2001年2月
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2月4日(月)
金曜日に病院に預けたコチカを引き取ってきた。
こんにちは、と入っていったら、みやお〜とコチカの声がする。
聞こえるでしょ。もう出せ出せって鳴いてばっかいるんですよ。
そうそうこちらも出してばかりはいられない。。
っとお困りの様子なので、もう、家ではわがまま放題させてます。
といったら、ええ、そう言ってました。といわれた。アハハ〜
それにしても、猫をわがまま放題にしない飼い方ってあんのかいな。
3日ぶりに会ったら、すりよってきて、顔とか首とかをなすりつけた。
ケージから出してくれた先生にも寄っていって、同じようにすりすりしている。
先生は、なれているでしょう、私のこと、好きなんですよ、とおっしゃった。
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予防接種の証明書を出してもらった。そんなものがあるなんて、知らなかった。
予防接種は3週間後にもう一度する。
そしたら、来年からは一年に一回ずつでいいのだそうだ。
また費用も5000円かかる。
何頭も飼ってる家は、さぞかし裕福なのだろう、と思ってしまう。
そしてコチカはもう大人なったので、預かってもらうのに、1日3000円になった。
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獣医さんはまたおいで、病気じゃなくってね、と言ってくださった。
なににしても、コチカのことを好きでいてくださるので嬉しい。
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病院でコチカは、べしゃっと座っておしっこしていたのだそうだ。
道理でお尻がひどく汚れている。
うちでするように、先生が出してくれるようなことはなかったらしい。
コートの中に入れて帰ってきたのだが、漏らしてしまっていて、
家に着いてから大量のおしっこが出た。
もう病院のクロちゃんの猫座りをまねしたりはしないのだろうか。
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淋しかったのか、やたらと鳴く。
家についたら真っ先に部屋の点検やら窓のフェンスへ行って世情を見にいくかと思ったら、
私のそばを離れず、声をあげながらうろうろする。
病院では相当長い間鳴いていたに違いない。
声がガラガラである。
夕方になって買い物に行かざるをえなくなって出かけた。
コチカは玄関まで来て鳴いていたが、玄関の鍵をかけると、
2階の南側のフェンスに座り、叫んでいる。
その声は3軒向こうの角を曲がるまで聞こえていた。
早足で行って帰ってくると、どうだろう、30分ほどだろうか、
暗い中、コチカはまだ窓にいて、私を見つけると引っ込んだ。
だだだっと家の中を走る足音が聞こえる。
飛び出ないように注意深く玄関を開けると、
靴を履いたままの足のまとわりつき、可哀想なくらい。
それからは、玄関に物を置きに行くだけで飛んで来て、
行かせたくないのだろう、前に立って恐い顔のまま牽制し、鳴くのだ。
病院なのだから、自由にさせてもらえないのは仕方ない。
飼っている動物を置いて出かけていく飼い主が悪いのだ。
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2月5日(火)
昨日もらった予防接種の証明書をもう一度よく見てみたら、
「牝」と書かれている。
一瞬オスと読むのかメスと読むのかわからなくなった。
辞書で調べてみる。メス。
えーーーー!
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昨日はお風呂に入ろうとして洋服を抜いでいるだけで、
コチカは出かけるのではないか、と不安になり、
声をあげながら足にからみついて噛んだりする。
そしてとうとう、お風呂にまでついてきた。
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コチカはときどきお風呂に入りたがる。
とはいえ、本人はお湯に浸かったりしないが、人間がお風呂に入っているとき、
ガラスのドア(引き戸)のところで鳴くので、開けてやると、そろそろと入ってくる。
しかし、濡れているのが嫌なので、懸命になって水気を舐め取ろうとする。
体半分入ったままでそんなことをしているので、人間は寒くてたまらない。
とりあえず歩きそうなところだけを拭きとってやる。
そうするとコチカは安心して入ってきて、バスタブに手をかけ、お湯に浸かっている人間を
眺めたりしているのだ。変な猫。
そして、バスタブの縁や床についている水気は、コチカにとっては格別な味がするらしく、
ずっと舐めている。洗面器にきれいな水を張ってやっても、床についている水気の方が
好きなのだ。やっぱり変な猫。
人間が体を洗う段になると、しぶきが自分に飛んでくるのが嫌なので、大概外に出てしまう。
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しかし昨日はなにもかも、違った。
最初から濡れた浴室に入ってきて、あわてて拭いてあげたものの、濡れたところにペタンと座るのも平気。
あちこちを舐めるのは同じだけれど、
人間が体を洗っていて、ザバーッとお湯をかぶって、しぶきが飛んできても知らん顔している。
何かぼーっと考えているようで、バスタブから覗こうともしないし、あらぬ方を向いて座っているだけ。
コチカ、どしたの?
