2005年8月

~~~ミルク色のコチカ~~~


奮闘記 -51-

2005年8月



ミュミュがいなくなって2日目。珍しく抱っこ


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8/1-2 淋しそうなコチカ 8/4 アパートのみーちゃんがベランダから 8/7 お散歩拒否!生まれて初めて
8/10 ミュミュ速報 ここ数日、コチカのオシッコが少ない 8/12 事前に言い含めておいたらコチカは…
8/16 チャチャチャ大好きコチカ 8/26 出迎えに来ないコチカ

8月1日(月)

1日。
そして月曜日!

ミュミュがいなくて、妙にひろーい私んち。
コチカは相変わらず、静々としている。
やはり寂しいのだろう。
だって強烈だったもの。
動物のお客さんに慣れてないので、なんじゃこれ?とも、うっとうしい、とも思ったかもしれないけれど、
ミュミュの発散する、きゃ〜〜〜、とした明るいエネルギーは、
辟易としながらも、わくわくする何かを感じさせてくれたはず。

それが急にいなくなってしまったのだから、人間のみならず、猫だってやっぱり淋しいよね。
いつになくべたべたと甘えに来る。
いつもは夕飯時にしか歌わないコチカの歌を、朝のうちに2回も歌った。

ひょっとして、同類である猫から、抱きつかれたりして、
初めてくらいに、好き好き光線を感じたのではないか、と思ったりもする。

相手が子猫だから、自分の好き嫌いは無視されるところが、
そしてコノヤロウと思っても、強く出られないところが、もどかしくも受け入れざるを得ず、
悔しくもなにか嬉しい種類の感情を生まれて初めてくらいに感じたのではないのだろうか、
と思うのだ。

考えすぎだと思うかもしれないけれど、
いつもと違う飼い猫の様子を見ていたら、そう考えたくもなる。
珍しく、人の膝の上にじっと抱かれているし。。

赤ちゃんいなくなって寂しいね、と言ってみたら、
コチカは一瞬、耳をつん、と動かした。
私の言うことがわかったのだろうか。

* * *

去勢していない♂猫の尻尾の付け根が油っぽくなるという、スタッドテイルの影響が、
腰の辺りまできて、腰の左半分が汚れている。
そろそろノミダニ除けスポットをつけないといけないので、洗ってやった。

洗ったといっても、下半身だけである。
コチカはお風呂が嫌いだし、ミュミュがいる間はなにかとストレスがあるだろうから、
いなくなってから、と思っていたが、いなくなってみると、妙に寂しそうなので、
せめて下半身だけにした。

尻尾の付け根は、もう毛が脂で固まっていて取れないので、
根元近くから切ってやった。
ちょっと段々がついて、かっこ悪くなっちゃった。
でも、真っ白になった。
久しぶりに見る、あっと驚くばかりの白い毛。
やっぱりきれいである。




 *  *  *  * 


8月2日(火)

やはりコチカはなにか淋しそう。
昼間にも居間に入ってきて、にゃ〜ん、と小さく言いながら、
よしよしして〜とねだる。
前はこんなじゃなかったと思うけど。。

人間でも子供がはしゃいでいるのを見るのは好きだけれど、
猫でも同じことがあるのかしら。

きゃ〜、と興奮状態でいるのをうっとうしい、と思いながらも、
自分の中にも何かしらわくわくするようなセンセーショナルな感覚が、
湧いてきていたのかも知れない。

コチカは、ミュミュがときどきしがみついていた、
脚立の脚の下の方を、くんくんしてみたりする。

* * *

夕方の散歩。
十字路のアパートの家の階段に、ミルボーがいた。
二匹いるミルボーのうち、大きくてあまり見かけない方である。
奇妙なことに、階段の1段にいるのではなく、上下段に体を持たせかけている。
寝ていたのだろうか。
コチカが階段の下にある塀に飛び乗ったとき初めて、
ふっとこちらを見、あわてて逃げていった。
なんとまあ傷だらけな顔!
あんなヤツと遣り合ってほしくない。
私はコチカが向こう側に下りないよう、コチカのわき腹を支えて下に下ろしたが、そのときには、
ミルボーは道路に出ていて、コチカは私のおなかを蹴って追いかけようとした。
この間、コチカが夫に噛み付いたときにいたのも、多分、この猫だろうと思う。
いったいどういう輩か、チェリーの奥さんに聞いてみなくては。

* * *

寝る前にちょっとだけ、手のレスリングをした。
ひっさびさ。。
私がミュミュとやっているのを見て、自分もやりたくなったのか、
それとも、わくわくしたくてやってみようと思ったのか。
でも、子供の頃のようには盛り上がれない。
体が重くなっているし、新しいことでもないので、
夢中になるほどでもないのだろう。




 *  *  *  * 


8月3日(水)

遅い午後に出かけ、夜遅くに帰宅した。
夫にご飯はもらったようだが、散歩はなし。
居間に座った私の目の前に座り、じっと見上げる。
よしよしして〜、である。

* * *

おなかを壊しているわけでもないらしいが、
粘液質なもので、畳を汚したりする。
特に変な臭いもしない。
何これ?

