注)「かそけき」という古語はあるけれど、これを現代語では何と言うのだろう。
「幽し」と書くらしいが、現代語では、かそけい？でも言いませんよね。
とにかく、弦も三味線の弦なのだそうで細く、
鳴ったらすぐに衰退する音なので、
現代のお琴のように、じゃ〜ん、とはならない。
なんとも上品で、楚々とした音色に聞き入り、
私は大好きになったのだが、コチカには不評らしかった。
彼は、長いフレーズがとうとうと流れるような音楽が好きなのだけど、
爪で弦をはじいて鳴らす撥弦楽器は苦手なのである。
PCから音が鳴り始めるとすぐに、
キョロキョロとあたりを見渡し、次第に落ち着きを失い、
身体のあちこちをせわしなく舐めまわし、
とうとう籐椅子から飛び降りて走り回り、
そばにあるテーブルの上に飛び乗り、またキョロキョロ。
おびえたように、目を真っ黒に見開いている。
最初はおかしかったが、だんだん気の毒になってきて、
マックスにしてあったボリュームを3分の1に絞り、
耳をスピーカーに近づけて、聞いていた。
これからも聞かせてほしいので、なんとかせねばと思うけれど。。
ん？
そうか私がイヤホンで聞けばいいのか。
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8月18日(木)
夫がエアコンのフィルターを掃除するのに、
エアコン下にある籐椅子にいるコチカを廊下に出した。
驚いたコチカは、あたふたとリビングに戻ってきたが、
夫が取り出していた掃除機を見て、しゃー!!!と言いながら、
逃げていった。
わけがわかってないってかわいそうだねえ、と同情する夫。
コチカを連れていく時に、説明したかを聞くと、しなかったとのこと。
最初に前口上を言ってやんないと。
何を言ったかわからなくても、何らかの事情があるのだな、
というくらいはわかるのだから。
ねえ、ちゃちゃ。
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8月20日(土)
ご飯の時間になると、きっちり言いに来る。
が、まずは葉っぱしか食べない。
残った葉っぱが干からびたころにご飯を食べる。
器に向かったコチカがちらっと後ろを振り返ることがあるが、
知らんふりをしている。
だってねえ。
いくら草でも食べ過ぎはよくないでしょう？
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8月21日(日)
膝の上に来てしばらくすると、腕をうーんと伸ばして、
ソファ・カバーをがっとつかみ、そのままでいる。
そうしてると気持ちいい？
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8月23日(火)
来客があって、あっちとこっちに分かれてあるエクササイズをしていたら、
コチカがキャット・タワーから降りてきて、私の膝に載りたがり、
それが叶わないと知ったら、カーテンは引っ掻くし、
スイッチが入ったみたいに走り回るし、大変な騒ぎになった。
ある程度集中しないといけないエクササイズなので、
二人とも知らんぷりしていたが、内心は思い切り振りまわされた。
まいったなーもー
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8月26日(金)
3日も書いてなかったのですね。
失礼しました。
ここ２、３日、何年かぶりにネガティヴな方向に精神が傾いて、混乱気味だった。
昨日ピークを迎えて、今日おまけがあって、さきほどたまたま見ていた金スマで感動して、
すべてが浄化して終焉を迎えた気になった。
ほっ
！森三中大島・鈴木おさむ夫婦が１ヶ月タニタ生活で、大幅体重減量に成功、多くの気づきを得た。
そして夫君が妻に送った心よりの手紙が感動的。
その手紙の全文がウェブ上に載っているそうなので、ぜひ見てみてください。
ここ→☆(2011/08/26のブログ)
その昨日、私が打ちひしがれていたら、
コチカがキャット・タワーから降りてきて、膝の上に載りに来てくれた。
コチカ、慰められたよ。
ありがとう。
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8月28日(日)
恐怖の時間。
耳でも目でも敵の行方を注視
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8月30日(火)
コチカの背中を撫ぜた手のひらに、毛が付くかと思いきや、
確かめようとする目の前を、ふわ〜、と飛んでいってしまう。
空気が若干乾燥して、なんだか思いがけず早く秋がやってきた。
目の前を一本二本と飛んでいく毛を目で追いながら、
どこでもいいから空間のどこかに、
浮遊するネコの毛を吸い込んでくれる排出口でもあったら、
と奇妙な想像をしてしまった。
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8月31日(水)
昨日に引き続き、今日も吐いた。
冬に備えて、夏毛が抜け始めたのかな。
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