2006年8・9・10

~~~ミルク色のコチカ~~~

奮闘記 -64-

2006年9月:コチカに出会った月


今日は寒い…ソファと同化する(9/1)


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9/2コチカに出会った記念日 9/3涼しくなって元気一杯!食欲も戻ってきた 9/4新顔黒猫 9/5最近生まれた子猫の親とは… 
9/7子猫の親はやっぱりクロキ! 9/10ミルキーとやりあう 9/15クロキの子供たちのご飯デビュー 9/16ミルキーとラッキーのいさかい
9/18ただいま4.4kg 9/21相変わらず面白いライフくんの飼い主さん 9/25耳の遠いペッタンハチドリ、そしてツマグロヒョウモン
9/28クロキの子供たち情報

9月1日(金)

朝から雨。
外の、そ、も言わないコチカ。
薄ら寒く、
朝一メイルをチェックする私の隣できりりと丸まって寝ていた。

私が立ってうろうろしだすと、コチカも立ってうろうろ。
仕事場に入ると、除湿機が入れてあるので、からりとしていて暖かい。
私のすぐ後からついてきたコチカは、
ここにいよ、と即座に決めたらしく、
ソファーにピョンと飛び乗り、どこを陣取るべきか、場所定めをし始めた。
私と目が合うと、ここにいてはいけないと言われる、と思ったかどうか、
やや牽制するような目をして、私をじーっと見た。
勝手にすれば。
その代わり、このドアは閉めるよ、
と出てきてしまったが、その後、覗きに行くと、
ソファーの背もたれの上で快適そうに寝ていた。

これから出かけるのだけれど、
コチカが寝るのに退屈して出てきたら、
その後は、ドアが開けっ放しになるな、
除湿をかけているのに、困るな、
と思ったけれど、どうしようもない。
そのまま出かけて戻ったら、案の定、ドアは開いていた。
あー。。
猫にドアを閉めるよう、しつけるのにはどうしたらいいか。



 *  *  *  * 


9月2日(土)

<コチカに出会った記念日>

5年前の今日、コチカに出会った。
何度この日を迎えても、劇的な出会いだったと思う。
http://www.kocka.jp/kocka_huntouki1.html

今やコチカは人間で言えば40過ぎのオヤジネコだけれど、
年月を経て益々、我々人間に与えてくれるものは多く、
ネコ1頭で生活がこんなに豊かにも知的(うちだけ?)にもなるものか、
と今だに信じられない思いが。
同じ人間同士ではわからないいろいろなことを気づかせ、知らせてくれる。
動物アレルギーを持っていないならば、
そして他の諸条件が許すなら、
ぜひ、ネコと(もちろん犬でもサルでも他の動物でも)一緒に暮らすべきである。
と大声で叫びたい!



 *  *  *  * 


9月3日(日)

<涼しくなって元気一杯!食欲も戻ってきた>

涼しくなってきてから、急に元気になってきたコチカ。
うちだけではなく、外を歩く猫たちも、動きが活発になってきた。
こないだは、ミルキーが誰かにケンカをふっかけていたし。
私が行くと、一頭は逃げ、残ったミルキーは、
太い尻尾をゆらゆらさせて、ッチキショー、ッテヤンダイッ、このすっとこどっこい!
と江戸弁で言ってたかどうかさだかではないけれど、
すごい勢いで悪態をついていた。

コチカは、ひまさえあると、遊ぼうよー、と言って声ならぬ爪をかけてくる。
廊下ですれ違ったり、私が追い越したりするとき、
急にワンピースが異様に重くなるので振り返ると、
コチカが爪を引っ掛けていて、じろりと人の顔を見ている。
その目つきの真剣さに笑ってしまうのだけど、
そうそうネコと追いかけっこばかりしてられるわけありませんよ、あーた。

* * *

コチカは、いつもの定量のご飯は夜が明けるまでに食べてしまい、
朝起きてくると、器の前に座り、ご飯〜、と言ってくる。
ちょこっと(6mmほどの立方体のカリカリを8粒くらい)やると、
それでも足りず、もっと〜、と言う。
2度目までは上げるけれど、3度目はパス。
だって散歩に行って帰ってきたら、
カツオブシなどと一緒にまた数粒ほど上げるのだから。

食欲が旺盛になってきた、ということは、
冬毛の準備に取り掛かろう、というところだろう。
へへ。
もうすぐ冬。
大好きな冬。
早く来〜い!



 *  *  *  * 


9月4日(月)

うちのインテリジェントなネコ、コチカは、
車の下で寝てるのにも、飽きてきたらしい。

うちの門の前から東へ抜ける道は、
朝9時過ぎには南の空へ登ろうとする太陽の陽が家々の屋根でさえぎられ、
散歩するのに居心地のよい陰ができる。

しかも、塀の模様の間からは、苔の生えた土の匂いやら、
朝露を吸った草木のよい匂いがするのだろう。
コチカは、鼻をひくひくさせながら、ぼーっと座って動かない。
私もつきあって、ぼーっとして待っている。
いつしか、コチカはぼー、を通り越して、横になっている。

あっらー
それは困るのよー
一緒になって人間が座ってるわけにもいかないし。

コチカ、○〜○○の車へ行こう、と誘って抱っこしようとすると、
わーん、と大声で言い、私の手を両手で持って噛み付いた。
嫌だ、ここがいいー、余計なことをするなー、
と言っているに違いない。
しかたなく、私はここにはいられないでしょ、○〜○○の車へ行こう、
と5回も言ってみる。
すると、時間をかけてコチカは、うちの駐車場の方に歩き出し、
そしてようようのことで、車の下に落ち着いた。
あーやれやれ。

そうよね。
毎日同じところじゃつまんないよね。
あっちの道の方が、土の地面が近くにあってなにかと情報量が多いだろうし。。

* * *

<新顔黒猫>

夕方の散歩。
黒っぽい猫が、曲った尻尾をピーンと立てて、
高校生くらいの男の人と一緒に歩いてくる。
コチカが警戒態勢に入って背を低くし、
今にも飛びかかっていきそうな勢いを見せているので、
私も座ってコチカの胸に手をまわし、押さえていた。
猫は彼の足元にすりすりしながら歩いてくる。

彼の猫なのか、と思って見ていると、
その彼が私のところへ来て、あの猫飼ってるんですか、と聞いてきた。
私はその猫を今日初めて見た。
そういえば、黒芝を連れた女性が、黒い猫が近づいてきて、と言っていたな。
やがて、その黒猫は、チャコちゃんちの角を曲った通りで、別の猫と会ったのだろう。
しゃー!!!と威嚇して、逃げていった。
でも、あんなに人に懐いた猫、いったいどこから来たのだろう。



 *  *  *  * 


9月5日(火)

<最近生まれた子猫の親とは…>

ミルキーのお宅の脇で子猫を生んだのは、なんとクロキだった!
ご飯を咥えて戻ってくるその鼻梁に黄色い筋がある、というから、クロキに違いない。
・クロキ('06/5月) ・クロキ('06/6月)

オスネコだという話だったけれど、メスだったのか。
食欲が旺盛だったのは、子供を身ごもっていたからなのね。
でもおなかが大きくは見えなかったけれどなあ。。
では6月19日にコチカにタックルしてきたのは、あれは何のため?
