2002年1月
1月1日(火)−1月3日(木)
♪ ね〜こっははこったっつでなっがくっなる〜 |
コチカを私の実家において、夫の実家へ。
* * *
母におしっこの出し方を伝授しようとしたのだが、
時間切れで私は家を発ってしまった。
果たして母はうまく出してあげられず、
あちらこちらにそそうをされ、
朝からホット・カーペットと、その上に敷くカーペット・カバーもろとも洗濯し、
別のを物置から引っ張り出してきて臨時に敷き、
もうキリキリ舞いをさせられた、としゃべりまくった。
なんとも戦争のような話で、
コチカに初めて会って連れてきた頃や、
トイレの訓練をはじめた頃のおおわらわを思うと、
充分に想像ができ、気の毒千番である。
コチカはおしっこが溜まり過ぎて、1度吐いたのだそうだ。
ちゃんとトイレで吐いた。
お医者さんの話では、そんなときにはおなかが痛くて鳴き叫んだりする、ということだったが、
それはなかったという。
そして当たりを嗅ぎまわっているときに、トイレに入れてやったら、
おしっこもウンチもしたので、喜んだが、そのとき1回だったそうだ。
* * *
夜はケージの中に一人で置いておくのが可哀想で、
居間のホット・カーペットにやぐらこたつを置いた部屋で、二晩一緒に寝てあげたという。
昨日の夜のこと。
苦しくて目が覚めると、コチカがおなかの上に乗っていた。
横に手を伸ばすと、何かが手に当たった。
触ったことのないような感触のものを手に取り、
寝ぼけ眼で見てみたら、ウンコだった。
しかし大洗濯のお蔭だろう、どうにも眠く、「なんだウンコか」と思っただけ。
でもやっぱり「ウンコ!」と、蛍光灯をつけると、
テーブルに置いてあった眼鏡はどこかに飛んでいたし、
あたりがめちゃめちゃに散らかっていた。
それまでよく気がつかずに眠っていたと思うのだが、
東京のうちではコチカはテーブルの上には乗ると怒られるので、乗らない。
主人がいなくて野放図になったのか、
寂しくて自暴自棄になったのか。
いつものと違うので、テーブルだと思わなかったのか。
最近のコチカのウンチは結構大きく、大人の親指ほどあったりする。
気の毒なのは母なのだけど、
「夜中に大(おお)ウンコつかまされて」というので、もうおかしくて。。
注) 母がウンコというので私はウンコで育ちましたが、
大人になってからウンチに変えました。
みなさんはどちら?
* * * *
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1月4日(金) 飼い主が帰ってきた。
私たちが帰ってきた夜、さあ寝ようと、
いつもと同じようにケージに入れたが、
とうてい解せない!という表情できっちり正座し、低い声で抗議していた。
無視していたら、静かになったので見たら、
まだ同じ姿勢で目を真ん丸にし、こちらを見ている。
淋しい思いをさせたし、
ここ数日ホット・カーペットでぬくぬく寝ていたことを思えばここは寒くて可哀想なので、
人間のベッドに入れて一緒に寝てあげた。
9月に初めてうちに来た当初以来のことである。
* * *
夜中に目を覚ますと、かすかにウンチ臭い。
こりゃまずい、と思ったが、真っ暗だし眠くてそのまま寝てしまった。
次に起きたら、やはりしっぽとお尻の間にウンチをひとつ。
特に被害はなかった。
臭いを嗅がせ、こら〜と背中をつねってみたが、
コチカはなんのことだかわかってなかったらしい。
トイレに起きると、コチカもベッドから飛び降りたが、
私が戻ると、また同じように元の位置に戻った。
次に目が覚めると起きる時間。
おはよう!とコチカを見たら、顔まで来て熱い舌でべろべろと鼻を舐めてくれた。
久しぶり〜
人間と同じだけ眠っているが、
体の大きさがこんなに違うのに、そんなに眠ってホントに大丈夫なの?
