8月1日(火)
しょんぼりした空。
8月の初日が発情してなくてどうする?
* * *
朝の散歩。
ノラニャンたちのお食事タイムに行き会った。
クロキがそろそろとやってきて、コチカがいるけれども逃げない。
おなかが空いてそれどころではないらしい。
うにゃうにゃんあうあうあうあう…と言いながら、
チェリーんちの奥さんが出してくれた猫缶にむしゃぶりつく。
周りを警戒してか、ご飯を咥えて車の下の奥へ行こうとする。
でもすぐ食べてしまい、奥さんがまた缶を開ける。
周りを見る。
奥さんが、大丈夫だからいっしょけんめ食べなさい、というと、
また、うにゃうにゃあうあうあうあう、である。
黙ってゆっくり食べな。
あっと言う間に、小さい目ではあるが、缶を3つも平らげた。
猫の胃なんて、小さな猫缶くらいの大きさくらいだろうと思うのに、
いったいどうなっているのだろう。
きちきちと食べに来る割には、体が大きくならない。
奥さんは、虫がいるのかもね、と言っていた。
虫がおなかにいても、あんなに元気そうなもの?
*
涼しいので、駐車場に繋いであったけれど、すぐに中に入れた。
居間の物見櫓でのんびり毛繕いなぞして、すぐに丸くなった。
そしてそのまま午後中ずっと物見櫓。
寒くなく暑くない今日みたいな日に、
人を見下ろせる場所でのんびりできるなんて、猫ってやっぱりいい商売。。
ときどき後足で顎の下を書きまくる。
赤くなっているのはそのせいか。
なんで痒いの?
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* * * *
▲
8月2日(水)
<ひさびさのレスリング>
涼しいせいだろうか。
コチカは、よしよしして〜と同時に、
足首に噛み付いてきたりして、
レスリングやろうよ、とけしかけてくる。
珍しいこともあること、と付き合う。
手をコチカの左右の床にちょいちょいとついて、
ひゅーんとコチカの頭の上を越そうとすると、
コチカは両手で飛びついてきて、噛み付く。
アイタタター!コチカの勝ち〜、で1ラウンド終わり。
…てな感じで、3ラウンドくらい。
柔らかな猫の毛が素肌に抱きついてくるのってほんわり最高!
* * *
朝の散歩。
なんということもなく終わって、コチカは駐車場へ。
嘔吐するのが聞こえてきた。
トイレットペーパーを持って見に行くと、
泡をわずかに吐いただけだった。
何が原因か?
* * *
<アスカと通じ合う?>
夕方の散歩。
蚊の出る時間を避けて、遅い目に。
誰もいなくて静か。
最後の最後に十字路の駐車場にぶらりと行ってみると、
あ〜、とどこかで聞いたことのある声。
見れば、アスカ。
居候先の塀の上である。
やっぱり呼んでるんぢゃ?
また振ってやろうという魂胆だな、と思いつつそばに近づいていく。
アスカは見下ろし、コチカは見上げる。
通り側に枝を伸ばした木の下。
アスカもコチカも座ったまま動かなくなった。
通りの端がずっと向こうに見える。
ここから端までは100mくらいだろうか。
猫も人間もいない。
吸った息を背中に送り、背骨を洗う、という気功のエクササイズをやってみる。
下腹に暖かい煙(?)が溜まったようになり、おなかがぽこぽこ動き出した。
10回ほど続けたので休む。
気分がすっきりしている。
私はアスカを見た。
アスカも私を見た。
かなり長い間…5秒くらいだろうか、
アスカときっちり視線を交わせているけれど、
こんなことは初めてくらいに、和んだ空気を感じた。
アスカー、と言ってみた。
本当に自分が言ったのか、と思うような濁りのない(?)声だった。。
何かアスカと通じ合った気がした。
それからしばらくまたじっとしていてから、コチカに声かけ、抱っこした。
すっと抱かれた。
私はアスカに、じゃあね、と声をかけた。
アスカは、立ち上がって追いかけるように塀の上を歩いてきた。
明日ね、もう一度言ってから歩き出した。
なんだか妙に名残惜しい。。
……。。
本当に通じ合っていたのかなあ。
とっても不思議なのだけれど、それにしても、この澄んだ気持ちは。
生きとし生けるものとして、大変に大切なことを経験したような。。
* * * *
▲
8月3日(木)
暑くなりそうな朝。
でもさわやか。
ごじゅうまる!な夏日。
*
朝からハッスルしているコチカ。
風呂場からダダッと走り出し、階段下の柱に駆け上り、
タン!と派手な音を立てて棚の上に降りる。
どしたの?と笑いながらそばによると、スリッパの裏に違和感が。
全体重をかける前に足を上げて見てみると、言わなくてもわかるコチカの不祥事。
あーやられた!
朝からウンがついちゃったよ…などと言いつつ拭いている様子を、横目で見ているコチカ。
目を真っ黒にし、ちゃんとこちらに顔を向けないで、見ているのだ。
しまった、やっちゃった…と思って、人の様子を見ているコチカの様子は、本当に面白い。
* * *
朝の散歩。
桃の木のあるお宅の車の下で、低い姿勢をとことん低くして、何かを見据えている。
車の下を覗いてみると、向こう側に、チビミルボー。
コチカの頭だけ車の下に入っているが、首から下は陽に当たっている。
暑そ。。
私も暑い。
陽に背を向け、前に手を組み、光と光の間で肩をすぼめたような気分で、待つ。
ありがたいことに、間もなくチビミルボーが逃げて行ってくれた。
コチカは歩き出し、向いのお宅の門の前まで行くと、腰を下ろして横になってしまった。
ここは陰になっているので、地面がひんやりしている。
よほど暑かったのだろう。
すぐさま冷たいところを探して休んだのだ。
ちょ、ちょっとぉ自分だけ休んでどうよ……
とコチカを抱き上げ、○〜○○の車のところに行く?と聞いたら、黙っている。
普通なら、いやだ〜まだ歩く〜降りる〜、とごねるのに。
まだちょっとしか散歩をしてないが、
うちの駐車場までに行くと、コチカは車の下、
所定の位置までさっさと歩き、どさっと腰を下ろした。
車のドアノブにリードを結わえて、今朝の散歩はおしまい!
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* * * *
▲
8月4日(金)
<夏、吐くことについて:その2:水不足or夏草アレルギー?>
チャコちゃんも夏の間、よく吐くのだそうだ。
大好きなホタテも、食べたすぐに戻してしまったりするとのこと。
ということは、夜にも吐く、ということ?
コチカの場合、
吐くのは、朝の散歩の後に限っている。
1つには、草を食べて毛玉を吐き出す、ということがあるだろう。
私は他に2つ理由を考えているのだけれど、
1つには、水不足ではないか、ということ。
朝起きてきて、水も飲まずに散歩に出かけ、暑い思いをして草を食べたり、ご飯を食べたりすると、
胃液が少なすぎて、嘔吐してしまうのではないか。
あるいは、水不足+暑いせいで、泡のようになった胃液を吐く、とか。
ところが、昨日、今日と、
朝起きてきてからは絶対に飲むことのなかったお水を、
コチカが自主的に飲むようになった。
そのせいかどうか、昨日今日は吐いていない。
自分が吐くのは、胃液が少ないからではないか、
と思いついたのではないか、と思うのだけれど。。
体の感触について、健康体であればわかるのではないか、と気もする。
もう1つは、夏草を食べることで、
アレルギー反応を起こすのではないか、ということ。
草によるアレルギーについて、読んだことがあるように思う。
コチカの場合は、冬には食べないので、
食べるようになる夏、体が反応するではないだろうか。
これについて文献などあったら、ご教示願いたいところ。
あと、葉が大きすぎて、消化しきれなず、吐くこともある。
これは全く道理に適った反応だろう。
* * *
<膀胱炎?尻尾が変?>
夕方ごろ、コチカの挙動不審が気になった。
はっ!としたように、尻尾の付け根あたりを振り返り、
舐め、あれ、なんでもなかった、というようにまた前を向き、
またはっ!としたように、振り返り、ぺろぺろ、と舐め、
まだ続くかな、と様子を伺うような様子をしたり、
私が心配して撫ぜてやると、イライラしたように私の手をぺろぺろ舐め、
今度は腰を落として足を開き、おしっこ周りを舐めたり。
もしかして膀胱炎だったりする?