おなかに子供がいて、あんなに敏捷に動けるもの?

凶暴だったのは、マタニティー・ブルーだったのか。
猫にもそんなんあるのんかい?
きっとご飯が欲しくて…というよりは、必要で、いつもあせっていたのだろう。

チェリーんちの奥さんが、
おなかに虫がいるんじゃあ、と言っていたけれど、
虫どころか、ちゃんとした立派な子猫がいたのだ。
それにしても偉いなぁクロキは。
自分ひとりで出産して育てて。
あんなに必死にご飯をもらいにきて。。

ミルキーの飼い主さんは、父親はラッキーだろう、と言っていた。
子供たちはみんな白黒のトラだから。

猫の妊娠期間は約65日、9週間、約2ヶ月ちょい、である。
まだ子猫を見ていないのでわからないが、
8月の末で、生まれた家の周囲を探検にくるくらい大きくなっているのだから、
生後1月半〜2ヶ月だとして、
6月の初旬に生まれているのだとしたら、受胎したのは4月のはじめ?

ラッキーは4月12日にアスカ(19歳メスのアメショーブレンド)とやりあって大怪我をし、
チェリーんちの奥さんに助けてもらってから去勢をした。
だから、その前に子孫を残していた可能性はある。
だとしたら、うまいことしたねえ、ラッキー(笑)。



 *  *  *  * 


9月6日(水)

雨振り。
なのに朝から絶好調のコチカ。
だだだーっと走ってきて、脚立に上がり、
一気天井への坂道を登って鴨居渡しへ。
私が上を仰ぐと、へへ〜てな顔して覗いている。
なんだっていうの?
ちょうどカメラが手に届く場所にあったので、さかさまから撮った。
なんでそんなにハッスルしてんの?

ばーかめぇ、と言っている?
* * *

クロキだけど、本当にメス?
クロキ('06/6月)を見てみると、チー玉が写っているような。。

でも確かに、クロキはミルキーんちの前などに佇んでいることがあり、
昨日も、見かけた。
ご飯を運んでいる、という話だけれど、オスネコがそんなことする?
うーん。
謎である。
子猫のいる場所が見づらいのがナニ。
それにしても気になる。。
明日雨が上がったら、もう一度尋ねていってみよう。



 *  *  *  * 


9月7日(木)

<子猫の親はやっぱりクロキ!>

朝の散歩。
一日ぶりの外なので、ちょっと長めに。

ミルキーんちの近くまで行ってみる。
すると、いた、クロキ!

お宅の敷地の中から、コチカを認めて、しゃー!といい始めた。
体が黒っぽいので、口の中が歌舞伎役者のメイクみたいに真っ赤っか。

相変わらず小さい体の内側に、垂れ下がったおっぱいが見えている。
はー。。
というか、
ほー。。

やっぱりメスだったのか。
それどころか、
しっかりお母さんしているのね。

背後で、子猫がピョンと跳ねた。
黒に黄色のぶち。
クロキにそっくりの毛並。
尻尾を抜いた頭と胴体で、20cmはある。
丸々と太ってて元気そう。
やはり2ヶ月以上は経っていると思う。
クロキ母さん頑張ったねえ。

チャコちゃんの奥さんに報告すると、えー!!!???、という顔でしばらく止まった。

そういえば最近、凶暴でもなくなってきた、という話を、
とチェリーんちの奥さんとしていたところだったのだそうだ。
子猫もあれだけ大きければ、心配もなくなってきたということだろうか。

散歩から帰ってしばらくすると、
ミルキーんちの奥さんが、ちょっとちょっといるわよ、と言いにきてくれた。
ミルキーんちのお隣の庭で、クロキが子供を遊ばせている、というのだ。
カメラを持ってどれどれ、と見に行ったけれど、
クロキは警戒して、奥に隠れてしまった。
行った先を見てみると、今度はグレイの縞模様の子猫が見えた。
ラッキーの毛並とそっくり。
なんだか、ムフフフフ、と笑えた。

* * *

夕方の散歩。
外に出てみたら、
チェリーんちの奥さんがお決まりのノラニャン夕食デリバリーをしているところだったので、
クロキの話をしてみたら、
え!!!???
と驚きの絶句状態。
やっぱりオスだと思っていたのだった。
そしてクロキに似たのとラッキーに似たのがいて、
と子供の内訳を話すと、
え!!!???
とまたも絶句状態。
そして、ちょうどそこへ来たラッキーを撫ぜながら、
あんた、いつエッチしたの?と聞いたから笑ってしまった。

これからどうするか、という話をちょこっとしてから、ではまた〜、と別れた。

そうこうしているうちに、かなり暗くなっていた。
もう帰ろう、と思っているのに、
コチカがミルキーの家がある方に向って歩き出した。

もうすぐミルキーんちだ、と思うころ、
しゃー!!!と言って飛び出してきた何か。
コチカに飛び掛ろうとするので、私は思わずコチカのリードを引き締めた。

イタチかと思ったら、クロキだった。
やっぱり小さい。。
街灯の届かない暗隅で、夕涼みかたがた見張りをしていたのだろうか。
コチカを見つけて、飛んできたのだった。
クロキのいた場所から4mはあるのに、もうそんなに警戒するの?

6月19日にコチカに飛び掛ったのは、
チェリーんちのガレージで、ノラニャンたちのご飯が置かれているところだけれど、
クロキにしてみれば、自分の縄張りなのであって、
その範囲内に子猫がいるのだから、侵入者とみなせばどの猫でも追い出さなければならず、
それでいきなりコチカに飛び掛ってきたのかも知れない。

とすると、この区画一帯……ミルキーんちとチェリーんちとチャコちゃんちを含めた裏表……がクロキの縄張りなのか。
猫ってそうやって範囲を意識するものなのね。
この辺には猫がいっぱいいるから、さぞかし気をもんだことだろう。
思えばクロキは本当にいつも必死だった。

一方、ミルキーはというと、飼い主さんによると、
まるで知らん顔をしているのだそうだ。
もうすっかり話はできていて、容認している、ということ?



 *  *  *  * 


9月8日(金)

ちょっとトイレに行った隙に、ちゃっかり私の場所を陣取る。
私はこうしてしょっちゅう居場所を占領される。
左の画像は9月3日のものだけれど、
写真を撮ってやろうとしたら、スカートに顔を隠したところ。
ピンクの敷物は夏の私のおザブ。
ね。
このように全面的に取られるので、ため息出るのです。。

* * *

夕方の散歩。

お隣まで歩いていくと、ぁ、ぁ、と声。
誰かと思えば、アスカ。
アスカがお隣の門柱の下で、横になっていて、
コチカが来たので、来るな、と言ったのだろう。
アスカは無臭なのか、あるいは知っていたけれど、興味なかったのか、
コチカは素通りしようとしていたのだ。
でも居場所を知らせたのだから、コチカは寄っていった。
アスカの頭へ鼻先を持ってきて、くんくん、とやると、びくっとしたように、体を離した。
ど、どうしたの?
