12月3日(火)
いや~とうとう12月である。
猛烈に暑かった夏からよくここまできたものだと思ってしまう。
ここの住まいに移って早5年。
コチカとの足元バトルも5回目なのかな。
ん?最初はパネルヒーターがなかったのかな?
忘れてしまったけれど、
ああ、今年もまたこの季節、と思うのだけど、
これって平和、とか、平穏無事ということなのでしょうね。
あーありがたやありがたや。
今年も狭いってありがたい~♪
というわけで、今日も狭い思いしています^^
あ、しっぽ危ない@@!
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12月16日(金)
テーブルを動かす時には、必ず声をかけ、お伺いを立てます。
これだもの。。
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12月8日(日)
明け方に目が覚めると、
鼻先と腕の内側がほんわり温かく優しい感触がする。
横になって背を丸めて眠っている私の胸の前で、
いつの間にかコチカが背中を押しつけて丸くなっているのだ。
私が深く眠っていても、コチカはいつものやり方で、
人間の湾曲した体のぬくもりに、自分の背中を納めるのだろう。
私はコチカの耳の下の顔の周りで最も毛の多いところに鼻をうずめていて、
腕はコチカの下半身を回り込んで、抱いている。
パジャマがめくれ上がった腕の内側には、
コチカの温かな毛皮がぴったりと添っている。
この心地よさはなに?と思った直後に、
ネコの耳が目に入り、
ああ、コチカなんだなと思える幸せ。
何物にも代えがたい幸福感である。
冬はまだまだ続く。
いつまで?
来年の春が来て、夜中に温かくなるまで、この状態は続くだろう。
ひとりでに笑いがこみあげてくる。
ムフフフフフフフフフフ^^
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12月9日(月)
<何かいる?>
夫にキラキラのモールを紐につけてもらって遊んでいたコチカ。
急に矛先を変え、私に向かってきた。
真ん丸な目をして私を見据えている。
びっくりして、な、なにコチカ、どうしたの?
というとふにゃ~と私を不思議そうな目で見て言った。
コチカはコチカで、なにさ?と言ったようだった。
それからもコチカは私を見ている。
私の方を見ているのに、視線が合わさっていない。
なんなんだろう?
私の顔の前にいる何かを見ているとしたら、
あんな目つきになるだろうか・・
と思ううちに、視線がわずかに逸れていき、私の背後に行った。
いったいなにがいるの?
と思わずおびえた声を出すと、
コチカの見ている方向に目をやっている夫が、
なにもいないよ、と言った。
いるわけないじゃん!ってか、夫に見えていたら、もっと恐いですよねえ。
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12月12日(木)
<不思議な水たまり>
昨日で2回目なのだけど、
私のテーブルの下で寝そべっていたコチカがどいてみると、
直径5cmくらいの水たまりができている。
なにこれ?
ティッシュに吸わせて匂いを嗅いでみると、
うす~くネコのオシッコの匂い。
知らない人ならわからないくらいである。
通常、ネコのオシッコは強烈な臭いなのに、
なんだこれ?
でもオシッコの匂いがするからにはオシッコなのだろう。
ではなぜ?
漏れだした?
人間も年を取ってくるとトイレが近くなるが、
ネコにもそういうことがあるのだろうか。
コチカは自力で出せないから、
膀胱がいっぱいになって漏れ出したということだろうか。
いろいろ気になることが出てくるものだ。
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12月14日(土)
<ボクがほしいのは…>
発酵させて作る本枯れ鰹節の削り節を小鉢に盛り、
冷ややっこにのせて食べようとテーブルに載せていた。
とっくにご飯を食べて満足そうに床に寝そべっている・・と思っていたコチカ。
ふと気がつくと、私のそばにいて、らん!と目を輝かせて私を見ている。
どうしたの?と手を伸ばして頬を撫ぜてみても、らん!という目は揺るぎがない。
「それしかないでしょ」と言っているのが良くわかった。
鰹節ね。
本枯れは嗅ぎ慣れた普通の削り節の匂いと相当に違うのだろうか。
コチカのリアクションは普段とは全然違う。
違いの分かるネコってことね(笑)。
もったいぶるのも主義じゃないので、食卓からちょっとつまんでご飯皿に入れてやった。
当たり前に食べて元寝ていた場所に戻って言ったけれど、
おいしかったでしょ?ありがとうは?と恩着せがましい人間である^^
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12月15日(日)
何と今朝、オシッコさせるのを忘れた!