暑いし、ミュミュ不在の寂しさからくるストレスで、
体調を崩しているのだろうか。

* * *

サンスポット。
今日はユニチャームではない。
大丈夫かな。




 *  *  *  * 


8月4日(木)

暑い日。
朝の散歩。
朝日の影が通りを被っているうちに家を出た。
しかしのんびり散歩している間に、道路が白く照らされていく。
あっつー

*

チェリーとまー君が散歩に出かけていった。
後から来たニャオンが、十字路の電信柱の蔭に入った。
夕方なら二匹と奥さんの後をついていくニャオンも、朝はついてこないのだそうだ。
でも行きたそうに、にゃおぅにゃおぅ、と鳴いている。
見かけによらず、とっても繊細そうな甘ったれた声である。

*

コチカは一通りのコースを歩いて、一旦家に入ったが、
家の中は暑いので、玄関前に繋いでおいた。
何回か見に行ったが、全然入ろうとする気配なし。
というか、私が顔を出してもまるで無視。
結構毛だらけ…。。

* * *

夕方の散歩。
久しぶりにシープドッグのソラちゃんに会った。
なんと首から下の毛を5mmにバリカンで刈り上げられていて、
尻尾はジャングル大帝レオみたいにされている。
奥さんは、昨日の床屋の顛末を大笑いしながら話してくれた。
短くなった毛に触らせてもらったが、さすがに硬い感じだった。
結構肉付きがよくて、体重が10kgもあるとは驚き。

コチカは人間がしゃべっている間、駐車場のコンクリートの上で、
ゴロンゴロンとやっていたが、ふいに、にゃう〜〜〜、と声をあげ、
リードを引っ張った。

なんと、つい最近アパートの2階の端に越してきた猫のみーちゃんが、
ベランダに出ていて、フェンスの間から顔を出し、鳴いているのだ。
近づいていくコチカ。
みーちゃんはコチカよりも高い声である。
ベランダのフェンスの隙間からコチカを見、それから私の見て、いゃおーんいゃおーんと言う。

コチカは1階のベランダのフェンス中央の花模様の装飾部分に手をかけ、上っていく。
コチカの声はドスの効いた幅の広い低音で、ご近所に響き渡るような声。
今にもその辺のお宅の窓が開いて、人が顔を出すのではないか、とはらはらした。

やめさせようと思って、体に手をかけようとすると、
背びれがかーっと上がり、毛がまばらに見え、地肌が見えている!
こりゃ恐い。
つい先日も夫が噛まれたばかりである。
私は警戒しながら、でもリードを引っ張りすぎると首が締まるしと思いながら、
言葉に力を込めて、脅迫するようにコチカに声をかけた。
無理よ、行けないよ、やめなさいっ
果たして、コチカは、うわぉぅ〜〜〜〜、わうわぅわぅわぉう、と半ばうなりながら下りはじめた。
わうわぅわぅわぉう、は、♂猫を相手にするときの鳴き方である。
みーちゃんは♂猫なの?

一旦コチカはアパートを回りこんで、玄関の方に行ったが、
またベランダの方へ戻ってくると、みーちゃんは、ベランダのフェンスの端から両手と顔を出し、
いゃおーんいゃおーん、と鳴いている。
きっとなんとかして下りられないか、と画策しているのに違いない。
私は、中へ入り、とかいろいろ言ってみるのだが、通じるわけもなし。
今日に限って、飼い主さんはお留守なのだろうか。

コチカも、うわぉぅ〜〜〜〜、と応戦してまたもや近づいていく。
私はご近所に恥ずかしいので、コチカの肩から腕にかけてを、
しっかり持ち、背骨が曲がらないよう固定し、首が容易に後を向かないようにして、
家までの道を半分くらい来た。

戻ろうとするコチカに、怒るよ!いい加減にしてよ!と声を荒げて言ってやった。
するとコチカは、ぅぉ。。としばらく佇んでいたが、おとなしく家まで来て門の中に入った。
玄関の前に横になってしまったので、放っておいた。
ご飯とカツオブシの用意ができてから呼びに行くと、みゃ、と小さく声を上げた。
カツオブシ食べよ、ご飯食べよ、と気味が悪いくらい優しく言うと、
立ち上がり、家の中へ入った。
やれやれ。
あー疲れた。




 *  *  *  * 


8月5日(金)

良すぎるお天気。
朝のお散歩。
誰にも会わず。

*

散歩から帰ってしばらくすると、嘔吐した。
草の食べすぎ。

居間に来てから、妙に弱々しく鳴いてそばに来ると思っていたら、
気分が悪かったのね。

* * *

ピアノが置いてある仕事場は、除湿機が稼動していて、さっぱりと乾燥している。
だからか、空気も少々涼しい。
コチカはその感触を覚えていて、ときどきピアノの部屋に入りたがる。
今日も私が出かけようとしたら、ピアノの部屋の前に立ち、人の顔をじっと見上げる。
はいはい、どうぞ、と開けてやる。
本当は除湿機が入っているので、ぴったり閉めないといけないのだが、
コチカのために、ドアが開かない程度に閉める。
いい飼い主だな〜本当にもー^^\




 *  *  *  * 


8月6日(土)

遅くに帰ってきた人間。
11時を過ぎてから外へ行こう、と誘うが、拒否された。
暑いからね。。




 *  *  *  * 


8月7日(日)

遅く起きた人間(夫)がお外へ行こう、と誘うが、なにやらごにょごにょ言って、
行きたくなさそう。
まあいいけど、でも外よ。

週末の散歩は夫とだけど、この前の一件以来、夫は敬遠されているのかも、
と思い、私が玄関まで出てみた。
いちおう、コチカもぶつぶつ言いながら来たものの、
三和土に下りる寸前に、やっぱりどうのこうの、と言う。
猫なのに、言葉をいっぱい言っているらしく、
イントネーションがいろいろに変わるところが、深刻そう。
結局暑いからね、ということで散歩はなし。
生まれて初めてである。
年を重ねるにつれていろいろ変わってくるのね。。

*

夕方の散歩も、四の五のいいながらもどうにかこうにか夫と出て行った。
帰ってきて夫曰く、今日も気味悪いくらい従順だったこと。
なんでかなあ。
もしかしてコチカは、夫に噛み付いてしまったことを真摯に受け止めていて、
それで引け目があるのか、とさえ思ってしまう。。

*

左耳の前を蚊に刺されたらしく、
ムキになって後足で掻くので、傷になっている。
こんなことは初めてだけど。。
消毒してパイロールを塗っておく。


玄関につながれているコチカ。この足は?