* * *
どうもおしっこさせたがらない。
そこらにする方がいいのだろうか。
テレビを見せて、気を取られている間に全部出せたらラッキー。
参ったな。
* * *
しかし、どんなものなのだろう。
コチカのホット・カーペットにしてしまったおしっこの後を見ると、
同じ側のへりにばかりしている。
やはり臭いのあるところに行ってしている。
猫砂トイレではなんでしないのだろう。
絨毯だとできるのだろうか。
母がおしゃかにしたホット・カーペットのカバーを持ちかえり、
それをトイレにしてみようと思う。
あ〜ほんとにトイレが自分でできるようになるのだろうか。
* * * *
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1月6日(日) 東京へ
家を出る前におしっこをさせていたら、
母がこの猫オス?と聞く。
実は私もメスだと思っていたけれど、
最近になって、後から見た感じがなんか妙だと思うようになっていた。
丸いものが二つあるように見えるのだ。
子猫の雌雄ってわかりにくいものなのですか?
でも病院の先生ともメスだということで、話をしてきたように思うのだが。
なんか落ちつかない気分。
病院に電話して聞いてみようか。
コチカはメスでしたかオスでしたか???
* * * *
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1月7日 (火) 東京のいつもの家
昨日夜遅くに帰宅。
久しぶりの家に嬉しそうなコチカ。
もう一緒に眠ることにした。
どうせ冬の間だけだろうし。
一緒に眠っているとこちらもなぜかよく眠れる。暖かいし。
それにしても、首の上に乗っかられると、さすがに苦しい。
* * *
朝は人間よりも早く起き、
あちこちの窓を点検。
天井への橋を、板の裏側から飛びつき、
爪を表側に引っ掛けて、後脚は地面を走るようにして登っていく。
前からそうしていたのだが、
板の裏側を上手に走れるようになったのは、驚き。
* * *
いつものようにレスリングをしたら、
噛みついたところに血がついている。
そう言えば昨日、左足の先を奥歯で噛んでいて、
妙なな、と思っていたのだ。
生後6ヶ月くらいで歯が抜けると聞いているが、そうなのだろうか。
口をこじ開けてみると、
下あご奥歯の比較的前の方が左右、出血している。
ふーむ。
やはり歯が抜け替わるのかな。
下の前歯も、きばらしい二本の歯の間に小さな歯が数本生えてきた。
ちゃんと成長している。
なんだか嬉しい。
* * * *
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1月8日(火)
昨日の夜も一緒に寝るのかと思っていたら、
人間よりも先に自分のベッドに入って眠ってしまっていた。
私の実家にいるときと、ここの家と、生活パターンが違うのだ。
実家にいるときには、誰かと一緒に眠るのだが、
ここでは一人で寝ることに慣れている。
実家にいるときには、おやつにたつくりを食べていたが、
ここでは、冷蔵庫が開くと軟骨が出てくる、という妄想が湧くらしい。
たつくりがまだあるから、と軟骨を買わなかったので、あげないでいたら、
朝からご機嫌斜めだった。
* * *
昨日からぐらぐらしていた左下の奥歯(?)が抜けた。
気持ち悪かったのだろう、今朝も左足の先を口の奥で噛んでいたのである。
ぎざぎざとふた山。象牙色の薄い歯。
* * *
昨日は寒くて寝てばかりいて、運動不足にならないのかな、
と心配だったが、今日は暖かだったので、午後4時くらいまで
遊んでいた。
自分の遊びに退屈すると、にゃ〜っと言って催促する。
結構真剣に言ってくるので、ついいろいろ考えて遊んであげてしまう。
レスリングを1時間。
よく続くものである。
追いかけっこを30分。
天井への橋を下りてきて、私の様子を伺う気配が漂ってくる。
台所にいる私がそーっと顔を出し、それっと追いかける振りをすると、
だだっと橋をかけあがっていく。
その繰り返し。
私が疲れて台所で用事をしていると、にゃ〜っと言ってそばへ来て、呼ぶ。
そして顔を出すと、きゅうっと背中を丸め、逃げ出すのだ。
呼んでも私が行かないと、
後から掛けよってきて、私の足に飛びつく。
こういうことを30分もやっていると、狭い部屋なのに、結構疲れる。
* * *
天井への橋を上っていき、神棚に上がると、
天井の隅をじっと見つめ、ときどき引っかいたりしている。
鼠でもいるのだろうか。
そのうちにとうとう眠くなったらしく、寝てしまった。
しっぽをたらんと垂らして。
しかし上は段ボールでしかないので、寝心地がよくないらしく、
しばらくするとむっくり起き、眠気眼で下りてきて自分のベッドに直行し、すぐさま丸くなった。
おかしなコチカ!