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2階に上がってきて一緒に寝るのだろう、と思っていたら、
くたびれたのか、自分のベッドでじっとしている。
人間は先に2階に行き、ちょっと待ってみたが、結局来なかった。
コチカが何を考えているのかよくわからない。。
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2月6日(水)
昨日の夜、寝室へ向かおうとすると、出かけるのだと勘違いしたか、足に抱きついて噛み付いた。
昨日は置いていったわけではなかったのに、置いていかれたと思ったのだろうか。
おととい、一緒に寝ようとしなかったのは、いつもの日常を忘れたからなのだろうか。
ときどき、病院に泊まったり、実家に行ったりしていつものパターンから離れると、
いつもの日常を忘れ、ごくごく初期の頃の習慣に戻っていくことがあるような気がする。
人間と一緒に眠るのは、まだコチカの中でパターンとして確定してないことなのかも知れない。
昨日は、私が寝室に行こうとしたら、牽制しようといたのか、玄関に走って行った。
コチカ!と呼ぶと、あれ?というような顔をして、ついてきた。そして一緒に眠った。
ウンチを3つもした。ったく!
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天井への橋を立て掛けてある、一方の脚立の下の開いているスペースに、
網をつるしてハンモックを作ってみた。
絨毯の残りで作るつもりだったが、夏にダニがわいても困るので、
畑に使う鳥よけの網・・小さめの・・を工夫して作った。
座布団をおいて無理やり座らせてみたが、今のところ興味はないらしい。
安定が悪いのがいけないのかな。
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2月7日(木)
病院にいたのは4日間だが、猫にとってみれば、もっと長く感じるのかも知れない。
他の猫もいるとはいえ、夜も慣れないケージの中に入れられていて、
淋しいし、つまんないし、不本意な思いだったことだろう、と今又思う。
今日になってようやく安定してきた。
しかし、まだ人間が部屋を出たり入ったりしていると、寝ていても様子を伺いにくる。
時々思うのだが、さて、買い物に行こう・・と思うと、思っただけで、
寝ているコチカがふっと頭を上げてこちらを見るような気がする。
そんなことがあるか、と思うし、偶然が重なっているだけなのかもしれないけれど、
どうやってこっそり外へ出ようか、などと、着替えの段取りをの頭の中で描いていたりすると、
コチカがこちらを見るのだ。眠っていても。
気のせいだろうか。
しかし、遅い午後、コチカはぐっすり眠っていて、そーっと外出することに成功した。
来客があったので、すでに外へ出られる格好でいたのだ(家の中ではどうーでもいい格好してます。当然^^\)。
帰ってくると、玄関に来ていたが、さほど応えている様子でもなかった。
しかし、お風呂に入るときには、なぜか足に抱きついて噛む。
足って噛まれなれてないので、結構痛い。
困った声で何か言いながら抱き上げたり、いろいろしているうちに、
どうでもよくなったらしくて、知らん顔をするようになる。
それでようやくやれやれ、とお風呂に入れる。
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2月8日(金)
昨日、とうとうホット・カーペットを敷いた。
コチカにはもはやその辺におしっこしない、という保証があるものの、
毛がつきやすく、掃除しにくいのは嫌だと思っていたので出し渋っていたが、寒さには勝てない。
暖かいので、コチカはべしゃっと平べったくなって寝ている。おっかし〜
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2月9・10日(土・日)
昨日、今日と、茨城の方でお泊り。
野口雨情記念館のある二ツ島海岸に下りてみた。
白くきれいな砂浜の海岸。
コチカを下ろすと、いつもの通り、屁っぴり腰のほふく前進。
テトラ・ポットの間に入ってしまったら大変なので、リードをつける。
浜へ下りる階段・・浜に似つかわしい、なだらかな傾斜をつけた幅の広い・・の
方へ身を寄せるので、本当に弾を避けようとしているみたいで、おかしい。
砂の上でのたうちまわったりして、ここはずいぶんコチカの気に行ったようだった。
しかし狭いところが大好きなコチカ、テトラ・ポットに行きたかったようだが、
そればかりはね。。
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宿では、まずお部屋の点検。
ずいぶん長い間、あちこちを嗅ぎまわった。
隣ではパグかなんかがワン!と鳴くのが聞こえたりする。
温泉宿では人間は早く寝るので、
電気を消してからもなかなか寝ないで、1人で盛りあがっている。
早くねろ〜!