 *  *  *  * 





8月8日(月)

朝の散歩。
お隣の門が大きく開けられていて、アスカが横になっているのが丸見えに。
とー然吸われるように寄っていくコチカ。
動かず。
早い時間に出たので、通りは東側の家並みの影に覆われているのに、
ここだけ、あーさひがさんさんお早ようさん♪なのだ。
あっつー

*

心配なことがある。
散歩に出かけるチェリーとまー君に行き会った際、
いつものように、チェリーがコチカに向かってきた。

アスカ〜(左端の白いネコ型がコチカ)

チェリーのことは好きだけれど、
その勢いが恐いコチカは体を低くして構えている。
まあ、それはいつものこと。

そして、じゃあ、またね、という段になって、
まー君とちょっともみ合ったと思ったら、
チェリーが斜めに傾いたように見えた。
そしてしばらくチェリーは座り込んでしまい、動けなかったのだ。
奥さんが、どうしたの?と言っているうちに、
すぐに立って歩き出したけれど。
なんでもなければいいが。。

* * *

日中、ときどきではあるが、クーラーをつける。
畳に寝ているコチカは、それだと寒くなってくるのだろうか。
そろそろと私の膝に手を伸ばし、膝の上に上ってくる。
でも、正座をしてテーブルに向かっている私の膝は狭いので、
そのうちにずるずると落ちて、膝の前に体をくっつけて寝ている。
ミュミュはこうしていたのに、と思っていただろうか。

* * *

夕方の散歩。
玄関を出て、東へ抜ける道にみーちゃんがいて、コチカは追いかけた。
なんと、コチカは塀に何度か登った。
6個半くらいの高さのブロックの、上から2段目に装飾のあるブロックがはめてあるところは、
装飾を手がかりに上に上がることができる。
すわっと肩をつかんで、向こうへ下りないようにつかむ私。
本当は、好きにさせてやりたい、と思うのだけど。。

*

最近は十字路をチャコちゃんの家側に曲がっていった通りに、ニャオンやアスカがいる。

今日、アスカはモモの木があるお宅の駐車場に横になっていた。
ぁぁ〜と甘えるというか、おもねるというか、
なんとも情けない声を上げつつ、じわじわと近づいていく。
アスカのお尻をくんくんして、CHA〜、と怒られたり。

そこのお宅の奥さんが出てきて、いつもお散歩ですね、とリードを指指すので、
実は障害があってそれであれで、と今までを簡単に説明した。
あらぁそぉ、と私の顔を見て深く頷いた奥さんは、納得した表情でコチカを見下ろした。
するとコチカは、じぃっとアスカを見つめている。
そのいかにも物ほしそうな目に、二人で噴出してしまった。
逃げはしないものの、一向になびきそうにないアスカを諦め、歩き出した。




 *  *  *  * 





里親さんちで仲良くご飯。
まだ名前がつけられていないというミュミュとスター。
親子みたいだけれど他人の二人。
あれからまだ1週間とちょっとしかたっていないなんて。。
ということは、ミュミュはまだ生後50日を過ぎたばかりなのだ。
うちに来た頃のコチカと同じくらい。。
ミュミュのその後(05年9月初旬)

8月10日(水)

曇り。
すごい湿気。

朝の散歩。
もわもわした空気の中を、もわもわの毛に被われた猫が行く。
毛が湿って重くない?

うちの門前(?)から東へ抜ける道。
どこかでミルキーの声が聞こえる。
耳をそばだてたまま動かないコチカ。
塀を見上げて、あっちへ行けばこうなる、などと考えている様子。
涼しく、陽が当たってなければ好きなコースのひとつである。
今日は曇っているので、私もぼんやりしたまま長々と突っ立っていた。

でもあまりにも長く居すぎなんじゃ?と思い返した私は、
おもむろに帰ろ帰ろを繰り返す。
しぶしぶついてきたコチカは、玄関前に横になった。

この間蚊に刺されてかきむしっていた左耳の前は、
まだ傷になったまま。
きっと治ってくると、別のかゆみがあるのだろう。
消毒してパイロールを塗っておく。

雨があたってきたので、中に入れようと見に行くと、
草を毛を少々吐いていた。

中に入れておしっこをさせると、足の上を黒いダニが歩いていた。

* * *

最近、朝晩とも、オシッコの量が少なく、黄色が濃い。
ストレスがないとあまりお水を飲まないコチカ。
畳に寝ている分にはそうそう暑くもないので、飲まないのか。
ミュミュがいないストレスがあるか、と思いきや、やはり落ち着けていいのかなあ。
あるいはストレスからオシッコが少ないのか?