鴨居の三角コーナーで天井を見つめる日々。 |
鼠の気配が気になる気になる。。 |
* * * *
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1月9日(水)
昨日も寝室で寝なかった。
というより、眠いのを我慢して人間が寝るのを待ち、
一旦一緒に寝室に来たものの、どうしようかと迷った挙句に
出ていきたそうにしたので、ドアを開けてやったら、出ていった。
朝は人間よりも早く起きて、窓を探索。
もう寝覚めの一番に抱っこされて鼻をすりすり・・というのはなくなった。
だんだん大人になっていくもの。
昼間も遊んでほしいときにだけ、
にゃ〜っと寄ってくる。
私がテーブルで仕事をしていても、
私がよく動くし、もう狭いせいか、
来ようかどうしようか考えてから、自分のベッドに寝に行く。
* * *
人間の手を借りないといけないことももちろんある。
台所から廊下に出るときには、引き戸を自分で開けられるが、
反対側からは、猫が開けるには構造上無理なのだ。
だから、いつも開けて〜と引き戸の外で鳴く。
最近は、引き戸に辿りつく1mくらい前から、にゃっにゃっと言う。
階段も同じように鳴きながら下りてくる。
一旦留まらずに、スムーズに入ってきたいのだろう。
利口なものである。
* * * *
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1月10日(木)
昨日、一旦人間と一緒に人間の寝室に入ってきたものの、
出ていったので、もうコチカは自分のベッドで寝るのだろう、
と思っていたら、
今日は、トロけそうな目を我慢して待っていて、人間と一緒に
寝室に来て、一緒に眠った。
一晩考えて、柔らかいふとんで寝ることに決めたのだろうか。
・・と思うとなんだかおかしい。
* * *
そろそろ薄汚くなってきたので、毛皮を洗濯したい。
でも短毛種の猫はあまり洗う必要はないのだ。
白くなければ汚れも目立たないわけで、人間が思うきれいと
猫が思うきれいとは、違うのだと思うし。
あまり洗われたら迷惑だろう。
もうちょっと我慢してからにしよ。
* * * *
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1月11日(金)
朝、コチカは人間より早く目を覚まし、
戸の前に座り、そわそわしているので、開けてやり、南側の部屋の窓を開けてやる。
しかし、寒いのかすぐに戻ってきて、
またふとんの中に入り直し、しばらくじっといている。
覗いてみると、目を半分開け、眠ってはいない。
そのうち、人間がごそごそし出すと、コチカも本格的に起きる。
その辺の間合い、というか、様子をうかがっているあたり、
ひどく人間っぽい感じ。
ここまで互いの生活パターンをわかりあってくると、
もう離れられな、という気がしてくる。
よそへやられたら、コチカはまた最初から、
人と場所に慣れるところから、やりなおしをしないといけなくなるのだし。
* * *
しかしながら、人間が出かけるとなると、
洋服を着替えたり、ものを整えたり、とバタバタする様子で出かけるのだな、
とわかるらしく、置いていかれたくないので、足元をうろうろしたり、
すれ違いざまに飛びかかってきたり、身につまされるものがある。
玄関まで追っかけてきて、あー行っちゃう・・
と思っているらしいところを、見届けて出てくるのって、結構苦痛である。
猫は単独で置いておいても大丈夫とは聞くけれど、
やはり帰ってきたときの甘え方を思うと、淋しいのではないか、と思う。
もちろん、コチカが遊んでいる最中に人間が帰ってきたりすれば、
いちおう出迎えにくるものの、人間に抱っこされるのももどかしく、
遊びの続きに戻っていくので、熱中できることさえあれば、いいのだろうけれど。
テレビ・カメラでも設置しておいて、
本当にコチカが淋しそうでもなく遊んでいるところを見れば、安心できるのだろうが。
* * * *
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1月13日(日)
久しぶりに樹林公園へ木登りをしに。
下から5−6mはあろうかと思うような梢に上っていく。
細い枝の先は枯れて足をかけると折れてしまい、
落っこちそうになるので、ひやひやするが、
うまい具合に両手両足必死で持ちこたえる。大したもの。
嬉しいことに、
下りるときの、後足の使い方が上手になっている。