そういえば、いつも朝の散歩の後におしっこをさせるのに、
外に繋いであったので、お昼近くになってからだったからな。。
おしっこさせるのに膀胱をつかんだら、痛てて、と体をよじったけれど、
そんなの関係あるのかな。
夕方、散歩に行っている間は、全然なんともなかった。
でも、また長時間お水を飲んでいないので、ご飯を食べる前に、
注射器で強制的に3ccくらい水を飲ませてやった。
その後は、そういう発作(?)は起きていない。
今年の冬、尻尾に異変が起きたときにも、似たような動作をしたことがある。
あのときには、尻尾が変だと思うのでは、と思っていたが。。
大丈夫かぁ?
* * * *
▲
8月5日(土)
今日人間二人は、午後から知人の納骨式があり、
夜は、江戸川の花火大会に出かけた。
両方とも天つながり?なんて笑ったけれど、
夫は、午前中に、
バッハのロ短調ミサ曲(9月10日本番!)の男声パートの自主練習に出かけていて、
結局全部天つながり!な一日だった。
…ということで、
コチカとはほとんど一緒にはいなかった。
私は午前中はいたけれど、
午前中はコチカは駐車場にいたし、
正午に私は出かけたし。
遅い日中に一旦帰宅し、コチカにご飯だけやって、人間はまた出かけた。
コチカは、散歩に行きたい、とも言わずに、黙って人間を見送った。
夜遅くに帰ってくると、
コチカは、静かに出迎え、静かにすりすりし、
煮干〜、でもなく静かにご飯を食べた。
どういう気持ちなのだろう???
それから夫はコチカを散歩に連れていった。
ミケちゃん、ペッタンらがいたけれど、
みんなも知らん顔、コチカも知らん顔、で平和に歩いて帰ってきた、とのこと。
* * *
今朝は、コチカはお水を飲まなかった。
昨日の、膀胱炎の心配があったので、
散歩に出る前に注射器でお水を飲ませてやった。
3ccほど入れていたが、2.5ccでコチカは嫌がった。
果たして成果はあったのかいな。。
* * * *
▲
8月6日(日)
<やっぱり車の下にいたいコチカ>
昨日の夜は自主的にお水を飲んでいるところを目撃したので、
強制的にはやらなかった。
朝、コチカはお水を飲まないまま散歩に行ったが、
すぐに帰ってきてしまった。
人間が寝坊してからの散歩だったので、
アスファルトの温度が上がってしまっていて、暑かったのだろう。
夫は、車の下に連れて行くことをせず戻ってきてしまったが、
私はそのことをさして気にも留めず、オシッコをさせてそのままにしておいた。
家にいるなら階段下の棚の上にいるのに、
乾燥させるために開け放してある押入れの敷居の上に来て横になっているので、
コチカ、○〜○○の車のところに行く?
と言ってみたら、コチカもそうだ!と思ったのだろう。
目を見開いて、にゃあ!と言った。
そして立ち上がり、早く早く、早く行きたい!というように、にゃあ!を連発した。
はいはい。。
やっぱり車の下の方が涼しいんだよ、といまさらのように私は夫に不平を言った。
夫は、なにさ急にといわんばかりにむっとし、コチカを連れていった。
そして、
しばらくしてから、お水持ってってやる、と言ってまた出て行った。
コチカは、お水を避けようとして、リードを引っ張り、
なんだか不自由そうに見えたのだそうで、
今コチカが幸せかどうか、ボクにはわからない…と落胆している様子。
避けようとしたのは、わけわからないものを持ってこられて不気味に思ったのと、
連れ戻されるかと、危惧したのに違いない。
普通、コチカは家に入りたかったら、車から出てきて、人間の後を追おうとするし。
はーいろいろ気を使うもの。。
でもそれから1時間くらいで、出かける時間になったので、コチカを家に入れた。
公園に遊びに行くのに、車に荷物を詰め込んだりして、
ばたばたしている人間を、それとなく警戒しているコチカ。
目を真っ黒にして、人の動く気配に、耳をそば立てているのだ。
○〜○○と○○は、お出かけするけど、コチカは行かないよ、
と3回くらい言ってやったら、へーそー、というような表情をして、
息を吐いたように姿勢が低くなった。
本当にわかったのかな???
* * *
夜にお水を注射器で。
嫌だったらしく、絶対に口を開こうとせず、
2ccほどのお水がたらたらと流れてしまった。
なので、やめた。
でも膀胱炎の心配は全然なくなりました。
ご心配、ありがとうございます。
* * * *
▲
8月7日(月)
朝、感心なことに今日もお水を飲んでいる。
散歩も暑いので、すぐにやめて、家に帰ってきた。
おしっこをさせた後、車の下へ。
夕方までずっとそこ。。
* * *
コチカの腹時計が鳴り出したのだろう。
夕方5時ごろになったら、にゃ〜、と呼ぶ声が。
連れ戻しにいき、家に入れたものの、
ご飯もお散歩もまだまだ。
1時間ちょっと待たせてから、先にご飯をやり、外へ出た。
<ハクビシン(白鼻芯)出現!>
チャコちゃんちの角を曲ったところのアパートの前で、
チャコちゃんちの奥さまと立ち話をし、
じゃあ、おやすみなさ〜い、とご挨拶をした後、後ろを振り返ったら、
グレイのしっかりした尻尾が、右側のお宅の門から入っていくのがみえた。
ずいぶん大きな猫だけれど新顔?と近づいていくと、
門の中でさっと動く気配に、今度はコチカが気づいて警戒態勢に入った。
とは言っても、もう相手は庭の奥に消えてしまった。
しばらくすると、塀の上に影。
でも人の気配に、こちらからは降りられない、
と思ったかどうか、くるりと引き返していった。
なおも待っていると、きた!
屋根の上からそろそろと降りてきた。
街灯の明かりに照らされてようく見えた。
タヌキの顔立ちに白い鼻筋。
まさしくハクビシン(白鼻芯)である!!!
樋まで降りてきて、私と目があった。
何をそんなに確かめることがあるのか、じっと見据えること、3秒ほど。
大胆なヤツよ。
私は2秒くらいで、恐くなって後ずさりした。
とうとうここの近所にも出たか。
こないだ(06'6/18)は大きな車どおりの電線を歩いていたが、
今日は、古い住宅地を探索している。
私がこの近辺で目撃するのはこれが2回目である。
名前の通り、鼻にすっと白い筋は、何度見ても美しい。
でも汚い害獣なのだな、これが。。
コチカもあれはなんだったの?
と腑に落ちない顔つきで、鼻をひくつかせながら上を見上げていたが、
やがてそこらでゴロンゴロンし始めたので、抱っこして通りに戻った。
こういうわけわからないことがあると、次へのアクションが鈍り、
結構無駄な時間をかけてしまうので、あっさり抱っこである。
通りへ出てうちの前まで来ると、
またいた!
