2002年6月
6月2日(日)
薄曇な朝。
家の回りもとっても静か。
そのせか、コチカも静か。
寝坊する人間と一緒に寝坊。
人間のすぐそばの畳の上で。
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6月3日(月)
なんかおとなしく、元気がない。
食欲もいつもよりもないみたい。
あまり運動もしてないようなので、
夜中は人間と一緒には寝室に連れてこないで、階下に放っておいた。
朝になると寝ていた。
人間が目覚めてぼそぼそ言っていると、
コチカも目覚めた。
私が起きるまで、正座して待っている。
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6月4日(火)
コチカに会いたいという男性二人にお見せするため、
コチカを抱っこして外に連れ出した。
ゆっくり近づいて、とお願いしたせいもあるだろうが、
手を出されても、恐がらなかった。
道に下ろしたら、ゴロンゴロン。くつろいだもの。
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6月5日(水)
気持ちの良い日なのになんかゴロゴロ。
かつおぶしがなくなったので、粉にしたかつおぶしを買ってみた。
朝、晩、とレスリング。
猫もかなり人に気を使う。
白熱していても、「痛い」というと、必ず力を弱めるし、
手を伸ばして、自分の方に引き寄せようとして必死になっていても、
爪は出さない。
生物同士の基本なのだろうか。
なんだか感心。
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6月6日(木)
緑のビニール・バッグで遊び飽き、退屈退屈で、うろうろ歩き回っている。
遊ぼーというけれど、もう私だってレスリングは飽きたし、
やることあるし、一人で遊びなさい、と放っておくと、
本気でにゃー!!!と大声をあげる。
遊ぼって言ってんのに、遊ばないってどういうわけ?
正座して目を吊り上げて、ほとんど怒っている様子。
ちょっとコチカ、それは言い過ぎ。
人間はコチカほど暇じゃなんだってば。
とはいえ、私にとっても元気なときの最大の恐怖は、「退屈」なので、
仕方ないな、と遊んでやる。
またレスリング・・と思うのだけど、
緑の袋がそばにあるので、ちょっと応用してみた。
手を袋の中に入れ、もぞもぞと動かすと、
見えないのに、音をたてて動いているので、
かなりそそられるものがあるらしく、
それで10ラウンドくらい、やった。
そのうちに袋に穴が開いたので、
指を1本出して、ピコピコ動かすと、もーたまらん!という感じで、
ジャンプして飛びついてくる。
驚くことに、座っているコチカの目の高さに手を袋を掲げているのに、
その袋を飛び越してくる。
ずいぶん脚力がついたもの。
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6月7日(金)
暑いのだろう。
風呂場の前に座っている。
姿が見えなくなったと思ったら、お風呂のバスタブに中でくつろいでいた。
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夜は、レスリングwith緑の袋。
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6月8日(土)
夜中に何をしているのか知らない。
朝、5時くらいに、ぁぁっと起しにくる。ウンチである。
仕方がないので、下に下りていき、させる。
2つ小さな粒が重なり合った雪だるまのようなウンチ。
砂をかけている背中を、お利口お利口と撫ぜて、上に戻る。
遅い朝。
目覚めると、コチカは足元で丸くなっている。
夜中に起きてたので、まだぐっすり夢の中。
ちょっとかわいそうかな、と思うけれど、窓を開ける。
突然の光に目を細め、風の匂いをくんくん嗅ぐ。
いい匂いでしょ。さ、起きるよー!
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6月9日(土)
金色の細いリボンの切れ端を見つけ出した。
2本重なっていて、繋げると40cmくらいになる。
これは遊べた。
金色系は好きなのだ。
レスリングwith金のリボン。
30分ほどやらされる。
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6月10日(月)
人間は7時半起床。いつになく早い。
夜中に遊んでいるものだから、コチカは寝坊。
10時頃になって、ようやく下りてきた。
寝ぼけた顔で、目線をこちらに向け、
柱に身体の横側を擦り擦り、一直線に来ないところが、
こんな時間まで寝ちゃった〜ん。。と後ろめたそうに見え、かわいい。
ごはん用意してあるよ、と言うと、
いつもの、いぇい!!!、を60%くらい小さくしたような声を出した。
まだ眠くて身体全体に力が入らない感じ。
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6月11日(火)
むしむしと暑い。
これだけ上等の毛皮を着ていたら、さぞかし暑いことだろう。
風呂場で寝てみたり、廊下の端で寝てみたり。
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寝顔を見ていたら、コチカがむにゃむにゃと口を動かした。
そのとき、歯に食事で食べた草がついている。
おそうめん食べたあとのネギじゃあるまいし、そんなんじゃ、嫌われるよ!って誰に?