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帰宅してから、おしっこさせようとしておなかを触ったら、
便なのか、硬いものに手が触った。
そんなことは初めて。
最期におしっこさせてから9時間ほどもたっているのに、
あまりおしっこがたまっておらず、変。
コチカも嫌がる。
心配だったが、コチカ自体はさして変った様子もないので、放っておいた。
2時間くらいたってからもう一度させたら、
今度はいつもの通り、おしっこはたまっていたし、ちゃんと出た。
夫がポンポンで遊んでやったり、ホット・カーペットの上で休んだりして、
ようやく、体が落ちついた、ということだろうか。
ほっとした。
やはり、長時間の車の旅で運動不足だったし、
慣れないところに泊まったりしたせいだろうか。
体の機能が一時的に低下したのかもしれない。
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2月11日(月)
お寝坊する人間を尻目にひとり部屋を出る。
・・と言っても、人間が窓を開けてくれ、ご飯も軟骨もくれた。
いつものように世情を確かめ、南側の窓で陽で毛を膨らませても、
人間はまだ起きてこない。こんなにきれいな日なのに。
もう一度寝室に入っていって、起こす。
あ〜にゃ〜う〜
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コチカは、窓が開いていて、ご飯も食べたら、
もう人間とは関係ない生活を送るだけなのに、なぜか起こしにくる。
そして人間が起きて出ていくまで、戸口のところに座って小さな声で
鳴いているのである。小姑みたいでおかしい。
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2月12日(火)
寝室のふとんの下にホット・カーペットを敷いた。
寝ていると人間にとっては暖かくて快適なのだが、
コチカには熱いようだ。
夜中に何度も出たり入ったりしていた。
中に入ろうとする都度に、ふとんを上げようとするのかばりばり引っかくので、
こちらも目が覚める。
なにかいい方法はないものだろうか。
普通、猫はふとんの上で眠りそうなものだが、
コチカはふとんの中に入ってくるのだ。
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2月14日(木)
体がかなり大きくなり、台所の流しに上ることも簡単になった。
ガス台の上にのせてある魚のお鍋など、アブナイ。
ビニールに入れた海草の乾物を不用意に置いてあったら、
海の匂いがするからだろう、噛んでしまった。
夜になったら、ウンチが細切れに出てくる。
きっと海草を食べたせいだろう。
人間だって海草食べたら、お通じがよくなるのだ。
うーん。今夜はどうなることだろう。
まいったまいった。。
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2月16日(土)
人間が出かけるとき、置いて行き際のダメージが少ないように、
煮干を少々、内緒で置いていくことにした。
今日は天気がよかったので、日光浴をすべきだと思い、
コチカは家においていった。
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無理やり玄関のドアを閉められた後、2階に掛け上がり、窓から見ようとすると、
階段に煮干が置いてある。
それを食べたせいかどうか、
窓から顔を出したコチカはいつもより落ちついているように見えた。
よし。
今度からこれである。
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2月17日(日)
夫が帰宅したら、お迎えにいくよう、
玄関に煮干を用意することにした。
今日で2回目。
まだ覚えてなくて、抱っこして連れていった。
いつになったら覚えるか。
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動物のヴィデオを見ていたら、