向かいのお宅の庭から出てきて、通りを渡り、
うちのお隣のフェンスにもぐりこみ、塀にのぼり、
太い尻尾を見せながら奥へ消えていった。
うえーん。
あんなのが近所に住んでたら嫌だよーん。。
クロキなんか、けんかっ早いから、すぐに飛びついていくんじゃないだろうか。
なにしろあんなに大きくて毛に覆われている動物だから、
マダニもいるだろうし、移されたら面倒である。
うちの界隈は古いお宅が多いから、屋根裏に忍び込むことも可能でなのではないか。
ご近所にアナウンスして、警戒を強めていただこうっと。
* * * *
▲
8月8日(火)
昨夜は寝不足か風邪か、頭痛がするので、
12時ごろから部屋を暗くして寝ていたのに、全然眠れなかった。
猫よりも大きな白鼻芯に遭遇したせいだろうか。
とろとろとしたら、今度はずっがーん!と雷が鳴った。
時間を開けて3回ほども。
コチカを見ると、顔を上げて起きてはいるものの、平気な顔。
筋向いのチェリーは大丈夫かな、と思いながら、
またとろとろしているうちに、起きる時間。
あーん、起きたくない〜、と思いつつ起き出し、
布団恋し。。のまま一日を過ごした。
コチカなんか、雨降りなのでずっと寝ている。
いいなー
* * *
夕方になったら、何この色?!
グレイがかった青空に、グレイがかったオレンジの雲を、
やけっぱちで塗ったくったみたいな夕空だった。
誰ですか、こんなことしたの。
地上にいるミルク色のコチカも暗い感じのオレンジ色に。
一体これは。。
*
<威嚇するクロキ>
クロキくんが、ますます怒るようになってきていて、
チェリーんちの奥さんは、
好きなものでないと、しゃー!と威嚇してくる、と言っていたし、
チャコちゃんの奥さんは、
まとわりついてくるくせに、爪を出して引っかくのよ、と困った声。
チェリーんちの奥さんは、
おなかに虫がいるのではないか、と言っていた。
だから体が成長しないし、栄養を取られてイライラするのではないか、と。
うーん。
だったらかわいそうだ。
それにしても、痛い思いをさせられたら、
人間だって動物なのだから、痛い!と言って睨みつけてやればいいのだと思うけどなあ。
コチカにはそうしてきた。
ノラ猫だとしても、ご飯をもらっているのだから、
そのくらいのコミュニケーションはできると思うのだけどダメなのかなあ。。
本気で言えば伝わるんじゃないかなあ。
* * * *
▲
8月9日(水)
台風7号の影響で朝から本気の雨が降ったりやんだり。
雨慣れしたコチカは、外行きたい〜とも言わず、朝から寝たっぱなし。
夕方の散歩。
結構長い時間やんでいたらしく、道が乾いている。
コチカ、外行こ〜、と誘ったら、え?ほんと、とついてきた。
ぶらりとしていると、ライフくんと飼い主さんがきた。
100年ぶり〜、と挨拶し、いろいろ話をした。
最近、外に出る時間帯が違うのか、顔を合わせてなかったのだ。
ぜ〜んぜん我関せずのコチカは、
しきりにくんくんしながら、鼻の向くまま気の向くまま。
ライフくんの飼い主さんは、
ちゃちゃちゃんの行くとこ行こう、とついてきてくれる。
さあ、行こう、と言うと、当たり前についてくるライフくん。
いいなあ、犬って……と思わずにはいられない。
ライフくんも、よく吐くのだ、と言っていた。
開けてすぐの缶のドッグフードを食べても、吐いてしまうので、
中身が傷んでるんじゃないだろうか、と心配そう。
そりゃないと思うけれど。
やっぱり暑いからでは、ということで納得したことにした。
*
夜になって明日の朝のミルクがないことに気が付き、
セヴンイレヴンに買い出かけたら、チェリーと奥さんがいた。
チェリーに挨拶をし、ノラニャンたちのご飯をあげている奥さんに、
こんばんわー、と言ったら、あらお出かけ?と聞かれたので、
ミルクを買いに、と言ったら、
コチカちゃんの?と意外そうな奥さん。
いえ、人間の、と言ったら、
人間のなのにミルクって言うの?と言われた。
???
そんな分類あったっけかな?
* * * *
▲
8月10日(木)
<お水を飲むよう勧める>
台風一過の暑い日。
風はさわやかだけれど。
朝、起きてから、コチカはまだお水を飲んでいないはずなので、
散歩に行く前に、お水を飲むよう、勧めた。
お水を飲んだら、外に行く。
お水を飲んだら、外に行く。
お水を飲んだら、外に行く。
しゃがんで、
コチカを見つめながら、3回ばかり繰り返したら、
コチカは私にすりすりしながら、ご飯の器の前に行き、
ご飯をキャット・フードを3粒ほど食べた。
以前に、
空腹のまま外に出てら、猛然と草を食べたことがあったので、
散歩の前には必ず、ご飯を食べるよう、訓練していたことがあったのだ。
コチカはそれを覚えていた。
それはそれで偉いと思うのだけど、
ご飯じゃなくて、お水。
お水飲みな。
お水飲んだら、外へ行こう。
と水の器を指指して言うと、
器をくんくんしにいくのだが、飲みたくなさそう。
私が立ち上がると、コチカは階段下の棚の上に行った。
しかたなく私は、注射器にお水を入れてコチカに近づき、
飲ませやすいよう、コチカの体の向きを変えた。
1ccも飲まないうちに、コチカは嫌がった。
なのでやめたけれど、大丈夫かな。
最後にお水を飲んだのを見たのは、
昨日の夜、寝る前だったけれど。
ま、とにかく、それで外に出てはみたけれど、
朝の9時ともなると、結構暑くなっている。
ちょっと陰のあるところをくんくんしただけで、
すぐに駐車場に行き、休んでしまった。
結局、吐くこともなく、無事に朝の部はおしまい。
* * * *
▲
8月11日(金)
<お盆の遠距離移動>
東名を走り、伊良湖岬からフェリーで実家へ。
3日前から、東京の家を発つことはコチカには話してあった。
そして今日はその日。
朝から荷物をばたばた積み、家中の雨戸を閉めた頃、
居間の私の席に座り、にゃあ。。と言った。
しょうがないんだよ、○○(私の実家のあるところ)に行くんだよ、コチカ好きでしょ。
と言い含めた。
コチカは、観念したのかどうか、二階へ逃げることもなく、座っている。
でも、いざ車に乗せようと抱っこして外へ連れていったら、
私の肩に爪を立て、地面に飛び降りよう、としたけれど、人間の方が力は強かった。。
*
車が動き出すと、流れていく懐かしい風景に、嫌だ〜、とネを上げたが、
大きな車通りに出た頃には、落ち着いていて、助手席の私の膝の上に来た。
迂闊なことに、
コチカの好きなCD:バーバラ・ヘンドリックスの黒人霊歌やチャチャチャ集、
を忘れてきた。。
しかたなく、似たような明るく、調子のいい音楽をかける。
コチカはなんとなく気に入ったらしく、私の鼻に一度だけ、自分の鼻をこすりつけた。
あれは何のCDだったっけな???