そしてもう一度、くんくんしたと思ったら、
ばっ!とアスカに飛びかかった。
アスカは、あう〜、と言って体を起こした。
おまんじゅう顔に付属したような小さな耳が、水平になっている。
これ以上コチカが手を出すと面倒である。
私はコチカの胸に手をまわし、やめときな、やられるよ、と言った。
アスカは体の大きなオスネコ、ラッキーを痛い目に合わせたのだ。
私の言うことが伝わったのかどうなのか、
コチカはあっさりと引き下がり、歩き出した。



 *  *  *  * 


9月9日(土)

大変に恐れていたことが起きた。

土曜日なので寝坊した人間のせいで遅い朝に散歩出たコチカは、きっと暑かったのだろう。
帰ってきてカツオブシとご飯をちょこっと食べたら、嘔吐した。
嘔吐するのは、もうこちらも慣れているのでいいのだけれど、
物見櫓の上で、やったのである。
するとどうなるか。
物見櫓というのはスチール製の物置棚である。
コチカがいる最上段の下には、私のお気に入りグッズがいろいろと置いてある。
その上に、ゲー、である。

私が風呂場で家事をしていたとき、
居間にいたコチカは力ない声で、にゃ〜にゃ〜鳴いていた。
手に洗剤がついていた私は、すぐに居間に戻らなかった。
すると、コチカがしゃくりあげるのが聞こえたので、
手も洗わずに居間へ急いだが、ときすでに遅し。。

コチカが座るところには板が置いてあるが、
コチカはそこを避けて端へ吐いたので、ぜーんぶ下へ、だだだだだ。。である。

ったく、猫ってもう。
きれい好きなのはいいけれど、人間のこともちょっとは考えてよね。。

* * *

夕方の散歩。
チャコちゃんちの角を曲った通りを散策していると、
クロキがやってきた。
口に何かを咥えている。
どうやら猫缶の魚らしかった。
ああやって、子猫のご飯を運んでいるのね。
偉いねー、クロキ。



 *  *  *  * 


9月10日(日)

<ミルキーとやりあう>

朝から出ていて、午前様近くに帰ってきた人間二人。
とりあえずご飯をやり、
ドロドロに疲れてはいたけれど、ノルマである散歩に出た。

チャコちゃんちの角を曲った通りの駐車場に、
ミルキーとがミルボーがやってきて、微妙な距離を取って座っている。
思えば、この界隈の猫は夕方の会合とかしないけれど、これがそれ?

そんなことは意に介さないコチカは、
駐車場の入り口近くに座っているミルキーに、そろりそろりと近づいていった。
ミルキーのそばにいったら、ミルキーが行ってしまうだろうと思ったので、
したいようにさせておいた…のが間違いだった。

コチカが近づいても、ミルキーは動かない。
これはまずいと思った私は、ミルキーに、行きな、と言って近づき、背中を撫ぜた。
ミルキーは、私やコチカを見ることもなく、しゃー!と言った。
でも動こうとしない。
私はコチカを持ち上げて、道を引き返したけれど、
コチカは、しゃー!と私の手の甲に歯を立てたので、下に下ろした。
手を見てみると、完全には噛まずにやめている。
こういうときにも人間に気を使って…と思っていると、
コチカはリードをずんずん引っ張ってミルキーのそばに戻ってしまった。

コチカはすり足でどんどん近づき、とうとうミルキーの鼻先まできた。
一回やらせるしかないな、と思っているところへ、夫が来た。
なんでこういうことになるわけ?
とちょっと不審気。
事情を説明していると、
コチカが、うぅ〜〜〜〜〜〜〜〜むにゃむにゃむにゃ、と始めた。
ミルキーも唱和(?)する。
全く同じ言い方で、声のトーンまで似ているけれど、こんなもの?

通りを歩いてきた人がいる。
駐車場の隣のアパートの住人らしかった。
じっとこちらを見ながら私たちの背後を通り過ぎ、
2階へと階段を登っていく足音が聞こえ、
2階のバルコニーからこっちを見ているのが視界に入った。
大人二人が猫に何をやらせてるんだ、この夜中に、しかもリードつけて、
と思ってるのだろうなと思いつつ、コチカを見守る。

コチカがミルキーに飛び掛った。
ミルキーは逃げない。
でも、応戦しない。

双方が、
うぅ〜〜〜〜〜〜〜〜むにゃむにゃむにゃと、
交互に。
相手が言い終わるまで待っているのがおかしかった。

もう一度、コチカが飛び掛った。
またミルキーは動かない。
行ってくれりゃあいいのに、と思いながらも、
応戦してこないのを幸いに、

はい、もうおしまい!とコチカを持ち上げた。
両肩を左右からぎゅっと挟み、一気にうちの玄関まで来た。
コチカはまだふーっっ!と怒っていたけれど、
カツオブシしよ、ご飯しよ、を連発して、家の中へ。

コチカは、カツオブシを乗せたご飯には目もくれずに、
また玄関に行ってしまったけれど、
そのうちに戻ってきて、しばらくご飯をがっついていた。
かなり長い時間、食べ続けていた。
緊張がほどけて、いきなり空腹を覚えたのだろうか。
それともやけ食いかな?



 *  *  *  * 


9月11日(月)

夕方の散歩。
またミルキーに会った。

チャコちゃんちの角を曲った通りから出てきて、
右へ曲ろうとすると、
ミルキーが左側からこちらに来るところで、
ミルキーはコチカを認めて、なぜか座り込んだ。
またアイツかー、と思ったのかな。
コチカは右側ばかり見ていて、ミルキーに気づかない。
こりゃラッキーと思ったそのとき、
コチカがはっと振り返った。
あ!ってな感じで、体を低くし、すぐさま戦闘態勢に。
逃げるミルキー。
追いかけるコチカ。

ミルキーはチャコちゃんちの隣のアパートの階段の下へ入り込んだ。
コチカは階段の上がり口に回り込んだ。
階段の一段目の隙間から、
うぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜むにゃむにゃむにゃ、を始めた猫たち。
今日はテンション高そうである。
これ以上盛り上がらないように、
コチカの両肩を両側からがしっとつかんで、
十字路の駐車場まで連れてきて、
ッチャンチャンッ



 *  *  *  * 


9月12日(火)

雨降りにつき、朝も夕方も散歩はなし。
聞き分けのいいコチカ。
そうしつこく外行こうとも言わない。

寒いのだろう、テーブルに向っている私の膝の上に乗りにきて、
時間と共に、崩れていく足の上で、できる限り丸まって眠っている。
狭いだろうに。
やせ我慢しているようにしか見えないのだけど。。

正座をしている足がだんだん崩れていく。
だってコチカ重いんだもん。。
胡坐をかくようになっていき、
足の間にスカートがハンモックのようになっていく。
それをうまく利用して、丸くなるコチカ。
それでもさらに畳に当たっているくるぶしとかが痛くなってきて、
スカートを持ち上げて、足を動かそうとするのだけれど、
重いのだこれが、もっちりと。
涼しくなって食欲が増してきたので、もう4kgはあるだろう。
ちょっとやそっとスカートの布を引っ張ったって、動きゃしない。。
んもー、足しびれちゃったー、コチカー!!!

