2012年7月・8月・9月

~~~ミルク色のコチカ~~~


日課牧歌 -135-

2012年8月


不穏な音(人間が掃除機を取り出した)に不安そうなコチカ

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8月25日(土)

7月の末から突然長らくお休みをしまして、失礼いたしました。
のっぴきならない事態が起こり、しばらく自宅を空けていました。

毎夜の夫のメールは、
ただいま〜これからご飯やってよしよししてお風呂入る、というもので、
私が不在の長い時間を一人で過ごしたコチカは、
夫が帰ってくるなり、よしよしして〜とまとわりついてきたのだそうです。

私は2度ほど家に戻りましたが、1度目は、さして感動的でもなく、
私がいなくてもどうということはないのだな、と少々さびしく思いましたが、
2度目には、確かめるように真正面から私の顔を見据え、
それから頭をぶつけるようにして、すりすりしてきてくれたので、
嬉しく思いました。

そして昨日、完全帰宅してみると、コチカは私から離れようとせず、
どこへ行くときもなんとなくついてきて、すりすりしたりしていました。
驚いたのは、お風呂に入っている時でさえ、
仔猫が親猫を求めるような声を出して私に呼びかけ、
お風呂のドアを開けてやると、
湯船に浸かる私に近づこうとして、床の水気を舐めながらやってきて、
バスタブに乗ってしばらくじっとしていました。
思えばこの家に引っ越してきてから、そんなことをするのは初めてなので、
相当に寂しい思いをさせたのだと、私も悲しくなりました。

夜中もエアコンがかかっていて暑くないせいか、
脇と腕の間に丸くおさまって眠り、
暑くなると出て行くものの、冷めるとまた脇と腕の間に来ていたようです。

そして朝からはずっとソファの私の膝か隣にいて、
お昼過ぎにようやく、キャット・タワーの穴倉に入っていきました。
これでお互い、会えなかった時間が巻き戻った気がします。


べったり


 *  *  *  * 


8月27日(月)

朝7時。
東向きの窓からすでにやる気まんまんの朝日が入るので、
リビングの温度は36度を示している。
人間と一緒にリビングに入ろうとするコチカの足が、
熱気の壁に押されて、う、と止まるのが面白い。
しばらく居場所を求めてうろうろする以外は、
コチカにとっても私にとっても、完全に日常が戻ってきた。
午後を過ぎるまでキャット・タワーの穴倉で過ごし(暑くないのか?)、
4時前になるとソファに来て膝に乗り、ヒーリングを受ける。
一旦戻って時間をおいて、今度はご飯〜と言いに来る。
夜になって夫が帰宅したら、よしよしとねずみさんをしてもらい、
人間がお風呂に入るのを待って、寝るのだろう。
コチカの日常が変わらないということは、
人間にとっても平和であるということなのだと言う気がする。



 *  *  *  * 






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