コチカもじっと見ているので、可愛いいな、と思っていたら、
真っ黒な目でじっとこちらを見つめ、そのうち、顔をめがけて走ってきた。
寝そべっていた私は、顔を掻かれるかと思い、思わず体を起こしたが、
コチカは私の体に寄じ上り、顔に手を伸ばし、頬を暖かい肉球で触った。
それからもしばらく、人の顔をじっと見たり、
まわりを見まわしたりしている。
この部屋に他の動物がいる、といぶかったのだろうか。
それとも他の動物を見ていたので、嫉妬したのだろうか。
いろいろ思うものらしい。
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2月18日(月)
私が電話で話をしていると、寝ていたコチカが、いきなりGrrrrrrと怒り出した。
こちらに目をやったまま、うろうろ歩き回る。
なんだろう。
うるさかったのか、コチカとは別の方に気が行っていたので、
気を悪くしたのか。
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2月19日(火)
夫を出迎えに行ったら、煮干がもらえる、ということ。
を、コチカはもう覚えた。
キッと門を開ける音が聞こえると、吹っ飛んでいく。
こういうことは早いのだね。やっぱり。
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2月20日(水)
今日はさすがにあったまに来た!
人に海草を郵送すべく、用意をして、テーブルの上に置いておいたら、
噛んでしまい、封筒から中のビニールの袋から、全部だめにした。
兆度たて込んでいるときだったのに、
もう一度、準備し、宛名などを書き直すハメになった。
そしてまた、台所のシンクタンクの上に上り、置いてあった壬生菜のお浸しを食べていたのだ。
塩気があるだろうに。
不用意に置いておいたのが、いけないといえばいけないのだけれど、
テーブルの上には乗ったらいけないことになっていて、
コチカは割合、お利口さんだったのだ。
それなのに!
背中をつねって叱りつけた後も私は頭に来ていて、
しばらく、シカトしていた。
事の次第がわかってるのかどうか、コチカはいつもより静々と後をついてくる。
その後、来客があって、コチカは自分のベッドで寝ていたが、お客さんが帰った後、
私がテーブルのいつもの定位置に座ると、やってきて体をくっつけて眠り始めた。
大概、5時頃になると、寝ていてもおなかがすいた〜と騒ぎ出すのだが、
今日は何も言わずに寝ている。
私も書き物をしていて、7時ごろまで気づかずにいた。
それでもコチカはなにも言わない。
食事の用意をしてやっても、何も言わない。
いつもなら嬉しさのあまり、にゃ〜にゃ〜と大騒ぎするのに。
だまって食卓(いつもの定位置のこと)に来て、静かに食べている。
だから、その間に外出してしまったが、食べるのに熱中していて、何の問題もなかった。
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2月21日(木)
このところすごい静電気が起きる。
コチカに触ろうと手を伸ばすと、バチッ
数時間ぶりに会ったコチカが、
人間の顔に鼻を寄せてこすりつけようと、
鼻の先端が当たっても、バチッ
抱っこしていたのを、下ろそうとして、バチッ
もういやだ〜
冬はこんななのですか。
なにかいい対策はないでしょか。
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もう大きくなったので、
レスリングなんかあまりしないのか、と思っていたが、
ここ二日くらい、けしかけてくるようになった。
今日も朝、20分もやりあった。
1m半ほど離れたところにスタンバって、
妖しげに動く指めがけて、飛びつきにくるのである。
体は大きくなったが、身軽なのは変らず、
飛びかかりざまに頭から思いっきりでんぐり返しをする。
体重が増えたので、気をつけないと、
前よりも歯や爪で怪我をしやすくなっている。
久しぶりに手に生キズができた。