うーんと寒くなってホットカーペットを出すまで、この闘いは続くのだろうか。。



 *  *  *  * 


9月13日(水)

雨降りだし、なんにも面白いことがない。
眠いのにどこに行っても寝てみても寒いので、
コチカは私の膝の上に来たい。

しかし、私はばたばたと家事をしている。
にゃ〜、といちいち私の行くところについてきて文句を言うコチカ。
んもー何やってんの、と言いたげに見える。

しばらくにゃ〜にゃ〜言っていたが、そのうちに声が聞こえなくなったと思ったら、
2階のこれから畳もうと思っていた洗濯物、夫のワイシャツの上に寝ていた。
ちょっと勘弁してよもー、
と抱っこして、除湿機を入れている暖かいピアノの部屋に連れていった。

私も後から行き、ソファーに座って今日のノルマを始めると、
やれやれ、ようやく来た、といった態度で、
私の腰の辺りをもみもみ触り、場所を決めて、もたれかかった。

もたれかかられてみると、なんとあったかいこと。。
あーコチカよ。
わらわはうれしい。。

* * *

夜。
雨につき散歩はなし。
寝る前になっていよいよエネルギーが余ってきた。

薄いビニール袋があったので、頭からすっぽりかぶせてやると、
よしきた!モードにスイッチが入った。

袋の上からちょいちょいとつついてやると、袋越しにつつき返す遊びやら、
袋の中にガムの入っていたケースを入れて、獲物に見立てて振り回す遊びやら、
結構やった。
獲物を狙ってジャンプしたりもした。
もう子供の頃のように、高くは飛べないが、
それでも、結構な運動になったと思う。
やれやれ。




 *  *  *  * 


9月14日(木)

朝も雨。
よく降りますね、まったく。。

居間にいる間は、畳の上に正座する私の膝の上。
狭いスペースで毛繕いをする。
体を丸くしたままあちこち器用に舐めているけれど、
これは狭い場所用のやり方?
口が遠くに届きやすい、ということだろうか。
長いこと舐め続けて、ようやく顔を離したと思ったら、
ふ〜〜、とため息をついた。
お疲れさま。

* * *

もう畳は冷たくて、長く座っていられないので、
午後からは私もコチカもソファの上で過ごした。
今、ランを取り払ってあるので、ネットが繋がらず、
別の部屋に行くと、遊ばずに済む……じゃなくって、
調べものが容易にできない。
その上、
コチカがくっついていて暖かく気持ちいいので、
なるべく動きたくなく、必要な本も取りに行かない。
ソファに座ったままできる範囲内のことを、手抜きしいしい作業する。
でも結構はかどるから不思議である。
いつもどれだけの無駄をしていることか。。

* * *

夕方。
ようやく雨が上がったので、散歩に出る。
チャコちゃんちの角を曲っていったところにあるアパートの当たりで、
ミュワーミュワーと子猫の声が聞こえる。
この反対側がミルキーんちである。
その辺をくんくんしつつ、元の通りへ出て、
ミルキーの家の近くに行ってみても、まだ聞こえる。
子供たちはおなかをすかせているのだろうか。
子猫たちの居場所は、
ミルキーんちの家を挟んだ反対側に替わったようだけれど、
ちゃんと雨はしのげているのだろうか。
早く顔が見たいな。



 *  *  *  * 


9月15日(金)

<クロキと子供たちのご飯デビュー>

朝の散歩で会ったチャコちゃんちの奥さんが、
クロキちゃんの子供たち、ご飯デビューしたのよ^o^/と教えてくれた。

チャコちゃんちのガレージ側の縁側にノラニャンたちがご飯をもらいにやってくるが、
そこにクロキが初めて子供たちを連れてきたのが、おととい。
早い夕方だったり遅い夕方だったり。

4匹のうちの体の大きな1匹が、一番小さな兄弟がくると、
手で払いのけるのだそうだ。
もう生存競争が始まっているのね。
普通のことかも知れないけれど、
クロキはそれをどう見ているのだろうか。

午後。
ポストに郵便物を見に行くと、奥さんに呼ばれた。
来てるわよ〜
カメラ……と思ったのだけれど、バッテリーが切れている。。
こんなときに限ってもう!
とにかく、
私は手に持った郵便物を門柱の上に置き、駆けつけた。

いた〜
か、かわいい。。
クロキ似のおチビさんが、飛び出てきた。
チャコちゃんちの車は今日はなく、
駐車場の真ん中にクロキがスフィンクス座りをして、見張っている。

今度は、ラッキーに似た、白っぽいちびトラが飛び出てきた。
その次には、クロキ似のトラ。
ご飯の終わった子猫たちが次々と出てくる。
誰も歩いていない。
みんな、そうしなさい、と言われているかのよに、
大急ぎで、ピョンピョンはねて、クロキの背後の植木の向こうに消えていく。

全員が出て行くと、クロキが立ち上がって、子供たちの方に近づいた。
子供たちはクロキ母さんを待ちながら、
それぞれに飛び上がって遊んだり、舌をペロペロして口のまわりを舐めたりしている。

クロキは子供たちの顔を舐め、くっついたご飯などをきれいにしてやっている。
やはり子猫は誰かがきれいにしてやらないといけないのだ。
母猫は、一匹一匹の顔を見て確かめるのだろうか。
大したもの。
子猫たちが大きくなってしまわないうちに、写真を撮らねば。。



 *  *  *  * 


9月16日(土)

<ミルキーとラッキーのいさかい>

今日の午後、捕り物帳があった。

うぎゃ〜〜〜という悲鳴が聞こえたと思ったら、
人間が忙しく歩き回る音やら、ミルキー、ラッキーと呼ぶ声が。

あらら。。
野次馬根性丸出しで居間の窓を開けてみると、
ミルキーの飼い主さんが、うちの向かいのお宅のガレージのフェンスから出てくるところだった。
大変ですね〜、と言ってみると、もう目がまわっちゃって、と笑いながらもおろおろしていて、
チェリーんちの奥さんは、もうミルキーはなんでそうけんかばっかするの!と怒り心頭に発している様子。

チェリーんちの奥さんが、うちの車の下を覗き込み、ママよ、ママ!と叫び、
ちょっとごめんなさいね!と言いつつ、うちのガレージのフェンスをガラッ!と開け、
狭いスペースにしゃがんだのだろう、
ラッキー出てきなさい!おうちに帰んのよ!
