2011/11月・12月・2012年1月

~~~ミルク色のコチカ~~~


日課牧歌 -127-

2011年12月


おてぃっことぅーるよ、ぱー!


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12/2痛くないようにして遊ぶ 12/4至福、そしてポジティブな朝 12/10天体ショー見物の裏側


12月1日(木)

とうとう12月。
結局またなにもしないまま来てしまったような気がするが、
そんなことはない。
いろいろやった・・と思う。
コチカはコチカで、
新しくなって勝手の違うタワーを、
どう調子よくかけ上るかを、彼なりに考え、マスターしつつある。
人間の言葉も前よりももっとわかるようになった。
コチカも成長している。
来年には人間もさらに飛躍できるよう、
その段取りを大みそかまでに考えたい。



 *  *  *  * 


12月2日(金)

<コチカの心遣い:痛くないように>

就寝前。
ベッドの端に腰かけて、ストレッチなぞをしていると、
コチカがなんでボクと遊ばないの?と言う顔をして、
うにゃ〜!と足元に来た。
また今頃スイッチ入って、と思いながら、
左手を後ろに隠して、コチカをじっと見た。
コチカは何かが始まるのだ、というわくわくした目で、
私の背後と私の目を交互に見ている。
背中をすこし擦って音を出して挑発してから、ぱっと手を出した。
お尻をもじもじさせてから、ジャンプ一発、飛びつくコチカ。
その際に、軽く噛んだのが痛かった。
ちゃちゃ、痛いよ、と言ってから、
2回目を始めた。
同じようにコチカは手に飛びつく。
また牙が手首に痛い。
ねえ、ちょっと痛いの嫌だよ、痛くないようにして。
念を押すように言ってからコチカの顔に手をかぶせて、
レスリングの体勢を取った。
素早く反応するコチカに、痛くないようにしてね!
と今一度言うと、一瞬の間があり、コチカの顎の力が抜け、
やんわり噛みながらの取っ組み合いになった。
しばらくベッドの上でやりあったが、
痛くないように済ませてくれた。
ひょとしたらコチカとしては、疑似レスリングの雰囲気が薄くなるのかもしれないが、
こういうコチカの、ネコの心遣い、嬉しいなあ。



 *  *  *  * 


12月4日(日)

<至福、そしてポジティヴな朝>

朝、目を覚ますと、目の前にコチカの耳と足先が同時に見えた。
コチカの鼻には両手の先が重ねられている。
きっと顔を覆って眠っているのだろう。
私の胸にはコチカの丸い背中が温かい。
右手のパジャマのそでをめくって、
コチカの足先を掴むと、お尻から太ももの毛が、
腕の内側に柔らかに触ってたまらない。
夫をそうっと呼んで、ほら、と言うと、
あっらー、かたつむりみたいになってー、一心同体なんだぁ、と声を上げた。

あーもーなにもいらない!
ぷにぷにの肉球を親指の裏に感じながら、今しばらくそのままでいると、
先に起き出していった夫が、いいお天気だぞ、と言いに来た。
昨日まで雨だったから、きっと空は澄み渡っていることだろう。
つーんと冷たいだろうベランダの空気を思いながら、
コチカ、おはよう、起きようか、と声をかけた。
コチカとベッドからは離れがたいけど、
気持ちのいい日曜も満喫しないとね。



 *  *  *  * 


12月6日(火)

昨日のニュースで、山口県の高速道路で、
フェラーリなど高級車の衝突事故があった。
150キロものスピードで中央分離帯に衝突した最初の車に、
後続の車が次々8台激突、というのもびっくりだが、
車は大破したのに、人は軽傷で済んだというのにも、またびっくり。
やはり乗るなら高級車だな、と思った。
なーに、思うだけならただなのさ^^\。
あれ?こんなところにも車が。。


ブッブー


 *  *  *  * 


12月8日(木)

外はつんと冷たいのに、なぜかさして寒くない昨日今日。
夜中もコチカはあまり布団の中にいない。
ベッドに入ってすぐは、腕の中に丸く収まるが、
早いうちに出て行って、枕の横に朝までいる。
思っているほど本格的な冬でもない、ということ?



