2012年6月・7月・8月

~~~ミルク色のコチカ~~~


日課牧歌 -134-

2012年7月:誕生日月



あんなとこからどこ見てるのか

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7/12待たされてブー垂れコチカ 7/15コチカの誕生日を祝った 7/17たるたるモモンガ 7/23夏の夜の謎


7月1日(日)

なんにもしないまま7月に突入した。
いやしている。
周囲の人々が年を取ってきたので、
来るべきこの家を留守にする日のために、
植木にタイマーで水をやれるよう、
給水ノズルを用意した。
あっという間に増えた植木鉢80個分。
いざセッティングの際にはどういう手順でするか、考える。
こんなとき、きっとコチカがしているように、
遠い目をしてぼーっとしているに違いない。



 *  *  *  * 


7月3日(火)

キャット・タワーの穴倉に入ろうとしたコチカは、
熱心に点検をした挙句入らず、
下に降りて困った顔をしている。

見に行ってやると、中がひどく臭う。
これでは入りたくないだろうと、
中の布団にごろごろをかけ、
怪しいブツでもないかと探したがない。
きれいにしたよ、と声をかけると、
コチカはやってきて穴倉を覗き、くんくんした。
しかし力を落としたように、手を離した。
まだだめ?
と中を覗くとやはり臭う。
では、と箱の上にかぶせてある布を少し上にあげると、
あった!死角になっていたところにブツが。
まあね、排泄がうまくできないと、こういうことなのだ。
とにかくそれを取り、布を上げたままにして、
喚起をしてやった。
しばらくすると、コチカはやってきて、
布団もないまま中で眠ってしまった。
それじゃ硬いだろうにと思ったが、
そのまま午後過ぎまでいたようだ。


なにこのTシャツたくしあげたみたいなのは?


 *  *  *  * 


7月6日(土)

ときどき心境の変化が訪れるらしい。
人間の入力中、たまに夫の椅子にいる。
夫はそのことに気づいたことがない。




 *  *  *  * 


7月10日(火)

ご飯を食べた後、穴倉に入って行ったコチカは、
ほどなくしゃくりあげて、吐いた。
2、3日前にはうまいこと外に吐いたが、
今日は中に吐いてしまった。
ワイルドだろ?である。
始末してやったが、臭いが嫌らしく、
出て来て困った顔をしている。
中で吐いたらそういうことになるとわかるだろうに。
人間の言葉で伝えるのは難しいが、
穴倉の中と外を叩きながら、
なんとかシンプルな言葉で、
吐くときには外に向かって吐くよう、伝えた。
そっちがワイルドなんだよ・・じゃなくって、
心得とくんだぜ〜



 *  *  *  * 


7月12日(木)

<待たされてブー垂れコチカ>

夫が帰宅するとコチカがそわそわしだす。
通例のよしよしの他に、最近ではネズミ遊びが加わり、
かゆいところをよしよししてもらいすっきりしたら、
紐付ネズミでハッスルする、という豪華版が定番となっているのだ。

早くその豪華版をやりたいコチカは、
夫を求めてウワ〜ン、ウォ〜ンとうろうろしていたが、
夫と私は台所で用があり、二人で四の五のしていた。
最初の頃こそ夫は、チャチャちょっと待っててね、してあげるからね〜、
などと声をかけていたが、そのうちすっかり忘れ、
台所の作業に没頭していた。

やがてそれも終わり、いつものように床に座り、
さあ、コチカ、と呼びかけてみるが、
コチカはキャット・タワーの棚にプラナリア状に顎を付けて寝そべり、
うっとうしそうに目を閉じて、寝ている。
いまどき寝ることなどないのに。

あら、あーらー、コチカブー垂れちゃった、と私がいうと、
夫がコチカ〜よしよししよ〜、よしよし〜、ほら〜、
などと言って気を引こうとするが、コチカは動かない。
そこで私があれ?もうおしまい?