家にしつらえた坂道を上がる途中で、何か作業(?)をするときに、
脚の後ろ側が伸び、充分でつま先で立つ訓練ができたせいか。
以前のように後足をずるずる引きずったままではなくて、
ちゃんと爪をたて、かかとが上がっているのだ。
後はしっぽがもう少し上がるようになること。
まだまだ諦められない。
* * * *
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* * * *
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1月15日(火)
夜、人間と一緒に寝ようかどうしようか、迷うようである。
コチカは朝、人間よりも早く起きだし、
窓から外を眺めに行ったり、何かして遊びたいのに、
人間は寝ていて、寝室の外に出られないからである。
だからだろう。
自分のベッドに横たわったまま、何かを考えている様子だった。
人間が寝室に行き、コチカはもう来ないのだろう、と思っていると、
そのうち、そっと階段を上り、チリリと音がして、にゃんとも言わないから、
開けてみると、戸の前にちょこんと座っている。
入る?と言ってみると、おずおずと入ってくる。
どうすべきか、まだ迷っている様子。
わかってるよ。
朝、コチカが起きたら戸を開けてあげる。
安心してここでおやすみ。
* * * *
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1月16日(水)
昨日まで丸々して見えたコチカは、今日はほっそりしている。
きっと背が伸びているのだろう。
顔も小さく見え、赤ちゃんの頃みたいになっている。
猫って、顔が小さいものなのですね。
すっと背を伸ばして座っている姿は気品が感じられます。
よく、人に上げるなら、子猫のうちに、というけれど、
子猫はかわいいし、
人や家になれていくのに小さいうちの方がいいかも知れないけれど、
でも本当は、猫の個性が面白いのだろうと思う。
子猫はもちろんかわいいけれど、
手のかからなくなって、何か考えていそうな大人の猫もますます面白い。
* * * *
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1月17日(木)
歯がうずくのか、
後足を器用に上げて、奥歯で噛んでいる。
噛む前によく舐めまわすのは、消毒しているのだろうか。
猫は30本抜けかわる、というが、
まだ1本しか見つかっていない。
どこに落としているのだろう。
* * * *
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1月18日(金)
昨日は一緒に寝室に来て、一緒に寝た。
部屋に来ると、一巡り調べないといけないところが面白い。
腕とわき腹の間に入って座る。
両手を肩に乗せてじっとしているので、
覗いてみると、
目を開けたままぼーっとしている。
ごろごろ言っているときよりもさらに心地良いのだろうか、
ふとんを上げて私が見ているのに、身じろぎひとつしない。
そこにいながら、心が遠くに行ってしまっていて、まるで詩人みたい。
* * * *
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1月19日(土)
昨日あたりから廊下と階段がいやにおしっこ臭い。
コチカはもうおもらししないのに。
それに、臭うあたりに行っても、
特定の場所の臭いをずっと嗅いでいたり、掻いたりしないのだ。
なんでこんなに臭うのだろう。
煮物をしたりすると、台所から流れた匂いが廊下にたまって、
煮る素材にもよるが、おしっこ臭く感じることもある。
おとといは鳥のレバーを煮て、
昨日はかわはぎの煮つけをした。
そのせいだろうか。
* * *
おしっこをさせようとおなかをつかむと、
眠いとき以外はコチカが嫌がることが多いのだが、それでも無理やりしようとすると、
噛み付く、脚で私の手を蹴る、などし出す。
そうなるともうだめで、しばらく時間を置いてからになるのだが、
そんなとき、ペニスが出てくるようになった。
やっぱりオスなのだろうな。
* * * *
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1月20日(日)
朝、ひどく腕が痛い思いがして、目が覚めた。
なんとコチカが、腕枕にしていた私の腕の内側を一生懸命噛み、脚で蹴飛ばしているのだ。
ちょっとちょっと痛いよコチカ!