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明日は2回目の予防接種です。あードキドキ。
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2月22日(金)
今日はにゃーにゃーにゃーで猫の日なのだそうだ。
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2度目の予防接種に獣医さんのところへ、抱っこして連れていく(1回目は2月1日)。
「う」も「す」もなく、あっと言う間に注射を終える。
コチカを抱き上げて股間をじろりと見た獣医さん、「あ、オスですね。」
と、わけなく、オスに決定されたコチカ。
体重も測ってもらうと、3kgちょうど。
もう大人ですから、スプレーするようになるでしょう。
スプレーは、去勢すればしなくなります。
と事務的におっしゃった。
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キャット・フードも、尿路結石ができるのを防ぐ用のものに、変えましょう。
尿路結石は、ドライ・フードを食べ続けていると、なる病気です。
オス猫はペニス付近の尿道が細くなっていて、
そこに石が溜まってしまう病気です。
でも、1年食べ続けたからといって、なるものでもありません。。
いいのが出てますから、こちらをお勧めします。500g1100円です。
ちまたでもメジャーなメーカーで、結石の原因であるマグネシウム
を調性したものが売られているが、
それでも尿路結石ができてしまう猫は減りません、とのこと。ほんとか。
昔の猫はキャット・フードなぞ、食べてなかった。
そんなもの、なかったから。
昔から尿路結石ってあったのだろうか。
食べ物がよくなってもガンの発生率が増加している昨今。
全ては飼い主の知恵にかかっているような。
いったいどうしたら、よいのだろう。
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ほしいものはなんとしても手に入れてやる!という、根性の座ったコチカ、
玄関の、私がようやく手の届く棚の上に置いてあった煮干ほしさに、
ハンガーのコートを伝っていったか、棚の上に上ってしまった。
この煮干は、夫が帰ってきたときに、コチカが出迎えるよう、
用意したもので、細心の注意を払っていたのだが、ばれてしまった。
どうやら昨日、置いたところを見ていたようなのだ。
もうどうにも修正がきかないので、夫は煮干を鞄に入れ、会社に持っていくことにした。
バッカみたい^^;
結局、コチカはオス猫でした。2月1日の1回目の予防接種証明書に「牝」と書かれたは、獣医さんの間違いでした。きっと最初の思い込みのせいでしょう。 飼い主としては、最初は牝で始まったものの、大事なところの見栄えの変化から、次第にオスなのだ、という気持ちが固まってきていました。 ですから、ようやくオスと決定して、ほっとしています。 元々脊椎が1個足りない、という個性を持っているで、ついでに両性具有だったら、という不安(?ワクワクと期待する気持ちの意)がなきにしもあらず、でしたが、ま、とりあえず、オス、でよかったです。 でもほんと言うと、オス特有のスプレーが始まってみないと、真実はわからないかも、とも思っています。おしっこもままならないコチカなので、スプレーなぞできるのかどうか。獣医さんは本能なので、するでしょう、とおっしゃいましたが、排泄だって本能じゃありませんか。コチカは自分ではちゃんとできないのです。 スプレーを、もしもしなかったら、排泄ができないことと同列のことなのか、あるいは、不完全なオスだからか、体の中を覗かない限り、特定は難しいと思います。 そうなったら、またワクワク、いえ、不安になりますね。 |
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2月24日(日)
玄関マットのふさふさを、引きちぎり引きちぎりしてくれた。
く〜コチカ!