と人間の子供を叱ってるみたいな声が、地面近くから聞こえた。

窓から覗いてるのも不謹慎に思えてきたので、一旦閉め、
息をひそめて(←うそ)様子を伺っていたが、収まってきたようなので、外に出てみた。

ミルキーが飼い主さんに捕まえられ、脇の下から手を入れて吊り下げられている。
両手を伸ばして体をびろーんと伸ばしたスタイルで、ぶー、としている。
顔には、血しぶきが飛んでいて、耳の下などに引っかき傷ができている。

初めて見る男性がニヤニヤ笑いながら、怪我すんなよ、とミルキーに言っている。
たぶん彼はミルキーのお宅の前側にある家の人で、
玄関の前で、取っ組み合いが始まったので、
出てきて、ずっと仲裁役を務めていたのだという。

ミルキーはもー、とチェリーんちの奥さんがまだ言っている。
するとミルキーの奥さんは、ラッキーがうちの庭にそうっと入ってきて、ちょっかい出すのよ、と言った。
私は、ラッキーが新顔だから、と言ってみた。
ラッキーにしてみれば、自分にとっての新しい土地をまずは散策し、
その次には自分のなわばりだと思い始めるだろうし、
ミルキーにしてみれば、自分のテリトリーに侵入してきたと思うから、
追い出さなければ、という頭が働くだろう。

とー然である。
そうしろ、と天よりインプットされているのだから。
人間にはどうにもできない仁義があるのだ。
ある程度やり合って、優劣をつけ合うなどして、猫なりの決着をつけるしかないだろう。

ミルキーの飼い主さんが、もう外に出さないでおこう、と言ったら、
チェリーんちの奥さんは、でも出て行っちゃうでしょう、と同情するような表情でいった。

まー、しょうがない。
人間は、謹んで見守るしかないのでしょうな。。



 *  *  *  * 


9月17日(日)

人間が起きだすのが遅いので、コチカも朝寝坊である。
夫がまず起き出し、コチカを散歩に連れて行く、
と話しながら、着替えていると、寝ていたコチカは顔を上げた。
窓を開けたので眩しいらしく、目を細く開けたまま。
かわいいので、コチカ〜、とくっついていったら、
そうはさせまい、と思ったかどうか、さっ、と布団から飛び出ていった。
ケチ。
ちょうど夫が部屋から出て行くタイミングで、
外!外外、と思っていたからかも知れないが、
なにしろ朝一番から振られてしまった私でした。
エ〜ン!!!

* * *

午後。
出かけるために着替えようと2階へ上がってきた私の後をついてきたコチカ。
畳んでカバーをかけてある布団の上を見つつ、部屋の端に横になった。
私に遠慮したの?
まさかね。
私は布団の上に座り、コチカを呼んだ。
コチカは布団の上に両手をかけ、もみもみしてから上がり、私を見上げた。
しばらくよしよしして、
○〜○○と○○(夫と私)はお出かけするよ。
○〜○○と○○(夫と私)はお出かけするけれど、チャチャはお留守番だよ、
と3回も言うと、
コチカはじっと目を見開いたまま私を見つめていた。
ものがわかっている顔つきに見える。
じゃあね、と私が立ち上がると、
耳をピーンと私の方向に向けていたが、
部屋を出て行く私を無表情で見ていた。
ちゃんと言葉が通じているらしいところが、嬉しい。

* * *

雨のため、夜の散歩はなし。



 *  *  *  * 


9月18日(月・祝)

<ただいま4.4kg>

午後からずっと悪魔祓いに励んだ。
2階の物置にしている部屋を何年かぶりに大掃除したのだ。
人間がいれば、座っている人にぺったりくっついているコチカは、
ずっとばたばたしている人間に落ち着かない様子で、
暇を見つけては、ご飯〜、とご飯の器の前に座っている。

今朝、体重を量ってみたら、なんと4.4kgだった。
おーっと!
夏の暑いときには食べないときもあるので、
食欲の秋だもの、いいさ、
と朝のうちはせがまれるままにキャット・フードをちょこちょこやっていたが、
これはちょっとまずいのでは。

早々に冬毛もそろってきたらしく、
前にできていた円形脱毛症を確かめようとしたら、毛が深くなっていた。
生き物って準備周到なのね。
冬毛の準備のための食欲ならば、もうそろそろ落ち着いてくるかも。

で、我慢に我慢を重ねた後、6時を過ぎたのでご飯をやったが、
むさぼるように食べたコチカは、間もなく、吐き戻した。
おなかすき過ぎるとよくない、というのもあるし、
人間のバタバタに、かなりのストレスを感じていたようだ。

年と共に、だんだんストレスを感じる度合いが増してくるように思う。
難しいですねえ。

* * *

クロキに触った。
もうすぐ夕食の支度が終わる、という段になって、
ゴマがないことに気づき、近くに買いに行こうと家を出たら、
ちょうどチャコちゃんちの奥さんが出ていて、クロキがうろうろしていた。
十字路の角で、クロキに手を出しながら、二人で腰を下ろすと、
クロキは手をくんくんしてからすりすりし、膝元に寄ってきたので、脇腹をさすってやった。
小さい。
ほんと、よく頑張ったねえ、と言う言葉が何度言っても口をついて出てくる。
するとクロキは、ちょっと離れながら、しゃー!と威嚇の暴言。

なにさ、しゃー!って言ったらダメじゃん、なんでそんなこと言うの、
言ったらおばちゃん(チャコちゃんちの奥さん)いやだってよ、
ダメだよ、ご飯もらうのにそんなこと言ったら、

とクロキを観ながら、何回かゆっくり歌うように言ってやった。
クロキは威嚇しながらも私のまわりをうろうろ歩き回り、言葉の羅列は聞いているようだった。
こういうことを度重ねると、分かり合えるようになると思うのだけど。



 *  *  *  * 


9月19日(火)

朝5時ごろに、ご飯〜、と起こされ、しぶしぶ階下へ。
ご飯を5粒ほどやり、居間に入ると窓から差し込む朝日がきれいに見えて、
また暗い2階に行って寝なおす気がなくなってしまった。

PCを開け、ごそごそしているうちに、お仕事モードに。
夫が起きてくる前に、一仕事できて、やったー!
で、夫が出かけるとすぐにコチカの散歩に出た。

朝日をさえぎる家々に、通りは陰になっている。
こりゃ好都合だと思って、のんびり歩いていると、チャコちゃんの奥さんに会い、
あら、今日は早いわね、と言われ、
続いて出てきたご主人に、
おや、早いね、と言われた。
夫妻にとっては、早くもなんともない時刻なんだろうにな。。

クロキが来るかな、と思ったけれど、期待はずれ。
ち。
カメラ持ってるのに。

* * *

夕方。
雨がぱらついていきた。
へ!そんな予定あった?