そんなら危ないんじゃ?

* * *

夜。
階段下の棚の窓とお風呂の窓との間を行ったり来たりしている。
そういえば、棚の上ですっと背筋を伸ばして、庭の闇を凝視してたっけ。
てててててててて、と早歩きをするのに伴い、りりりりりりりりり、と鈴の音がなる。
最初は気にならなかったが、次第に頭の片隅に溜まっていって、
コチカ、ちょっとうるさいよ、と言いたい気分になってくる。
言わないけど。
そして今、とうとう私の後ろで伸びてしまっている。
いったい誰がいたの?




 *  *  *  * 


8月11日(木)

朝から悲鳴を上げた。
不燃ゴミを出そうと玄関を開けたら、門の内側にネズミが死んでいたのだ。
これじゃコチカを連れ出せないし、そもそもそのそばを通ってゴミを出しにいくこともできないー
と立て続けに言ったら、
夫が片付けてくれた。

という話を、後になって大家さんとチェリーの奥さんに話したら、
そんなもん、カラスに任せときゃいいのよ、と言った。
だって、お宅の屋根にでも放置したら?
そんなもん、平気よぉ。
……。。

チェリーの奥さんいわく、
ときどきうちの玄関の門の中から、カラスが何かを持って飛び立つことがあって、
持ち物をよく見てみると、ネズミだったりするのだそうだ。
だから、そんなもんカラスに……って奥さんは結構タフだと思う。。




 *  *  *  * 


8月12−16日

今回は行きも帰りも、
前の晩から、明日は車に乗って、私の実家へ帰る旨を何度となく言い聞かせておいた。

そうしたら!
道中一度も嘔吐しなかった。
フェリーの中でも、である。
快挙!

何がよかったのか。

1.出かける前の晩から大宣言をしておいた。
2.フェリーに乗る1時間も前に薬を飲ませた。
3.フェリーのテレビモニターを挟んで前後に分かれる座席の、
  後側の前から2列目を陣取ったら、さしてエンジン音が響かなかった。

以上3つが、今までとは違った項目である。

いきなり車に乗せられて、動揺する、というか、頭に来るらしいことは、
うすうすわかっていたけれど、でも、
「明日」「車に乗る」「私の実家へ帰る」ということが言ってわかるとは思わなかった。

今までやはり心の準備ができていなくて、
吐いてしまうほどのストレスを感じていたのだろうか。
ありゃりゃ。。
ごめんねえ、コチカ。

*

フェリーを降り、あともうちょっとで私の実家、という段になると、
コチカは窓に手をかけ、にゃーにゃー、声を上げ、とっても嬉しい様子。
好きな場所として、インプットされているのだろうか。
私も嬉しい。

* * *

実家の網戸という網戸は全部ガードしてある。
母が網戸下部を被うための板を特注してくれてあり、置いた。
それでも念のために、ガムテープで固定してある。

朝晩の散歩では、
例によって胸いっぱいに山の空気を吸って、気持ちよさそう。
こないだ脱走して行ってみた階段の方に、また行ってみたいと思わないのだろうか、
と心配になるけれど、特に何にも言わないので、知らん顔しとこっと。

* * *

恐れていたことが起きた。
階下から、こそっこそっ、とわずかに足音が聞こえる。
なんとも言えず、いやな気持ちになったので、
下に下りていくと、やっぱり。。

明かりを消した玄関の上がりはなで、コチカが何かに気を取られている。
クモである。
家の背後が山であるうちは、手のひらサイズのクモが出ることがある。
それが、ふらふらと端っこを歩いている。
今年は出ていない、と母は言っていたが、なぜかいつも私がいるときには出るのですね。。

こわごわ手を出してみるコチカ。

私はそうっと、コチカを抱き上げ、2階へ連れて行き、クモの始末は(殺しませんよ)夫に任せた。
クモに触ったネコと今夜寝るのか、と思うと、しばらく気持ちの整理ができずにぼんやりしていたが、
クモも足が長くてすかすかした形状なので、爪が当たったわけではないだろうし、
互いに無事(?)なのだ、と思うことにした。
とはいえ、腕には鳥肌、額に脂汗。。

* * *

コチカが期待しているだろう、裏山の階段にも連れていってみた。
人間二人が朝起きるのが遅く、10時ともなると屋上の散歩は足の裏が熱く、
途中で逃げ帰ってくるハメになる。

それでは気の毒なので、連れ出してみた。
でもコチカは前のことを覚えているのかどうか。
なにかおっかなびっくりで、落ち着かない様子。
私も子供の頃とは違い、
今では知らない人々が住んでいる家のまわりに長居するのもどうか、
と思い、早々に引き上げた。

  わ、ここ知ってる!と窓に手をかける

















ごろ〜ん
  くつろぐコチカ。かーっと。。↑カーソル




* * *

待望の帰京!
