7月1日(水)
知人が来て、私の手の届かない場所を掃除してくれた。
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7月2日(木)
左側から視線を感じるのでふと見ると、
コチカが左手を伸ばし、半ば裏返った格好で、私をじっと見ていた。
まるで長旅に疲れ、行き倒れたみたいである。
体だってびろ〜んと伸び切っている。
ねえ、もっとましな格好してようよ。
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7月6日(月)
<コチカとの瞑想、事始め>
7月に入ってちょっと経ったと思ったら、もう7日ぁ???
たなばたぁ???
びっくりですねえ。
この調子でいくと、今月15日のコチカ誕生日もまた忘れてしまいそう。
和室に置いてある背の高い植物のそばにいると、
空気がひやひやしてすごく気持ちいいことに気づいた。
どうやら相当量のマイナスイオンが出ているらしい。
だから夕方、体が疲れてくると、
ふらふらとその植物のそばに行く。
今日はコチカもきた。
植木の横に置いた椅子に座り、瞑想していると、とん、と膝にコチカが飛び乗ってきて、
それでも私が目を閉じていると、にゃ、と声をかけた。
ちょっとよしよししてやると、腰を下ろして、両腕を折り、リラックスのポーズ。
しばらくそのまま二人でじっとしていた。
時間が止まった見たいな静けさがじんわり流れる。
瞑想として完璧なシェイプであり、精神が満たされ、癒された。
これが日課になるといいな。
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7月7日(火)
<コチカの効能、大検証>
「大人のソナタ」という番組がペットの特集だったので、
録画して観ていたら、いつの間にかコチカも一緒に観ていた。
動物といていて幸せだと思うときには、
脳内にオキシトシンというホルモンが分泌されるのだそうで、
オキシトシンとは、ストレスを軽減する働きがある、幸せホルモンだということである。
動物と触れ合っていると、脳の視床下部にある神経細胞からオキシトシンが分泌され、
不安や緊張などで蓄積されていたストレスの感覚を抑制する、と考えられている。
ネコを飼っている人は脳卒中や心臓疾患などによる死亡率が低い、という結果があったり、
心不全患者がイヌと過ごすと心臓や肺などの機能が改善された、という報告もあり、
ペットを飼う人は血中脂質値やコレステロール値が低かったり、するらしい。
だって、コチカ。
コチカもね、いつもありがとうね。
では私はコチカに何をしてやれているのだろうか。
ずっと病気もしないで長生きしてくれたら、そのとき、これでよかったのだ、と思うのだろうか。
うーんと後になってから?
あれれ・・なんか悲しくなってきちゃった。。
正座してテレビを観るコチカ。
テーブルの下から撮ったので、上が切れてます。
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7月8日(水)
<オーラ?気?乱視?知らなかった事実>
私の膝の上でくつろいでいるコチカを見るともなしに見ていたら、
白い毛に覆われたコチカの体の輪郭をうっすらと薄い紫が縁取っている。
これってオーラ?
最近私は人のオーラが見えるようになってきて、
こりゃラッキーと思ってはいたが、
まさかネコのオーラが見えるとは期待していなかった。
ネコだって生きている動物なのだから、オーラがあるのは当然ではある。
で、え?紫?
紫といえば、愛情を表すといわれている。
愛情???
コチカと私の関係はといえば、
ご飯を必ずやる、もらう、という硬い約束の下に信頼関係が成り立っている。
私がコチカにご飯をやるのは、
コチカにできるだけ長く、
健康で快適に私たちと一緒に生きていってほしいからである。
私はコチカが大好きで、愛している。
ではコチカは?
コチカだって私が好きだろうとは思うが、
それは人間が言うところの、好き、なのであり、
ネコの世界における社会的な信頼関係と似ているから、
安心して私と一緒にいるのだと思っていた。
その信頼関係からくる安心さを、愛情というかというと、そうだろうか、と思う。
人間と同じように、人をやみくもに愛するようなことがあるのだろうか。
うーん、わからない、誰か教えて・・などと思っていると、
コチカの耳が動き、連動して眉毛が動いた。
それと同時に、長く白い眉毛の、
一本一本のまわりに光ったような、ぼわんとした白い何かも一緒に動いた。
え?これって気?