*
東名を降りた頃だろうか。
窓を向いて寝ているコチカの顔に陽が当たっているので、
たためる黒い日よけを窓にくっつけてやったのだが、
目が覚めて起きてみると、コチカはそれが嫌いらしかった。
嫌だ、というのだけれど、ないと陽が当たって私も暑いし、
そのままにしておいたら、コチカはリアシートに行った。
でも後ろは揺れるし、私のところがいいらしく、
前に来るのだけれど、日よけがあるし、というので、
何度か行ったりきたりした結果、結局後ろで寝ていたのだが、
伊良湖についたそのとき、しゃくりあげて2度ばかり胃液を吐いた。
後ろは揺れるのよね。。
そして不本意ながら後ろにいたので、気分が悪くなったのだと思う。
台風の後遺症か、波がうねっていて、フェリーはいつになく揺れた。
お陰でコチカは、また2度もゲボゲボ。
かわいそうに。。
家につくと、大量にお水を飲み、ご飯をやったらすぐに食べた。
しかし、疲れていたせいだろう。
今食べたものを、お水もとろも全部吐いていた。
コチカ、お疲れ。
今日はゆっくり寝ようね。
* * * *
▲
8月12日(土)
昨夜、人間が就寝するときに、
コチカも私の横で寝ていたのだが、
いつの間にか抜け出していってからは、
ずっと別の場所で寝ていたらしい。
以前のように、外に行きたい〜、とは言わない。
屋上へ行っても暑いだけだし、
風に誘われるままに行きたいと思っても行けないし、
というところだろうか。
ただ玄関に行ってみて、みゃ〜、と鳴いたりはする。
前に脱走して、裏山を散策したのを覚えていて、
そちらにこそ行ってみたいと思うのだろう。
でもね。。
人間が1階でご飯を食べている間は、
居場所がないからか、ずっと一人で2階にいる。
そして、
私が2階にくると、いきなりハッスルして、
窓枠に何かを見つけた振りをし、
カーテンを引っかいてみて、
飛び上がり、だだっとダッシュをして、また戻り、
と、仮想事象を作り出して走り回ったりしている。
体を動かすことを考えないとね。
窓辺でリラックスするコチカ…この足先♥!
* * * *
▲
8月13日(日)
わしわしわしわし…の寝覚めの一番に、くまぜみの声が耳に飛び込む。
とっても涼しい朝。
鳥小屋状のヴェランダに出て涼むコチカ。
山の空気が気持ちいいはず。
外へ行きたい、とはなぜか言わない。
でも私が拭き掃除をしてじっとしていないので、
ね〜、どこか行こ〜、ね〜、とねっとり擦り寄ってくる。
もう陽が高くなっている頃だけど、曇っているので屋上へ。
いい風。
コチカは、嬉々としてゴロンゴロンをする。
興奮して、私の足やら手に両手両足抱きつき、噛み付いてみたり。
* * *
夕方。
もう屋上には興味がないのか、何にも言わないコチカ。
ご飯の催促はしたけれど、食べた後は人間のそばで伸びている。
夜になって、夫と私とが散歩に出かけた。
人間二人がわさわさと動いた様子に、
脚立の上に座っていたコチカは、嬉しそうに降りてきた。
人間と一緒になってうろうろした挙句に、
自分だけ置いていかれたので、
うや〜んうや〜ん、と憂いのこもった声がいつまでも聞こえてきた。
か、かわいそう。。
帰宅してみると、もう人間の声を聞きつけて、
にゃあ!と嬉しそうな声が聞こえた。
母が、あんたらが出てってからずっと鳴いとった、と言っていた。
母と一通り話をしてから、2階に行こうとすると、
コチカが玄関から呼ぶ声が聞こえた。
行ってみると、三和土の曲った向こうにコチカが隠れていて、
目には戦闘開始の合図が。
よし!と私も請け合った。
しばらく1階と2階の間をバタバタバタバタ。
最後は、三和土の曲がり角で、
獲物に見立てたリードをちらちら見せて飛びつかせたりして、締め。
ちょっとはノルマを果たしたかな。
* * * *
▲
8月14日(月)
寝起きの一番に、鳥小屋状のベランダに出る。
朝の澄んだ空気に身も心も洗われるよう。
コチカと一緒に並んで座ってみたいけれど、
人間がこんなところにいたら、ちょっとなに。。
朝のお茶を飲んでから、屋上に行ってみた。
もう陽が高くなっているので、床が熱い。
部屋に戻ると、コチカは横になってしまった。
おしっこをさせると、ウンチがおなかの中をゴロゴロしている。
もっともっと運動しないとね。
というか、
コチカのわくわくするようなことをしないと。
裏山ねえ。
蚊がすごいだろうし。。
* * *
夕飯の支度をしているとき、
階段から降りてきたコチカと目が合った。
何やら意味深な、真っ黒な目で見据えているので、
じわりじわり、と歩を進めて近づいていったら、
耳がピーンと立った。
それっ!とばかりに走り出すと、
コチカも猛スピードで駆け上がっていった。
私は1段抜かしで階段を上がり、
2階に行くと、夫が会社メイルのチェックをしていた。
今日は東京で大規模な停電があったというのを心配して、である。
コチカ!と叫ぶ夫。
畳の上に置いたPCのキーボードをコチカが踏んでいったのだ。
普通、そういう人間が大切にしてそうなものは、
絶対に踏んだりしないのに、よほど慌てていたのだろう。
画面がどうなってしまったのか、
夫は、んもー、と文句を言っている。
その気になっているコチカと私は、
知らんこっちゃ、で再度階下に下りて、スタンバイ。
またも、だだだ、っと駆け出して2階に。
部屋の隅に隠れたコチカにタッチをして降りてきたら、
何やっとんのやん、と今度は母に叱られた。
気がつけば、私の手にはタッパーの蓋が。
あらら。
何をしているところだったのかしらん。。
* * * *
▲
8月15日(火)
昨日夕食後に、また追いかけっこをさせられた。
結構真剣にやった。
ピアノの部屋に駆け込んだコチカは、
今や物置になっているピアノの下に走りこむのである。
そんなんじゃ私は入れないのだからゲームにならないでしょ、
と言いつつ階段下へ戻ってくる。
どんなタイミングで出てくるのかと思いながら、
そろそろと歩いていると、
コチカは、すぐに飛び出てきた。
私も逃げる。
階段のところで振り返ると、
コチカも急停止して、背中をきゅーっと丸くし、
耳もピーンと後ろへつっぱらかせているので、
私もすぐさま追いかける。
またピアノの下へ駆け込むコチカ。
×5ほど。
できるだけつきあったら、心臓がばくばくした。
* * *
気の進まないらしいコチカだけれど、朝夕はとにかく屋上へ。
夕。
虫除けを首から提げているけれど、
虫なんか人のそばへも寄れないほど、強い風。
やけに湿っぽく、重たい空気。
台風?