夫も私もトンと忘れていたのだ。
コチカ、ごめんね。。
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12月16日(月) <夜中にベッド下でハッスル> 明け方、聞いたことのない騒々しさに目を覚ました。 ベッドの下で、何かがさーさー忙しく動き、 さらに耳に馴染んだネコの爪の音がする。 コチカなの? なんと、 金色のきらきらのモールを寝室に持ち込んで、 ドリブルドリブル、大ハッスルしているのだった。 大ハッスルも大ハッスル、猛ハッスルしている。 昼間寝ているネコは夜中にはこんなにも暇なのか? 居間から廊下は開け放しているので、 そのエリアでモールをボール代わりにしてサッカーをするのはわかるが、 よくまあ寝室に持ちこめたこと。 寒くなると、コチカのために開けている寝室のドアに、 カーテンを取り付け、冷たい風が入ってこないようにしている。 ドアはネコの肩幅分開いているが、 ドア全部をカーテンが覆っているので、 モールがひょいと入る隙間はないはずなのである。 それをわざわざ咥えて持ち込んだのだろうか。 ネコが確かな意思を持って? そんなことする? 考えていると脳ミソがはっきり目覚めそうなので、 コチカ、寝ようよ!と声をかけ、こっち来なさい、と布団を叩くと来た。 盛り上がっていた割には、ずいぶんあっさりと入ってきた。 ったくもー、夜中に何してんのさ、と思いながら、 コチカの柔らかい塊を腕で囲んだ。 朝になって、夫があれ、なんで?とモールを見ている。 ね、驚くよね。 目を覚まさなくてよかったねえ。 |
![]() コチカを狂わせるキラキラモール 噛み噛みにされてすでにキラキラでもなくなっている・・ |
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12月29日(日)
健康上のいくつかの問題があったので6日間検査入院をした。
運悪く、私が入院した初日に、夫は会社で仕事上トラブルで、
夜中に帰宅したりしていた。
何の前触れもなく一人でいる時間が長くなったコチカは、
ご飯ももらえず、寝る時間になっても帰ってこない人間を呼び、
大声で泣き叫んでいたらしく、声がガラガラになっていたという。
私が退院して戻った最初の日の夜も、寝室に入ってくるのに、
聞いたことがないくらいの大声で私を呼んだ。
いつも夫よりも早く私が寝室に行き、その後でコチカが入ってくる。
コチカのために少しドアは開けてあるのを知っていても、
コチカはなぜか必ずドアの前で声をかける。
私がいない間、呼んでも返事がないので、声が大きくなっていったのだろう。
ほんの数日で、新たな習慣がついてしまうのだ、と思った。
震災で被災した動物たちと人々に心を馳せる。
彼ら双方の当惑と悲しみは想像を絶すると改めて思い、胸が痛んだ。
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12月30日(月)
私は難病の兆候がいくつかありながら、
結局どの疑いも晴れ、薬1個で様子を見ることになって退院した。
それが27日である。
退院当日に、年末年始を一緒に過ごすべく母が来た。
人の3倍はしゃべりまくる母。
コチカはうるさいのが苦手だから、また受難がやってきた。
オシッコも嫌がっていつものように素直にさせない。
しばらくいなかった私と一緒にいたいのか、
ずいぶん長い間私の膝の上にいて、眠らなかったし、
いつものように私の足元のパネルヒーターのそばにいても、
ゴロリとはならず、ずっとスフィンクス座りをしていた。
3日ほどたった今日、私の膝にきてしばらくくつろぐと、
隣の座布団に移り、寝こけていた。
ようやく3人の空間にも慣れ、眠れるほどに受け入れられたのだろう。
やれやれ。
お正月が終わるまでの数日、どうなっていくのか、
あまり心配し過ぎず、楽観して見守ろうと思う。
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