2013/1月・1月・3月

~~~ミルク色のコチカ~~~


日課牧歌 -141-

2013年2月


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陽の光に包まれて…日差しが強くなりました

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2/2コチカの好きな空気感(雰囲気) 2/3コチカの優しさと温かさ 2/15晩白柚(バンペイユ) 5/25今年初の毛梳き


2月1日(金)

しっかり太く縒られた毛玉を吐いた。
こんなになるまで吐かなかったのはなぜ?



 *  *  *  * 


2月2日(土)

<コチカの好きな空気感(雰囲気)>

夕食が終わっても私たち人間は話し続けていた。
和気あいあいとして、穏やかだったのだと思う。
そしてそろそろ片付けようと言うことになって、
あーおいしかった、楽しかったね、などと言っていたら、
私の右肩に白いものが見え、同時にどーんと重くなった。
驚いて見ると、なんとコチカが私の肩口まで手をうーんと伸ばして、
伸びをしがてら、ねぇねぇ、と言いに来ていたのだった。
そんなことはめったにないから、少々驚いた。
どしたの、ちゃちゃ?と言うと、
穏やかな顔をして目を瞬きながら私を見ている。
ははーん、わかった。
私と夫が静かでいい雰囲気で話しているから、
ボクも入れて〜、ときたんだね。
コチカは和やかな空気感が好きである。
人間がそんな空間の中で話しているとき、
話が終わって移動したとしても、コチカは立って一緒についてくる。
コチカの様子で、今の時間が極上の時間だったことが知らされる。
空気感がいいということは、取りも直さず、
人の心の状態がいいと言うことだろう。
いつもそう保ちたいものだと思う。
そうであるかどうか、コチカは最良のジャッジ役である。



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2月3日(日)

<コチカの優しさと温かさ>

昨日はコチカがいい空気感が好きである、と言うことを書いたが、
そう言えば前の晩、私は夫に相談ごとをしていて、
なかなか解決に漕ぎつけないので、
いらいらしてだんだん声高に話すようになってきていた。
するとコチカは、私に近づいてきて、手をそっと噛んだのだが、
私が怒っているのではなく、当惑している様子に気がついたのだろうか。
いつも寝そべっている場所から立ちあがって、
ソファに座る私元に座って、じっと私の顔を見たり、
テーブルの下から夫の顔を見たりしていた。
やがて私はコチカの存在を忘れていたが、
話が収束に向かった頃、コチカはまだそばにいて、
私の様子を見守ってくれていたようだった。
コチカとは話が通じるわけではないが、
そんなコチカの視線を感じるとき、心強く、温かい気持ちになる。
この温かさは、人間が慰めてくれる言葉とは、性質が全然違うように思う。
もちろん人間が慰めてくれるのも、嬉しく心和むものではあるが、
何かが大きく違う。
全然違うのはわかるが、ではどう違うかと言うと、
説明できる言葉が全然見つからない。



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2月5日(火)

蹴飛ばしそうで恐い〜




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2月10日(土)

抜け毛が多くなってきた。
乾燥した朝など、背中をひと撫でするだけで、
手のひらにふあ〜っとつく。
いよいよ毛替わりの季節である。



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2月11日(月・祝)

朝、寝そべっていたコチカは急に起き上がると、嘔吐した。
太く縒られた毛玉と胃の残留物が出ている。
胃液がやけに緑っぽい。
胃液って濃くなるとこうなるの?
ちょっと不気味に思えたが、相当に気分が悪かったのだろうな。



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2月14日(木)

太陽の位置が変わり、朝陽がソファに溜まるようになった。
コチカはそれを見逃さず、最近では人間よりも早く寝室を出て、特等席を陣取る。
しかしながら私もそこへ座らなければならない。
チャチャ、どいてよ。
というとまぶしい光で細まった目を向け、
いやだよ、と言う。
いやだじゃないの、私の場所なんだから、
と抱き上げようとすると、
横になったままもっちり重くなって、ソファにへばりつこうとする。
夫に、コチカ、どかない、と言うと、
夫が、コチカ!と厳しい目の声で言う。
男性の低い声が名前を呼ぶとさすがに頭を持ち上げて、きりりとした反応をするが、
やだもんね、どかないから、と言う表情は変わらない。
しかし人間は強硬手段に出る。
強引にコチカを抱き上げて、床に降ろす。
コチカは恨めしそうに私の膝を見る。
結局は私の膝に来るんだから、いいじゃん、おいで、というと、ピョーンと来た。
でも残念なことに、朝陽のあたっていたのは、
ソファの背もたれ付近であり、
人間の膝に座るコチカには、当たらなかった。
不満そうなコチカ。
まあね、しょーがないね。。



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2月15日(金)

<晩白柚(バンペイユ)>

鹿児島は八代市の特産品。
ミカン科ザボンの一種。

何この大きいの?


皮を剥いた晩白柚を見せつけられた。
みかんほど嫌でもないらしい。


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2月16日(土)

朝の膝の上でくつろぐ。



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2月17日(日)

ネコと暮らす風景。
あ、ここにいるのね…




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2月20日(水)

朝。
夫が出勤して、やれやれ、とした頃、
あれ、コチカがいない、と思ったら、こんな隅っこに。
またしても太陽の位置が変わり、こんなところに陽溜まりを作っていたのだ。
毎日せっせと調査しているのだろうか、コチカは。




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2月23日(土)

夫にヒーリングをしてもらうコチカ。
ほら、見て、コチカ気持ち良さそう、と私に言う夫の声に、
振り返り、私の顔をちらっと見たが、また前を向き直り、
じっとするコチカ。




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2月25日(日)

<今年初の毛梳き>

あまりに毛が舞うし、あまりに良く吐くので、ファーミネーターで毛を梳いた。
見ていると気持ちいいくらいにどっと毛が抜けていく。
最初は気持ち良さそうにしていたコチカも、あまりに長くやっているので、
嫌がり始め、もうちょっともうちょっとと伸ばしていたら、
とうとううにゃー!!!と怒り出し、逃げてしまった。

しかもその後、掃除機を持ってきてじゃんじゃん吸い取るものだから、
オレの毛をなにすんねん!と思うのかどうか、
怒り心頭に発した様子で、キャット・タワーに上り、
掃除機のヘッドが近づくたびに、シャー!!!と威嚇している。
身体についた柔毛がほわほわ舞うので、
つい掃除機のヘッドを宙に向け、舞う毛を吸おうとするのが、
思いがけずコチカを追う格好になり、
とうとうコチカはキャット・タワーから飛び降り、和室の方へ逃げ、
にゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!と最近では出したことのないドスの聞いた大声を上げた。

わかったよ、コチカ、もうおしまい、と夫が掃除機をしまうと、
またキャット・タワーの天辺に行き、ぶーっとした顔つきで下を見ている。
目がつり上がって、はらわたが煮えくりかえっている様子。
でもかなり毛並みもきれいに整って、つややかに見えるから、
きれいにしてもらったんだから、怒んないの、ね、と話しかけてみると、
うっせーやい、と言うように、目を半分とじた。
まあね、しゃーないわな、しばらくは。


見よ、この毛。


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