明日は雨かいな。
するとあさって帰京するのに、フェリーがまた揺れるだろう。
参ったな。。
コチカはうちの屋上のフェンスを越えて、
隣の屋根に、リードをぎりぎりまで引っ張って座っている。
コチカの座った背丈では、屋根の一番高いところから向こうは見えない。
みゃ〜、と声を上げるコチカ。
しばらく座っていたけれど、こちらに戻ってきて、
私の足元にすりすりして、みゃ〜
抱っこしてやると、鼻をひくつかせて、辺りを確かめるように見ていた。
それを潮に、ご飯する?と言ってみると、
私の頬に鼻をこすりつけた。
強風にさらされる顔。
あー冷たー
鼻水がついたらしひ。。
コチカの好きな匂いはここから吹いてくる↑タッチ
* * * *
▲
8月16日(水)
外〜、でもないコチカがいよいよ不憫に思えてきた。
朝、屋上へ連れていくと、隣の屋根(布団屋さんの工場)の中腹に座り、
ずっと鼻をひくつかせている。
うちの屋上に戻り、山側のフェンスから山を眺め、じっと動かない。
コチカの脳みその中では、風から読み取る情報と、想像力とが交錯しているに違いない。
来世は、作家かもね。
* * *
夕方には、とうとう近所に連れていった。
数軒向こうの小さな路地は、その昔子供らの遊び場だった。
石段があり、子供たちを守るお地蔵さんの祠があり、
神社へ続く山道があった。
左手には低い土塀があり、
その下には友人の家があって、みかんの木のある庭でよく遊んだ。
陽がさんさんと当たり、紫色の小さな蝶々がたくさん飛んでいた。
記憶の中では当時の色そのままで、セピア色にもなっていない。
しかし、現実の光景は、そのすべてが色あせたように寂れている。
石段に立ってみると、自分が巨人になったように大きく感じる。
この石段は、幅広く立派なものだと思っていたけれど。。
とにかく、そこに行くと、思い出の中の自分に出会えて嬉しいのである。
その上、コチカもその場所が好きである。
でもだからといって毎回連れてきていては、
行きたい〜、となったときに、たびたび面倒な思いをしなければならない。
しかし、次回に東京からこちらへ来る際に、
何か良い記憶でもないと、来たくなくなるのではないかと思い、連れていったのである。
草むらを目指していくコチカ。
夏なので、蜘蛛の巣などが結構ある。
私はそういうのが大の苦手なので、あまり長くいさせてあげられなかったけれど。。
* * * *
▲
8月17日(木)
<帰京:最悪フェリー>
すみません、だらだら書きです。。
朝から例によってバタバタしている人間に、ヤーな感じのコチカ。
とはいえ、
○〜○○と○○とチャチャと車に乗って、東京へ帰るよ、
アスカやチェリーやクロキくんと会えるよ、
とは昨日の夜から言ってあった。
耳をぴんと立てて聞いているので、たぶん理解していると思う。
でも、いざ車へ、という段になると逃げたくなるのである。
ベッドの下に入ったきり、出てこなくなった。
床に寝そべった手が届く範囲にいる辺りが不思議だけれど、
つかまえようと伸ばした私の手を、じっと目で追って見ている。
さっと足をつかみ、するすると引きずり出す。
キャリーへ入れて、車へ。
と、うまく運んだのに、なんとフェリーを一本遅らせることになったので、
また家へ。
コチカが連れ出されてすぐさま家中の窓を開けっ放した母は、ぶーっとした表情。
雨が上がっている今のうちに、洗濯物をできるだけ乾かしてしまいたい、という心積もりがあるのである。
そりゃそうだと思う私も気を使って、コチカ用鳥小屋ヴェランダにリードで繋いだ。
なんなのさ、という表情のコチカ。
気の毒なので、時間まで屋上へ連れていくことに。
屋上は湿っぽいけれど、少々強めの風が心地よく、コチカもご満悦そうな顔をした。
ほっ
*
そして再び、車上の猫へ。
そして、フェリー。
んも〜最悪だった!
心配していた通りの、台風の影響だろう、
いつもは揺れない場所でうねりがあって、コチカはゲボゲボで。
人間だって目がまわった。。
キャリーの蓋を開けてないと対応しにくいので、
開けたまま、なるべく揺れを避けるために、
コチカの体をわずかに持ち上げるようにして、支えた。
そんなことがどの程度効くのかわからないが、
波がうねる毎、気持ちの悪さに、わぁーー、と声を上げるコチカに、
なにかしないと、という気持ちにさせられる。
ペットシートの上にうまく吐いてくれないと困るし。。
コチカはきれいに(?)こなれたキャット・フードを吐いた。
そういえば、昨日おとといと、食欲が増して、よく食べていたのだ。
さして運動もしていないのに、外に行けないフラストレーションが食欲になったのだろうな。
こういう食べ方は少々心配だけれど、数日のことなので、たまにはいいさ。。
と定量に少々足してやったのである。
だから、今朝の遅い時刻まで食べていたのかもしれない。
それにしても、4時間以上も経ってもまだ胃に残留するものか?
3、4度吐くと、胃の中が空っぽになったのか、
はっはっ、と速く短い呼吸をしながら、動かなくなったコチカ。
目が真ん中に寄り、まるで極みにきた修行僧のよう。。
一点を見つめていると、少しは気持ちの悪さが軽減されるのだろうか。
立って見下ろしている私の顔を、かっと目を見開いてみているコチカ。
苦しそうに開けられた口、舌の上には、唾液がいっぱい溜まっている。
大丈夫かな。。
でも、
思いのほか、目には力がこもっている。
窓の外に、水平線が見えたり隠れたりしている。
かなりの揺れだな、とちょっと力を抜いた隙に、
コチカはキャリーを飛び出し、シートの背もたれに飛びついたから驚いた。
背もたれの、白い布に爪を立てたコチカの手を注意深くはがし、キャリーの中に戻す。
わ、今ね、白い猫がピョーンと飛び上がったよ!とどこかで子供の声が聞こえた。
や、やばい。。
動物はキャリーの中に入れておかないといけないのだ。
とはいえ、
気分が悪いものの、体のどこも悪くないのを見て、ほっとする人間二人。
三半規管の中の液体を、磁石か何かで固定させるような医療器具ってないものか。
そんなんじゃ、酔うのを止められないのかしらん。。
*
フェリーを降りてから、走り出すと、
車内が暑いせいもあるのか、コチカは荒い息をしていたが、
次第に落ち着き、窓の外を見たり、眠ったりしていた。
2時間おきくらいに車を止める毎に、回復してきたのが見てとれた。
最後の食事休憩の後、一路東京へ、と走り出した際に、
さあ、アスカに会えるよ……と言ってみたら、
もうコチカは嬉しくて嬉しくて、という様子で、鼻先を私の顔にこすりつけた。
面白いことに、私の頬に、鼻から耳をこすりつけ、
その延長みたいに、車のドアにもこすりつける。
あるいは、
私の頬に鼻をこすりつけると、
今度は、私の眼鏡のフレームを狙って、鼻をこすりつける。
こんなことをするのは初めて。
この眼鏡も自分のものだ、という主張があるのかしらん。
例によって、首都高に乗った頃から、
うや〜ん、や〜ん!と鳴きだした。
もう家が近いことがわかるのである。
白いコチカは、真っ黒な目をして、食い入るように窓の外を眺めているのだろう。
隣を走る車のドライバーが、お、という目をするのが楽しい^^\
コンビニに行くのに車を停めたら、
もう降りる?
早く降りよ!と振り返る。
まだよ、あともうちょっと!となだめる。
これ、かなり楽しいやりとりである。
いよいよ家に帰りつき、荷物を下ろしたら、人間は交代で外へ連れていく。
雨上がりなので、そんなに長くはいられなかったけれど、
知らない猫を追いかけ、アスカにも会い、
なんとかノルマを果たせたような気になった人間二人。
大量に失った水分も存分に取り戻したようだし、
食欲も普通にあるし、ウンチもしたし、あとは寝るだけ。
お疲れ、コチカ!
* * * *
▲
8月18日(金)
818という数字の並びが大好きである。
車のナンバーでも818とくると、
無条件に感心し、手を叩いて称えたくなる。
なぜかというと私の誕生日だから。
それだけではない。
だるまさん状の8の字に、
棒状の1が挟まれている、
というその様子がかわいくありません?
でもない?
あ、そ。
いいのです。
とにかく、この日には、
ロマン・ポランスキー、
ロバート・レッドフォード、
柴田恭平、名取裕子、吉川晃司、清原和博、
スマップの中居正広、
モーツァルトに対して才能の希薄だったアントニオ・サリエリ、
そして日本天台宗の祖、最澄(1239才!)などが、
生まれています。
だから何?
いえ、コチカの誕生日は717だな、と思って。。(笑)
* * *
激動の遠距離ドライヴを終えた翌日の今日、コチカはやけにおとなしい。
朝から、外に行きたい〜とも言わず、
でも毎日の習慣だから、と出てみると、まっすぐに車の下へ。
疲れてるの?というよりは、暑いのだろう。
思えば実家は涼しかった。
最後の日なんて、ベッドの私の隣に寝に来ていたくらいだし。
今朝は、人間が起きて、寝室のドア(引き戸ですが)を開けると、
階段の上の板間に、どへー、と寝ていた。
受難よね。。
毛皮脱がなくていい?