定刻ではないけれど、降り出したばかりの今、行っておこう、
とコチカを誘うと、1も2もなく、立ち上がった。

十字路の駐車場で草なぞを食べていると、
幼稚園帰りの兄弟と母親に会った。
朝の散歩では会うことはあるが、夕方は初めて。
1日2回ですか、とちょっとびっくりした様子。

彼らの家でも猫を飼っているので、子供たちは猫が大好き。
あ、かわいい!とコチカに寄ってきた。
バタバタと勢い良くやってくる男の子たちに、
ひえ〜、と座り込むコチカ。
男の子たちは、臆することもなく、コチカを触る。
コチカが恐がって爪を出すといけないので、
私も彼らの横から手を出して、コチカの背中を撫ぜた。

上の子は、コチカの頭を触り、わ〜ふかふか、と歓声を上げた。
ボクんちの猫はどんな?と訊くと、
うちのは模様だもん、と答えた。
もよう。。
確かにコチカの毛並は無地である。
面白い言い方だと思いつつ、どんな?というと、
黒っぽい縞々、という。
トラ猫なのね、というと、そう、とうなずいた。
どこか答えが昔っぽくていい感じ。

すっかり引きモードになっているコチカに、
初めての人恐いのよ、と言うと、
上の子は、もうやめといて、と言うサインだと受け取ったのか、
なーんだ、と兄は母親の方に駆け寄った。

弟は、一旦は母親のところに行ったが、
またバタバタと戻ってきて、ごめんねごめんね、といいながら背中を触る。

再度緊張するコチカ。
でも、面白いことに、ごめんねごめんね、、というのを聞いて、
へー、わかってんじゃん、といった目で男の子の顔を見直し、
男の子が離れると、小さく、ふ、っとため息をついた。

それを母親に言うと、
人間の中だけで暮らしていると、わかるようになるのかしら、
と言っていたけれど、
あちらの猫は、動物同士だけになるタイミングでもあるのかしら。
あの様子では、飼っているのは猫だけじゃないかも知れない。
今度、聞いてみよう。



 *  *  *  * 


9月20日(水)

久々にカラッ!と晴れた気持ちのよい日。

最近になって見かける黒い猫が歩いていた。
私があら、というと、近づいてきて、ごろにゃ〜ん、と甘え、
どうした?と撫ぜると、しゃー、と言った。
なんで怒ってるのさ。
歩きながら、チェリーんちのガレージを気にしている。
今、チェリーんちは外装の塗装をしている最中で、
このいいお天気だというのに、家をすっぽり幕で覆われていて、気の毒な状態。
ガレージの車がどけられているものの、ごちゃごちゃといろんなものが置いてある。
どうやらご飯が見当たらないので困っているのだろうと思い、
家に戻り、コチカのキャット・フードを一握り、持ってきた。
そうしたら、ご飯の入った器は植木の陰に隠れていただけで、黒猫はもうすでに食べていた。
私がキャット・フードをばらばらと入れても、黙々と食べている。
ちょっとたってから見にいったら、器の中はすっかり平らげられていた。
よほどおなかがすいてたのね。

* * *

朝の散歩。
ソラちゃんに会った。
ちょっとやせたように見えるけれど、元気で〜す、とのこと。
でも、なぜか骨盤の上の毛が薄くなってしまった。
右腕の肘(?)の上も毛が抜け、傷ができているように見える。
獣医さんに見せたら、よく擦れる場所だから、と言われたそうな。
普通の生活していて、怪我みたいになるかな。。

*

ミルキーがチェリーんちの玄関脇から、そうっと身を乗り出している、と思ったら、
ほどなくして、うがががが!と猫たちが追いかけあう声が。
チェリーんちの奥さんが玄関のドアをバーンと開けて、誰ですか!と出てきた。

またミルキーが、ラッキーを追っかけている。
向かいのお宅の庭に入っていった猫たちを、ラッキーの名前を呼びながら、心配そうな奥さん。
んもー、ミルキーはうちでご飯食べてるンだから、ちょっとは遠慮すりゃいいのに、
と言うので笑ってしまったが、本当だわ。



 *  *  *  * 





ライフくん(9/19)

9月21日(木)

今日も東京はカラリと晴れて、秋!な空。

夕方の散歩。
ライフくんに会った。

<相変わらず面白いライフくんの飼い主さん>

ライフくんの飼い主さんは、
コチカが地面にゴロンゴロンとするのを観るのが大好きなのだけれど、
コチカがし始めると、お、お待ちかね、18番、ソバージュが始まりました、と言う。
ソバージュというのは、髪の毛のパーマのかけ方の1つで、
長い髪全部をカーラーで巻いて作った、くるくるの巻き巻きヘアーのことのはず。
コチカのゴロンゴロンとどういう関係があるのか、
訊きたいけれども、なぜか訊けない。

その後、名前が覚えにくい、という話になって、
飼い主さんの母上が、ライフという名前を覚えられず、カラス、という呼ぶのだそうで、
ラ、が同じだから、ということらしいけれど、
ねえ、おかしいよねえ、ライフったら、お米のことなのにねえ、と言って笑うから、
いきなりカラスからお米?そんなブランドあったっけ、と思いつつも、
お米はライスでは?というと、
あっそうか、どうも日本語までおかしくなってきちゃって、とまた笑うから、
いえ、それは英語……てな感じで、まるでボケとツッコミの漫才みたいになってしまう。
漫才か、あるいはとってもシュールというか。。
なにしろ頭の体操にはなるのだ。



 *  *  *  * 


9月22日(金)

夏用の上掛け布団を虫干しするのに、
羽布団だから陽に当ててはいけないと聞いているので、
東側から陽が入る午前中、畳の上に広げて置いておいた。
東西に吹き抜ける風が虫干しするにはちょうどいいや、と安心していたら、
お昼ごろ、ふと気がつけばいつもは一階にいるコチカがいない。
あれえ、と2階に行ってみたら、ああっ!
ちゃっかり布団を折り曲げ、その上に乗ってふかふかとくつろいでいるではないか。
なんちゅう猫や。
…ということで、すでに東側は陽が陰っているので、外に干した。
お昼すぎには押入れにしまいたかったのに、もー。
仕事作るのやめてよ!

*

クロキの子猫情報。
隣のご主人(チェリーんちの向かい)が、
3匹がご飯食べにきてたよ、と嬉しそうに言っていた。

チャコちゃんの奥さんは、2匹しか来ないのよ、
と心配していた。
どうやら、ラッキー似の薄い色のトラ猫が来ていないらしいのだ。
隣のご主人が言っていた3匹の中には入っていたのかな。

* * *
夜。
散歩に行って、ご飯も食べて、ほっと一息お茶なぞ飲んでいると、
いきなり背後で、だだ、だだだ、ごそごそ、と騒がしげな音。
なんじゃらほい、と振り返ると、
畳んで重ねてあった新聞の広告を全部引っ張り出し、
紙と紙の間を引っかき、もぐりこんでハッスルしている。

面白いじゃありませんか。
私もハッスルのお相伴に預かろう!
2つ折りになっている大きなサイズの高層アパートの広告を広げ、
片っ端からコチカに乗せていく。
隙間ができないように、うまく重なるように工夫する。
ありったけの広告を乗せて、ほっとして見ると、尻尾だけが出ている。
すっごくマヌケな光景だけど(笑)。
そのうち、ごそ、ごそそ、と広告の山が崩れていき、
コチカの本体が出てきた。
なーに考えてるのかな。



 *  *  *  * 


9月23日(土)

朝何時かわからないけれど、うにゃ〜、という声に起こされた。
ウンチかと思えばそうでもない。
ご飯だったら起きたくないので、
○〜○○も寝てるから、チャチャも寝よ、と何度か繰り返しながら、
背中をぽんぽんしていると、ちぇ、という感じで布団に上がり、
私の枕に手をかける音がみじゃみじゃみじゃ、と聞こえた。
ほっとして私も再び眠りに落ちたけれど、
今思えば、このとき、コチカの背後に数匹のノラニャンがいる夢を見ていたように思う。
どういう意味があるのだろう。

さて、
休日なので寝続け、次に目が開いたのは10時半くらい。
コチカはまだ寝こけている。
ずいぶん昔と違うね。

* * *

夜。
ふにゃ〜、と居間に入ってくるので、ウンチかと思い、
どれどれとお尻のあたりを触ってみると、ある。
ウンチしよー、と立っていくと、
コチカはだだだ、と廊下へ走り出てしまった。
こら〜、と私も追いかける。
玄関で這いつくばって待っているコチカの頭をぺん、と叩いて、
また走って戻り、はい、おしまい!と居間に入ってお茶なぞ飲んでいたら、
廊下から、ふにゃ〜ふにゃ〜、とっても哀調を帯びた声で鳴くので、
しかたなく居間と台所の仕切りのカーテンをそうっと開けると、
それと同時に、だだだ!とまた。

……てなことを5回ほどたったら、息が切れてしまったので、
もーおしまいおしまいおしまい!と大宣言しながら戻ってきたら、
コチカは、しばらく、ぅお〜、と不満そうな声を上げていたけれど、
そう言いながらも物見櫓に登っていった。
不本意だけれど、しょうがない、ってところ?