ひとりレスリングのつもりなのか。
それともおなかがすいたのか。
よくわからないけれど、
まだ起きたい時間ではなかったので、
寝ぼけ眼のまま下に連れていき、ごはんを用意し、また寝た。
* * *
人間はお出かけ。
コチカはお留守番。
大量の何かの毛と、わずかなキャット・フードを吐いていた。
何かの毛は、女の子がつける、兎の毛を使った2つポンポンのついた髪飾り、の片方である。
帰ってきたら、食事の時間を1時間過ぎていたので、
おなかがすいたせいか、また遊んでいてのことだったのか、
とにかく食べてしまった。
ポンポンのもう片方は、この間、食いちぎってばらばらにして畳の上に広げていた。
たいていこのようにバラすのだが、ときどき食べてしまう。
どのような化学処理がしてあるかわからないので、
なるべく食べてしまわないように注意しているのだが、
この2つに関しては、夜中や人間の留守中に、
隠してあったのを自分で見つけだしてしまったので、仕方がなかった。
* * * *
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1月21日(月)
昨日はひとりで下で寝た。
一旦は2階の寝室に来たが、まだ寝たくない様子で下りていったのだ。
バタンバタンと音がする。
何してるんだろう。
人間の視線を気にせず遊べて、さぞかし楽しいに違いない。
* * *
朝、夫が起きて着替えている様子を察知して、コチカは2階に上がってきた。
しばらく私の手をペロペロしていたが、そのうち起きろ〜起きろ〜と鳴き出した。
まっすぐにこちらを見て真剣に言っている。
階下に下りていく夫を指差し、ほら、ごはんくれるよ。行っておいで!
と言うと、すぐさま彼の後をついていった。
そういうことは、よ〜くわかるらしい。
日中、すごい雷と雨だった。
雷に大騒ぎする猫もいると聞くが、コチカはなんともないらしい。
遊びを中断して雷に聞入るコチカ。 肩の筋肉がすごいでしょ。 |
* * * *
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* * * *
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1月23日(水)
コチカが2階の窓のフェンスから頭出して外を眺めているとき、
大家さんが下に見えると、そわそわし出し、下に行きたそうにする。
何かをくれたりすることはないのだけど、縁側から声をかけられたり、
外で会ったときに抱っこされたりするので、いい人だと思っているの
だろう。
というのを大家さんに話したら、
いろいろな糸を刺して作った毬をくれた。黄色いふさが少しだけつい
ていて、細い長いゴムひもがつけられている。
この間、間食はさせないのだ、というような話をしていたので、
おもちゃならいいだろう、と思ったのだろうか。
なんか嬉しい。
* * * *
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1月24日(木)
コチカのキャット・フードをもらいに行ったときに、聞いたら、
メスじゃありませんでしたか?と獣医さんは言った。やはり。。
でもなんだかオスのようなのです。
何が?性格が?
いえ、睾丸が
・・といったら、へ〜という感じでニヤニヤ笑った。
来週末、獣医さんに預けるのだが、
そのときようく見ときましょう、と言った。
短毛の日本猫なのに、わからない、ということが本当にあるのだ。
それともやっぱりコチカが変なのか。
* * *
大人になるまでに食事は時間を決めて1日2回くらいに、
という話ですが、と聞いたら、
「猫食べ」って言って、ちょこちょこ食べるようなので、
それでもいいでしょう、とのこと。
結局どうだっていいってことなのでしょうか。
* * * *
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1月25日(金)
昨日あたりから、おしっこの出が悪くなってきている。
前にぴゅーっと勢い良く飛ばないのだ。
ここのところ、おしっこさせてもそうも嫌がらなくなったが、
させている間中、小さく声を上げている。
尿路結石などでなければいいが。
* * * *
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1月27日(日)
昨日は、猫を運ぶためのバスケットを買い、
今日は、ペットベッドを買った。
ペットベッドはタイムセールスでなんと500円と、めちゃ安。
コチカは何の疑いもなく、その中に入ってくつろいでいる。