なんと、眉毛からも気が出ていたのだ。
思えばこれならずっと前から見ていた。
でも乱視のせいで、ぼやけているのだ、と思っていた。
が、違った。
眉毛一本ずつからくっきり気が出ているのを、私はずっと前から見ていたのだ。
知らなかった。。
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7月10日(金)
今日一日、なんか落ち着きがなかった。
朝、人間が起きてきたときから興奮気味で走り回っていて、
おしっこはやたら静かにさせたものの、
終わると途端にスイッチが入って、
ダッシュしてリビングに走りこんできた。
クッションに上で丸くなっていたかと思うと、
部屋の隅のテーブルの下に行き、
私がトイレに行って戻ると、
リビングの真ん中でにゃあにゃあ鳴いて待っている。
そしてソファに座る私の膝を経由してクッションに載り、
今一度、ぁ、と私に声をかけ、よしよししてもらうと、
ほっとしたように丸くなる。
クッションに載ったり降りたり、ずいぶん忙しそうにしていて、
挙句の果てに6時半にはおなかがすいて、
ご飯〜と言い出した。
なんか思いつめて考えているのだろうか。
考えてる様子もないから、
色濃く感じることでもあるのだろうか。
うーん。。
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7月11日(土)
<初もの>
夫がベランダで、植木をいじっていた。
開けたサッシをちゃんと閉めなかったのだろう、
柱と窓の間に、ネコの爪ほどの隙間があれば、
防音を兼ねた重いサッシも、相当な怪力で開ける。
ネコの肩幅分だけ開いているっっっ
外はご法度にしているので、あわてた。
コチカは夏になってすくすく成長した猫じゃらしの前に座っていた。
わー、コチカ外に出てるよ、と夫に声をかけると、
はっとばかり立ち上がった夫にコチカは恐れをなし、
いそいそと窓に戻り、部屋に入った。
コチカが開けられないように、ぴったり窓を閉めて、やれやれである。
しばらく座りこんでいたコチカは、しゃくりあげ、嘔吐した。
嘔吐というより、食べたばかりの葉を吐き戻したのだけれど、
久々だったので、むしゃぶりついたのだろうか、
大量の葉がそのまま出ていた。
それから3回も吐いた。
一気に胃袋に入った大量の葉のために、
こんなにも大量の胃液が分泌されるのだ、と感心するほどに、げぼげぼ吐いた。
すっかり吐き切ってほっとしたのか、コチカはしばらく呆然として座っていた。
きっと急激に胃が重くなって気分が胸が悪くなったのだろう。
これからちょこちょこ上げようね。
今年は自家製だし。
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7月12日(日)
本日のくつろぎポース。
昼 夜
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7月13日(月)
クッションの上にいたコチカが、
体を起こして舌をぴちゃぴちゃやっている。
ちゃちゃ、と声をかけると、
コチカは、床に目をやったので、
降りるように背中をそっと押すと、
降りていってしゃくりあげ、
大量の胃液と、長さ10cmほどにより上げられた毛玉(毛棒?)を吐いた。
この季節にまだ毛玉?
今までもこうだったかなあ。
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7月14日(火)
こないだベランダに出て猫じゃらしの葉っぱをむさぼって以来、
外に出たくて出たくてしかたがないコチカ。
ぅわん、と私に声をかけつつ和室に向かい、
サッシを開けようとしたり、挙句に何してるかわからなくなるのか、
カーテンを引っかいていたりする。
昨日の夜は、夫が帰ってきたら葉っぱもらおうね、と言っていて、
夫に頼むのを忘れた。
どうしようこれから先。。
明日はいよいよコチカの誕生日である。
忘れないようにせねば。。
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7月15日(水)
<8歳の誕生日>
今日もまた毛玉を大量に吐いたけれど、
のんびりのほほんと8歳になった。
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7月16日(木)
しつこくつきまとってようやくゲットしたかいかいの時間。
あまりに気持ちよさそうなので、写真を撮っていたら・・
邪魔しないで!と無言の抵抗。。
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7月17日(金)
クッションの上だと体が温まってくるらしく、
ずっとリビングの隅のテーブルの下にいる。
つまんない。。
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7月20日(月・海の日)
テレビで真っ白な子猫2匹の母親が、
グレイと黒のアメショーみたいだった、
と夫に言ったら、
子猫には唐草模様がうっすらとついてるわけでもないの?