このところ、運動不足だったのだろうと、木登りをしに光が丘公園へ。
低い木のしげみにも入ってみた。
相変わらずのほふく前進だけど、なんか嬉しそう。
1分くらいくんくんしていたかと思うと、すぐ人間の方にやってくる。
背中をひと撫ぜしてもらうと、また入っていくのである。
それを4回くらい繰り返したところで、帰ってきた。
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公園では多くの犬も散歩にきている。
コッカ・スパニエルみたいな犬を連れたお父さんと、
二人のお嬢さんがコチカに触ろうと近寄ってきたが、
コチカは犬を見て、ふー!!!っと言っている。
お嬢さんたちは、ふっくん(犬の名前)がいるからだめだよ、
と利発そうに言って、あきらめて行ってしまった。
ごめんね。
もうちょっと時間があると、仲良くなれるんだけど。
それにしても、動物の気持ちをよくわかってそうな女の子たちで、
なんとなく、いいお母さんになるだろう、と思った。
テレビの動物に手を伸ばす、オス猫コチカ
ほらね^^\
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2月26日(火)
またもや、玄関マットのふさふさを引き抜いている。
しばらく、物音がしない、と思って、玄関に行ってみると、
敷物があっちとこっちに飛び、赤い玄関マットのふさがばらまかれて、もう悲惨な状態に。
以前に、台所のマットをやってくれたので、
汚れていて汚く見えるのだけど、変えずにいたら、あまりしなくなったので、
これなら大丈夫かも、と玄関に新しいのを置いたのだ。
そしたら、これである。
古い方でやってよ!!!
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もう諦めたので、気のすむまでやりゃあいい、と思っているが、
なんでそういうことをするのだろう。
自己主張のために、壁紙を引き裂いたりして、
見た目の派手さで、自分を誇示しようとすることがある、
とかいうのを読んだことがあるが、それだろうか。
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玄関のドアの隙間に鼻をくっつけ、懸命に臭いを嗅ぐので、
外を見てみたら、誰かが、おしっこらしきものを引っ掛けていた。
何だろう。
もちろん、人間ではない。
そういえば、オス猫の臭いがしていたから、それだろうか。
オス猫コチカがいると知ってのことか。
それにしても、猫があんなにたくさんの量を出せるのか。
私は、スプレーなるものをどうやってするのか、知らない。
テレビで虎が背後の木に向かって、ジュワッ!とやってるのは
見たことがあるが、猫もあんなに派手にやるものですか?
あるいは、シバ犬くらの大きさの犬がやったようにも見えるのだけど、
私のひじの高さくらいにまで、しぶきが飛んでいる。
もし犬だとしても、この近くに門を擦りぬけて入ってこれるような小さな犬はいない。
だとすると、何だろうあれ?
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2月27日(水)
風呂場でコチカが真剣な顔をして、じっと座っている。
冷たいだろうに、と思って近づくと、視線の先にハエがいた。
もう春ですね。
大きなハエがどこからか入ってきたのが、
出口を求めて、死に物狂いで飛び回っているのだ。
何ヶ月ぶりかのこの光景が、妙に懐かしく感じられるのだが、
コチカは振りまわされてキリキリ舞いしている。
ハエが動く方向に、にゃっにゃっと声を上げながら、ついて行く。
ハエならこちらもいい気分はしないので、方向を見定めて、窓を開け、出してやった。
見ていたコチカ、なんだかほっとしたような様子。
コチカ、おっつかれ〜!
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2月28日(木)
今に始まったことではないのだが、どうもご飯をちゃんと食べない。
動物病院で薦められている、キャット・フードがおいしくないらしいのだ。
ご飯の時間には、お待ちかねの軟骨をまず食べるのだが、
それで少々は満たされるからだろうか。そこでやめて、
30分くらいたってからまたおもむろにちょこっと食べるのである。
それを2時間くらいの間、何度か繰り返すようである。
体が酸性のときが多いと尿路結石になりやすい、と何かで読んだ。
ということは、おなかが満腹のときには、酸性に傾いているというから、
空腹の時間を長く持たせておけば、防げるということだろうか。
いちおう、食事の時間は決まってはいるが、
ちょこちょこ食べるので、おなかのすく暇が短くなるような気がする。
・・と思い、食事の際、軟骨を上げるにしても、
細かく切って、キャット・フードに混ぜることにした。
果たして、比較的一遍で食べるようになったようだ。
食べなかったらすぐに下げてしまえば、
次に空腹になったときに、ちゃんと食べるのかも知れないけれど、
毎日のことだから、おいしくないものを食べてると、
良い栄養食であっても、かえって体に悪いのではないだろうか、と思う。
いくら動物とはいえねぇ。。