おもらししててしまう猫だったので、
ずっとそんな贅沢なベッドは考えないでいたが、そうでもなくなったので、
ようやく猫がいるらしい雰囲気になってきた。
ケージもどけた。
部屋の中の広いこと。
しかし、スキーに行くのに連れていくつもりなので、
柵と柵とのジョイント部分ははずさないまま収納。
* * *
玄関わきの柱を上っていっぱい傷をつけたのを
せっせとやすりでこすり、切り売りの絨毯を貼りつける。
目立つ場所なので、モールなどで体裁をつける。
爪跡をつけた柱をやすりでこすってつるつるにし、切り売りの絨毯を張り、
柱に絨毯を張っただけだと、爪を研ぐついでに上ってしまい、鴨居にまで
乗ろうとしてひっかくので、絨毯の上を折り曲げて猫返しを作り・・・と人間には結構良い頭の体操になった。
思った以上にいろいろケアのいるものである。
いったい、他のお宅はどうしているのだろう。
* * * *
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1月27日(日)
何をするときにもコチカはやってきて、横でじっと見ている。
人の手元がいろいろに動くのが面白いのだろうか。
一生懸命見ているので、つい話しかけたりするのだが、
あまりうるさく言うと、しら〜としたまま行ってしまう。
見るのもひとつの道楽で、邪魔されたくないのだろう。
猫の手も借りたい・・という諺は、忙しくしている人間のそばで、
なにもしないでただ見ている猫に、手伝ってくれりゃあいいのに、
という思う気持ちからできた言葉だろうか。
* * * *
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1月28日(月)
夫がいじわるをして、
板の橋を脚立にではなく、畳にから直接三角コーナーに持たせかけた。
ほとんど直角に近い。
大好きなポンポンを上に投げると、
勇んで上っていったが、行きはよいよい帰りは恐い、である。
傾斜が急過ぎて下りられない。
しばらく困ったようにみゃあみゃあ鳴いていたが、
私が台所で軟骨を出す用意をしていたら、
こりゃ大変!とばかり、2、3回カーテンレールを行ったり来りした後、
頭から下りてきた。
下りられるのである。
ただ、よほどの用事がないと下りる気にもならず、イメージが湧かなくて、恐い、
ということなのだろう。
*
しばらくしてから、また上がっていった。
放っておいたら、さんざん迷った末、今度はなんと、後向きに下りてきた。
猫が、である。
上ってくるのと同じ方向だったら恐くない、と踏んで、
後向きになり、爪をかけられるところに引っ掛けて、
お尻を先に下ろし、後は滑り下りてきたのである。
そんな降り方、猫の辞書には載ってないはず。
あっぱれなコチカ!
まだ脚が不自由な頃に、初めてケージに入れて安心して外出したら、
帰ってきたら外に出ていたときや、初めて網戸に上ったときにくらい、感動した。
あ〜コチカコチカ!
* * * *
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1月29日(火)
人が出かけて、自分が置いていかれるときが一番嫌い。
しばらく、ドアのところでみゃあみゃあ鳴いている。
そして2階に行き、窓から顔を出し、フェンスに首をこすりつけて、見ている。
こういうときは決まって、外出から帰ってくると、畳にトイレの砂を撒き散らしてある。
きっと頭に来て、腹いせにトイレの砂を思いきり掻くのだろう。
夫か私か、誰かが一人、家の中にいても、同じである。
取り残されて、ドアをバンと閉められる状況が嫌いなのかもしれない。
だから眠っているから今のうちに出かけようと思い、
そうーっと用意をしていても、玄関に行く頃になると、ベッドから飛び出てくる。
あるとき、飛び出てきたものの、私がトイレに行ったのだとわかり、
途中でぼーっと座っていたことがあった。
なんか不憫に思えてくる。。
* * * *
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1月31日(木)
来客。
人が来るので掃除しているだけで、人が来る、とわかるらしい。
足元にまいまいとし、昼寝の時間になっても寝ない。
コチカは男の人が嫌いである。
初めて会う男性が触ろうとすると、爪を立てて逃げる。
男性の声が嫌いなのだろう、と思うけれど。
知らない人でも女性に対するのとでは全然違う。
でも獣医さんは男性だが、久しぶりに会っても平気で抱っこされている。
動物の心の中にすっと入り込めるかどうか、なのかもしれない。