酔うこともなく、なんだか勝利した気分でフェリーを降り、
東名へ続くかつての農道を走る間、チャチャチャをかけた。

するとコチカは大喜びで、何度も何度も鼻先を私の顔に擦り付ける。
コチカの体を軽く叩きながら、
ちーちゃっちゃっ、ちーちゃっちゃっ、と歌に合わせて歌おうものなら、
こりゃたまらん!といった様子で、大変な興奮状態。
私の膝に座った姿勢のまま、体を目一杯伸ばし、鼻を私の鼻や頬に擦り付ける。
そんな様子が窓から見えるバックミラーに映っている。
エアコンの効いた車内で、コチカの毛はさらさらふかふかと気持ちいい。
コチカの鼻水が、頬にすぅっと一筋、ヒンヤリ冷たいのも、幸せ。。

車が動き出してからずっとそんな調子のコチカは、
急に腸が動き出したのだろう。
ウンチを2つもした。
1個目は申告漏れで、膝に敷いていたざぶとんの上。
興奮していたコチカが、急に立ち上がるので、何かと思ったらウンチ。
始末をするわずかな間に、コチカはリアシートに行ったが、
戻ってきたら、さっき転がっていたあたりを、またぐようにして、窓に向かった。
ちゃんと消毒もしてきれいなんだけど、まだダメ?

それからもまたノリノリのコチカ。
とうとう高速に乗る1時間弱の道のりを、歌って踊って…人間だったらそんな感じだろう…過ごした。

運転を私に替わると、助手席に座った夫は、ソプラノとピアノの歌曲集にCDを替えた。
しっとりしとした雰囲気と、暖かくて座り心地の良い夫の膝で、コチカは熟睡。
全身が白いので、目を閉じていると、全体が白い布で覆われているみたい。
打って変わってしんとした車内で、私は運転に集中した。

* * *

待望の帰宅。
そして散歩。
夜中の12時を回っていたが、お外〜、とせがまれてしぶしぶ。。

ちょっだけよ、と言いながら出たが、
よりによって、初めて見るネコがいて、両者しばし膠着状態。
いきなりいつもの生活が始まった。

フェリーの中。酔わなかったよ〜ん!
フェリーの中:酔わずにがんばるコチカ


 *  *  *  * 


8月19日(金)

コチカの好きなネコジャラシの葉がまた生えてきている。
散歩の楽しみの一つなのだろうが、ばくばく食べてしまうのが難。
散歩の途中に嘔吐。

また十字路のチャコちゃんから東に抜ける道で、新顔のネコに会った。
マースくんのように、両目が黒く、胸は白い。
いったい誰だ〜




 *  *  *  * 


8月20日(土)

朝の遅い人間のために、散歩に行きそびれた。
10時過ぎになって、行こう行こう、とせがむコチカに、
暑いよ、いいの?としぶしぶ外に出てみたが、
玄関を一歩外に踏み出すや、コチカの足が止まってしまった。
ぬぅっと鼻先を撫ぜる熱気に、足止めを食らったという感じ。

とぼとぼ歩き出して、と門の内側の草地をくんくんしてみたが、
やはり暑そうな匂いがするのだろうか、玄関前に戻ってきて、
ひさしで陰になっている地面にのったりと横になってしまった。
風が吹けばそこそこ涼しくはあるので、玄関も開けっ放しにして、
ドアのノブにリードを結わえておいた。

自宅の界隈では、もう朝晩はミンミンゼミが鳴いている。
今日、樹林公園に歩きに行ったら、午後2時だというのにミンミンゼミが鳴いていた。
さすがに木が多いと、風がさわやかなせいだろうか。
まだ8月の昼間から、みーんみーん、秋〜秋〜、と嬉しそう。
張り合うように、つくつくほーおっし、の声も聞こえた。
あーいよいよ秋なのね〜

遅く帰宅した人間二人のお陰で、ご飯も散歩もうんと待たされていたコチカ。
最近は、おジャコの上等のがあるので、カツオブシの代わりにおジャコをあげている。
なので少々ご飯が遅いくらい、いいのだ…ってだめか。。

深夜に近い時間だけれど、散歩に出た。
真っ黒な空に、ぽーんと明るい月!
もったいないくらいきれいな満月である。
風は少々湿っぽいけれど、夏にはなかった冷たさを含んだ肌触り。
あーやっぱり秋なのよ〜




 *  *  *  * 


8月21日(日)

なにか夫と散歩に出たがらないコチカ。
夫が、外行こう!と声をかけても、ぐずぐずとして私の顔を見、
甘えたみたいに、何度も身体をこすりつける。
なんで?