一体どれだけやったら飽きるのか。



 *  *  *  * 


9月24日(日)

朝早くから出て行った人間二人は夕方に帰ってきた。
いつも飛び出てくるコチカは、なかなか出てこない。
人間が靴を脱いで上がった頃に、ぬー、と現れた。
チャチャ、ただいまー、と私はコチカを置いてさっさと廊下へ出たとき、
コチカは、夫の顔を見ていたらしい。
ただいま、チッチョー、どうしてた?寝てたの?大あくびして、
と聞こえてくる。
きっとそのあと、お尻と尻尾を突き出して、うーん、と伸びをしたに違いない。

着替えに寝室に入っていくと、
畳んでベッドカバーをかけてあった布団に、くっきりとネコ型のくぼみ。
長々と熟睡していたところだったのだろうか。
アンモナイトか猫か、と思えるようなはっきりした痕なので、
夫が来るのを待って、ほら、と見せてやり、笑いあった。

* * *

コチカがときどき鴨居渡しに登っていく。
またなんか天井が騒々しいのだ。
屋根を歩いていくのは猫だったりもする。
でもこうもりかもしれない。
一度、風呂場の屋根当たりでこうもりが飛んでいるのを見たことがあるから。
夜に鳥は飛ばないし。
昨日は、仕切りのカーテン越しに、台所のビンが置いてある場所を、
何かが駆け抜けていったような音がした。
私はそうは思わなかったけれど、夫がそうに違いない、というのだ。
でも、野菜入れの籠に入れてあるのは、たまねぎやにんにくくらいだし、
お菓子、パン類は冷蔵庫にしまうことにしている。
ならば何を狙ってきているのか。
本当にネズミが出没したのだろうか???



 *  *  *  * 


9月25日(月)

すかっと気持ちのいい日。
でもまた明日からお天気が崩れるという話は本当?

朝の散歩。

<耳の遠いペッタン>

ペッタンが通りの端から真ん中の間の中途半端な位置に座っていた。
ちょうど陽当たりがよく、気持ちがいいのだろうとは思うけれど。
すぐさまコチカが戦闘態勢に入り、身を低くしてじわじわ寄っていく。

耳が遠いペッタン(18歳)私は、コチカを牽制しながら、
ペッタン!コチカが行くよ、ペッタン!
と声をかけたが、なんと、ペッタンの耳が動かない。。
ペッタンは高齢(18歳)のためにもう耳が遠いのだ。
だから車が来ても知らん顔をしているのか。
知らなかった。。

その後、うんと後ろから古新聞か何かの回収車が、
マイクで何かいいながら、ゆっくりゆっくりやってきた。
5mくらいも近くにくると、グォーンと地響きがする。
それでようやくペッタンの右耳が後ろを向いた。

立ち上がるか、と思いきや、耳が元に戻り、ペッタンはそ知らぬ顔。
そんなんじゃ轢かれちゃうよ、と持ち上げて、場所を移動させたけれど、
嫌がるでもなく、どこへ行こうかと思うでもなさそうで、
なんとなく開いている門の中、まるで陰になっているところに、
ぶら〜と入っていき、佇んでいる。

私はもう一度、ペッタンを持ち上げて、
塀際で、陽が当たって地面が暖まってそうなところへ下ろした。
すると、ペッタンはふにゃりと腰を下ろした。
それでよかったらしいので、ほっとしたけれど、

これじゃ危ないから、猫注意、の張り紙でも作って、
通行する車にわかるように貼っておいた方がいいじゃないでしょうかねえ、
とチェリーんちの奥さんに言ってみたら、同じことを考えている、とのこと。

近所のドライバーは優しく運転していくけれど、
ナビで抜け道を見つけて突っ走っていく不心得な人、いるのだ。

*

<ハチドリ、そしてツマグロヒョウモン>

チャコちゃんちの植木に大きなハチが花の蜜を求めてやってきてる、
と思って見ていたら、あれれ、尾羽がついている。
なんと、ハチドリだった!

こないだ夢の島に行ったときに、ハチドリは見かけたが、
東京の都心にもいるなんて!
暖かい国の鳥なのに、これって温暖化の影響ってこと?

そういえば、ツマグロヒョウモンも飛んでいる。
春、
赤と黒のストライプで、
ツノのたくさんあるグロテスクなイモムシが植木の葉を食べているのを見かけたが、
今になって飛んでいるのは、スカート部分に黒いレースがついているような、きれいな蝶である。
ネットで調べてみると、ツマグロヒョウモンというのだそうで、
これも南から北上してきた蝶らしい。

やっぱり地球はなにか変だぞ。

ツマグロヒョウモン(メス)↓
ツマグロヒョウモン興味ある方は、こちら↓

チョウ目  タテハチョウ科
前ばね長さ:32〜40mm

オスとメスとかなり模様が違うようです。
http://www.geocities.jp/kamosuzu/tumagurohyoumon.html

羽化の様子など。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/tumagurohyoumonn.html
幼虫、ぎもぢ悪い。。

体内に毒を持つマダラチョウの仲間、カバマダラに擬態しているらしい。
何故そんなことするのか、の答え。
http://www.sakawa.co.jp/aichokai/second/s1_tuma.html



 *  *  *  * 


9月26日(火)

今日は遅い朝から一日雨降りだったので、取り立てて言うことがない。
いや、何にもなかったわけではないけれど、言うほどのこともなかった。
コチカもずっとまったり寝そべっていただけだったし。
あ、あった!
今朝、2階の寝室から階下に降りてきて、お湯をわかそうとシンクを見ると、
ニシンの丸干しを食べた後の骨が、ゴミ袋から引き釣り出されていた。
どうやら生ゴミを入れたカルシウム入り袋の口の結わえ方が弱かったようだ。
骨だけが器用に抜かれ、シンクの中に、へ、っと置いてあったのである。
これはいったい誰の仕業かねえ、コチカ?