 *  *  *  * 


12月9日(金)

パネルヒーターのみならずコチカの身体からも熱が伝わってくる。


ホットな空間


 *  *  *  * 


12月10日(土)

<天体ショー見物の裏側>

満月。
しかも皆既月食だった。
午後9時45分ごろから欠け始めるというので、
夫と二人でベランダに出てみる。
あ、ほんとだほんとだ、と言って中に入り、
テレビを見ていると、もうここまで来ました!とか中継が入るので、
また出てみて、あ、ほんとだ、と言い合う。
半分まで来たところで、乱視の私には、
半月の右側に2つ半月がダブり、
左側の欠けた方には、ジェット噴射しているみたいに、
白い足が出ている恰好が、わあ、面白い〜
・・などと言いながら、また中に戻り、
12時過ぎには赤銅色の丸い月がはっきり見えた。
今年は9月10月、そして今日と、
きれいな満月と皆既月食をちゃんと見ることができた。
大概こういう天体イベントは逃していたのに。
とても恵まれているような、ありがたい気分になった。
やあ、よかったよかった、と言って中に入ると、

コチカが座っていた。
そして人間がリビングに戻っても一緒に来る様子がないので、
振り返って見たときのコチカの顔!
きっちりネコの正座をして、耳を立ててこちらを見据えている。
あまりに耳がピーンとしているので、
目までがきゅーっと外側に釣り上がっている。

こんな顔、昔よくしていた。
外行こ、行こ行こ行こ!とそわそわしているコチカを尻目に、
私が何か作業の途中で、ぐずぐず出ていかないと、
こんな目をして私を見据えていたのだ。

今日も、きっと人間ばっかり何度も外へ行くのに、
なんで自分は出られないんだ、
という疑問と不満が、頭の中に渦巻いているに違いない。

思わず、ごめん、コチカ、もうおしまいだから(もう行かないの意)、
と駆け寄ると、コチカは、どう思ったか、
急に立ち上がって、そばの鏡台にすりすり〜とし、
背中を丸めながら私の所へ来た。
もうおしまいだから、おしまいおしまい、と言いながら、
首筋を撫でてやると、撫でられるままになりながら、
私の足にすりすりした。
どうやらご機嫌が治ったようで、ほっとした。



 *  *  *  * 



12月12日(月)

最近は朝、夫が出勤して行った頃にスイッチが入り、
遊ぼう遊ぼう、と言ってくる。
短い目のケーブルを垂らして、ほらほらーとやってみるが、
子供の頃のような迫力を感じないのか、
飛び着いてみても、うわーん、などと言ってつまらなそう。
大人のネコはどうしたら面白く遊べるのだろうか。



 *  *  *  * 


12月13日(火)

午後から予定していた仕事がなくなったので、
録り溜めた録画を整理していたら、SuperflyのWildflowerが出てきた。
聴いているうち、つい口ずさんでいたのが、いつの間にか大声で歌っていた。
もっとも歌いあげる場所で、私の声が出切らず、うー苦しい、と思ったところで、
パネルヒーターの前で寝ていたコチカが、Grrr!と言って寝がえりをうった。
あら、コチカ、うるさかった?
と言うより、へったクソな歌ご勘弁、と言ったように聞こえた。
悪かったねえ。

うっせーな


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12月14日(水)

朝、起きてリビングに向かうと、
廊下のドアを入ったところで、
いきなり、にゃあ!と怒鳴られた。
どしたの!と思わず同じテンションで返すと、
足元にすりすりした。
何さ、ご飯?と聞くと、もっとすりすりした。
寒いからね、お腹すくんだね。
私もそうなのでわかるけど、
朝なんだからさ、もっと静かに優しく言ってよ。



 *  *  *  * 


12月15日(木)

早朝。
コチカゲボッてるから電気つけるぞ、と夫が言うのが耳に入った。
トイレに行ったらコチカも一緒に出ていき、
ご飯を食べて、夫が戻るタイミングで一緒に戻ってきて、
私の側に来て、床の上で吐いたのだそうだという。
私は全く気付かなかった。
んー、と返事をしたものの、また私は寝入ったらしく、
片付けてくれただろう夫の様子も知らない。
どうやら私は、そんな時刻に深く眠るようだ。
でもコチカが、ポスッとベッドの上に乗り、
にゃあ、と言ったので布団を上げてやったことはうっすら覚えている。
要するに、起き出す前の早朝に、
夫が何をしていても全然感知しない、ということらしい。
いいのだろうかこれで。。



 *  *  *  * 


12月18日(日)

膝の上に上がってきて何かに興味津々なコチカ。


ネコじゃない動物みたい


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12月19日(月)

思いがけずテーブルを共有している。
私はテーブルの上を、コチカは足部分を使う。
テーブルを動かすたびに、動かすよ〜、と声をかけなければならない。


ネコ的使い方


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12月20日(火)

ヒーラー仲間が来て、パワーストーンを使ったヒーリングをやり合った。
私が施す番のとき。
コチカがやってきて、ベッドの上に乗った。
そして仰向けに寝ている人の足を熱心にクンクンしていたと思ったら、
神妙な顔をしたまま、膝のあたりに両手を乗せて、リラックスモードに入った。
私が、こらこら、という目をして見たら、目を細めて、うるさい、と言いたげだった。
エネルギーを流しながら、ちらちらと視線をくれる私をうっとうしいと思ったのか、