7月にミュミュがいるときに、夫に噛み付いてしまったので、
夫に引け目を感じているのだろうか。
だとしたら気の毒なので、なるべく優しく声をかけてあげるように夫に言った。

またもや樹林公園。
Antendo(アント遠藤なのか、アンテンドウなのか???)というお気に入りのベーカリーショップでパンを買い、
公園の芝生に座ってお昼にした。
その後、横木のしっかりした木の上でお昼寝。
頭を押さえつけられてるみたいなものすごいセミシャワーなのだけど、
これがまた慣れてしまえば心地よいのです。

ウォーキングの後、つくつくほぉっし、
の声がやたらと水っぽい…うーん、なんというか、水笛みたいな水っぽさ…ばかりでなく、
つくつくの後に続く「ほぉっし」と「いーよー」を同時に言っているように聞こえ、
奇妙なな、と思いながら声の行方を捜していたら、
枝の裏側に逆さに止まっているつくつっ君の小さな姿が見えた。

あ、いたいた、と指差していたら、もう一匹が飛んできて止まったので、
あ、と思っていると、水っぽく複雑な声で鳴いていたつくつっ君は、
後からきたの…お嫁さんだった…の上に乗っかった。
おめでとう!




 *  *  *  * 


8月22日(月)

これといってなんの新しいこともない平和な日。
ネコと人間、それぞれがそれぞれに、干渉しあうことなく勝手気ままに過ごした。
でも互いの存在を認め合ってはいる。
互いに一人じゃない、と思っているということだろうか。
人間が1点マイナスなのは、
互いの存在を認め合っている、だの、互いに一人じゃないと思っている、だの、
と頭使って文字にして処理してしまっていること。
余分なことは考えずに、心だけを使う段階で止めておけないものかしらん。ね?




 *  *  *  * 


8月23日(火)

朝の散歩。
最近玄関先に置かれている、大家さんの植木鉢が気になってしようがないコチカ。
笹の葉をもっと細くしたような黄緑と緑のストライプの植物で、
食べられそうな匂いがするらしく、うっかりしているとコチカは齧ってしまう。
硬そうに見えるし、なにしろ大家さんの観賞用の植木鉢なので、
なんとしても齧るのはやめてもらいたい。
散歩の行き帰りに、どうにも吸い寄せられるように近づいていくコチカに、
いちいちダメを出しているのも、なんだかな、なのだ。

* * *

外出をしていて早い夕方に帰ってきた私。
郵便受けを開け、鍵を開けて玄関に入ったのに、コチカは出てきていない。

階段下のカーペットに、草と一緒に吐き出された毛玉があった。
今朝はやけになって食べてたからな。

居間に入ると、
物見やぐらの上で寝そべったまま顔だけ上げて、おかえり、
と言いたげな様子でこちらを見ていたけれど、
いつも出てくる人(コチカ)が出てこないと、具合が悪いのか、と心配になってしまう。
具合が悪いのも困るけれど、出てきてくんないと、さみしいのよ〜

* * *

はっと気づくと6時。
台風が来ているらしいけれど、まだ雨も降っていないので、大急ぎで散歩に出る。
風が冷たく、どこかで確実に雨が降っているのだろうな。
それでもぼぅっとするには気持ちのよい久々の涼しさで、結構のんびり散歩した。
墨を流されたような雲がのっそりと動いている。
なんとなく紅っぽいのは、晴れていた場所からきた名残か…んなわけないよね…空気中の塵のせい?
嫌ーな感じだなと眺めていると、ビカッ!ときた。
近所のノラにご飯を上げようと出てきたチャコちゃんちの奥さんと立ち話をしている間にも、ビカッ!ビカビカっと稲光。
もう恐いので帰ります、さあさあ帰ろ帰ろ、とコチカをせきたて家に入ると、
ようやく入りやがった、といわんばかりに、ざざっと雨。
あまりのタイミングよさに思わず、待っててくれてありがとう、の心。
こんな日に十分散歩ができてなんだかラッキーな気分。




 *  *  *  * 


8月24日(水)

台風11号が来ているので、朝の散歩は無理だろう、
雨降ってるからね、とコチカにも言っていたのだけれど、
夜中に降っていた雨も上がって、道が乾いてきている。

今日は散歩はなしね、と物見台で納得して横になっているコチカに、
道乾いてきたよ、散歩どうする?と声をかけながら玄関へ続く廊下を掃除していると、
眠そうな顔のまま、コチカがとぼとぼとやってきた。

外に出てみると、なんのことはない、結構乾いた風。
暑くなくてほっとする。

チェリーに挨拶し、ニャオンがご飯を食べる様子を見て、
その辺に生えている草を食べ食べ十字路へ行き、
夜にアスカが居候させてもらっているお宅の人と話をし、
また戻ってきてうちを通り越して、うろうろしていると、
アスカの姿が見えたので、思わず20mほどダッシュし、