 *  *  *  * 


9月27日(水)

朝。
細い細い雨。
うっとりしてぼーっとして歩いていると、
勝手にコチカは散歩を終了して、家に戻ってしまった。
え〜!もっと外にいようよ〜

昨日から降り続いた雨で他の猫たちの匂いが流れて情報薄になってしまい、
コチカには何の面白みもないのだろうか。

* * *

草と胃液を嘔吐。
毛玉が出ていたかどうかは見なかったが、居間の畳の上。

畳の上に座っていると寒いので、
除湿機が入っていて暖かなピアノの部屋にいたら、
コチカが来たけれど、ちょうど私は手が離せない調べ物の最中で、
しばらくコチカを待たせてしまった。
だからか。



 *  *  *  * 


9月28日(木)

<クロキの子供たち情報>

朝の散歩。
チャコちゃんちのガレージに行くと、車がない。
もしやと思って奥に目をやると、

クロキがガレージのやや後ろに座り、前方に目を見据えている。
子供たちがクロキの背後で遊んでいたが、私が見ると、
みんなぴょんぴょん飛んで逃げていってしまった。
残されたクロキ母さんが、私とコチカを交互に見ている。

ゴミを出しに行ったチェリーんちの奥さんが戻ってきたので、
こっちこっち、と手招きした。
足音を忍ばせてやってきた奥さんは、3匹しかいないんだって、と言った。

おとといだったか、アスカの居候先の人が、
口元が白くて両目が黒い、八割れの子猫が迷い込んできて、ミーミー鳴いているので、近づいたらさっと逃げていったけれど、ご飯を置いておいたら食べていた、
と言っていたという話をし、今見た3匹の中には八割れ猫はいないので、
多分今いないのがそれだろう、と納得しあった。

クロキはじっとこちらを見据えたまま動かない。
あまり刺激するといけないので、
コチカを持ち上げてチャコちゃんちの角を曲った通りに向うと、
白く太い尻尾が見えた。
ミルキーである。
悪いやつに出会ったな。。
果たしてコチカは身を低くし、じわりじわりさささささささささ、と追いかけていった。
桃の木のあるお宅の車の向こう側に行ったミルキー。
ここまで来れるのかよ?という顔つきでこちらを見ている。
コチカはリードをビンビンに引っ張っているけれど、
私が動かないので、それ以上の進展はなし。
ミルキーは行ってしまい、コチカは不機嫌になった。

ある程度過ごして戻ってくると、
チャコちゃんち夫妻が車で帰ってきた。
4匹いたのよ!と車から降りるなり、奥さんが言った。
よかったよかった!

その後、チェリーんちの前を通りかかったら、
子猫がチェリーんちの玄関の前で遊んでいたようだが、
私が見ると、またも、さっと逃げていった。
そのすぐ後で、クロキ母さんが、誰が来たの?といった顔で出てくる。
本当にもうねえ。。
生後1年もたたないうちに子供を生んで…人間だったら16-17歳くらいか。
しっかり母さんしてるんだから、恐れ入ってしまう。
クロキもそうやってノラ母さんに育てられたのだろうか。



 *  *  *  * 


9月29日(金)

ソラちゃんに会った。
ソラちゃんのかいかい病が解決した、という話。
これまでただの湿疹だと言われ、
それ用の薬をつけていたのだけれど、全然治らず、
毎日指の間を舐め続け、手足の周りの毛が赤っぽくなっていたのは、
唾液焼けだと言われていたのだとのこと。

でも、病院を変え、豊島動物病院に行ったら、
アレルギーなのであって、今までの薬では、
悪化することはあってもよくはならない、と飲み薬を飲まされたら、
その日のうちに痒みは止まったとのこと。
3ヶ月もの間、かわいそうなことをしてしまいました、と飼い主さんはしょんぼりしていた。

あんよ問題が起きて、3週間以内に改善されなければ、
病院を変えてみるという智恵を、持ち続けないといけない、と思った。
今までお世話になっていた病院だから、とか、
近いから、という理由で漫然と通うのは、失敗する場合もあるのだな、と。

桃の木のお宅の前で、長々と話をしていた。
かいかい病が治ってよかったよかった、と一件落着した気になってからも、
ソラちゃんや、去年の12月に死んでしまった猫の話や、
コチカのことなど、いろいろと話し込んで、
というよりは笑い込んで(?)愉快だった。
そこのお宅(桃の木のお宅)のお嬢さんが、今年の4月に生まれた赤ちゃんを、
抱っこ用の肩かけ布に包んで散歩に出かけるのを見送ってから、
家々のブロックを回って戻ってきても尚、私たちはしゃべっていた。
一体、今何時なのだろう、とやってきたチェリーんちの奥さんに聞いたら、
11時くらいじゃない?という。
あ〜れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜えらいこっちゃ。。

* * *

コチカ嘔吐。
水不足か。
場所を変えて、吐きそうで吐かないことが2回。
そしてとうとう居間の物見櫓の上で、食べたもの全部を吐いた。
嘔吐物も水気がなく、苦しそうだった。

*

寝る前。
なにか憂鬱そうなコチカ。
私のそばに来て、うにゃ〜ん、と小さな声で訴える。

私はもう眠くてだるいのだけれど、しかたながない。
コチカの目をじーっと見て、体をすぅっとコチカの方に傾けると、
コチカの背がきゅーんと丸くなって、耳も体全体も、逃げようとする方向に引かれていく。
そして、私が一歩を踏み出すと、コチカもだだっと、走り出す。
玄関の三和土で隠れるコチカをぺん!として、タックルされながらきゃあきゃあ言いながら戻ってくる、
というのを5回もやってぜいぜい言いながら台所に座り込んでいたら、
夫が、もう遊び終わったの?と言ってきた。
何が遊びなものですか、と息を切らしながら、私。
うちではこれが、義務なのである。
コチカと一緒に暮らす中で、断ることのできない1つの義務に、なったのである、というより、ならされちゃったのよ〜(涙)。



 *  *  *  * 


9月…?
えー!!!もう10月?!まだ9月になったばっかりなんぢゃ(汗)。。

雨降り。
遅くに帰宅した人間二人。
外は雨だからダメだと言われるし、退屈なコチカ。
ご飯にちょっと口をつけるなり、遊ぼう遊ぼう、とけしかけてくる。

ご飯も長らく待たせたし、仕方ない、と3回ほど玄関−台所を走る。
でもこっちはくたびれてるし、恰好だけ遊んでいても、
追いかけてるはずのコチカが、私を追い抜いたりして、追いかけっこにならない。
やーめた、とどちらともなく思い、家の中は静かになった。

コチカが退屈なとき、やるちょっとしたおふざけがある。
人間に、こら、と言われるようなことをわざとしてみて、
こちらが言う前から、だだっ、と走り逃げるのだ。

今もそれをやった。
物見台へ行く坂の途中には窓があって、すだれがかけてあり、
すだれを開け、窓を開けたときに活躍する、サンキャッチャー*が下げてある。
私はコチカにそれを触ってほしくないのだけれど、
猫なので、ときどきちょいっと手を出してみる。
猫にとってさして面白くもないので、すぐに飽きてやめてしまうが、
やめる前に私が、こら、と言っていたことがあった。
それをコチカは面白がって、わざと触ってみて、
人が何か言いそうになるのを見計らって、さっと逃げるのである。
こんな悪ガキは人間の子供だけじゃないのね。。

* サンキャッチャーとは、涙型のクリスタルガラスで、太陽の光があたると、
プリズムの役目をし、あたりに虹色の光がキラキラと散らばる……というようなグッズ。



 *  *  *  * 


63 ⇔ 65