少し体を起して、置き直した左ひじに身体を乗せ、向こうを向いた。
なにさ。
あの肘、あの後頭部・・酔いどれたオヤジみたい。
憎ったらしー

終わってから、ごめんね、コチカが乗っかってて、と言うと、
いえいえ、と首を振り、とってもあったかくて気持ちよかったです〜
と言っていた。
ネコを好きな人でよかった。。



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12月22日(木)

ムートンさんちのヒメちゃんが温かそうなベッドに寝ている。
ぽこっ、といい感じに体がはまって、気持ち良さそうである。
ヒメちゃんのベッド
コチカは床暖房が気持ちいいらしく、籐椅子には見向きもせずに、
床に寝そべっているが、同じようなベッドを買ってやるべきだろうか。
でも床に置いたら、今度は熱くなりすぎるのではとも思う。
どうしたらいいだろう・・うーん。



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12月23日(金)

侵入してきた指に手を出してみる。


ちょい


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12月24日(土)

明け方。
なんか身体が変、と目を開いてみると、
コチカが私の枕の真ん中に頭を乗せたまま、
私の胸から喉のあたりに身体をくっつけている。
で、私の頭は枕から落ちていて、身体だけ元の場所にとどまっていたのだ。
道理で変なはず。
そういえば、もうちょっと前だけれど、焦っている夢を見ていて、
はっと目を覚ますと、胸のあたりからコチカのじろっとした視線と目があったのだった。
もしかして私何か言ってた?
あれからずっとこうしてる?



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12月25日(日)

夜中にコチカが胸の中で暖かくおさまっていた。
最初は良かったが、次第に熱くなってきたので、
足を布団から出していたら、今度はトイレに行きたくなった。
今この心地良さから抜け出すなんてことはしたくない。
でもこのままでは眠れそうにもない。
仕方がない、と意を決し、
ちゃちゃ、オシッコしたいからちょっとごめん、
というと、え?とコチカの頭が少し持ち上がった。
コチカだって動きたくないに違いないが、
私が体を起したら、さっと起きてどいてくれた。
そして一緒に寝室を出て、コチカはご飯を食べに行ったようだった。
トイレから出ると、コチカは寝室の前で待っていてくれた。
ありがとう、入ろ、と言うと、一緒に入ってきて、一緒にベッドに入った。
またもや柔らかな毛の感触。
もうなにもかも、言うことなしである。



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12月27日(火)

28日にうちに来るはずだった母が、
今日3時ごろには行けるから、と電話してきた。
明日じゃなかったの?と言ったら、
何言ってんの今日28日よ、あ、27日だ、と言った。
母の姉夫婦の家にいるのだが、老人3人が全員勘違いしていたのだ。
あーらえっさっさ、と大笑いになり、
やれやれ、来るのは明日だよね、と確認して電話を切り、
出かけて昼過ぎに帰ってみると建物の一階に母がいた。
結局今日来ることにした、と悪びれる様子も無い。
まあいいけど、と部屋に入ると、
コチカがあれ?という顔をした。
今朝コチカには明日、お母さん来るから、と言い含めていたのだった。
折角今日とか明日の言葉を覚えているらしいのに、大丈夫か?
明日って、朝から続いていた今のことだっけ?と思ったりしないだろうか。
明日じゃなくって今日だった、と言い訳するわけにもいかないし。。



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12月28日(水)

ソファに座っている私と話をしていながら、
椅子に座っている母は、通りかかろうとするコチカに、
おいで、と手を出してみる。
コチカは、う、と詰まった感じになって立ち止まった。
手をかわして通ろうとするのに、
母は、なんとか撫ぜさせようと、手を出す。
コチカは座ってじっと考えるような顔をしてから、
次に出された手に、ちょい、と手を出した。
母は少し驚いて、手をひっこめたが、また出した。
コチカはまたさっと手を出す。
いらいらしたコチカが爪をしまい忘れるといけないので、
やめてほしいって、とコチカの言いたそうなことを代弁した。
すると母は、あ、そう、と言う感じで手をひっこめたのだが、
なんとコチカは、急に母に近づいていって、すりすりした。
ごめん、そーゆーわけでもないよ、というように見えたので、
今度は私が驚いた。
きっとコチカはコチカなりに考えているのだろう。



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12月30日(金)


掃除するからどいて・・え?(touch)



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12月31日(土)

大掃除でドタバタな人間を尻目に、
床で、ソファーで、どへ〜という態度で寝ている。
掃除機が登場すると、キャット・タワーに避難する。
そのときだけなのである、コチカが動くのは。
ぽったりおなかが気になるんだけど。。


上がったり下りたり。


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