昼間にアスカが居候させてもらっているお隣の庭で、ご主人に会った。

最近タロウが当たり前に網戸を開けて入ってくるようになり、
台所にちょこんと座っていたりする。
自分の家にいるみたいにのっそり廊下を歩いていく姿を、
来ていたお客さんが、話の途中なのに、ね、猫、と指を指すのがおかしくて、
とご主人は笑っていた。

うちでは、網戸を敷居などに固定する器具を使っているので、
それを教えてあげようと思ったが、話が面白くて言いそびれてしまった。




 *  *  *  * 


8月25日(木)

台風11号、とっとと来てとっとと行ってしまいなさい。
ったくもう、のろのろして。
時速15kmなんて壊れた自転車じゃないねぇ、と、チェリーの奥さん。

ゴミを出しに外に出たら、
奥さんが家のぐるりの縁石に置いた植木鉢を、倒れないように点検して歩いていた。
散歩の際に目を楽しませてくれるお馴染みの鉢植えも、
台風が来る、という不安の目で見てみると、かなり背が高くなっているもの。

ちょうど雨が小降りになっていたところで、もうチェリーたちも散歩に連れて行った、とのこと。
コチカちゃんも今のうちよ、と言われたけれど、これだけ低気圧だとコチカは起きてこない。
まだ寝てますよ、と笑いながら家の中に入ってきたら、
声を聞きつけたのだろう、あわてて起きてきたらしいコチカが、階段から顔を覗かせていた。
コチカは階段を全部降り切らずに、下の段に両手を置き、
ひとつ上の段に足を折りたたんだ格好で、廊下や台所を伺う。
この怠惰な格好が、人間臭くておかしいのだ。

* * *

畳が寒いので、藤の椅子を出して座布団を敷き、ウールのひざ掛けをかけて仕事。
物見台にいたコチカも、やはり寒いのだろう。
のっそり起き上がって、坂を下りてきて、
私のそばにそうっと来て、ひざ掛けをくんくんし、そうっと手を伸ばした。
私が見ると、コチカも私を見た。
来る?と聞くと、ひざ掛けに目を移した。

肘掛けがテーブルのすぐ下に来ているので、コチカは容易に膝の上に乗れない。
椅子を後ろに下げ、乗るのを手伝ってやった。
狭くて重い思いをしながら、仕事。
あったかくはあるけど。。

場所とられた。。本を探しに行って戻ってきたら、案の定、場所をとられている。
頭の上に足をそろえて丸くなっているので、遠慮して、空いた場所にちょこっとだけお尻をかける。
私もしたたかに、だんだんにお尻を後ろへずらしていく。
振り返ってコチカを見ると、まだまだ丸くなる余裕はあるな、と思う。

落ち着かないお尻の位置のまましばらくがんばっていたけれど、疲れて眠たくなってきてしまった。
来客が来るまで昼寝をしようと、背後にいるコチカを抱くように腕をかけてうとうとした。
かなり窮屈なのだけど、コチカは何にも言わない。
猫同士でも、結構窮屈な思いをしているのだろうか、と想像してみる。

背中が痛くなってきたので、コチカをどけて椅子に座り、足を伸ばして胸からおなかにかけて、コチカを乗せた。
あったか〜い。
私の体の幅では、コチカは狭いはずなのだけど、暖かさを優先する、ということだろうか。
私の顎の下に三角の頭を置いて、じろりと私を見たまま、何にも言わない。
体全体にひざ掛けをかけて、またしばらくうとうと。
おなかが暖かいと、うとうとするだけでも、かなり疲労が回復する。
コチカカイロでリフレッシュした私は、椅子を全面的にコチカに譲って、いざ、仕事!




 *  *  *  * 



8月26日(金)

カタツムリのように歩みの鈍い台風も、寝ている間に行ってしまった。
道が乾くのを待ってから散歩。
台風が過ぎたというのに、なんという湿気!
道もなかなか乾きゃしない。
もう大丈夫かな、と家を出た頃にはすでに陽は高くてあっつくなっている。
ちょっと歩いたら、早く帰ろ〜コチカ〜、と言いつつ家へ。

* * *

遅い夕方に帰宅したら、またもコチカは出てきていなかった。
(最初に出てこなかったのは、8月23日)
なんで?
廊下を歩いていくと、階段下の柱まで来てのびをしがてら爪を研ごうとするところだった。
私が通り過ぎても、コチカはニャンとも言わない。
しばらくそのまましかと状態。
な、何これ〜、と内心思っている私。
PCを開けて、メイルをチェックしていると、コチカは弱々寄ってきて、
にゃ〜、と力なく声を上げてすりすりしてきた。
それでもなんとなく放っておいて、メイルチェックを続ける。

しかしだんだん遅く帰って来た私が悪いのだ、と思いなおして、
ご飯だけは用意してやった。
朝の散歩もおざなりだったし。
でも無言のまま。
我ながらなんて心が狭いのだろうと思うが、淋しいと人って冷たくなるのだ。
コチカ、私は淋しい!