夕方、雑用に追われていて散歩の時間を大きく回ってしまった。
でも、コチカは何にも言わない。
一度だけ、階段の下で、ぅわ〜、と言っていたけれど、
私が相変わらずばたばたしていたので、諦めてしまったようだ。
早く冬になれ〜
* * * *
▲
8月19日(土)
夜中には、私の隣に寝に来ていたコチカ。
やーやー言っていたのは、あれはウンチだったのかな。
朝、少々遅い時間だったけれど、
照ったり曇ったりで、そんなに暑くもなかったので、
外に出てみた。夫と。
普通にくんくんして車の下には行かずに、戻ってきた、とのこと。
家に入ると、カツオブシ〜、でもなく、押入れの前に寝そべった。
やはり暑かったかな?
* * *
暗くなってから帰ってきた人間を出迎えたものの、
なんか静かなコチカ。
暑いのよね、きっと。
居間にクーラーをつけると、通常の私の位置に腕を伸ばして寝そべった。
でも、夫が外行くぞ〜、というと、にゃっ、と顔をあげ、
ほんと?というような顔をした。
もしかして、暑いとは思うけれど、外に行きたい気持ちはあるものの、
でも人間も暑そうなので、どうでもいいやー、と思ってるのだったりして。
それとなく人間の志向に近づいているような気がするのは気のせい?
さあねえ。
それにしては、ウンチの申告をしないとき、あるし。。
* * * *
▲
8月20日(日)
相変わらずなにか静かなコチカ。
ご飯もよく食べるし、どこか具合が悪そうでもない。
昨日は、何度かウンチを申告しなかったけど。
暑いのかな、やっぱり。
いいよね。
暑いから、しゃべんない。
それで世間渡れて。。
あ、渡らないか(笑)。
* * * *
▲
8月21日(月)
朝、寝室の引き戸を開けると、コチカが板間にどへー、と寝ている。
人間が下に降りてくると、コチカも降りてきて、
夫が出かけていくのを待って、今度は、居間にどへー、である。
夏以外なら、いくらどへー、としていても、
外行こ!と声をかけると、いそいそと立って出てくるものだけれど、
暑い盛りはそうもいかないらしい。
「ちゃちゃ!」
「ぁぁっ」
「外行こ!」
「にゃぁ」
まだコチカは立ってこない。
「行くよ」
「ぁ」
「行こう!」
「ぁ」
この辺でようやく立ちあがり、すると一気に玄関に走っていった。
私がいういちいちに返事をするコチカ。
このところやけに高く可愛い声を出す。
ずっとこんな。
なんでかな。
で、外。
ちょっと家の前をうろ〜としてみたけれど、
いつものようにチャコちゃんちの方へは行かず、
うちの車庫の方に歩いていって、結局、車の下に入ってしまった。
そのまま陽の傾く時刻まで。
* * *
夕方。
外へ出てみたものの、門の前に座って動かないコチカ。
鼻はくんくんさせているけれど、いったい何を考えているのやら。
ちょっと歩こうよ、と促し、10歩くらいずつ進んだものの、
留まった先で、くんくんし、また座り込んでしまう。
なんか特殊な匂いでもするの?
それでもなんとかペースが乗ってきて、
うちを通り越して歩いていくと、
アスカが2軒隣のお宅の車の下に寝そべっていた。
気づいたコチカは、そろそろと近づいていく。
あともうちょい、というところで、アスカが立ち上がって、逃げた。
その逃げた方向というのは、うちのお隣の庭である。
しかも、最短距離を行きたいアスカは、コチカと肩を摺り合わせていったのである。
あまりに要領よく速やかだったので、コチカは注意をする間もなく、すり抜けられてしまった。
ったくオマヌケなんだから、コチカは。
*
ライフくんと飼い主さんに会った。
ライフくんは、ちょっとやせたように見えるが、
食欲もあるし、もうあんまり吐かなくなったそうだ。
*
<アイムスとユーカヌバ>
実家にいる間に新しいキャット・フードを買ったのだが、
いつものヒルズではなく、アイムスの兄弟格(その関係をさっぱり知らなかった)の、
ユーカヌバにしてみた。
今、ウェブを見てみたら、
「ユーカヌバブランドは、アイムス社の最先端の栄養学をいち早く製品に取り入れ、最高品質の原材料で作られた、自然派のスーパープレミアムブランド」
で、
「ペット専門家(ペットショップ・ブリーダー・動物病院など)がいる店舗で販売されています 」
とのこと。
Hill'sのPrescriptionみたいなものかしら。
アイムス1kgだいたい1000円
ユーカヌバ1kgだいたい1500円
と、少々値段も違う。
Hill'sとHill's Prescriptionもほぼ同様の違いがある。
だったら、ユーカヌバはコチカには必要なかったものかもしれない。
今、ようく見てみたら、
ユーカヌバは、ビートパルプという砂糖大根なるものを使っていて、
砂糖大根から砂糖を取り除き精製した高品質の線維質源です。適度な発酵性をもつ線維質であり、腸で発酵して腸管の細胞に栄養を与え、健康な腸を保ちます。また、栄養素の消化率を最適の状態にする、
のであって、要するにウンチを上質にするのだそうだ。
上質なウンチ。。
ちょっと小粒になるのだそうだけれど、本当に効能あるのかな。。
とにかく!
今、コチカにはそのユーカヌバを与えている。
しかし、食べようとしないのだ。
くんくんと匂いを嗅ぎ、お皿のまわりを掻く。
カツオブシをかけてやっても、カツオブシだけ食べて、もう食べない。
なんで?
フェリーの中で吐いたキャット・フードも、ユーカヌバだったので、
それのときの記憶がよみがえるのだろうか。
なんとか食べてくれないと、しばらくはどうしようもないのよ。。
* * * *
▲
8月22日(火)
結構な湿気ながら少々涼しい日。
そんなに暑くないけれど、ちょっとしか歩かず、車の下へ。
間もなく嘔吐する様子が。。
トイレットペーパーを持って見に行くと、
車の下から出てきて吐いている。
猫ってやっぱりきれい好きなのね。。
未消化の長い草と、毛玉。
正しい吐き方である。
よしよし。
そういえば今朝はお水を飲んでなかったと思い、
お水の器を持っていってやった。
お昼前に、うにゃ〜、にゃ〜、と声が上がり、
もう家に入りたいのかな、と思いつつ腰を上げないでいたら、
居間の縁側を引っかいている。
はいはい、今行きます、
と行ってみたら、車の横に、ぶーっとした顔で座って待っていた。
どれ、明日はこの様子を写真に撮ってやろう。
台所にきたら、カツオブシ〜とねだったので、
ちょこっと残りのご飯の上に乗せてやったら、ばくばく食べていた。
しかし、居間に来て、私の横に座り、歌なぞ歌ってもらいながらよしよしされて、
毛繕いをしてすっかりリラックスしたな、と思った頃、また吐いた。
お水も吐いている。
朝、車の下にいるときに上げたお水は、飲んだらしい。
それでも結局吐く、となると、やはり草のアレルギーだったりするのかな。
* * *
夕方。
いつも通りの散歩をした。
ただ、チャコちゃんの角を曲った通りには行かなかった。
私としては、桃の木のあるお宅に行ってみたいのだけど。
たくさん生っていた桃の実がどうなったか、気になるのです〜
* * * *
▲
8月23日(水)
朝は散歩に行こうとも言わず、物見櫓で寝たままお昼まで。
お昼のご飯を食べようと台所をうろうろしていたら、
コチカも立ってうろうろしだしたので、
車の下行く?と聞いたら、嬉しそうな声を上げた。
それから4時ごろまで。
* * *
<外で爆睡する猫たち>
夜。
人間が遅くに帰ってきたので、遅くの散歩。
ペッタンがお隣の植え込みの下で、
Zzzzzzzzzzzz Zzzzzzzzzzzz(本当にそう聞こえた)と寝ていた。
チャコちゃんちの角を曲った通り。
桃の木の隣のアパートの下のコンクリートに、
たぶんチビミルボーが横になって、
猫らしい声で、小さな小さな声をたてながら寝ていた。
2頭ともコチカと私が少々近づいたくらいじゃ、起きない。。
チビミルボーなんか、死んでんのかと思った。。
暑くてじめじめした昼間を耐え抜いたご褒美として、
夜には快適な場所を見つけてぐうぐう寝るのだ、っという図?