虫歯になっちゃうよ。
食べたらちゃんとお水を飲まなくちゃ。
野生の動物はこんな心配ないのだろうな。
最近コチカは、かつおぶしのスープを作っても飲まない。
それどころか匂いを嗅ぎ、
トイレに近い臭いでもするのだろうか、器のまわりを掻くのである。
なんで?
タイミングの問題なのだろうが、
スープをキャット・フードの器と一緒に置いておいても、
キャット・フードを食べておなかがくちくなったら、もう何も口にしない。
あるから飲んじゃう、ということはないのだ。
しかもコチカは、最初ちょっとだけ食べて、しばらくしてからまた食べる。
だからその間に、スープの匂いも変ってしまうのかもしれない。
また、スープを先に飲んでしまうと、肝腎のキャット・フードは、
うんと後になってから、それだけ食べることになるので、
なるべくそうならないように、させたいが、そうそうも見張っていられない。
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6月12日(水) 雨
退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈退屈たいくつたいくつ
雨降りなので、窓も充分開けてもらえないし。
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6月13日(木)
尻尾の先っちょを見てみたら、
ダニがいっぱいいて、ぎょっとなった。
5匹はとった。
身体の他のところにはいなかったが、
尻尾はやはりほとんど感じないし、あまり動かないからだろうか。
ときどき注意して見てみないといけない。
もうノミ用の藥はつけてるので、大丈夫なようだが、
ダニについてはどうなのだろうか。
どのような対策があるのだろう。
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それにしても、毛の中を見てみると、
毛が細くて真綿のようにきれい。
よくまあこんなきれいなものが世の中にあるもの。。
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6月15日(土)
雨で窓は開けられないし、人間はいないつまんない1日。
それにしても今朝は、遅くまで寝ていた。
音を立てるのも気の毒だし、どうせ雨降りなので、
雨戸を開けないでおいたら、
午後になって出かけるときに、大家さんにずいぶん寝坊したのね、
といわれた。
くくぅ、コチカめ〜
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6月16日(日)
リブロでもらってきた厚手の袋で工夫する。
頭からかぶせておいて、
上からボールペンなどでぺんぺん叩く。
それをつかまえようとしてもがく、という遊び。
それにしても、
いささかネタ切れの感ありなのだ。
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6月17日(月)
夜。
目隠しの薄い布をよじ上って、靴箱の上に上っている。
掃除のしたことがないような上の方である。
やだやだやだやだ。
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いつもは柱に上ってから飛び乗る西側に置かれた棚の上に、
なんと下から飛び乗ったらしい。
ちょっとばかり足先を引っ掛けたようだが、おお!
(私は、コチカが棚に上り切る最後だけ見かけたのだ)
いつもあんなふうに乗るのだろうか。
廊下から続く柱のところは、狭いので、
ほとんど垂直に飛びあがらないと乗れないはずなのに。
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6月18日(火)
雨降りだし、寒いからか、起きてきたのが11時半。
飼い主に似て、だんだんネボスケになってきた。
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遊ぼ〜、と、夜。
何して遊ぶ?