チャチャ今日はもうネズミさんしないんだね、もうおしまいね、
だったらお風呂入る?と夫に言うと、
コチカは、こりゃやばい、と思ったか、きっと頭を持ち上げた。
そのタイミングで、夫がねずみさんだよ、ほら〜とネズミを見せると、
コチカはいそいそと降りてきて、夫の前に行き、すりすりした。
よしよしからにする?と優しい夫。
こうして無事いつもの定番、最近では豪華版メニューが始まった。

ネコも頭に来て意地を張って見せるのがおもしろい。
人間と一緒にいると、こうなるのか。
コチカ、待たせたのは悪かったけど、ブー垂れることないじゃん。
ちゃんとやってあげるんだからさ。



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7月15日(日)

<コチカの誕生日を祝った>


ネコラベルのシャンパンを開け、
こうしてセッティングをし、
(左側、緑のがそれ。
右側の青いボトルは、
ドイツのシュヴァルツ・カッツェの空き瓶。
日常的に飲み水を入れている。
真ん中はネコのキャンドルホルダー。
週末の食事には火を点ける)


さあいただきま〜す、という段。
なんだかコチカの記念日みたいだね、と言ってから、
夫と二人、あっ、と声を上げた。

もうすぐコッチカのたっんじょうびっアラヨット

2001年9月2日、
今乗っている車を買った3カ月後、ドライブに行こう、
と出かけた先で、
生後50日のコチカに出会ったのだった。
なので車と同じ11歳。
出会ったのはここ

危うく忘れるところだった・・
今日お祝いをしないと、17日は平日だし。
毎年、大概7月になるともうすぐもうすぐと思い出すものの、
当日になると忘れている、というパターンが多かった中、
今年はもうすぐ、とも思っていなかった。。
あ〜汗〜

このシャンパン、辛口で、
イタリアワインみたいにパキッと切れる。
一回ごとに、はいこれま〜で〜よ、と言われてるみたい。
すきっとしていて夏にはぴったり。
パルメジャンやベルギー産マリボーとよく合った。

アルザス産その名も「まねきねこ」

天上の存在の思し召しか、
今日、友人から紹介された、このネコラベルのシャンパンを開けよう、
と思いついたことが秀逸だった。
お陰で、コチカのお祝いもでき、
うーんと盛り上がった。
今日を逃せば思い出せた自信はない。
シャンパンに?友人に?買っておいた私に?
いやいや、
見えない存在に、ありがとう!

で、当のコチカは?

いつもと変わらず。。
まぁね、あとふつかあるからね^^\。


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7月17日(火)

<たるたるモモンガ?>

今日、想定上(というか、誤差があっても数日だけど)11歳になったコチカ。
膝の上にきてテレビを見ている後ろ姿を11歳ね、と思いつつ眺めた。
身体が大人のサイズになってからは、
全然前と変わったふうにも見えず、相変わらず美しく可愛いうちのネコである。
が、ところがである。
おなかから腕につながる皮が、たるたる・・
持ったら掴めた。
モモンガになれそうだね。
いつからこんな?
若いころもこうだった?
それともネコってこんなもの?


たるたるのモモンガコチカ

テレビは「教科書にのせたい!」大自然の神秘&脅威SP。
地球の異変と防災についてやっていた。
災害が起きた直後はうちもいろいろ準備したが、
以来、放ってある。
いいタイミングでいい番組を見た気がする。
ちょっと確かめよ。
お宅は大丈夫です?



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7月20日(金)

夜中。
腕に、ぺた、と熱いものが。
続いて、ぺた、ぺた、と繰り返された。
そのたびに熱い。
私の枕の横で私の方を向いて手足を投げ出しているコチカ。
熱いものは、コチカの手の肉球だった。
なんでそんな触り方したの?
ひんやりして気持ちよかった?

2005年7月。
ミュミュという仔猫がコチカと一緒に暮らしました。
チョーかわいい〜→



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7月23日(月)

<夏の夜の謎>

今日は夏らしく暑いが、ここ数日東京は異常に涼しかった。

そのせいだろうか。
夜中にコチカはベッドにおらず、
ピヤンピヤンと聞こえるような小さな声で、
何か言いながら入ってきて人を起こす。
遠慮しながらも訴えたいこととはいったいなんだろう?
と起きてみてとりあえず、ご飯?と聞いてみると、
嬉しそうにするから台所に行ってみると、
率先して行って、ご飯を食べている。
なんだあるんじゃん、と思い、
念のためのリビングを点検する。
コチカが嫌がるような、汚いものは落ちてもいない。
なんなのかさっぱりわからない。

と思えば、もう起きようと身体を起こし、ベッドに座ったら、
そのタイミングで、ぬっとベッドの下から出てきて、にゃー、という。
カーテンを開けない薄暗がりに、眼鏡なしの寝ボケまなこには、
床がにゅ〜と動いたように見え、ぎょっとする。
どうしたのコチカ、どこにいたの?
ベッドの下で寝ていたのだろうか。
嫌だな、最近掃除機をかけてなかったのに。。

そして今日の明け方など、
体の左半分が焼けるように熱いと思ったら、
なんと横になった私の胸と腕の間に丸くなっていた。
冬じゃあるまいし。
屋内の気温は外ほど涼しくはないが、
動物と言うのは、外の気温で快適さを測るのだろうか。

よくわからないことがたくさんある。
とにかく、
暑過ぎるのはつらいが、夏は夏らしく暑くあってほしい。



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7月27日(金)

また暑くなり、コチカはキャット・タワーの穴倉で過ごすようになった。
夜もベッドに寝ていない。
コチカがそばに来ると嬉しい私も、さすがにほっとした。
それにしても。
あの涼しかった数日、ネコには寒かったのだろうか。
もっと寒い日なんてざらにあるのに。



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