ペッタンは、私がつっかけをざざ、と音立ててしまったので、起き、
頭を上げて、コチカを見た。
するとコチカは、抜き足差し足で大きく迂回し、
ペッタンを振り返らずに、歩き出した。
爆睡しているチビミルボーには、寄っていこうとした。
やめよう、そっとしとこう、と4、5回も言うと、
塀にすりすりし、コンクリートにゴロンゴロンとし、
そしてちょっと未練を残しながらも、歩き出した。
どうやら言葉が無理なく通じたらしい。
戻ってきて、
チェリーんちの角を曲ったら、長い尻尾。
またハクビシン?と目を凝らすと、くるりとこちらを向いた顔は、ラッキーだった。
コチカと鼻先15cmほどにせまった。
ぅわ〜〜〜〜〜、となる前にと、私がさっと足を出すと、
ラッキーは逃げていった。
ほっ
しばらくラッキーの気配を追って、
あっちへこっちへ、とうろうろしたけれど、
おジャコとご飯にしよ!の呪文で、ぼちぼち家へ。
* * * *
▲
8月24日(木)
坂東真砂子氏の日経新聞8月18日付けの夕刊に載った、
大問題になっているエッセイについて、いろいろ思うところあるけれど、またいつか。
私としては、
ちゃんと決着をつけておかないといけないテーマに、またいつか考えるから、と封じ込めるかのように乗せてあった厚い蓋を、いきなり叩き割られたようなショックを受けた。
なにさ、藪から棒に。。 てな感じ。
今まで私の中でも封印していたことでもあって、
今日一日それがずっと頭の片隅にあり、
片隅ながら泡を吹くようにたぎってくるのを感じ、なんか疲れてしまった。。
* * *
<ミルボーのトイレ>
驚いたことがあった。
夕方。
縁側に座っていたコチカが気色ばんで網戸に飛びついた。
なんだろう、と見てみると、
母屋の縁側の隅、
うちの縁側のそばに置かれたエアコンの室外機の上に、猫がいた。
背中が黒っぽく、ミルボーらしかった。
なんでそんなところにいるの?
コチカを宥めてから、居間に戻り、
カーテンをしようとしたとき、外に猫が見えた。
駐車場の前のお宅には、いつもバイクが止まっている。
バイクというか、あれは小さなスクーターかな。
コチカがいつも匂いを嗅ぎまわるバイクではある。
そこに猫がやってきた。
さっきの猫?
足置き(?)にのぼり、爪を研ぐ仕草。
あらあらあんなことして。。
顔が見えた。
ミルボーだ!
次の行動にびっくり仰天!
尻尾を上げたので、マーキングするのか、と思ったら、
そのまま宙をじっとみることしばし。
しばしどころではない、かなり長い間である。
もしかして、おしっこしてる?
私はずっと見ていた。
そしてミルボーがバイクから降りて、歩き出した。
猫特有の砂を掻く仕草はなし。
生まれつきしたことありません、といった自然さ。。
私は外へ出て、バイクを確かめに行った。
足置きの後ろ部分がつやつやと濡れていて、地面にも滴り落ちている。
大した量。。
こんなところで排尿するか、猫が?
砂でもないので、足も濡れるだろうし。
もしかして、ミルボーは大家さんちの室外機の上にいたが、
あの場所が、彼のトイレの1つなのだろうか。
硬いところが好きなの?
なんとも変わったノラニャンである。
* * * *
▲
8月25日(金)
朝、起きる時間になって目覚めたら、
どーどーと屋根を押さえつけるような音がする。
何これ?
とたちまち頭が真剣に。
雨だった。
すっごー
こんな雨、降る予定だった?
下に下りていくと、
階段下の棚の上にコチカがいて、
にゃぁ!にゃぁ〜、と言い寄ってきた。
どうしたの、と手を出してみると、
頬を激しくこすりつけてくる。
その後何度も、にゃぁにゃぁ声をかけてきて、
その都度、よしよししに行く人間ふたり。
雨がやんだら、ようやくコチカも収まった。
なにかただならぬものを感じていたのかしらん。
激しい雨ではあるけれど、
ただの雨なんだけれどねえ。
その後、雨はすっかり上がったけれど、
コチカは物見櫓の上に上がって眠ったまま。
外に行きたい様子は微塵もみられなかったので、
こちらから声をかけなかった。
どの道、車の下も濡れていて、いられないだろうし。
* * * *
▲
8月26日(土)
夜中に、足元になにかもっちり動かないものがあるなと、
体を起こしてみてみたら、コチカが鏡餅化して寝ていた。
この大きさは、2段のうち1段目ですな。
珍しー。
こんなところに寝て。。
夏の薄い掛け布団のカバーがガーゼなので、
肌触りがいいのだろうか。
どっこいしょ、と上に引き上げて、
腕の間に挟んで寝かせていたけれど、
朝方にはまた元の場所に戻っていた。
蹴っ飛ばされるよ、もう!
それにしても、布団に寝に来るようになったということは、
涼しくなってきてるのね。
そういえばこのところ、
ミンミンゼミもここぞとばかりに鳴いているし、
おとといくらいから、ツクツクホーシも鳴いている。
もう秋なのね〜
* * * *
▲
8月27日(土)
今日も朝早く出かけて、遅くに帰ってきた人間二人。
玄関に出迎えにきたコチカは、
先に靴を脱いで上がった夫に、にゃ、と言ったものの、
私がただいま!と声をかけると、
みゃ〜と1オクターヴくらいトーンが上がり、
首筋を柱にこすりつけた。
やはり、毎日一緒にいて、ご飯をやる相手は格別なのだな、と思う。
夫もコチカに何か言っているのに、
全く無視して、私がよしよしするのを待っている。
昨日もご飯をやってから、夫が外行くぞ〜、と声をかけているのに、
にやあ。。
と私を振り返り、夫の後をついていこうとしない。
私が一緒に玄関まで行くと、なんとなくコチカも来るが、
でも、私を振り返ったきり、立ち止まっている。
夫はもう靴を履いて待っている。
たぶんコチカは、居間に座って私によしよしされたいのだと思い、
でももう時間が遅いので、先に散歩は行った方がいいので、
私と行く?と声をかけたら、嬉しそうな顔をした。
一方、振られた夫はなんだ、という顔をしたが、
今日はそういう気分なんだから仕方がない。
長く留守にしたのだし。。
* * *
帰宅してすぐに、ご飯をやったら、
一心不乱に食べ、途中で何度かよしよししてもらいにきたりしながら、
3回ほど間を開けつつ食べた。
ひと段落したらしいので、
外に行こうということで、連れ出そうと玄関まで来たら、
コチカは三和土で嘔吐しそうになったので、
あわててドアを開けて外に出したら、
それがよかったのか(いけなかった?)、
一旦しゃくりあげたのが急に止まってしまった。
その後は何にもなかったように歩き、草なぞを食べて帰ってきた。
家に着いたら、お水を大量に飲んだ。
お水は十分に用意してあるのだから、
そんなにカラカラになる前に飲めばいいのに。
そして今、コチカはよしよししてもらって、
私の太ももにもたれかかり、すっかりリラックスしているが、
もうこれで吐かないのかな、今日は?