考えるのはいつも私なのだ。
仕方がないので、昨日のリブロの袋をかぶせてレスリング。
頭を突っ込んだまま、手を出して、私の手と戯れる。
見えてなくても、人間の手が触ったと思うと爪を引込めるのには、感心。
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6月19日(水)
ときどき爪の抜け殻が落ちている。
たいがい爪型で薄く剥がれて落ちているのだが、
今日は、ずいぶん分厚いまま落ちているので、
爪がはずれのでは、と心配になって4本の足先を見てみたが、なんともなかった。
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後脚はまだ弱いままなのだろうか。
爪が前脚の爪のように、薄くピンク色になってこない。
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6月20日(金)
ノミ除け剤。
尻尾の中ほどにも1滴垂らす。
効き目でるかな。
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6月21日(金)
そこらにウンチをして、怒られた。久々なこと。
細い声でにゃ〜にゃ〜言ってたのだけど、
独り言言ってるのかと思って、放っておいた、というか、
気づかなかった、とも言えるので、少々気の毒なのだけれど、
もっと人の顔を見てはっきり言ってもらわないと困るので、
いちおう、おしおき。
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雨。昨日も雨。
窓も開けられなくて、退屈退屈退屈退屈。
どうにかして、にゃーっ!!!、と人間にいう。
もう今までの遊びには飽きたので、何か考える。
うーんうーん。。
味の素のコンソメ・スープの空き箱があったな、そう言えば。
黄色いから、何か作れるだろう。
さっそく箱をはさみで切って解体。
2つに切って折り曲げて、切れ込みを入れてプロペラのようにする。
投げてみると、よく飛ぶ。我ながらうまく作れた。
それを神棚に上がったコチカに向けて、投げる。
コチカは、手で打ったり、手と顎で鋏んで受けたりする。
最初は偶然できるのだが、できるとわかると何度もやる。
面白いので、20分くらいやった。
あーやれやれ。今日のノルマは果たせたぞ。
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6月22日(土)
断末魔のPC(VAIO)に代わるPC(DYNABOOK)を購入。
これでようやく写真も新調できるかな、と、うきうきするけれど、
セット・アップがうまくできない。
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久々に夫のそばでゴロンとする(コチカがですよ)。
首筋とか撫ぜてもらって、気持ち良さそう。
見ていると、夫の撫ぜ方は私がするよりも無造作に見えるのに、
とっても気持ちいいらしい。
夫の手がとても暖かい・・高血圧のせいか・・あるいは気が出やすいせいか・・からか。
ときどきムギュッ!!!と脚とか乱暴につかまれて、ウギャ〜なんて言わされるくせに、
コチカは夫のそばで寝転ぶのがき好きだ。
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6月23日(日)
コチカも一緒にドライヴがてらお買い物。
久しぶりにお膝でくつろぐ。
ときどき窓の外を見る。
交差点などで留まると、あーっと人が見たり寄ってきたり。
ニコニコ、と私。
人間が車外に出るときには、コチカはもうわかっていて、
自分でキャリーの中に入っていく。
お利口な猫。
動いていた車が停まり、
自分の匂いのついたャリーの中は、ほっとできる場所なのかも知れない。
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6月24日(月)
朝の7時から、ぁぁっと起す。
小さいがとても高く細い声なので、脳みそにつーんっと刺さる。
まだ起きたくないので、なだめスカしているうちに、
下におりていったが、縁側にウンチを1個していた。
人間が悪いのだが、しかたなく叱る。
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6月25日(火)
朝7時過ぎから、ぁぁっ。
昨日の教訓があるので、起きてウンチをさせに行くこと2回。
くやしい思いで寝なおしたら、次に起きたのが、9時前。
あ〜れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
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6月26日(水)
この寒いのに居間におらず、縁側は閉まっているし、寝室にもいなくて、
探し回ると、風呂場にいた。
排水溝を兼ねたバスタブの囲み(?)の、暗い隙間の見つめてじっと座っている。
何してるの???と覗きに行くと、何の用?と逆に強い目線で見返す。
なによ、この猫。。
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6月27日(木)
今日も午後遅くに起きてきて、
どんないいことがあるのか知らないけれど、
お風呂場の前に陣取り、目をまん丸にして、なにかを見張っている。
やっぱり変な猫だ。
***
台所の窓の外に、尻尾の切れたヤモリが毎日いるのだけれど、
誰にやられたヤモリなんだろう。
***
尻尾にダニ。7匹くらい退治。
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6月28日(金)
来客中、ドアの外でにゃ〜にゃ〜鳴くので、
しかたなしに入れた。
ウンチかと思ったがおなかがすいていたようだ。
まだあまり親しい人たちではないのに、
なんか平気である。
やさしい人たちではある。やっぱりわかるのかな。
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6月29日(土)
コチカも一緒に買い物。
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6月29・30日(土・日)
2階の東側の窓があけられなくなったので(5月24日参照)、
コチカはお気に入りの場所から外を見ることはできなくなっていた。
それでとうとう特性の網戸を作った。
窓のフェンスの内側に、いつも開けているくらいの幅、窓枠の高さ、折りたたみ式! である。
以前のように窓のフェンスから身を乗り出して見ることはできないが、
フェンス分だけ外にいるわけだから、
普通の網戸のままよりはいいはずだ。
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人間の勝手で外にも出さない負い目があるので、
こんなものまで作ったりするが、結構私たち夫婦も平和というか、閑なものだ。
というより、四の五の言いながら考えたり、
ドライヴがてら材料を買いに行くのが、結構楽しいのだ。
夫にとっては車に乗れる理由ができるし。
つまり、そういうことだと思う。
2階東の窓フェンス部分用特性網戸
折りたたみ式!
内側
外から
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