っていつもコチカに淋しい思いをさせているのは、私か。
うーん。
せめて空気がカラッとしていれば。
そうだそうだ、互いに機嫌が悪いのは、気候のせいだ、と問題をすり替えてみる。




 *  *  *  * 


8月27日(土)

夜中は少々寒い気なのか、コチカは私の脇の下に入ってきた。
しかし布団の中に潜んでいた夏の名残の暑さがたちまち上ってきたのか、
すぐに布団を出て、畳に降りていった。

* * *

朝から出ていって、遅くない午後に帰宅した人間二人。
やはりコチカは出てこない。
もう定着してしまうのかな。




 *  *  *  * 


8月28日(日)

朝から具合が悪く、横になっている私に、
コチカはまん丸の目をして近寄ってきて、
にゃー、と言いつつ私の体をくっつけて横になる。
あったかーい。
午後から出かける算段を夫がいろいろ言ってくるので、
そのたびに起き上がったり、座りなおしたりしても、
コチカは、足の間に入って私の顔をじっと見つめたりしている。
実際、午後には出かけてしまうくらいの元気さではあるので、
大丈夫よ、とコチカの目を見て、言ってみる。

* * *

朝の散歩は、じっくりあちこち散策したらしいが、
夜は、うちの駐車場のある側だけをさらりとチェックしただけ、だったそうな。




 *  *  *  * 


8月29日(月)

最近コチカは、門から出て右方向…うちの車の駐車場のある側…にばかり行く。
なんでか。
隣のお宅の塀から、じっくり中を伺い、そのお宅の駐車場もじっくり眺める。
何を目的にそんなに詳しく調べる必要があるのか、さっぱりわからない。

向かいの家からは、サルスベリの木から、つくつくほぉっし、の声が聞こえている。
その木をじっと見上げるコチカ。
目の色に真剣さがみなぎってきたと思ったら、いきなり門柱に飛びついた。
荒い目の石が何段か重なったデザインなので、
160cmほどの高さでもコチカも容易に上れるようだ。

これこれ、と抱きとめて、おしまい。

*

うちの駐車場脇にわずかに生えていたコチカの好きな草…ネコジャラシではない…が、
きれいに抜き取られている。
そういえば、大家さんが草抜きをしていたのだっけ。

あそことここでおやつを食べる、と決めているだろうに、
容赦なく抜かれてしまうのだなアハハ。




 *  *  *  * 


8月30日(火)

陽が上るのが遅くなり、朝8時半を回っても、通りを覆う陰はまだ大きい。
どんどん冬に近づいていくのね、イェイ^^\

でも、長袖を着ないで散歩に出たら、どうしてどうして、
コチカの行きたいところは、陰ではなくて日向ばかり。
日陰に入ると、高原のようにさわやかなのに、
日向は真夏の太陽がいまだ健在で、背中や首筋がじりじりしてくる。
油断は禁物ですね。

しかしやっぱり秋は秋。
さわやかなあさだー(全部ア行)!と気分よく歩いていたら、
チャコちゃんちの角を曲がった通りでは、ヤスデがのそのそ歩いていた。
そして、道端に生えた草には、驚愕のイモムシ!
黒の地に真っ赤なとげとげ。
ちょー派手派手奇抜なファッションの大きなイモムシが3匹も!
なんですかあれは。
何の幼虫なのか知らないけど、あわててコチカを避けさせた。

後でチャコちゃんの奥さんに会ったので話したら、
奥さんも昔は全然ダメだったけど、近頃ようやく足で踏み潰せるようになった、大きいのはそれなりに足応えがあるものね、と足で踏みつける振り付でのたもうた。。
アシゴタエ……
そんなもん見なかった振りして放っておけばいいのに。。
想像するだに、くらくらばったん@.@~

* * *

夜。
なぜ、コチカが駐車場側ばかり行くのかわかった。
壁を這うヤモリが目的だった。
他のノラにゃんよりも、ヤモリ、だったのだ。

今日は、まだ赤ん坊のヤモリ、3cmに満たないくらいのが、ひょひょひょひょと歩いていた。
か、かわいー
あんないたいけなのがコチカにつかまったら可愛そうなので、コチカの気を別のところへ持っていく。




 *  *  *  * 


8月31日(水)

8月もとうとう晦日(おおげさに聞こえる)である。
7月のぎゅっと縮まった日々に比べて、8月はなんと間延びした月だったのだろう。
同じ31日を過ごしたとは信じられない。。
時間も伸縮自在なのですね、なんて。

雨がぱらぱら降っていたので、今のうちに、と8時前に外に出た。
散歩をしている間に上がっていったけれど、また台風だというし。
今度台風が来て行ってしまったら、本格的な秋になるのかな。

うちの近所にある幼稚園は、今日から始まるのだそうで、
お母さんと制服を着た子供らがわらわらと通っていく。
何が恐いかと言って、今まで普通に歩いていて、急に駆け出す子供である。
足音が響く地面の近くに耳があるコチカのみならず、こっちまで驚く。

この時間は、毎朝こんななんだな。
明日から避けよ。。

そうそう。
久しぶりにミルキーに会った!
夏の間、ずっと家の敷地内の草の中にいたのだそうで、
全然会わなかったが、ちょっと見ない間に、少々太ったようだ。
お尻から足にかけてふっくらしている。
いつものするどい目でコチカを見ると、アパートの階段をぽてぽて上っていった。

* * *

私が出かける前に、ピアノの部屋に入ったものだから、
しめしめ、とコチカが入ってきて、ソファを陣取った。
なにしろ除湿機が入っているので、カラリとしているし、ほんのり暖かいのだ。
私が早い午後に帰ってくるまで、同じ場所にいた。
今日も、玄関へのお出迎えはなし。。

* * *

夕方の散歩。
今日もコンパクト。

門を出て右手、うちの車庫方面に行って、
抜かれてしまった後に生えてきたまだ背丈の短い草を無理やり食べ、
家の壁を丹念に調べて、
何にも言わなくてもコチカは、門の柵をくぐる。
へ?もうおしまい?とこちらが聞きたくなるくらい短い。

しかしながら、暑さの盛りも過ぎ…まだ油断ならないけど…コチカの食欲も戻ってきたようだし、
お水もちゃんと飲んでいるし、今のところ、言うことなしかな。
やれやれ。




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50_その3 ⇔ 52