* * * *
▲
8月28日(月)
今朝も起きたときに、コチカは枕の隣に寝ていた。
むふふふふ。
また猫が寝にくる季節になってきたのだわ。。
* * *
朝の散歩。夫と。
アスカにクロキにころちゃんに、とノラニャンが勢ぞろいしていて、
コチカは、すっかり興奮してしまい、
どうしよ〜、と夫から電話があった。
夫は、コチカの散歩のとき、
いざというときのために携帯電話を持って出ている
今日はその、いざ、というときだったらしい。。
朝から二人して出かけないといけないので、
私が出て行き、タッチ交代。
チャコちゃんちのガレージのフェンスの下から、
覗きかたがた監視を続けているコチカ。
視線の先を私も見てみるけれど、
ミルキーの太い尻尾がチラッと見えただけで、
誰も他には見当たらなかった。
誰もいないじゃん、ミルキーはけんかしないよ、もうみんな行っちゃったんだよ、
コチカも行こう、
と3回くらい声をかけ、
抱っこして視界の景色を変えてやり、
チャコちゃんちの角の法に歩き出したら、
向かいのお宅の外階段の踊り場にアスカ。
こりゃいけない、と回れ右をして、家の方へ。
コチカは、ふーっ、とか、う〜、とか言って凄み、
一旦は降りてしまったが、
もう誰もいないじゃん、とさっきのやり直しをもう一度したら、
もうおとなしく、家に連れてこられた。
やれやれ。
気ぃ使うこと。。
* * * *
▲
8月29日(火)
<知らないノラニャンが子供を産んだ>
ミルキーの飼い主さんから、
ノラニャンが子猫を産んだらしいのよ。。
と電話があった。
家と塀の間の狭い隙間の行き止まり付近に、
出窓があり、その下にいるらしいのだ。
中の一匹が、
玄関脇の縁側になっているガラス戸から入ろうとしていたのだそうで、
あら、と思ったら、素早い動きで逃げていった、という。
そこまで行動範囲が広がっているということは、
もう生後1ヶ月はたっているのだろうか。
黒っぽく、茶色が入ったような大人猫が最近になって、
家のまわりをうろうろするようになったのは、そのせいだったのか、と言っていた。
子供たちはみんな黒白のトラだそうだ。
一体、この辺りで身ごもっていた猫なんて、見なかったけれど。。
相手は誰?
7月の末に出産しているとして、4月くらいに懐妊したのなら、
ラッキーがオス猫で、4月を過ぎてから去勢された。
コロちゃんはメス猫だったけれど、
チェリーんちの奥さんは、避妊してあると思う、と言っていた。
ならば全くの新顔なのだろうか。
新しい命が来た、ということは、なくなる命もある、ということだから…
と考えて、ぞーっとしてきた。
アスカもペッタンも、それぞれ19歳と18歳である。
う〜ん。
でもまだまだ死にそうにはしてないし…
なんて、思っていたら、
夕方、チェリーんちの奥さんに会い、
5日ほど前に、チビミルボーが死んでいた、という話を聞いた。
う〜ん。
なにか納得。
子猫は4匹。
何匹くらいが残るのかな。
* * * *
▲
8月30日(水)
<今は、もう秋〜♪>
涼しくなったので、
コチカは、散歩行こう〜、と元気に声をかけてきた。
私が朝一メイルをチェックしている間は、私の隣でゴロンとしていたけれど、
でも、それが終わって立ち上がると、コチカの頭も上がり、
そして、私がもう座る気持ちがないらしい、と踏むと、
外〜外〜、と言い出した。
暑い間は、それもなかった。
なんとなく頭を上げたまま、私の気配は感じているものの、
外に行きたいような、行きたくないような、というどっちつかずの気分だったのだろう。
コチカが外に行きたい!とはっきり言うようになったら、
もう秋だ、と思っていいらしい。
そうさ、もう秋だ!
* * *
車のドアノブに繋いでおいたら、
どさばさっ、と音がしたので、慌てて窓から覗くと、
塀の上にオス猫がいて…不思議なことにミケである…、
コチカは車のボンネットに乗っていた。
外へ出て行くと、コチカはボンネットの上で、
背中をできる限り伸ばし、なるべく遠くを見ようとしている。
ミケオスは、塀の奥へと歩きながら、ときどき後ろを振り返る。
コチカからは見えなくなったはずだ、と思ったころ、
もういないよ、と声をかけたら、ふーっ、と悪態をつきながら車から飛び降りた。
乗ったときについたのだろう、ボンネットの表面には3本ずつ6本の爪あとが残っている。
あーあ。
それでコチカはまた車の下にもぐっていった。
やれやれ、と家に戻ると、
今度は、にゃあ!と叫ぶ声。
また私は飛び出した。
コチカの視線は、向かいのお宅の庭の奥に向けられている。
私からはもう見えないけれど、鳴き声が聞こえた。
ミルキーである。
ミルキー、何しに来て何したの?
うちのコチカにちょっかい出さないでよ!
ミルキーは自分の家の敷地内に子猫が産まれたことをどう思っているのだろう。
きっと穏やかならないものがあるのだろうな。
明日、飼い主さんに会ったら聞いてみよう。
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8月31日(木)
朝の散歩。
うちの前から東に抜ける道に、白い塊。
ミルキーである。
まだ5mほど距離があるが、そろりそろりと近づいていくコチカ。
さささ、と走り、ちょっと歩いて、さささ、と走り、ちょっと歩いて、
ミルキーのすぐそばにきた。
ミルキーはこちらを見ない。
コチカもそれ以上近づかない。
私も待つ。
結構長い。
ミルキーは何をしているの?
思えばいつもコチカもくんくん場所である。
メスネコの匂いでも?
コチカが腰を上げた。
そのときわずかにでも音がしたのだろうか。
ミルキーはちょっと飛び上がり、
初めて気づいたかのようにコチカを見て、走り出した。
コチカも走る。
私も。
ミルキーは塀の上に上ってしまったけれど、
それまでミルキーは気づいてなかったのだろうか。
コチカが足音を忍ばせていたとはいえ、猫ならわかるはずだ、と思うのだけれど。。
猫って、たかが匂いを嗅ぐのに、あんなにも集中するものなのだろうか。
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ちょっと遅めの夕方の散歩。
チャコちゃんちの角を曲ったところの塀に飛びついた。
見れば、5cmくらいのヤモリ。
だ、だめだって、そんな小さいのは。
思わず私がリードを引いたので、コチカはヤモリを取り逃がした。
慌てて地面をくんくんする。
とー然、見つける。
バリバリでもなく、食べてしまった。
小さいから骨も柔らかいのだろう。
あーあ。
私が小学生の頃、稚魚稚貝を大切に、というポスターを描いたけれど、
稚イモリを大切に、っていうポスター、描いてやろうか。
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今日、私は夕方から出かけていたので、
先にご飯をやっておいた。
そして帰宅してからすぐ散歩に出かけたのだけれど、
帰ってきてから、それまで食べたものを全部吐いてしまった。
なーんでだ。
PCのネットが繋がらず、
見なければならないメイルがあるのにできなくて、
いらいらしながらあれこれ試していたせいだろうか。
コチカはよしよししてほしくて私のそばにきていたのに、
ちょっと撫ぜてはやめ、ちょっと撫ぜてはやめ、
と中途半端なことしかしてやれなかった。
そのせいかどうか、コチカも何か落ち着かない様子だったけれど。
だからかな。。
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