と言うので、
ああ、アメショーじゃない、トラネコだったと思い出したのだけど、
アメショーの丸い渦巻き模様を、唐草模様とは。
しかし日本ではサバ模様・・青魚のサバの模様のことです・・というから、
唐草模様でも悪くはないような。
両方ともアメショーの洋種っぽい雰囲気から遠くエスニックで妙・・な表現ではありますが。。
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7月21日(火)
夜中に隣で寝ているコチカが、
布団に対して平行に寝るのがルールだというのに、
垂直方向に寝ていることがしょっちゅうある。
すると、コチカの本物の毛皮にくるまれた尻尾が、
私の肩や、横になっている場合には頬に触ったりするのだ。
接触部分なんて、ほんのわずかなのだけど、
気づいたときには、火が点きそうに熱くなっている。
これで目が覚めると、どういうわけか、ひどく頭が興奮していて、
エアコンを点け、ほっとするものの、
しばらく悶々と起きてなければならない。
私が何度も寝返りを打ったりしていると、
うるさいのだろう、コチカはベッドを降り、寝室を出て行く。
もう帰ってこなくていいから、と思ってしまうけれど、
うとうとし始める頃にコチカが戻ってきて、
顔や肩のそばで、もわっとした熱気が静かに横たわる。
今度ベッドを買うときには絶対クィーンサイズのベッドにしようと思う。
え?だったらその前に引っ越さなければならないって???
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7月22日(水)
<人間には見えないものが飛んでる?触る?>
痒いところが特定できないのか、
ひどくあわてた様子で、腰の左側、右側を舐めてみて、
結局違うらしく、しばらく耳を澄ませたようにして、
また体のあちこちを舐めまくる。
しかしどこもじっくり舐めてはいない。
人間だってそういうことがる。
この辺のどこかが痒いのだけれど、
ここと思うところを掻いてみても、何か違い、いらいらする。
最近のコチカには、そういうことがしばしば起こるようだ。
と思う一方で、こういう風にも見える。
耳を見ていると、小さな虫でも飛んでいるかのように、
神経質に動いていることがある。
そんなとき、やはりお尻に頭を近づけて、舐めてみたり、
落ち着かない様子を見せる。
クッションの上にいるときにも、
顔の至近距離を何かが飛んでいるかのように、
顔を空気に突っ込むようにして、目で追うこともある。
もしかして、
お尻や腰に、何か飛んでいるものが、触るのかも知れない。
人間には見えないものを見ていることがしばしばあるので、
それかも知れない、とも思うのである。
本当のところはどうなのだろう、うーん。。
何か話してくれたら、と真剣に思う。
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7月24日(金)
あまりに湿気が高くて暑苦しいので、箇条書きで。
1.クッションに来て丸くなっていてもすぐに降りていってしまい、
リビングの隅のテーブルの下に戻ってしまう。
しかし今日は、私のところにやってきてしばらくくつろいでいった。2回。
ご機嫌伺いだろうか。
2.いつもは8時過ぎがご飯だというのに、6時過ぎにやーやー言いにきた。
さすがに上げられないので、だめだめを繰り返していたら、
7時過ぎには、和室からベランダを眺めた後、
ネコの正座をきっちりし、真剣な眼差しで物申しにきた。
こういうときには、外に行きたい〜、なので、外はだめ、ときっぱり言った。
しばらくうろついていたが、またやってきて、今度はご飯の方を見て、にゃ〜
まだ早いよ、と言うと、うにゃあ!と立ち上がり、手を伸ばして顔に触ってきた。
爪が軽く当たって、少々痛かった。
驚いて、痛いよ、ご飯はまだ早いじゃん、というと、
またまた立ち上がって手を伸ばした。
その後またご飯の場所を振り返るので、よほどおなかがすいてるのかと、ご飯にする?と言ってみると、
今度は勢いをつけて立ち上がりながら、膝にすりすりした。
こりゃ本物だ、と思い、ご飯を用意してあると、すかさずむさぼりついた。
3.その後キャット・タワーの最上階から外を見ていたが、やがて嘔吐した。どどどどっ!
数回吐いた後、呆然とした様子で下を眺めていた。
毛が結構出ている。
さっきベランダを見てから何か言いにきたのは、草がほしい、ということだったのだろうか。
そして、それがダメなので、ならばご飯を食べたら吐ける、と踏んだのだろうか・・まさかとは思うけれど。
4.再びおなかがすっからかんになったコチカは、またご飯の場所を振り返りながら、何か言いに来た。
カツオブシ?と聞いてみると、私を見つめる瞳孔が、がーっと開き、大きくなったり小さくなったり。
じゃあカツオブシ上げるよ、と立ち上がると、すねにすりすりしながら後をついてきた。
カツオブシをやって、今日の仕上げ。
以来、何も言ってこない。やれやれ。
思いがけずたくさん書いた。
だらだら書き。
みなさまごめんなさい。
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7月26日(日)
<コチカの取り越し苦労>
人間二人が出かけるのにバタバタしていたら、
コチカがやけにナーバスになって、にゃー!!!を繰り返していた。
夫が玄関脇の部屋に行き、トイレの用意をすると、
絶対ヤだ!という勢いでキャット・タワーの天辺に上っていった。
夫は、なんだよ、と言いながら、籐椅子に足を引っ掛けながらコチカを下ろした。
おしっこが済むと、コチカは猛スピードでかけ戻ってきて、キャット・タワーに上った。
4段目で止まり、振り返ったところで、
チャチャ、みんなお出かけするけど、チャチャは行かないよ、チャチャはお留守番、
と言ってやったら、へ?という表情になって、
もう一度、チャチャは行かない、お留守番、と繰り返すと、
緊張でぎんぎんに見開いていた目から力がふっと抜けた。
コチカはどこかへ連れて行かれる、という危機感に見舞われていたのだ。
しばらく口にしてなかった言葉をコチカが覚えていてよかった。
ほっとしたコチカは、急に腰を下ろして横になり、もう動かなくなった。
あれーコチカってこんなにゲンキンだった?
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7月27日(月)
夕方をうんと過ぎた夜。
テレビの歌番組をつけていたら、音量が大きいことが気になってきた。
コチカがうるさがってるかなと思ってキャット・タワーを見ると、
最上階で左向きにスフィンクス座りをしているコチカがきっとした目を向けていた。
びっくりして思わずコマンダーを手にとって、音量を下げた。
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7月29日(水)
<テーブルの下に何が???>
夕方が過ぎて、ご飯を食べると、
リビング隅のテーブルの下でくつろぐ。
しかし最近、ひどくいらいらしたように、
腰から下を顔を回して舐めていることがある。
それはキャット・タワーに場所を移してからも続く。
耳の周りに何かが飛んでいるのを、うっとうしがっているようにも見える。
猫にしては相当に長い間、体を舐めているんじゃないかと思う。
今日、注意深く観察していると、
テーブル下の奥を不審そうに振り返りながら外に出てきた。
何がいるのだろう?
さっぱり見当がつかないが、
ここにいるとよくない、と踏んで、
なるべく入らないようになったらいいけど。
お昼はとにかくぐっすり
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7月30日(木)
<目下コチカのマイブーム>
遅い午前。
テーブルの下にいたコチカがふらふらと出てきた。
私のテーブルのそばに置いていあるゴミ箱を回り込んだところで、
お膝でよしよしかな、クッションかなと思っていると、
急に腰を丸めて、スパートをかけた。
ちょうどカーブだったから、足がずるっと滑ったけれど、
わずかな間に体勢を立て直しながら、私の膝を踏み台にして、クッションに飛び乗った。
びっくりした。
急にラストスパートのような猛ダッシュ。
最近よくこんな走り方をする。
どうしちゃったのかな。。
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